【小6女子の肥満傾向児】全国9.47パーセント、差は2.86倍

【小6女子の肥満傾向児】全国9.47パーセント、差は2.86倍

小学校11歳の女子のうち、肥満傾向児はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

岩手県が14.64%で1位。
47都道府県の平均は9.47%、中央値は9.01%です。
最も高い14.64%と最も低い5.12%の差は9.52ポイント、倍率にすると2.86倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

9.5%

小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率(2019年度)

最も多い 岩手県

14.6%

最も少ない 千葉県

5.1%

小6女子の肥満傾向児が多い上位5県

上位5都道府県の小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率
上位5都道府県の小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 02468101214岩手県: 14.6%14.6%徳島県: 14.5%14.5%鹿児島県: 13.7%13.7%栃木県: 13.6%13.6%宮崎県: 13.3%13.3%岩手県徳島県鹿児島県栃木県宮崎県
上位5都道府県の小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率
項目小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率
岩手県14.6%
徳島県14.5%
鹿児島県13.7%
栃木県13.6%
宮崎県13.3%
下位5都道府県の小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率
下位5都道府県の小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 0123456千葉県: 5.1%5.1%兵庫県: 5.5%5.5%富山県: 6.1%6.1%島根県: 6.4%6.4%福井県: 6.5%6.5%千葉県兵庫県富山県島根県福井県
下位5都道府県の小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率
項目小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率
千葉県5.1%
兵庫県5.5%
富山県6.1%
島根県6.4%
福井県6.5%

小6女子の肥満傾向児が多い上位5県です。

岩手県は14.64%、徳島県は14.52%、鹿児島県は13.73%でした。
1位と2位の差は0.12ポイントです。

4位は栃木県で13.55%、5位は宮崎県で13.32%。
上位5はいずれも47都道府県の平均9.47%を上回りました。

1位の岩手県は平均を5.17ポイント上回りました。
中央値の9.01%と比べると5.63ポイント高く、平均に対する比では1.55倍にあたります。

6位以下は大分県で13.01%、山口県で12.26%、広島県で11.71%と続きました。

2位と3位の差は0.79ポイント、3位と4位の差は0.18ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1.61ポイントでした。

1位から5位までの幅は1.32ポイント、1位から8位までの幅は2.93ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

岩手県は小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率でも9位に入っています。
全国の値は9.47%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は東北の県でした。
男子の1位とは違う顔ぶれです。

男子の割合と並べて見ます

ここからは統計を離れて、小学6年生の女子の肥満傾向児の割合の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は徳島県の16.47、2位は福島県の16.26、3位は茨城県の14.99。

4位以下は大分県、香川県と続きます。
逆に下位は山口県が7.55、鳥取県が6.6。
徳島県と鳥取県では2.5倍の開きです。

男子の割合と並べると、上位の顔ぶれが変わります。
2.86倍という開きは男子の2.5倍より大きくなっています。

女子の出現率は9.5パーセントで、男子の11.5パーセントより低くなっています。

思春期に入る時期が女子のほうが早いことも、数字の出方に関わっていると考えられます。

地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が11.5%で最も高く、近畿7府県が7.84%で最も低くなります。
四国4県10.93%と東北6県10.46%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 051015徳島県: 16.516.5福島県: 16.316.3茨城県: 15.015.0大分県: 14.414.4香川県: 14.414.4徳島県福島県茨城県大分県香川県
小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率の上位5都道府県
項目小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率
徳島県16.5
福島県16.3
茨城県15.0
大分県14.4
香川県14.4

小6女子の肥満傾向児が少ない下位5県

小6女子の肥満傾向児が少ない下位5県です。

47位の千葉県は5.12%、46位の兵庫県は5.45%、45位の富山県は6.1%でした。
1位の岩手県とは9.52ポイントの差があります。

44位は島根県で6.36%、43位は福井県で6.53%、42位は神奈川県で7.07%と続きます。

47位は関東の県でした。
1位との差は2.86倍にのぼります。

47都道府県の中央値は9.01%、平均は9.47%です。
47位の千葉県は平均を4.35ポイント下回りました。

47位の千葉県は1位の岩手県の35.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.86倍の開きです。

46位との差は0.33ポイント、45位との差は0.98ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.95ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均9.47%を下回りました。
47位から43位までの幅は1.41ポイントです。

千葉県は小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率では中位位です。
全国の値は9.47%なので、47位はこれを4.35ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率)
地方別の平均(小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率) 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度) 0246810北海道: 9.4%9.4%東北: 10.5%10.5%関東: 9.0%9.0%中部: 8.1%8.1%近畿: 7.8%7.8%中国: 9.3%9.3%四国: 10.9%10.9%九州: 11.5%11.5%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率)
項目小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率の平均
北海道9.4%
東北10.5%
関東9.0%
中部8.1%
近畿7.8%
中国9.3%
四国10.9%
九州11.5%

小6女子の肥満傾向児は、北日本で多くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が11.5%で最も高くなります。
次いで四国4県が10.93%、東北6県が10.46%、北海道が9.36%と続きました。

低いほうは中国5県が9.33%、関東7都県が8.99%、中部9県が8.09%、近畿7府県が7.84%でした。

最も高い九州・沖縄8県と最も低い近畿7府県の差は3.66ポイントです。
小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率で見ると北海道が最も高く、中国5県が最も低くなりました。

地図で見る

小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率(2019年度)
小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 9.4%青森 10.0%岩手 14.6%宮城 9.0%秋田 10.7%山形 7.2%福島 11.2%茨城 11.2%栃木 13.6%群馬 9.8%埼玉 8%千葉 5.1%東京 8.2%神奈川 7.1%新潟 10.7%富山 6.1%石川 7.6%福井 6.5%山梨 8.5%長野 8.3%岐阜 7.4%静岡 8.6%愛知 9.1%三重 7.2%滋賀 7.2%京都 7.8%大阪 9.0%兵庫 5.5%奈良 7.5%和歌山 10.6%鳥取 7.8%島根 6.4%岡山 8.5%広島 11.7%山口 12.3%徳島 14.5%香川 8.8%愛媛 8.7%高知 11.7%福岡 10.5%佐賀 11.7%長崎 9.7%熊本 9.4%大分 13.0%宮崎 13.3%鹿児島 13.7%沖縄 10.7%
小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率(%)
小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率(2019年度)
項目小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率
北海道9.4%
青森県10.0%
岩手県14.6%
宮城県9.0%
秋田県10.7%
山形県7.2%
福島県11.2%
茨城県11.2%
栃木県13.6%
群馬県9.8%
埼玉県8%
千葉県5.1%
東京都8.2%
神奈川県7.1%
新潟県10.7%
富山県6.1%
石川県7.6%
福井県6.5%
山梨県8.5%
長野県8.3%
岐阜県7.4%
静岡県8.6%
愛知県9.1%
三重県7.2%
滋賀県7.2%
京都府7.8%
大阪府9.0%
兵庫県5.5%
奈良県7.5%
和歌山県10.6%
鳥取県7.8%
島根県6.4%
岡山県8.5%
広島県11.7%
山口県12.3%
徳島県14.5%
香川県8.8%
愛媛県8.7%
高知県11.7%
福岡県10.5%
佐賀県11.7%
長崎県9.7%
熊本県9.4%
大分県13.0%
宮崎県13.3%
鹿児島県13.7%
沖縄県10.7%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは岩手県です。
次いで徳島県、鹿児島県、栃木県、宮崎県が続きます。
淡いのは千葉県、兵庫県、富山県でした。

47都道府県の平均は9.47%、中央値は9.01%です。
岩手県の14.64%は平均を5.17ポイント上回ります。

1位と47位の差は9.52ポイント、倍率にすると2.86倍でした。

小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率で並べ替えると徳島県が16.47で最も高く、開きは2.5倍になります。

主指標で1位の岩手県は小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率では9位、小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率で1位の徳島県は主指標では2位でした。

順位都道府県小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率(%)地方小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率
1岩手県14.64東北13.97
2徳島県14.52四国16.47
3鹿児島県13.73九州12.77
4栃木県13.55関東12.28
5宮崎県13.32九州13.39
6大分県13.01九州14.4
7山口県12.26中国7.55
8広島県11.71中国10.06
9高知県11.69四国12.09
10佐賀県11.65九州13.48
11福島県11.23東北16.26
12茨城県11.17関東14.99
13沖縄県10.71九州11.46
13秋田県10.71東北14.19
15新潟県10.66中部10.91
16和歌山県10.61近畿10.79
17福岡県10.54九州9.74
18青森県10.02東北13.11
19群馬県9.79関東12.95
20長崎県9.67九州11.87
21北海道9.36北海道14.18
22熊本県9.35九州10.74
23愛知県9.12中部10.95
24大阪府9.01近畿9.7
25宮城県8.99東北13.96
26香川県8.77四国14.39
27愛媛県8.73四国11.37
28静岡県8.57中部13.18
29山梨県8.51中部10.55
30岡山県8.48中国9.42
31長野県8.31中部10.11
32東京都8.2関東10.25
33埼玉県8関東12.1
34鳥取県7.84中国6.6
35京都府7.83近畿7.72
36石川県7.63中部8.47
37奈良県7.53近畿13.11
38岐阜県7.36中部11.53
39三重県7.24近畿14.19
40山形県7.19東北11.35
41滋賀県7.18近畿9.09
42神奈川県7.07関東8.86
43福井県6.53中部9.33
44島根県6.36中国9.26
45富山県6.1中部9.6
46兵庫県5.45近畿9.08
47千葉県5.12関東10.7
学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

女子のほうが地域差が大きい

小学校11歳の肥満傾向児の出現率は、男子で1位と47位の差が2.5倍、女子では2.86倍でした。

出現率そのものは女子のほうが低いものの、地域による差は女子のほうが大きくなっています。

標準体重からの離れ方で決まる

肥満傾向児と痩身傾向児は、性別・年齢・身長ごとに決められた標準体重を基準に判定されます。
標準体重より20パーセント以上重ければ肥満傾向児、20パーセント以上軽ければ痩身傾向児です。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
健康診断の結果を集計したものですが、抽出調査なので小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の岩手県は14.64%、47位の千葉県は5.12%。
差は9.52ポイント、倍率にすると2.86倍です。

中央値は9.01%、平均は9.47%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.46ポイントの差でした。

小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.5倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北岩手県 14.64山形県 7.19
関東栃木県 13.55千葉県 5.12
中部新潟県 10.66富山県 6.1
近畿和歌山県 10.61兵庫県 5.45
中国山口県 12.26島根県 6.36
四国徳島県 14.52愛媛県 8.73
九州鹿児島県 13.73熊本県 9.35
学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

小学6年生の女子の肥満傾向児の割合を47都道府県で比べると、最も高い岩手県で14.64%、最も低い千葉県で5.12%でした。
その差は9.52ポイント、倍率にすると2.86倍です。

47都道府県の中央値は9.01%、平均は9.47%でした。
全国の値は9.47%です。
小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率で並べ替えると開きは2.5倍になり、主指標で1位の岩手県はその見方では9位に位置します。

小学6年生の女子の肥満傾向児の割合の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、標準体重から20パーセント以上重い子どもの割合であること。
2つ目は、女子だけを対象にしていること。
3つ目は2019年の数字であることです。

小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率では徳島県が16.47で最も高く、主指標で1位の岩手県はこの見方では9位でした。

地方ごとの平均では九州・沖縄8県が11.5%で最も高く、近畿7府県が7.84%で最も低くなりました。
男子の肥満傾向児や女子の痩身傾向児の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146560
  • 備考: 小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率

注記: 小学校11歳の女子の肥満傾向児の出現率。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は小学校11歳の男子の肥満傾向児の出現率

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