【小6の痩身傾向児】全国2.71パーセント、肥満とは逆の並び

【小6の痩身傾向児】全国2.71パーセント、肥満とは逆の並び

小学校11歳の子どものうち、痩身傾向児はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

神奈川県が4.49%で1位。
47都道府県の平均は2.71%、中央値は2.62%です。
最も高い4.49%と最も低い1.33%の差は3.16ポイント、倍率にすると3.38倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

2.7%

小学校11歳の痩身傾向児の出現率(2019年度)

最も多い 神奈川県

4.5%

最も少ない 山形県

1.3%

小6の痩身傾向児が多い上位5県

上位5都道府県の小学校11歳の痩身傾向児の出現率
上位5都道府県の小学校11歳の痩身傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)(2019年度) 01234神奈川県: 4.5%4.5%島根県: 4.2%4.2%山梨県: 4.0%4.0%岐阜県: 3.8%3.8%静岡県: 3.8%3.8%神奈川県島根県山梨県岐阜県静岡県
上位5都道府県の小学校11歳の痩身傾向児の出現率
項目小学校11歳の痩身傾向児の出現率
神奈川県4.5%
島根県4.2%
山梨県4.0%
岐阜県3.8%
静岡県3.8%
下位5都道府県の小学校11歳の痩身傾向児の出現率
下位5都道府県の小学校11歳の痩身傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)(2019年度) 0.00.51.01.5山形県: 1.3%1.3%沖縄県: 1.5%1.5%香川県: 1.6%1.6%大分県: 1.7%1.7%和歌山県: 1.7%1.7%山形県沖縄県香川県大分県和歌山県
下位5都道府県の小学校11歳の痩身傾向児の出現率
項目小学校11歳の痩身傾向児の出現率
山形県1.3%
沖縄県1.5%
香川県1.6%
大分県1.7%
和歌山県1.7%

小6の痩身傾向児が多い上位5県です。

神奈川県は4.49%、島根県は4.17%、山梨県は4.02%でした。
1位と2位の差は0.32ポイントです。

4位は岐阜県で3.84%、5位は静岡県で3.78%。
上位5はいずれも47都道府県の平均2.71%を上回りました。

1位の神奈川県は平均を1.78ポイント上回りました。
中央値の2.62%と比べると1.87ポイント高く、平均に対する比では1.66倍にあたります。

6位以下は愛知県で3.61%、奈良県で3.59%、埼玉県で3.53%と続きました。

2位と3位の差は0.15ポイント、3位と4位の差は0.18ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.25ポイントでした。

1位から5位までの幅は0.71ポイント、1位から8位までの幅は0.96ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

神奈川県は小学校11歳の肥満傾向児の出現率でも40位に入っています。
全国の値は2.71%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は関東の県でした。
全国の平均を1.8ポイント上回ります。

肥満傾向児の割合と並べて見ます

ここから先は、小学6年生の痩身傾向児の割合がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は徳島県の15.49、2位は岩手県の14.29、3位は福島県の13.81。

4位以下は大分県、宮崎県と続きます。
逆に下位は兵庫県が7.32、鳥取県が7.21。
徳島県と鳥取県では2.15倍の開きです。

肥満傾向児の割合と並べると、上位と下位がおおむね入れ替わります。
ただし完全な裏返しではありません。

痩身傾向児の出現率は2.7パーセントで、肥満傾向児の10.5パーセントの4分の1ほどです。

やせすぎも太りすぎと同じく健康にかかわります。
学校の健康診断はその両方を見つけるためのものです。

地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が3.24%で最も高く、東北6県が2.16%で最も低くなります。
関東7都県3.08%と中国5県3%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

小学校11歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
小学校11歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)(2019年度) 02468101214徳島県: 15.515.5岩手県: 14.314.3福島県: 13.813.8大分県: 13.713.7宮崎県: 13.413.4徳島県岩手県福島県大分県宮崎県
小学校11歳の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
項目小学校11歳の肥満傾向児の出現率
徳島県15.5
岩手県14.3
福島県13.8
大分県13.7
宮崎県13.4

小6の痩身傾向児が少ない下位5県

小6の痩身傾向児が少ない下位5県です。

47位の山形県は1.33%、46位の沖縄県は1.47%、45位の香川県は1.63%でした。
1位の神奈川県とは3.16ポイントの差があります。

44位は大分県で1.7%、43位は和歌山県で1.74%、42位は鹿児島県で1.87%と続きます。

47位は東北の県でした。
全国の平均を1.4ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は2.62%、平均は2.71%です。
47位の山形県は平均を1.38ポイント下回りました。

47位の山形県は1位の神奈川県の29.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.38倍の開きです。

46位との差は0.14ポイント、45位との差は0.3ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.54ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均2.71%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.41ポイントです。

山形県は小学校11歳の肥満傾向児の出現率では中位位です。
全国の値は2.71%なので、47位はこれを1.38ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(小学校11歳の痩身傾向児の出現率)
地方別の平均(小学校11歳の痩身傾向児の出現率) 学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)(2019年度) 0.00.51.01.52.02.53.0北海道: 2.2%2.2%東北: 2.2%2.2%関東: 3.1%3.1%中部: 3.2%3.2%近畿: 2.8%2.8%中国: 3%3%四国: 2.2%2.2%九州: 2.3%2.3%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(小学校11歳の痩身傾向児の出現率)
項目小学校11歳の痩身傾向児の出現率の平均
北海道2.2%
東北2.2%
関東3.1%
中部3.2%
近畿2.8%
中国3%
四国2.2%
九州2.3%

小6の痩身傾向児は、大都市圏で多くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が3.24%で最も高くなります。
次いで関東7都県が3.08%、中国5県が3%、近畿7府県が2.75%と続きました。

低いほうは九州・沖縄8県が2.28%、北海道が2.23%、四国4県が2.17%、東北6県が2.16%でした。

最も高い中部9県と最も低い東北6県の差は1.08ポイントです。
小学校11歳の肥満傾向児の出現率で見ると四国4県が最も高く、中国5県が最も低くなりました。

地図で見る

小学校11歳の痩身傾向児の出現率(2019年度)
小学校11歳の痩身傾向児の出現率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 2.2%青森 2.7%岩手 2.4%宮城 2.7%秋田 1.9%山形 1.3%福島 2.0%茨城 2.4%栃木 2.2%群馬 2.4%埼玉 3.5%千葉 3.5%東京 3.0%神奈川 4.5%新潟 3.0%富山 2.1%石川 2.6%福井 2.7%山梨 4.0%長野 3.4%岐阜 3.8%静岡 3.8%愛知 3.6%三重 2.7%滋賀 2.9%京都 3.4%大阪 2.6%兵庫 2.3%奈良 3.6%和歌山 1.7%鳥取 3.1%島根 4.2%岡山 3.4%広島 1.9%山口 2.5%徳島 2.1%香川 1.6%愛媛 3.0%高知 2.0%福岡 3.3%佐賀 2.1%長崎 2.4%熊本 2.2%大分 1.7%宮崎 3.2%鹿児島 1.9%沖縄 1.5%
小学校11歳の痩身傾向児の出現率(%)
小学校11歳の痩身傾向児の出現率(2019年度)
項目小学校11歳の痩身傾向児の出現率
北海道2.2%
青森県2.7%
岩手県2.4%
宮城県2.7%
秋田県1.9%
山形県1.3%
福島県2.0%
茨城県2.4%
栃木県2.2%
群馬県2.4%
埼玉県3.5%
千葉県3.5%
東京都3.0%
神奈川県4.5%
新潟県3.0%
富山県2.1%
石川県2.6%
福井県2.7%
山梨県4.0%
長野県3.4%
岐阜県3.8%
静岡県3.8%
愛知県3.6%
三重県2.7%
滋賀県2.9%
京都府3.4%
大阪府2.6%
兵庫県2.3%
奈良県3.6%
和歌山県1.7%
鳥取県3.1%
島根県4.2%
岡山県3.4%
広島県1.9%
山口県2.5%
徳島県2.1%
香川県1.6%
愛媛県3.0%
高知県2.0%
福岡県3.3%
佐賀県2.1%
長崎県2.4%
熊本県2.2%
大分県1.7%
宮崎県3.2%
鹿児島県1.9%
沖縄県1.5%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは神奈川県です。
次いで島根県、山梨県、岐阜県、静岡県が続きます。
淡いのは山形県、沖縄県、香川県でした。

47都道府県の平均は2.71%、中央値は2.62%です。
神奈川県の4.49%は平均を1.78ポイント上回ります。

1位と47位の差は3.16ポイント、倍率にすると3.38倍でした。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると徳島県が15.49で最も高く、開きは2.15倍になります。

主指標で1位の神奈川県は小学校11歳の肥満傾向児の出現率では40位、小学校11歳の肥満傾向児の出現率で1位の徳島県は主指標では35位でした。

順位都道府県小学校11歳の痩身傾向児の出現率(%)地方小学校11歳の肥満傾向児の出現率
1神奈川県4.49関東7.99
2島根県4.17中国7.86
3山梨県4.02中部9.55
4岐阜県3.84中部9.5
5静岡県3.78中部10.92
6愛知県3.61中部10.06
7奈良県3.59近畿10.32
8埼玉県3.53関東10.1
9千葉県3.46関東7.97
10長野県3.44中部9.23
11岡山県3.41中国8.97
12京都府3.38近畿7.77
13福岡県3.31九州10.13
14宮崎県3.21九州13.35
15鳥取県3.09中国7.21
16新潟県3.04中部10.79
17東京都3.03関東9.25
18愛媛県2.99四国10.08
19滋賀県2.88近畿8.16
20三重県2.74近畿10.77
21福井県2.73中部7.96
22宮城県2.7東北11.55
23青森県2.68東北11.61
24石川県2.62中部8.06
25大阪府2.6近畿9.37
26山口県2.48中国9.86
27茨城県2.44関東13.12
28長崎県2.43九州10.78
29群馬県2.4関東11.42
30岩手県2.38東北14.29
31兵庫県2.32近畿7.32
32北海道2.23北海道11.81
33栃木県2.21関東12.9
34熊本県2.17九州10.06
35徳島県2.12四国15.49
36佐賀県2.11九州12.59
37富山県2.05中部7.87
38高知県1.96四国11.9
39福島県1.95東北13.81
40秋田県1.94東北12.49
41広島県1.87中国10.86
41鹿児島県1.87九州13.23
43和歌山県1.74近畿10.7
44大分県1.7九州13.73
45香川県1.63四国11.67
46沖縄県1.47九州11.1
47山形県1.33東北9.34
学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

肥満とは逆の並び

2019年度の小学校11歳では、肥満傾向児が10.5パーセント、痩身傾向児が2.7パーセントでした。

肥満傾向児の多い県では痩身傾向児が少なく、その逆も見られます。
ただし完全に対称ではありません。

標準体重からの離れ方で決まる

肥満傾向児と痩身傾向児は、性別・年齢・身長ごとに決められた標準体重を基準に判定されます。
標準体重より20パーセント以上重ければ肥満傾向児、20パーセント以上軽ければ痩身傾向児です。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
健康診断の結果を集計したものですが、抽出調査なので小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の神奈川県は4.49%、47位の山形県は1.33%。
差は3.16ポイント、倍率にすると3.38倍です。

中央値は2.62%、平均は2.71%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.09ポイントの差でした。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.15倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た小学校11歳の痩身傾向児の出現率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北宮城県 2.7山形県 1.33
関東神奈川県 4.49栃木県 2.21
中部山梨県 4.02富山県 2.05
近畿奈良県 3.59和歌山県 1.74
中国島根県 4.17広島県 1.87
四国愛媛県 2.99香川県 1.63
九州福岡県 3.31沖縄県 1.47
学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

小学6年生の痩身傾向児の割合を47都道府県で比べると、最も高い神奈川県で4.49%、最も低い山形県で1.33%でした。
その差は3.16ポイント、倍率にすると3.38倍です。

47都道府県の中央値は2.62%、平均は2.71%でした。
全国の値は2.71%です。
小学校11歳の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.15倍になり、主指標で1位の神奈川県はその見方では40位に位置します。

小学6年生の痩身傾向児の割合の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、標準体重から20パーセント以上軽い子どもの割合であること。
2つ目は、抽出調査にもとづく数字であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

小学校11歳の肥満傾向児の出現率では徳島県が15.49で最も高く、主指標で1位の神奈川県はこの見方では40位でした。

地方ごとの平均では中部9県が3.24%で最も高く、東北6県が2.16%で最も低くなりました。
男子と女子それぞれの痩身傾向児の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 痩身傾向児の出現率)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146483
  • 備考: 小学校11歳(6年生にあたる年齢)の痩身傾向児の出現率。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は小学校11歳の肥満傾向児の出現率

注記: 小学校11歳(6年生にあたる年齢)の痩身傾向児の出現率。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は小学校11歳の肥満傾向児の出現率

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