春の楽しみであるいちごに、1世帯はいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
栃木県が5,296円で1位。
47都道府県の平均は3,514円、中央値は3,392円です。
最も高い5,296円と最も低い2,006円の差は3,290円、倍率にすると2.64倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
3,514円
1世帯当たりのいちごへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 栃木県
5,296円
最も少ない 沖縄県
2,006円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのいちごへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 2,713円 |
| 青森県 | 3,006円 |
| 岩手県 | 3,648円 |
| 宮城県 | 3,732円 |
| 秋田県 | 3,308円 |
| 山形県 | 3,632円 |
| 福島県 | 3,445円 |
| 茨城県 | 5,025円 |
| 栃木県 | 5,296円 |
| 群馬県 | 4,222円 |
| 埼玉県 | 4,927円 |
| 千葉県 | 3,861円 |
| 東京都 | 4,597円 |
| 神奈川県 | 4,572円 |
| 新潟県 | 4,711円 |
| 富山県 | 3,391円 |
| 石川県 | 3,093円 |
| 福井県 | 2,776円 |
| 山梨県 | 3,055円 |
| 長野県 | 3,328円 |
| 岐阜県 | 3,542円 |
| 静岡県 | 4,004円 |
| 愛知県 | 4,169円 |
| 三重県 | 3,753円 |
| 滋賀県 | 3,273円 |
| 京都府 | 3,924円 |
| 大阪府 | 3,419円 |
| 兵庫県 | 3,392円 |
| 奈良県 | 4,844円 |
| 和歌山県 | 2,840円 |
| 鳥取県 | 2,624円 |
| 島根県 | 3,410円 |
| 岡山県 | 3,254円 |
| 広島県 | 3,376円 |
| 山口県 | 3,470円 |
| 徳島県 | 3,291円 |
| 香川県 | 3,454円 |
| 愛媛県 | 2,853円 |
| 高知県 | 3,687円 |
| 福岡県 | 2,663円 |
| 佐賀県 | 2,696円 |
| 長崎県 | 3,088円 |
| 熊本県 | 2,450円 |
| 大分県 | 2,951円 |
| 宮崎県 | 3,160円 |
| 鹿児島県 | 3,249円 |
| 沖縄県 | 2,006円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは栃木県です。
次いで茨城県、埼玉県、奈良県、新潟県が続きます。
淡いのは沖縄県、熊本県、鳥取県でした。
47都道府県の平均は3,514円、中央値は3,392円です。
栃木県の5,296円は平均を1,782円上回ります。
1位と47位の差は3,290円、倍率にすると2.64倍でした。
バナナへの支出で並べ替えると富山県が7,000で最も高く、開きは1.4倍になります。
主指標で1位の栃木県はバナナへの支出では27位、バナナへの支出で1位の富山県は主指標では25位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのいちごへの支出(円) | 地方 | バナナへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 栃木県 | 5296 | 関東 | 6087 |
| 2 | 茨城県 | 5025 | 関東 | 6153 |
| 3 | 埼玉県 | 4927 | 関東 | 6189 |
| 4 | 奈良県 | 4844 | 近畿 | 6996 |
| 5 | 新潟県 | 4711 | 中部 | 6241 |
| 6 | 東京都 | 4597 | 関東 | 5933 |
| 7 | 神奈川県 | 4572 | 関東 | 6033 |
| 8 | 群馬県 | 4222 | 関東 | 5652 |
| 9 | 愛知県 | 4169 | 中部 | 6492 |
| 10 | 静岡県 | 4004 | 中部 | 6272 |
| 11 | 京都府 | 3924 | 近畿 | 6930 |
| 12 | 千葉県 | 3861 | 関東 | 5964 |
| 13 | 三重県 | 3753 | 近畿 | 6124 |
| 14 | 宮城県 | 3732 | 東北 | 5472 |
| 15 | 高知県 | 3687 | 四国 | 5540 |
| 16 | 岩手県 | 3648 | 東北 | 6302 |
| 17 | 山形県 | 3632 | 東北 | 5838 |
| 18 | 岐阜県 | 3542 | 中部 | 6767 |
| 19 | 山口県 | 3470 | 中国 | 6340 |
| 20 | 香川県 | 3454 | 四国 | 6288 |
| 21 | 福島県 | 3445 | 東北 | 6202 |
| 22 | 大阪府 | 3419 | 近畿 | 5828 |
| 23 | 島根県 | 3410 | 中国 | 6965 |
| 24 | 兵庫県 | 3392 | 近畿 | 6992 |
| 25 | 富山県 | 3391 | 中部 | 7000 |
| 26 | 広島県 | 3376 | 中国 | 6204 |
| 27 | 長野県 | 3328 | 中部 | 5357 |
| 28 | 秋田県 | 3308 | 東北 | 6534 |
| 29 | 徳島県 | 3291 | 四国 | 5448 |
| 30 | 滋賀県 | 3273 | 近畿 | 6462 |
| 31 | 岡山県 | 3254 | 中国 | 6211 |
| 32 | 鹿児島県 | 3249 | 九州 | 6078 |
| 33 | 宮崎県 | 3160 | 九州 | 5832 |
| 34 | 石川県 | 3093 | 中部 | 6111 |
| 35 | 長崎県 | 3088 | 九州 | 6317 |
| 36 | 山梨県 | 3055 | 中部 | 5783 |
| 37 | 青森県 | 3006 | 東北 | 6519 |
| 38 | 大分県 | 2951 | 九州 | 4992 |
| 39 | 愛媛県 | 2853 | 四国 | 5962 |
| 40 | 和歌山県 | 2840 | 近畿 | 6446 |
| 41 | 福井県 | 2776 | 中部 | 5949 |
| 42 | 北海道 | 2713 | 北海道 | 5673 |
| 43 | 佐賀県 | 2696 | 九州 | 5825 |
| 44 | 福岡県 | 2663 | 九州 | 6179 |
| 45 | 鳥取県 | 2624 | 中国 | 6986 |
| 46 | 熊本県 | 2450 | 九州 | 5552 |
| 47 | 沖縄県 | 2006 | 九州 | 6031 |
いちごへの支出が多い上位5県
いちごへの支出が多い上位5県です。
栃木県は5,296円、茨城県は5,025円、埼玉県は4,927円でした。
1位と2位の差は271円です。
4位は奈良県で4,844円、5位は新潟県で4,711円。
上位5はいずれも47都道府県の平均3,514円を上回りました。
1位の栃木県は平均を1,782円上回りました。
中央値の3,392円と比べると1,904円高く、平均に対する比では1.51倍にあたります。
6位以下は東京都で4,597円、神奈川県で4,572円、群馬県で4,222円と続きました。
2位と3位の差は98円、3位と4位の差は83円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は489円でした。
1位から5位までの幅は585円、1位から8位までの幅は1,074円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
栃木県はバナナへの支出でも27位に入っています。
全国の値は3,514円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は栃木県の5,296円。
とちおとめのふるさとです。
バナナへの支出と並べて見ます
以下は、1世帯が1年間にいちごへ使う金額にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
バナナへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は富山県の7,000、2位は奈良県の6,996、3位は兵庫県の6,992。
4位以下は鳥取県、島根県と続きます。
逆に下位は長野県が5,357、大分県が4,992。
富山県と大分県では1.4倍の開きです。
いちごも産地の県が上位に来ますが、りんごやみかんほど極端ではありません。
全国どこでもスーパーに並ぶ果物だからです。
いちごはケーキの材料としても使われます。
ケーキへの支出と並べて見るのも面白いところです。
当サイトのケーキへの支出の記事とあわせて読んでみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が4,643円で最も高く、北海道が2,713円で最も低くなります。
近畿7府県3,635円と中部9県3,563円がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
いちごへの支出が少ない下位5県
いちごへの支出が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は2,006円、46位の熊本県は2,450円、45位の鳥取県は2,624円でした。
1位の栃木県とは3,290円の差があります。
44位は福岡県で2,663円、43位は佐賀県で2,696円、42位は北海道で2,713円と続きます。
最も少ない沖縄県は2,006円。
1位と47位の差は2.6倍です。
47都道府県の中央値は3,392円、平均は3,514円です。
47位の沖縄県は平均を1,508円下回りました。
47位の沖縄県は1位の栃木県の37.9パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.64倍の開きです。
46位との差は444円、45位との差は618円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも707円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均3,514円を下回りました。
47位から43位までの幅は690円です。
沖縄県はバナナへの支出では中位位です。
全国の値は3,514円なので、47位はこれを1,508円下回っています。
地方別に見る
いちごへの支出は、産地の関東と九州で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が4,643円で最も高くなります。
次いで近畿7府県が3,635円、中部9県が3,563円、東北6県が3,462円と続きました。
低いほうは四国4県が3,321円、中国5県が3,227円、九州・沖縄8県が2,783円、北海道が2,713円でした。
最も高い関東7都県と最も低い北海道の差は1,930円です。
バナナへの支出で見ると中国5県が最も高く、北海道が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
冬から春の果物
いちごは本来は春の果物ですが、いまはクリスマス需要に合わせて冬に出回る量が最も多くなっています。
栃木県は半世紀以上にわたって収穫量日本一を続けており、支出でも1位という結果になりました。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の栃木県は5,296円、47位の沖縄県は2,006円。
差は3,290円、倍率にすると2.64倍です。
中央値は3,392円、平均は3,514円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では122円の差でした。
バナナへの支出で並べ替えると開きは1.4倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
1世帯が1年間にいちごへ使う金額の順位で探してみます。
いちばん近かったのは【果物への支出】は産地ほど多いのか、47都道府県の家計簿で答え合わせで、順位相関は0.68でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【医療・福祉で働く人の割合】全国13.5%、上位に西日本が並ぶ理由を高齢化率から考えます(相関-0.63)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た1世帯当たりのいちごへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 3732 | 青森県 3006 |
| 関東 | 栃木県 5296 | 千葉県 3861 |
| 中部 | 新潟県 4711 | 福井県 2776 |
| 近畿 | 奈良県 4844 | 和歌山県 2840 |
| 中国 | 山口県 3470 | 鳥取県 2624 |
| 四国 | 高知県 3687 | 愛媛県 2853 |
| 九州 | 鹿児島県 3249 | 沖縄県 2006 |
まとめ
1世帯が1年間にいちごへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い栃木県で5,296円、最も低い沖縄県で2,006円でした。
その差は3,290円、倍率にすると2.64倍です。
47都道府県の中央値は3,392円、平均は3,514円でした。
全国の値は3,514円です。
バナナへの支出で並べ替えると開きは1.4倍になり、主指標で1位の栃木県はその見方では27位に位置します。
1世帯が1年間にいちごへ使う金額の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、ジャムなどの加工品を含まないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
バナナへの支出では富山県が7,000で最も高く、主指標で1位の栃木県はこの見方では27位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が4,643円で最も高く、北海道が2,713円で最も低くなりました。
りんごやケーキへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の栃木県と2位の茨城県の差は271円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 生鮮のいちごへの支出。ジャムなどの加工品は含まない。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 生鮮のいちごへの支出。
ジャムなどの加工品は含まない。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
