【給料だけで暮らす世帯】全国42.9%、都市部ほど高い

【給料だけで暮らす世帯】全国42.9%、都市部ほど高い

世帯の収入が賃金・給料だけという世帯は、どれくらいあるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の就業構造基本調査、2022年の都道府県別の数字。

東京都が48.78%で1位。
47都道府県の平均は39.7%、中央値は40.01%です。
最も高い48.78%と最も低い29.98%の差は18.8ポイント、倍率にすると1.63倍でした。

47都道府県の単純平均

39.7%

賃金・給料のみの世帯の割合(2022年)

最も多い 東京都

48.8%

最も少ない 山形県

30.0%

賃金・給料のみの世帯が多い上位5都県

上位5都道府県の賃金・給料のみの世帯の割合
上位5都道府県の賃金・給料のみの世帯の割合 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年) 010203040東京都: 48.8%48.8%神奈川県: 47.7%47.7%愛知県: 46.1%46.1%埼玉県: 45.7%45.7%大阪府: 45.6%45.6%東京都神奈川県愛知県埼玉県大阪府
上位5都道府県の賃金・給料のみの世帯の割合
項目賃金・給料のみの世帯の割合
東京都48.8%
神奈川県47.7%
愛知県46.1%
埼玉県45.7%
大阪府45.6%
下位5都道府県の賃金・給料のみの世帯の割合
下位5都道府県の賃金・給料のみの世帯の割合 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年) 051015202530山形県: 30.0%30.0%秋田県: 31.3%31.3%岩手県: 33.0%33.0%島根県: 33.9%33.9%新潟県: 33.9%33.9%山形県秋田県岩手県島根県新潟県
下位5都道府県の賃金・給料のみの世帯の割合
項目賃金・給料のみの世帯の割合
山形県30.0%
秋田県31.3%
岩手県33.0%
島根県33.9%
新潟県33.9%

賃金・給料のみの世帯が多い上位5都県です。

東京都は48.78%、神奈川県は47.72%、愛知県は46.14%でした。
1位と2位の差は1.06ポイントです。

4位は埼玉県で45.72%、5位は大阪府で45.6%。
上位5はいずれも47都道府県の平均39.7%を上回りました。

1位の東京都は平均を9.08ポイント上回りました。
中央値の40.01%と比べると8.77ポイント高く、平均に対する比では1.23倍にあたります。

6位以下は千葉県で45.51%、沖縄県で45.17%、福岡県で45.05%と続きました。

2位と3位の差は1.58ポイント、3位と4位の差は0.42ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.55ポイントでした。

1位から5位までの幅は3.18ポイント、1位から8位までの幅は3.73ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

東京都は賃金・給料がない世帯の割合でも45位に入っています。
全国の値は42.87%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は東京都の48.78パーセント。
半数近くが給料だけで暮らす世帯です。

給料収入のない世帯と裏表の関係です

ここから先は、収入が賃金・給料だけの世帯の割合がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

賃金・給料がない世帯の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は高知県の26.24、2位は徳島県の26.13、3位は和歌山県の25.58。

4位以下は愛媛県、鹿児島県と続きます。
逆に下位は愛知県が17.16、福井県が15.73。
高知県と福井県では1.67倍の開きです。

低い県ほど、農業や自営業の収入、年金などを組み合わせた世帯が多いということです。

雇われて働く人の割合が高い都市部ほど、収入の形も給料一本にまとまります。

当サイトの1世帯あたりの働き手や就業率の記事とあわせて見ると、収入の成り立ちが見えてきます。

地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が44.36%で最も高く、東北6県が34.5%で最も低くなります。
北海道42.21%と近畿7府県41.27%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

賃金・給料がない世帯の割合の上位5都道府県
賃金・給料がない世帯の割合の上位5都道府県 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年) 0510152025高知県: 26.226.2徳島県: 26.126.1和歌山県: 25.625.6愛媛県: 24.724.7鹿児島県: 24.324.3高知県徳島県和歌山県愛媛県鹿児島県
賃金・給料がない世帯の割合の上位5都道府県
項目賃金・給料がない世帯の割合
高知県26.2
徳島県26.1
和歌山県25.6
愛媛県24.7
鹿児島県24.3

賃金・給料のみの世帯が少ない下位5県

賃金・給料のみの世帯が少ない下位5県です。

47位の山形県は29.98%、46位の秋田県は31.29%、45位の岩手県は32.97%でした。
1位の東京都とは18.8ポイントの差があります。

44位は島根県で33.87%、43位は新潟県で33.94%、42位は鳥取県で34.12%と続きます。

最も低い山形県は29.98パーセント。
1位と47位の差は1.6倍です。

47都道府県の中央値は40.01%、平均は39.7%です。
47位の山形県は平均を9.72ポイント下回りました。

47位の山形県は1位の東京都の61.5パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.63倍の開きです。

46位との差は1.31ポイント、45位との差は2.99ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも4.14ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均39.7%を下回りました。
47位から43位までの幅は3.96ポイントです。

山形県は賃金・給料がない世帯の割合では中位位です。
全国の値は42.87%なので、47位はこれを12.89ポイント下回っています。

地図で見る

賃金・給料のみの世帯の割合(2022年)
賃金・給料のみの世帯の割合(2022年) 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(総務省統計局)をもとに作成。単位は%。 北海道 42.2%青森 36.0%岩手 33.0%宮城 41.3%秋田 31.3%山形 30.0%福島 35.4%茨城 40.7%栃木 40.7%群馬 41.4%埼玉 45.7%千葉 45.5%東京 48.8%神奈川 47.7%新潟 33.9%富山 35.8%石川 41.5%福井 37.2%山梨 38.7%長野 37.1%岐阜 38.4%静岡 38.6%愛知 46.1%三重 40.6%滋賀 42.2%京都 40.4%大阪 45.6%兵庫 43.1%奈良 39.2%和歌山 37.8%鳥取 34.1%島根 33.9%岡山 39.3%広島 43.4%山口 40.1%徳島 35.9%香川 40.2%愛媛 40.0%高知 37.9%福岡 45.1%佐賀 36.4%長崎 38.0%熊本 37.9%大分 39.7%宮崎 41.0%鹿児島 42.0%沖縄 45.2%
賃金・給料のみの世帯の割合(%)
賃金・給料のみの世帯の割合(2022年)
項目賃金・給料のみの世帯の割合
北海道42.2%
青森県36.0%
岩手県33.0%
宮城県41.3%
秋田県31.3%
山形県30.0%
福島県35.4%
茨城県40.7%
栃木県40.7%
群馬県41.4%
埼玉県45.7%
千葉県45.5%
東京都48.8%
神奈川県47.7%
新潟県33.9%
富山県35.8%
石川県41.5%
福井県37.2%
山梨県38.7%
長野県37.1%
岐阜県38.4%
静岡県38.6%
愛知県46.1%
三重県40.6%
滋賀県42.2%
京都府40.4%
大阪府45.6%
兵庫県43.1%
奈良県39.2%
和歌山県37.8%
鳥取県34.1%
島根県33.9%
岡山県39.3%
広島県43.4%
山口県40.1%
徳島県35.9%
香川県40.2%
愛媛県40.0%
高知県37.9%
福岡県45.1%
佐賀県36.4%
長崎県38.0%
熊本県37.9%
大分県39.7%
宮崎県41.0%
鹿児島県42.0%
沖縄県45.2%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、愛知県、埼玉県、大阪府が続きます。
淡いのは山形県、秋田県、岩手県でした。

47都道府県の平均は39.7%、中央値は40.01%です。
東京都の48.78%は平均を9.08ポイント上回ります。

1位と47位の差は18.8ポイント、倍率にすると1.63倍でした。

賃金・給料がない世帯の割合で並べ替えると高知県が26.24で最も高く、開きは1.67倍になります。

主指標で1位の東京都は賃金・給料がない世帯の割合では45位、賃金・給料がない世帯の割合で1位の高知県は主指標では32位でした。

順位都道府県賃金・給料のみの世帯の割合(%)地方賃金・給料がない世帯の割合
1東京都48.78関東17.63
2神奈川県47.72関東18.8
3愛知県46.14中部17.16
4埼玉県45.72関東18.79
5大阪府45.6近畿20.89
6千葉県45.51関東20.14
7沖縄県45.17九州20.05
8福岡県45.05九州20.63
9広島県43.41中国21.16
10兵庫県43.13近畿22.57
11北海道42.21北海道23.86
12滋賀県42.15近畿17.81
13鹿児島県41.97九州24.32
14石川県41.45中部18.72
15群馬県41.42関東20.06
16宮城県41.3東北19.3
17宮崎県40.99九州22.57
18栃木県40.74関東19.02
19茨城県40.66関東20.5
20三重県40.63近畿20.49
21京都府40.35近畿22.72
22香川県40.15四国22.38
23山口県40.12中国23.58
24愛媛県40.01四国24.69
25大分県39.7九州23.77
26岡山県39.31中国21.93
27奈良県39.22近畿23.61
28山梨県38.73中部20.54
29静岡県38.63中部19.13
30岐阜県38.37中部18.3
31長崎県38.01九州22.81
32高知県37.92四国26.24
33熊本県37.86九州21.71
34和歌山県37.81近畿25.58
35福井県37.18中部15.73
36長野県37.1中部19.9
37佐賀県36.38九州18.24
38青森県36.04東北23.15
39徳島県35.87四国26.13
40富山県35.8中部18.48
41福島県35.42東北20.08
42鳥取県34.12中国20.11
43新潟県33.94中部20.36
44島根県33.87中国20.14
45岩手県32.97東北19.31
46秋田県31.29東北22.99
47山形県29.98東北18.62
就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

収入の形で世帯を分ける

この調査では、世帯の収入を「賃金・給料がある」「賃金・給料のみ」「賃金・給料以外もある」「賃金・給料がない」に分けています。

賃金・給料のみの世帯は全国で42.87パーセント。
給料のない世帯は20.21パーセントです。

5年に一度の大きな調査

就業構造基本調査は5年ごとに行われる調査で、これは2022年(令和4年)10月分です。
全国の約54万世帯を対象にした標本調査で、世帯の所得は過去1年間の税込の額を聞いています。

公表されているのは世帯数なので、区分の世帯数を世帯全体で割って当サイトで割合にしました。
推計値がもとのため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の東京都は48.78%、47位の山形県は29.98%。
差は18.8ポイント、倍率にすると1.63倍です。

中央値は40.01%、平均は39.7%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.31ポイントの差でした。

賃金・給料がない世帯の割合で並べ替えると開きは1.67倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

この収入が賃金・給料だけの世帯の割合の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。

0.85という高い相関を示したのが【非木造住宅の数】全国2,558万戸、最多と最少で118.5倍でした。
正反対だったのは【年金を受け取る世帯】全国51.7パーセントと半数を超えるで、相関は-0.89です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た賃金・給料のみの世帯の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北宮城県 41.3山形県 29.98
関東東京都 48.78茨城県 40.66
中部愛知県 46.14新潟県 33.94
近畿大阪府 45.6和歌山県 37.81
中国広島県 43.41島根県 33.87
四国香川県 40.15徳島県 35.87
九州沖縄県 45.17佐賀県 36.38
就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

収入が給料だけの世帯の割合を47都道府県で比べると、最も高い東京都で48.78%、最も低い山形県で29.98%でした。
その差は18.8ポイント、倍率にすると1.63倍です。

47都道府県の中央値は40.01%、平均は39.7%でした。
全国の値は42.87%です。
賃金・給料がない世帯の割合で並べ替えると開きは1.67倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では45位に位置します。

収入が賃金・給料だけの世帯の割合の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、収入の種類で分けた数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。

賃金・給料がない世帯の割合では高知県が26.24で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では45位でした。

地方ごとの平均では関東7都県が44.36%で最も高く、東北6県が34.5%で最も低くなりました。
給料収入のない世帯や働き手2人以上の世帯を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004008623
  • 備考: 一般世帯のうち世帯の収入が賃金・給料のみだった世帯の割合。2022年10月時点の調査で、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にした。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は賃金・給料がない世帯の割合

注記: 一般世帯のうち世帯の収入が賃金・給料のみだった世帯の割合。
2022年10月時点の調査で、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にした。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は賃金・給料がない世帯の割合

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