この記事では、立体横断施設の数を47都道府県で比べます。
歩道橋や地下横断歩道のことです。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。
全国14,918か所のうち、愛知県が1,337か所で1位。
自動車の保有台数でも上位に来る県が、歩道橋でも1位になりました。
47都道府県の単純平均
317か所
立体横断施設の数(2023年)
最も多い 愛知県
1,337か所
最も少ない 鳥取県
53か所
地図で見る
| 項目 | 立体横断施設の数 |
|---|---|
| 北海道 | 288か所 |
| 青森県 | 99か所 |
| 岩手県 | 114か所 |
| 宮城県 | 183か所 |
| 秋田県 | 88か所 |
| 山形県 | 148か所 |
| 福島県 | 313か所 |
| 茨城県 | 354か所 |
| 栃木県 | 310か所 |
| 群馬県 | 257か所 |
| 埼玉県 | 856か所 |
| 千葉県 | 463か所 |
| 東京都 | 1,122か所 |
| 神奈川県 | 962か所 |
| 新潟県 | 241か所 |
| 富山県 | 196か所 |
| 石川県 | 157か所 |
| 福井県 | 113か所 |
| 山梨県 | 156か所 |
| 長野県 | 543か所 |
| 岐阜県 | 674か所 |
| 静岡県 | 582か所 |
| 愛知県 | 1,337か所 |
| 三重県 | 282か所 |
| 滋賀県 | 156か所 |
| 京都府 | 210か所 |
| 大阪府 | 872か所 |
| 兵庫県 | 741か所 |
| 奈良県 | 237か所 |
| 和歌山県 | 82か所 |
| 鳥取県 | 53か所 |
| 島根県 | 100か所 |
| 岡山県 | 336か所 |
| 広島県 | 388か所 |
| 山口県 | 306か所 |
| 徳島県 | 111か所 |
| 香川県 | 158か所 |
| 愛媛県 | 213か所 |
| 高知県 | 53か所 |
| 福岡県 | 365か所 |
| 佐賀県 | 95か所 |
| 長崎県 | 86か所 |
| 熊本県 | 129か所 |
| 大分県 | 103か所 |
| 宮崎県 | 86か所 |
| 鹿児島県 | 94か所 |
| 沖縄県 | 106か所 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは愛知県、東京都、神奈川県、大阪府、埼玉県です。
人口の分布に近い地図ですが、岐阜県と静岡県も濃く出ます。
淡いのは高知県、鳥取県、和歌山県、宮崎県、長崎県でした。
47都道府県の平均は317.4か所、中央値は210か所です。
愛知県の1,337か所は平均の4.2倍にあたります。
上位3都県で22.9パーセント、1位と47位で25.2倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 立体横断施設の数(か所) | 地方 | 人口10万人あたりの立体横断施設の数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 1337 | 中部 | 17.92 |
| 2 | 東京都 | 1122 | 関東 | 7.91 |
| 3 | 神奈川県 | 962 | 関東 | 10.43 |
| 4 | 大阪府 | 872 | 近畿 | 9.96 |
| 5 | 埼玉県 | 856 | 関東 | 11.67 |
| 6 | 兵庫県 | 741 | 近畿 | 13.88 |
| 7 | 岐阜県 | 674 | 中部 | 35.18 |
| 8 | 静岡県 | 582 | 中部 | 16.5 |
| 9 | 長野県 | 543 | 中部 | 27.33 |
| 10 | 千葉県 | 463 | 関東 | 7.41 |
| 11 | 広島県 | 388 | 中国 | 14.3 |
| 12 | 福岡県 | 365 | 九州 | 7.17 |
| 13 | 茨城県 | 354 | 関東 | 12.62 |
| 14 | 岡山県 | 336 | 中国 | 18.35 |
| 15 | 福島県 | 313 | 東北 | 17.96 |
| 16 | 栃木県 | 310 | 関東 | 16.45 |
| 17 | 山口県 | 306 | 中国 | 23.89 |
| 18 | 北海道 | 288 | 北海道 | 5.71 |
| 19 | 三重県 | 282 | 近畿 | 16.48 |
| 20 | 群馬県 | 257 | 関東 | 13.6 |
| 21 | 新潟県 | 241 | 中部 | 11.48 |
| 22 | 奈良県 | 237 | 近畿 | 18.44 |
| 23 | 愛媛県 | 213 | 四国 | 16.69 |
| 24 | 京都府 | 210 | 近畿 | 8.33 |
| 25 | 富山県 | 196 | 中部 | 19.66 |
| 26 | 宮城県 | 183 | 東北 | 8.14 |
| 27 | 香川県 | 158 | 四国 | 17.23 |
| 28 | 石川県 | 157 | 中部 | 14.3 |
| 29 | 山梨県 | 156 | 中部 | 19.72 |
| 29 | 滋賀県 | 156 | 近畿 | 11.13 |
| 31 | 山形県 | 148 | 東北 | 14.64 |
| 32 | 熊本県 | 129 | 九州 | 7.6 |
| 33 | 岩手県 | 114 | 東北 | 9.96 |
| 34 | 福井県 | 113 | 中部 | 15.29 |
| 35 | 徳島県 | 111 | 四国 | 16.2 |
| 36 | 沖縄県 | 106 | 九州 | 7.23 |
| 37 | 大分県 | 103 | 九州 | 9.49 |
| 38 | 島根県 | 100 | 中国 | 15.58 |
| 39 | 青森県 | 99 | 東北 | 8.5 |
| 40 | 佐賀県 | 95 | 九州 | 12.06 |
| 41 | 鹿児島県 | 94 | 九州 | 6.14 |
| 42 | 秋田県 | 88 | 東北 | 9.81 |
| 43 | 宮崎県 | 86 | 九州 | 8.33 |
| 43 | 長崎県 | 86 | 九州 | 6.87 |
| 45 | 和歌山県 | 82 | 近畿 | 9.32 |
| 46 | 高知県 | 53 | 四国 | 8.08 |
| 46 | 鳥取県 | 53 | 中国 | 9.98 |
立体横断施設が多い5都府県
立体横断施設が多い上位5都府県です。
愛知県は1,337か所、東京都は1,122か所、神奈川県は962か所、大阪府は872か所、埼玉県は856か所でした。
愛知県は2位の東京都の1.19倍あります。
6位以下は兵庫県741か所、岐阜県674か所、静岡県582か所と続きます。
上位3都県で全国の22.9パーセント、上位5都府県で34.5パーセント、上位10都府県で54.6パーセント。
人口の多い順に近い並びですが、岐阜県が7位に入るのが目を引きます。
人口あたりの1位は岐阜県、北海道は47位です
ここからは統計を離れて、立体横断施設の数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直すと、中部の内陸が上位に来ます。
1位は岐阜県の35.2か所、2位は長野県27.3か所、3位は山口県23.9か所。
4位は山梨県19.7か所、5位は富山県19.7か所、6位は奈良県18.4か所と続きます。
逆に人口あたりの下位は北海道5.7か所、鹿児島県6.1か所、長崎県6.9か所、福岡県7.2か所。
岐阜県と北海道では6.2倍の開きです。
実数1位の愛知県は人口あたりでは中位、実数2位の東京都は40位まで落ちます。
実数7位の岐阜県が人口あたりでは1位に立ちます。
歩道橋は交通量の多い道路を人が渡るために置かれます。
自動車で移動する人が多く、幹線道路が通っている土地ほど必要になると考えられます。
愛知県と岐阜県が上位に並ぶのは、その表れかもしれません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中部9県が19.7か所で最も多く、北海道が5.7か所で最も少なくなります。
中国5県16.4か所、四国4県14.6か所と続きました。
実数で見ると順位は変わる
立体横断施設が少ない5県
立体横断施設が少ない下位5県です。
高知県は53か所、鳥取県は53か所、和歌山県は82か所、宮崎県は86か所、長崎県は86か所でした。
愛知県の1,337か所とは25.2倍の差があります。
北海道は288か所で18位ですが、人口10万人あたりでは5.7か所で47位です。
広い土地に人が散らばっているぶん、歩道橋の必要な交差点が少ないと考えられます。
47都道府県の中央値は210か所。
平均は317.4か所なので、平均が中央値の1.5倍です。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。
関東7都県が全国の29.0パーセント、中部9県が26.8パーセント、近畿7府県が17.3パーセント、中国5県が7.9パーセントと続きます。
少ないほうは九州・沖縄8県が7.1パーセント、東北6県が6.3パーセント、四国4県が3.6パーセント、北海道が1.9パーセントでした。
中部9県の26.8パーセントは、愛知県1,337か所と岐阜県674か所、静岡県582か所が中心です。
人口10万人あたりの平均で見ると順番が変わります。
中部9県が19.7か所で1位、中国5県が16.4か所で2位、四国4県が14.6か所で3位。
関東7都県は11.4か所で下から3番目、北海道は5.7か所で最下位でした。
このグラフについての豆知識
歩道橋と地下横断歩道を合わせた数
この指標は立体横断施設の数です。
道路の上をまたぐ歩道橋と、道路の下をくぐる地下横断歩道の両方を含みます。
どちらがどれだけあるかの内訳は、この統計からは分かりません。
減っている施設
歩道橋は1960年代から70年代にかけて数多く作られました。
近年は老朽化と利用者の減少から撤去されることも増えています。
この記事は2023年の1時点の数字なので、増減までは読み取れません。
人口10万人あたりで最も多い岐阜県の35.2か所と、最も少ない北海道の5.7か所という6.2倍の差は、作られた時代の交通事情の違いを映している可能性があります。
数字は2023年のものです。
10年前とくらべると
全国の立体横断施設の数は、2013年の14,992か所から2023年の14,918か所へ、この10年でほとんど変わっていません。
10年前も先頭は愛知県です。
顔ぶれは変わりませんでした。
伸びがいちばん大きかったのは佐賀県で、28%増でした。
順位の並びがにている記事
立体横断施設の数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【第2次産業で働く人】全国1,326万人、富山県が人口あたりで最も多い(順位相関0.92)です。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.81です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た立体横断施設の数
| 地方 | 最も多い(か所) | 最も少ない(か所) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 313 | 秋田県 88 |
| 関東 | 東京都 1122 | 群馬県 257 |
| 中部 | 愛知県 1337 | 福井県 113 |
| 近畿 | 大阪府 872 | 和歌山県 82 |
| 中国 | 広島県 388 | 鳥取県 53 |
| 四国 | 愛媛県 213 | 高知県 53 |
| 九州 | 福岡県 365 | 宮崎県 86 |
まとめ
立体横断施設の数を47都道府県で比べると、最も多い愛知県で1,337か所、最も少ない高知県と鳥取県で53か所でした。
歩道橋と地下横断歩道を合わせた数です。
立体横断施設の数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、歩道橋と地下横断歩道の内訳が分からないこと。
2つ目は、1時点の数字なので増減は読み取れないこと。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでは岐阜県35.2か所が1位、北海道5.7か所が47位。
実数7位の岐阜県が1位に上がります。
地方別の人口あたり平均は中部9県19.7か所が最多、北海道5.7か所が最少でした。
交通事故件数や自動車保有台数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードK3201(立体横断施設数)の2023年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードK3201(立体横断施設数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
