【車の保有台数】が多い都道府県ランキング、1世帯1.5台を超える県は9県

【車の保有台数】が多い都道府県ランキング、1世帯1.5台を超える県は9県

1世帯が何台の乗用車を持っているかは、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。

使うのは自動車検査登録情報協会の都道府県別保有車両数(2026年5月末現在)と、総務省の住民基本台帳による世帯数(2026年1月1日現在)です。
全国の乗用車は6,222万8,860台、世帯数は6,174万7,140世帯。

全国では1世帯あたり1.008台という計算になります。
ちょうど1世帯に1台という水準ですが、県ごとの差はかなり大きくなります。

47都道府県の単純平均

1.2台

1世帯当たり乗用車保有台数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数))

最も多い 福井県

1.7台

最も少ない 東京都

0.4台

地図で見る1世帯当たりの車の数

1世帯当たり乗用車保有台数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数))
1世帯当たり乗用車保有台数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数)) 都道府県別・車種別自動車保有車両数と住民基本台帳人口・世帯数(自動車検査登録情報協会/総務省)をもとに作成。単位は台。 北海道 1.0台青森 1.2台岩手 1.4台宮城 1.2台秋田 1.4台山形 1.6台福島 1.5台茨城 1.5台栃木 1.5台群馬 1.6台埼玉 0.9台千葉 0.9台東京 0.4台神奈川 0.7台新潟 1.5台富山 1.6台石川 1.5台福井 1.7台山梨 1.5台長野 1.5台岐阜 1.5台静岡 1.3台愛知 1.2台三重 1.4台滋賀 1.3台京都 0.8台大阪 0.6台兵庫 0.9台奈良 1.1台和歌山 1.2台鳥取 1.4台島根 1.4台岡山 1.3台広島 1.1台山口 1.2台徳島 1.3台香川 1.3台愛媛 1.1台高知 1.1台福岡 1.0台佐賀 1.5台長崎 1.1台熊本 1.3台大分 1.3台宮崎 1.3台鹿児島 1.2台沖縄 1.3台
1世帯当たり乗用車保有台数(台)
1世帯当たり乗用車保有台数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数))
項目1世帯当たり乗用車保有台数
北海道1.0台
青森県1.2台
岩手県1.4台
宮城県1.2台
秋田県1.4台
山形県1.6台
福島県1.5台
茨城県1.5台
栃木県1.5台
群馬県1.6台
埼玉県0.9台
千葉県0.9台
東京都0.4台
神奈川県0.7台
新潟県1.5台
富山県1.6台
石川県1.5台
福井県1.7台
山梨県1.5台
長野県1.5台
岐阜県1.5台
静岡県1.3台
愛知県1.2台
三重県1.4台
滋賀県1.3台
京都府0.8台
大阪府0.6台
兵庫県0.9台
奈良県1.1台
和歌山県1.2台
鳥取県1.4台
島根県1.4台
岡山県1.3台
広島県1.1台
山口県1.2台
徳島県1.3台
香川県1.3台
愛媛県1.1台
高知県1.1台
福岡県1.0台
佐賀県1.5台
長崎県1.1台
熊本県1.3台
大分県1.3台
宮崎県1.3台
鹿児島県1.2台
沖縄県1.3台

日本地図で見ると、色が濃く出るのは北陸から東北にかけての日本海側と、北関東です。
逆に淡いのは東京・大阪・神奈川といった大都市圏でした。

1世帯あたり1台以上を保有しているのは39県で、1.5台を超えたのは9県です。
47都道府県の単純平均は1.249台、中央値は1.307台でした。
中央値のほうが高いのは、大都市を抱える数都府県が平均を押し下げているためです。

下の表に47都道府県すべての数値を、乗用車の保有台数と世帯数と並べて掲載しました。
台数の実数と1世帯あたりでは順位がまったく違うので、見比べてみてください。

順位都道府県1世帯当たり乗用車保有台数(台)地方乗用車保有台数世帯数
1福井県1.661中部512401308526
2山形県1.616東北682277422173
3富山県1.604中部704818439525
4群馬県1.554関東1392112895619
5栃木県1.533関東1352150882123
6長野県1.532中部1391767908721
7福島県1.508東北1208777801621
8茨城県1.501関東20122801340301
9岐阜県1.5中部1300318867020
10新潟県1.498中部1381010921970
11山梨県1.497中部567441379083
12佐賀県1.468九州515778351276
13石川県1.45中部731299504268
14鳥取県1.433中国345898241444
15三重県1.413近畿1164140823889
16島根県1.388中国407849293758
17岩手県1.371東北733369534947
18秋田県1.363東北573883421071
19徳島県1.341四国454346338690
20静岡県1.34中部22325521666079
21岡山県1.333中国1167654876107
22香川県1.315四国596654453824
23滋賀県1.314近畿827982630147
24沖縄県1.307九州944528722921
25熊本県1.288九州1057820821253
26宮崎県1.277九州681119533568
27大分県1.263九州698482552909
28山口県1.239中国811165654647
29宮城県1.231東北13039341059300
30和歌山県1.224近畿542442443135
31青森県1.214東北717213590699
32愛知県1.203中部42629503542265
33鹿児島県1.192九州968257812289
34愛媛県1.137四国745013655461
35高知県1.135四国391932345314
36長崎県1.105九州700475633943
37広島県1.089中国14686641348552
38奈良県1.061近畿653474615914
39福岡県1.035九州26808372591054
40北海道0.993北海道27956542814047
41千葉県0.917関東28814373142540
42埼玉県0.909関東32721293598957
43兵庫県0.879近畿23259782647044
44京都府0.786近畿9992681270799
45神奈川県0.661関東30757794650828
46大阪府0.611近畿28213414618574
47東京都0.408関東31722147778945
都道府県別・車種別自動車保有車両数と住民基本台帳人口・世帯数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数)、自動車検査登録情報協会/総務省)をもとに作成

地方別に見る車の保有台数

地方別の平均(1世帯当たり乗用車保有台数)
地方別の平均(1世帯当たり乗用車保有台数) 都道府県別・車種別自動車保有車両数と住民基本台帳人口・世帯数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数)) 0.00.20.40.60.81.01.21.4北海道: 1.0台1.0台東北: 1.4台1.4台関東: 1.1台1.1台中部: 1.5台1.5台近畿: 1.0台1.0台中国: 1.3台1.3台四国: 1.2台1.2台九州: 1.2台1.2台北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(1世帯当たり乗用車保有台数)
項目1世帯当たり乗用車保有台数の平均
北海道1.0台
東北1.4台
関東1.1台
中部1.5台
近畿1.0台
中国1.3台
四国1.2台
九州1.2台

地方別に平均を出すと、地域のまとまりがはっきり出ます。

最も多いのは中部9県の1.48台です。
次いで東北6県が1.38台、中国5県が1.30台、九州8県が1.24台、四国4県が1.23台と続きます。

少ないほうを見ると、関東7都県が1.07台、近畿7府県が1.04台、北海道が0.99台でした。
北海道が最も少ないのは意外に見えますが、これは札幌市に世帯が集中しているためだと考えられます。

最も多い中部と最も少ない北海道では1.5倍の差があります。
ただし地方別で見ると差は1.5倍以内に収まり、県別で見たときほどの開きにはなりません。

1世帯当たりの車が多い5県

上位5都道府県の1世帯当たり乗用車保有台数
上位5都道府県の1世帯当たり乗用車保有台数 都道府県別・車種別自動車保有車両数と住民基本台帳人口・世帯数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数)) 0.00.51.01.5福井県: 1.7台1.7台山形県: 1.6台1.6台富山県: 1.6台1.6台群馬県: 1.6台1.6台栃木県: 1.5台1.5台福井県山形県富山県群馬県栃木県
上位5都道府県の1世帯当たり乗用車保有台数
項目1世帯当たり乗用車保有台数
福井県1.7台
山形県1.6台
富山県1.6台
群馬県1.6台
栃木県1.5台
下位5都道府県の1世帯当たり乗用車保有台数
下位5都道府県の1世帯当たり乗用車保有台数 都道府県別・車種別自動車保有車両数と住民基本台帳人口・世帯数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数)) 0.00.20.40.60.8東京都: 0.4台0.4台大阪府: 0.6台0.6台神奈川県: 0.7台0.7台京都府: 0.8台0.8台兵庫県: 0.9台0.9台東京都大阪府神奈川県京都府兵庫県
下位5都道府県の1世帯当たり乗用車保有台数
項目1世帯当たり乗用車保有台数
東京都0.4台
大阪府0.6台
神奈川県0.7台
京都府0.8台
兵庫県0.9台

1世帯当たりの乗用車保有台数が多い上位5県です。
いずれも1.5台を超えました。

福井県は1.661台、山形県は1.616台、富山県は1.604台、群馬県は1.554台、栃木県は1.533台でした。
全国の1.008台に対して1.5倍以上の水準です。
1世帯に1台ではなく、2台目が当たり前という地域だと言えます。

上位5県はいずれも実数では上位ではありません。
保有台数が最も多いのは愛知県の426万2,950台ですが、1世帯あたりでは1.203台で32位でした。
世帯数が多い地域は台数も多くなるので、実数のランキングは人口のランキングに近づきます。
1世帯あたりに直してはじめて、車がどれだけ生活に組み込まれているかが見えてきます。

6位以下も1.532台、1.508台、1.501台と続き、1.5台を超えたのは9県でした。
上位には中部と東北、北関東の県が並びます。
日本海側と北関東という、鉄道の本数が限られる地域が中心です。

福井県は、なぜ車が多いのか

ここからは統計から離れて、なぜ1位なのかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、別のデータと突き合わせて立てた推測です。

上位5県を人口密度(総務省統計局の人口推計、2024年10月1日現在)と並べてみます。
1平方キロメートルあたり176.3人、108.4人、234.7人、297.1人、294.2人。
全国の327.5人をすべて下回りました。

下位5都府県は6,444.7人、4,596.0人、3,817.4人、546.4人、635.3人です。
上位2つは全国値の10倍を超えています。
人が薄く広がっている県ほど1世帯あたりの車が多く、密集している都府県ほど少ない。
この対応はかなりきれいに出ています。

もう1つ、家族の形も関係していそうです。
1世帯あたりの台数が1.5台を超えるということは、1つの世帯に2台以上ある家がかなりあるということです。
通勤する大人が複数いる世帯では、公共交通が薄い地域なら1人1台になりやすい。
上位に並んだ県は三世代同居や共働きが多い地域とも重なりますが、今回の統計ではそこまで確かめていません。

なお、この記事の数字は乗用車に限っています。
軽乗用車は含みますが、貨物車や二輪車は含みません。
農業や自営業で使う軽トラックは別に数えられているので、「家に何台の車があるか」とは少しずれる点にも注意してください。

1世帯当たりの車が少ない5都府県

1世帯当たりの乗用車保有台数が少ない下位5都府県です。

東京都は0.408台、大阪府は0.611台、神奈川県は0.661台、京都府は0.786台、兵庫県は0.879台でした。
福井県の1.661台と東京都の0.408台では4.07倍の差があります。

東京都は、世帯の10軒に4軒しか乗用車を持っていない計算になります。
ただし実数で見ると317万2,214台で全国3位です。
世帯数が777万8,945世帯と圧倒的に多いため、1世帯あたりでは最下位になります。

下位5都府県はすべて三大都市圏に含まれます。
鉄道網が発達していて、車がなくても生活が成り立つ地域です。
駐車場の費用が高いことも、保有をためらう理由になっていると考えられます。

なお下位5でも0.4台から0.9台の水準です。
車がまったくない地域ではなく、2軒に1軒前後は持っているという読み方になります。
車を持たない選択ができる地域だと言い換えることもできます。

このグラフについての豆知識

全国でちょうど1世帯1台

今回の計算では、全国の乗用車6,222万8,860台を世帯数6,174万7,140世帯で割って1.008台となりました。
全国平均でちょうど1世帯に1台という、きりのいい水準です。

ただし47都道府県の単純平均は1.249台で、全国値より0.241台高くなっています。
これは世帯数の多い都府県ほど1世帯あたりの台数が少ないためで、全国値は大都市の低い数字に引っ張られています。
県別の平均と全国値がずれる理由を知っておくと、他の統計を読むときにも役立ちます。

数字の時点が少しずれている

この記事では保有台数と世帯数という2つの統計を組み合わせています。
保有台数は2026年5月末現在、世帯数は2026年1月1日現在で、時点に4か月のずれがあります。

世帯数も保有台数も数か月で大きくは動かないため、順位に影響する差ではありません。
ただし小数第3位まで見るような比較には向かない数字だということは覚えておいてください。

また保有台数は登録ベースの数字です。
実際に使われていない車も、登録されていれば数に入ります。
走っている車の数とは少し違うものを数えていることになります。

順位の並びがにている記事

1世帯が何台の乗用車を持っているかの並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

並びが最も重なったのは【自家用車通勤の割合】8割を超える県と1割に届かない都、通勤の景色はこれほど違うで、相関は0.89です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【第3次産業で働く人の割合】全国73.4%、上下の差が1.35倍しかない珍しい指標(順位相関-0.84)です。

似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。

地方のなかで見た1世帯当たり乗用車保有台数

地方最も多い(台)最も少ない(台)
東北山形県 1.616青森県 1.214
関東群馬県 1.554東京都 0.408
中部福井県 1.661愛知県 1.203
近畿三重県 1.413大阪府 0.611
中国鳥取県 1.433広島県 1.089
四国徳島県 1.341高知県 1.135
九州佐賀県 1.468福岡県 1.035
都道府県別・車種別自動車保有車両数と住民基本台帳人口・世帯数(令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数)、自動車検査登録情報協会/総務省)をもとに作成

まとめ

47都道府県の1世帯当たり乗用車保有台数を比べると、福井県は1.661台、東京都は0.408台で、その差は4.07倍でした。
全国では1世帯あたり1.008台です。
地方別では中部が1.48台と最も多く、北海道が0.99台で最も少ない結果になりました。
1台以上を保有しているのは39県、1.5台を超えたのは9県です。

1世帯が何台の乗用車を持っているかの数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、この数字が乗用車(軽乗用車を含む)に限られ、貨物車や二輪車を含まないことです。
2つ目は、保有台数が2026年5月末、世帯数が2026年1月1日現在で、時点に4か月のずれがあることです。
3つ目は、登録されている台数であって走っている台数ではないことです。

車の多さは、その地域で車がどれだけ必要かを映しています。
人が薄く広がっている県ほど1世帯あたりの台数が多いという関係が、はっきり出ていました。
順位そのものより、自分の県がどのあたりにあるかを表で確かめてみてください。

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出典

  • 統計名: 都道府県別・車種別自動車保有車両数と住民基本台帳人口・世帯数
  • 調査年: 令和8年(2026年5月末現在の保有台数と2026年1月1日現在の世帯数)
  • 公開元: 自動車検査登録情報協会/総務省
  • 参照URL: https://www.airia.or.jp/publish/statistics/number.html
  • 備考: 乗用車には軽乗用車を含む。1世帯当たり台数は保有台数を世帯数で割って算出した。保有台数は2026年5月末、世帯数は2026年1月1日現在で、時点に4か月のずれがある
  • 考察の参照: 人口推計(2024年10月1日現在)/総務省統計局(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2024np/index.html)

注記: 乗用車には軽乗用車を含む。
1世帯当たり台数は保有台数を世帯数で割って算出した。
保有台数は2026年5月末、世帯数は2026年1月1日現在で、時点に4か月のずれがある

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