幼稚園などの幼児教育に、1世帯あたり年間いくら払っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、幼児教育に払った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は7,760円、中央値は7,402円。
最も支出額が多い埼玉県は21,510円で、最も少ない県の3,015円との差は18,495円です。
金額を比べると、約7.1倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
7,760円
1世帯当たりの幼児教育費用への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 埼玉県
21,510円
最も少ない 秋田県
3,015円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの幼児教育費用への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 8,085円 |
| 青森県 | 4,841円 |
| 岩手県 | 3,861円 |
| 宮城県 | 12,470円 |
| 秋田県 | 3,015円 |
| 山形県 | 12,044円 |
| 福島県 | 6,172円 |
| 茨城県 | 10,832円 |
| 栃木県 | 12,102円 |
| 群馬県 | 6,155円 |
| 埼玉県 | 21,510円 |
| 千葉県 | 6,440円 |
| 東京都 | 10,269円 |
| 神奈川県 | 8,208円 |
| 新潟県 | 9,805円 |
| 富山県 | 8,317円 |
| 石川県 | 9,872円 |
| 福井県 | 6,570円 |
| 山梨県 | 6,238円 |
| 長野県 | 5,618円 |
| 岐阜県 | 10,234円 |
| 静岡県 | 6,611円 |
| 愛知県 | 5,762円 |
| 三重県 | 8,266円 |
| 滋賀県 | 5,931円 |
| 京都府 | 10,217円 |
| 大阪府 | 6,886円 |
| 兵庫県 | 5,975円 |
| 奈良県 | 7,485円 |
| 和歌山県 | 3,939円 |
| 鳥取県 | 4,542円 |
| 島根県 | 4,447円 |
| 岡山県 | 8,505円 |
| 広島県 | 7,812円 |
| 山口県 | 10,926円 |
| 徳島県 | 7,402円 |
| 香川県 | 4,534円 |
| 愛媛県 | 11,799円 |
| 高知県 | 5,864円 |
| 福岡県 | 8,259円 |
| 佐賀県 | 7,843円 |
| 長崎県 | 4,353円 |
| 熊本県 | 5,752円 |
| 大分県 | 7,758円 |
| 宮崎県 | 3,633円 |
| 鹿児島県 | 10,307円 |
| 沖縄県 | 7,247円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは埼玉県です。
次いで宮城県、栃木県、山形県、愛媛県が続きます。
淡いのは秋田県、宮崎県、岩手県でした。
47都道府県の平均は7,760円、中央値は7,402円です。
埼玉県の21,510円は平均を13,750円上回ります。
1位と47位の差は18,495円、倍率にすると7.13倍でした。
保育費用への支出で並べ替えると埼玉県が24,086で最も高く、開きは6.29倍になります。
主指標で1位の埼玉県は保育費用への支出では1位、保育費用への支出で1位の埼玉県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの幼児教育費用への支出(円) | 地方 | 保育費用への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 埼玉県 | 21510 | 関東 | 24086 |
| 2 | 宮城県 | 12470 | 東北 | 16675 |
| 3 | 栃木県 | 12102 | 関東 | 14916 |
| 4 | 山形県 | 12044 | 東北 | 21571 |
| 5 | 愛媛県 | 11799 | 四国 | 8737 |
| 6 | 山口県 | 10926 | 中国 | 11133 |
| 7 | 茨城県 | 10832 | 関東 | 12613 |
| 8 | 鹿児島県 | 10307 | 九州 | 10914 |
| 9 | 東京都 | 10269 | 関東 | 11234 |
| 10 | 岐阜県 | 10234 | 中部 | 7911 |
| 11 | 京都府 | 10217 | 近畿 | 12367 |
| 12 | 石川県 | 9872 | 中部 | 18044 |
| 13 | 新潟県 | 9805 | 中部 | 11536 |
| 14 | 岡山県 | 8505 | 中国 | 18265 |
| 15 | 富山県 | 8317 | 中部 | 15183 |
| 16 | 三重県 | 8266 | 近畿 | 9577 |
| 17 | 福岡県 | 8259 | 九州 | 10923 |
| 18 | 神奈川県 | 8208 | 関東 | 13097 |
| 19 | 北海道 | 8085 | 北海道 | 10873 |
| 20 | 佐賀県 | 7843 | 九州 | 17546 |
| 21 | 広島県 | 7812 | 中国 | 8873 |
| 22 | 大分県 | 7758 | 九州 | 4303 |
| 23 | 奈良県 | 7485 | 近畿 | 6721 |
| 24 | 徳島県 | 7402 | 四国 | 23561 |
| 25 | 沖縄県 | 7247 | 九州 | 13624 |
| 26 | 大阪府 | 6886 | 近畿 | 10172 |
| 27 | 静岡県 | 6611 | 中部 | 9652 |
| 28 | 福井県 | 6570 | 中部 | 6846 |
| 29 | 千葉県 | 6440 | 関東 | 11580 |
| 30 | 山梨県 | 6238 | 中部 | 5169 |
| 31 | 福島県 | 6172 | 東北 | 13225 |
| 32 | 群馬県 | 6155 | 関東 | 9265 |
| 33 | 兵庫県 | 5975 | 近畿 | 8074 |
| 34 | 滋賀県 | 5931 | 近畿 | 7133 |
| 35 | 高知県 | 5864 | 四国 | 14133 |
| 36 | 愛知県 | 5762 | 中部 | 11191 |
| 37 | 熊本県 | 5752 | 九州 | 7720 |
| 38 | 長野県 | 5618 | 中部 | 4356 |
| 39 | 青森県 | 4841 | 東北 | 8590 |
| 40 | 鳥取県 | 4542 | 中国 | 7714 |
| 41 | 香川県 | 4534 | 四国 | 13041 |
| 42 | 島根県 | 4447 | 中国 | 15939 |
| 43 | 長崎県 | 4353 | 九州 | 9459 |
| 44 | 和歌山県 | 3939 | 近畿 | 6677 |
| 45 | 岩手県 | 3861 | 東北 | 9643 |
| 46 | 宮崎県 | 3633 | 九州 | 3829 |
| 47 | 秋田県 | 3015 | 東北 | 5387 |
幼児教育費用が多い上位5県
幼児教育費用が多い上位5県です。
埼玉県は21,510円、宮城県は12,470円、栃木県は12,102円でした。
1位と2位の差は9,040円です。
4位は山形県で12,044円、5位は愛媛県で11,799円。
上位5はいずれも47都道府県の平均7,760円を上回りました。
1位の埼玉県は平均を13,750円上回りました。
中央値の7,402円と比べると14,108円高く、平均に対する比では2.77倍にあたります。
6位以下は山口県で10,926円、茨城県で10,832円、鹿児島県で10,307円と続きました。
2位と3位の差は368円、3位と4位の差は58円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1,492円でした。
1位から5位までの幅は9,711円、1位から8位までの幅は11,203円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
埼玉県は保育費用への支出でも1位に入っています。
全国の値は7,760円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は埼玉県の21,510円。
2位の宮城県12,470円に1.7倍の差をつけました。
保育費用と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
保育費用への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は埼玉県の24,086、2位は徳島県の23,561、3位は山形県の21,571。
4位以下は岡山県、石川県と続きます。
逆に下位は大分県が4,303、宮崎県が3,829。
埼玉県と宮崎県では6.29倍の開きです。
埼玉県だけが2万円を超え、2位に1.7倍の差をつけて突出しています。
この項目は幼稚園などの教育費で、保育所の保育料は別の項目です。
つまりこのランキングは、幼稚園に通う子が多いか、保育所に通う子が多いかという地域の選択も映しています。
当サイトの保育費用の記事では、山形県が3位に入っていました。
同じ子育てのお金でも、幼稚園型の地域と保育所型の地域があり、どちらの項目に金額が出るかが変わるのです。
無償化の範囲もこの数字に影響します。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が10,788円で最も高く、九州・沖縄8県が6,894円で最も低くなります。
北海道8,085円と中部9県7,670円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
幼児教育費用が少ない下位5県
幼児教育費用が少ない下位5県です。
47位の秋田県は3,015円、46位の宮崎県は3,633円、45位の岩手県は3,861円でした。
1位の埼玉県とは18,495円の差があります。
44位は和歌山県で3,939円、43位は長崎県で4,353円、42位は島根県で4,447円と続きます。
最も少ない県は3,015円。
上位の県とは7.1倍の開きがありました。
47都道府県の中央値は7,402円、平均は7,760円です。
47位の秋田県は平均を4,745円下回りました。
47位の秋田県は1位の埼玉県の14.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると7.13倍の開きです。
46位との差は618円、45位との差は846円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1,432円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均7,760円を下回りました。
47位から43位までの幅は1,338円です。
秋田県は保育費用への支出では中位位です。
全国の値は7,760円なので、47位はこれを4,745円下回っています。
地方別に見る
幼児教育費用は、関東で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が10,788円で最も高くなります。
次いで北海道が8,085円、中部9県が7,670円、四国4県が7,400円と続きました。
低いほうは中国5県が7,246円、東北6県が7,067円、近畿7府県が6,957円、九州・沖縄8県が6,894円でした。
最も高い関東7都県と最も低い九州・沖縄8県の差は3,894円です。
保育費用への支出で見ると四国4県が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
幼稚園か保育所か
幼児教育費用は全国平均で年7,760円。
子どもの有無をふくめた全世帯の平均です。
保育所の保育料は別の項目に入ります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の埼玉県は21,510円、47位の秋田県は3,015円。
差は18,495円、倍率にすると7.13倍です。
中央値は7,402円、平均は7,760円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では358円の差でした。
保育費用への支出で並べ替えると開きは6.29倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりの幼児教育費用への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 12470 | 秋田県 3015 |
| 関東 | 埼玉県 21510 | 群馬県 6155 |
| 中部 | 岐阜県 10234 | 長野県 5618 |
| 近畿 | 京都府 10217 | 和歌山県 3939 |
| 中国 | 山口県 10926 | 島根県 4447 |
| 四国 | 愛媛県 11799 | 香川県 4534 |
| 九州 | 鹿児島県 10307 | 宮崎県 3633 |
まとめ
1世帯が1年間に払う幼児教育費用を47都道府県で比べると、最も高い埼玉県で21,510円、最も低い秋田県で3,015円でした。
その差は18,495円、倍率にすると7.13倍です。
47都道府県の中央値は7,402円、平均は7,760円でした。
全国の値は7,760円です。
保育費用への支出で並べ替えると開きは6.29倍になり、主指標で1位の埼玉県はその見方では1位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、保育所の保育料は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
保育費用への支出では埼玉県が24,086で最も高く、主指標で1位の埼玉県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が10,788円で最も高く、九州・沖縄8県が6,894円で最も低くなりました。
保育費用や塾・予備校の費用とあわせて読んでみてください。
1位の埼玉県と2位の宮城県の差は9,040円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 幼稚園などの教育費への支出。保育所の保育料は別の項目になる。子どもの有無をふくめた全世帯の平均。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 幼稚園などの教育費への支出。
保育所の保育料は別の項目になる。
子どもの有無をふくめた全世帯の平均。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
