【幼稚園児の肥満傾向児】全国2.88パーセント、振れが大きい

【幼稚園児の肥満傾向児】全国2.88パーセント、振れが大きい

幼稚園の5歳児のうち、肥満傾向児はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

岩手県が5.72%で1位。
47都道府県の平均は2.88%、中央値は2.84%です。
最も高い5.72%と最も低い0.77%の差は4.95ポイント、倍率にすると7.43倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

2.9%

幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率(2019年度)

最も多い 岩手県

5.7%

最も少ない 鳥取県

0.8%

地図で見る

幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率(2019年度)
幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 3.7%青森 5.2%岩手 5.7%宮城 3.7%秋田 4.4%山形 3.2%福島 4.6%茨城 4.9%栃木 3.5%群馬 2.7%埼玉 4.0%千葉 2.6%東京 2.5%神奈川 2.2%新潟 3.2%富山 3.3%石川 2.9%福井 1.7%山梨 2.4%長野 1.5%岐阜 2.8%静岡 2.5%愛知 2.0%三重 2.1%滋賀 1.5%京都 1.4%大阪 2.2%兵庫 2.4%奈良 3.4%和歌山 3.5%鳥取 0.8%島根 1.6%岡山 1.8%広島 2.3%山口 3.8%徳島 3.4%香川 3.0%愛媛 2.1%高知 1.5%福岡 2.5%佐賀 3.1%長崎 3.6%熊本 2.9%大分 3.7%宮崎 3.3%鹿児島 1.6%沖縄 2.4%
幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率(%)
幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率(2019年度)
項目幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率
北海道3.7%
青森県5.2%
岩手県5.7%
宮城県3.7%
秋田県4.4%
山形県3.2%
福島県4.6%
茨城県4.9%
栃木県3.5%
群馬県2.7%
埼玉県4.0%
千葉県2.6%
東京都2.5%
神奈川県2.2%
新潟県3.2%
富山県3.3%
石川県2.9%
福井県1.7%
山梨県2.4%
長野県1.5%
岐阜県2.8%
静岡県2.5%
愛知県2.0%
三重県2.1%
滋賀県1.5%
京都府1.4%
大阪府2.2%
兵庫県2.4%
奈良県3.4%
和歌山県3.5%
鳥取県0.8%
島根県1.6%
岡山県1.8%
広島県2.3%
山口県3.8%
徳島県3.4%
香川県3.0%
愛媛県2.1%
高知県1.5%
福岡県2.5%
佐賀県3.1%
長崎県3.6%
熊本県2.9%
大分県3.7%
宮崎県3.3%
鹿児島県1.6%
沖縄県2.4%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは岩手県です。
次いで青森県、茨城県、福島県、秋田県が続きます。
淡いのは鳥取県、京都府、長野県でした。

47都道府県の平均は2.88%、中央値は2.84%です。
岩手県の5.72%は平均を2.84ポイント上回ります。

1位と47位の差は4.95ポイント、倍率にすると7.43倍でした。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると徳島県が15.49で最も高く、開きは2.15倍になります。

主指標で1位の岩手県は小学校11歳の肥満傾向児の出現率では2位、小学校11歳の肥満傾向児の出現率で1位の徳島県は主指標では15位でした。

順位都道府県幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率(%)地方小学校11歳の肥満傾向児の出現率
1岩手県5.72東北14.29
2青森県5.17東北11.61
3茨城県4.9関東13.12
4福島県4.63東北13.81
5秋田県4.42東北12.49
6埼玉県3.95関東10.1
7山口県3.8中国9.86
8宮城県3.74東北11.55
9北海道3.73北海道11.81
10大分県3.65九州13.73
11長崎県3.61九州10.78
12和歌山県3.52近畿10.7
13栃木県3.5関東12.9
14奈良県3.44近畿10.32
15徳島県3.4四国15.49
16宮崎県3.33九州13.35
17富山県3.29中部7.87
18新潟県3.17中部10.79
19山形県3.16東北9.34
20佐賀県3.07九州12.59
21香川県2.99四国11.67
22熊本県2.91九州10.06
23石川県2.87中部8.06
24岐阜県2.84中部9.5
25群馬県2.71関東11.42
26千葉県2.62関東7.97
27福岡県2.48九州10.13
28静岡県2.46中部10.92
28東京都2.46関東9.25
30兵庫県2.44近畿7.32
31沖縄県2.41九州11.1
32山梨県2.38中部9.55
33広島県2.29中国10.86
34大阪府2.23近畿9.37
35神奈川県2.17関東7.99
36愛媛県2.14四国10.08
37三重県2.13近畿10.77
38愛知県2.03中部10.06
39岡山県1.82中国8.97
40福井県1.73中部7.96
41島根県1.62中国7.86
42鹿児島県1.61九州13.23
43高知県1.53四国11.9
43滋賀県1.53近畿8.16
45長野県1.48中部9.23
46京都府1.36近畿7.77
47鳥取県0.77中国7.21
学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

幼稚園児の肥満傾向児が多い上位5県

上位5都道府県の幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率
上位5都道府県の幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 012345岩手県: 5.7%5.7%青森県: 5.2%5.2%茨城県: 4.9%4.9%福島県: 4.6%4.6%秋田県: 4.4%4.4%岩手県青森県茨城県福島県秋田県
上位5都道府県の幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率
項目幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率
岩手県5.7%
青森県5.2%
茨城県4.9%
福島県4.6%
秋田県4.4%
下位5都道府県の幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率
下位5都道府県の幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 0.00.20.40.60.81.01.21.4鳥取県: 0.8%0.8%京都府: 1.4%1.4%長野県: 1.5%1.5%滋賀県: 1.5%1.5%高知県: 1.5%1.5%鳥取県京都府長野県滋賀県高知県
下位5都道府県の幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率
項目幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率
鳥取県0.8%
京都府1.4%
長野県1.5%
滋賀県1.5%
高知県1.5%

幼稚園児の肥満傾向児が多い上位5県です。

岩手県は5.72%、青森県は5.17%、茨城県は4.9%でした。
1位と2位の差は0.55ポイントです。

4位は福島県で4.63%、5位は秋田県で4.42%。
上位5はいずれも47都道府県の平均2.88%を上回りました。

1位の岩手県は平均を2.84ポイント上回りました。
中央値の2.84%と比べると2.88ポイント高く、平均に対する比では1.99倍にあたります。

6位以下は埼玉県で3.95%、山口県で3.8%、宮城県で3.74%と続きました。

2位と3位の差は0.27ポイント、3位と4位の差は0.27ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.68ポイントでした。

1位から5位までの幅は1.3ポイント、1位から8位までの幅は1.98ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

岩手県は小学校11歳の肥満傾向児の出現率でも2位に入っています。
全国の値は2.88%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は東北の県でした。
全国の平均のほぼ2倍にあたります。

小6の割合と並べて見ます

数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
幼稚園児の肥満傾向児の割合の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は徳島県の15.49、2位は岩手県の14.29、3位は福島県の13.81。

4位以下は大分県、宮崎県と続きます。
逆に下位は兵庫県が7.32、鳥取県が7.21。
徳島県と鳥取県では2.15倍の開きです。

小学6年生の割合と並べると、順位はかなり違います。
5歳の時点ではまだ差が固まっていないのかもしれません。

7.43倍という開きは、この記事で扱う指標のなかで最も大きなものです。
ただし出現率そのものが2.9パーセントと低く、対象の人数も少ないため、小さな違いが倍率に大きく響きます。

幼稚園に通う子どもだけが対象で、保育所の子どもは含まれません。
県によって通う先の割合が違う点にも注意が要ります。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が4.47%で最も高く、中国5県が2.06%で最も低くなります。
北海道3.73%と関東7都県3.19%がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

小学校11歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
小学校11歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 02468101214徳島県: 15.515.5岩手県: 14.314.3福島県: 13.813.8大分県: 13.713.7宮崎県: 13.413.4徳島県岩手県福島県大分県宮崎県
小学校11歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
項目小学校11歳の肥満傾向児の出現率
徳島県15.5
岩手県14.3
福島県13.8
大分県13.7
宮崎県13.4

幼稚園児の肥満傾向児が少ない下位5県

幼稚園児の肥満傾向児が少ない下位5県です。

47位の鳥取県は0.77%、46位の京都府は1.36%、45位の長野県は1.48%でした。
1位の岩手県とは4.95ポイントの差があります。

44位は高知県で1.53%、43位は滋賀県で1.53%、42位は鹿児島県で1.61%と続きます。

47位は山陰の県でした。
全国の平均を2ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は2.84%、平均は2.88%です。
47位の鳥取県は平均を2.11ポイント下回りました。

47位の鳥取県は1位の岩手県の13.5パーセントにあたる水準で、倍率にすると7.43倍の開きです。

46位との差は0.59ポイント、45位との差は0.71ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.84ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均2.88%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.76ポイントです。

鳥取県は小学校11歳の肥満傾向児の出現率では47位です。
全国の値は2.88%なので、47位はこれを2.11ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率)
地方別の平均(幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率) 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 01234北海道: 3.7%3.7%東北: 4.5%4.5%関東: 3.2%3.2%中部: 2.5%2.5%近畿: 2.4%2.4%中国: 2.1%2.1%四国: 2.5%2.5%九州: 2.9%2.9%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率)
項目幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率の平均
北海道3.7%
東北4.5%
関東3.2%
中部2.5%
近畿2.4%
中国2.1%
四国2.5%
九州2.9%

幼稚園児の肥満傾向児は、数字の振れが大きい指標です。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が4.47%で最も高くなります。
次いで北海道が3.73%、関東7都県が3.19%、九州・沖縄8県が2.88%と続きました。

低いほうは四国4県が2.52%、中部9県が2.47%、近畿7府県が2.38%、中国5県が2.06%でした。

最も高い東北6県と最も低い中国5県の差は2.41ポイントです。
小学校11歳の肥満傾向児の出現率で見ると四国4県が最も高く、中国5県が最も低くなりました。

このグラフについての豆知識

出現率が低く振れが大きい

2019年度の幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率は、全国で2.9パーセントでした。
小学校11歳の10.5パーセントの4分の1ほどです。

出現率が低いぶん、県ごとの数字は年によって振れます。
1年の順位で判断するのは避けたほうがよいでしょう。

標準体重からの離れ方で決まる

肥満傾向児と痩身傾向児は、性別・年齢・身長ごとに決められた標準体重を基準に判定されます。
標準体重より20パーセント以上重ければ肥満傾向児、20パーセント以上軽ければ痩身傾向児です。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
健康診断の結果を集計したものですが、抽出調査なので小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の岩手県は5.72%、47位の鳥取県は0.77%。
差は4.95ポイント、倍率にすると7.43倍です。

中央値は2.84%、平均は2.88%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.04ポイントの差でした。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.15倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北岩手県 5.72山形県 3.16
関東茨城県 4.9神奈川県 2.17
中部富山県 3.29長野県 1.48
近畿和歌山県 3.52京都府 1.36
中国山口県 3.8鳥取県 0.77
四国徳島県 3.4高知県 1.53
九州大分県 3.65鹿児島県 1.61
学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

幼稚園児の肥満傾向児の割合を47都道府県で比べると、最も高い岩手県で5.72%、最も低い鳥取県で0.77%でした。
その差は4.95ポイント、倍率にすると7.43倍です。

47都道府県の中央値は2.84%、平均は2.88%でした。
全国の値は2.88%です。
小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.15倍になり、主指標で1位の岩手県はその見方では2位に位置します。

幼稚園児の肥満傾向児の割合をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、標準体重から20パーセント以上重い子どもの割合であること。
2つ目は、幼稚園に通う子どもだけが対象であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率では徳島県が15.49で最も高く、主指標で1位の岩手県はこの見方では2位でした。

地方ごとの平均では東北6県が4.47%で最も高く、中国5県が2.06%で最も低くなりました。
小学6年生や中学2年生の肥満傾向児の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146560
  • 備考: 幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は小学校11歳の肥満傾向児の出現率

注記: 幼稚園5歳の肥満傾向児の出現率。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は小学校11歳の肥満傾向児の出現率

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