干しのりを買うのに、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、干しのりの購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は3,179円、中央値は3,117円。
最も支出額が多い佐賀県は5,653円で、最も少ない県の2,539円との差は3,114円です。
金額を比べると、約2.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
3,179円
1世帯当たりの干しのりへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 佐賀県
5,653円
最も少ない 宮崎県
2,539円
干しのりに使う金額が多い上位5都県
干しのりに使う金額が多い上位5都県です。
佐賀県は5,653円、徳島県は4,291円、東京都は3,753円でした。
1位と2位の差は1,362円です。
4位は神奈川県で3,541円、5位は千葉県で3,537円。
上位5はいずれも47都道府県の平均3,179円を上回りました。
1位の佐賀県は平均を2,474円上回りました。
中央値の3,117円と比べると2,536円高く、平均に対する比では1.78倍にあたります。
6位以下は埼玉県で3,504円、山口県で3,474円、茨城県で3,445円と続きました。
2位と3位の差は538円、3位と4位の差は212円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は92円でした。
1位から5位までの幅は2,116円、1位から8位までの幅は2,208円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
佐賀県はわかめへの支出でも42位に入っています。
全国の値は3,179円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は佐賀県の5,653円。
2位の徳島県4,291円に1.3倍の差をつけました。
わかめへの支出と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
わかめへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は岩手県の2,666、2位は宮城県の2,478、3位は長野県の2,295。
4位以下は山形県、福島県と続きます。
逆に下位は和歌山県が947、沖縄県が862。
岩手県と沖縄県では3.09倍の開きです。
1位の佐賀県は有明海に面し、のりの養殖がさかんな県です。
産地がそのまま先頭に立ちました。
ただし2位以下は様子が変わります。
3位の東京都、4位の神奈川県、5位の千葉県、6位の埼玉県と、関東が並びました。
地方別でも関東3,427円が1位です。
のりは軽くて日もちがし、全国に流通しています。
差は2.2倍と小さく、産地の県が突出する一方で、それ以外の地域では大きな違いが出にくい食材だといえます。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が3,427円で最も高く、北海道が2,917円で最も低くなります。
九州・沖縄8県3,290円と東北6県3,142円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
干しのりに使う金額が少ない下位5県
干しのりに使う金額が少ない下位5県です。
47位の宮崎県は2,539円、46位の香川県は2,592円、45位の高知県は2,646円でした。
1位の佐賀県とは3,114円の差があります。
44位は鳥取県で2,654円、43位は奈良県で2,681円、42位は愛媛県で2,697円と続きます。
最も少ない県は2,539円。
上位の県との開きは2.2倍にとどまりました。
47都道府県の中央値は3,117円、平均は3,179円です。
47位の宮崎県は平均を640円下回りました。
47位の宮崎県は1位の佐賀県の44.9パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.23倍の開きです。
46位との差は53円、45位との差は107円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも158円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均3,179円を下回りました。
47位から43位までの幅は142円です。
宮崎県はわかめへの支出では中位位です。
全国の値は3,179円なので、47位はこれを640円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの干しのりへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 2,917円 |
| 青森県 | 2,907円 |
| 岩手県 | 3,278円 |
| 宮城県 | 3,177円 |
| 秋田県 | 2,941円 |
| 山形県 | 3,105円 |
| 福島県 | 3,444円 |
| 茨城県 | 3,445円 |
| 栃木県 | 3,037円 |
| 群馬県 | 3,175円 |
| 埼玉県 | 3,504円 |
| 千葉県 | 3,537円 |
| 東京都 | 3,753円 |
| 神奈川県 | 3,541円 |
| 新潟県 | 3,042円 |
| 富山県 | 2,956円 |
| 石川県 | 3,219円 |
| 福井県 | 2,847円 |
| 山梨県 | 2,849円 |
| 長野県 | 2,839円 |
| 岐阜県 | 3,407円 |
| 静岡県 | 3,371円 |
| 愛知県 | 3,436円 |
| 三重県 | 3,297円 |
| 滋賀県 | 3,276円 |
| 京都府 | 3,029円 |
| 大阪府 | 3,117円 |
| 兵庫県 | 3,215円 |
| 奈良県 | 2,681円 |
| 和歌山県 | 2,866円 |
| 鳥取県 | 2,654円 |
| 島根県 | 3,233円 |
| 岡山県 | 3,295円 |
| 広島県 | 2,993円 |
| 山口県 | 3,474円 |
| 徳島県 | 4,291円 |
| 香川県 | 2,592円 |
| 愛媛県 | 2,697円 |
| 高知県 | 2,646円 |
| 福岡県 | 3,154円 |
| 佐賀県 | 5,653円 |
| 長崎県 | 3,060円 |
| 熊本県 | 3,165円 |
| 大分県 | 2,856円 |
| 宮崎県 | 2,539円 |
| 鹿児島県 | 3,102円 |
| 沖縄県 | 2,787円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは佐賀県です。
次いで徳島県、東京都、神奈川県、千葉県が続きます。
淡いのは宮崎県、香川県、高知県でした。
47都道府県の平均は3,179円、中央値は3,117円です。
佐賀県の5,653円は平均を2,474円上回ります。
1位と47位の差は3,114円、倍率にすると2.23倍でした。
わかめへの支出で並べ替えると岩手県が2,666で最も高く、開きは3.09倍になります。
主指標で1位の佐賀県はわかめへの支出では42位、わかめへの支出で1位の岩手県は主指標では15位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの干しのりへの支出(円) | 地方 | わかめへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 佐賀県 | 5653 | 九州 | 1172 |
| 2 | 徳島県 | 4291 | 四国 | 1851 |
| 3 | 東京都 | 3753 | 関東 | 1746 |
| 4 | 神奈川県 | 3541 | 関東 | 1730 |
| 5 | 千葉県 | 3537 | 関東 | 1704 |
| 6 | 埼玉県 | 3504 | 関東 | 1825 |
| 7 | 山口県 | 3474 | 中国 | 1311 |
| 8 | 茨城県 | 3445 | 関東 | 1816 |
| 9 | 福島県 | 3444 | 東北 | 2031 |
| 10 | 愛知県 | 3436 | 中部 | 1445 |
| 11 | 岐阜県 | 3407 | 中部 | 1305 |
| 12 | 静岡県 | 3371 | 中部 | 1663 |
| 13 | 三重県 | 3297 | 近畿 | 1308 |
| 14 | 岡山県 | 3295 | 中国 | 1198 |
| 15 | 岩手県 | 3278 | 東北 | 2666 |
| 16 | 滋賀県 | 3276 | 近畿 | 1168 |
| 17 | 島根県 | 3233 | 中国 | 1613 |
| 18 | 石川県 | 3219 | 中部 | 1175 |
| 19 | 兵庫県 | 3215 | 近畿 | 1407 |
| 20 | 宮城県 | 3177 | 東北 | 2478 |
| 21 | 群馬県 | 3175 | 関東 | 1905 |
| 22 | 熊本県 | 3165 | 九州 | 1513 |
| 23 | 福岡県 | 3154 | 九州 | 1727 |
| 24 | 大阪府 | 3117 | 近畿 | 1203 |
| 25 | 山形県 | 3105 | 東北 | 2141 |
| 26 | 鹿児島県 | 3102 | 九州 | 1466 |
| 27 | 長崎県 | 3060 | 九州 | 1615 |
| 28 | 新潟県 | 3042 | 中部 | 1613 |
| 29 | 栃木県 | 3037 | 関東 | 1691 |
| 30 | 京都府 | 3029 | 近畿 | 1344 |
| 31 | 広島県 | 2993 | 中国 | 1025 |
| 32 | 富山県 | 2956 | 中部 | 1218 |
| 33 | 秋田県 | 2941 | 東北 | 1847 |
| 34 | 北海道 | 2917 | 北海道 | 1313 |
| 35 | 青森県 | 2907 | 東北 | 1861 |
| 36 | 和歌山県 | 2866 | 近畿 | 947 |
| 37 | 大分県 | 2856 | 九州 | 1292 |
| 38 | 山梨県 | 2849 | 中部 | 1617 |
| 39 | 福井県 | 2847 | 中部 | 1572 |
| 40 | 長野県 | 2839 | 中部 | 2295 |
| 41 | 沖縄県 | 2787 | 九州 | 862 |
| 42 | 愛媛県 | 2697 | 四国 | 1130 |
| 43 | 奈良県 | 2681 | 近畿 | 1362 |
| 44 | 鳥取県 | 2654 | 中国 | 1552 |
| 45 | 高知県 | 2646 | 四国 | 1358 |
| 46 | 香川県 | 2592 | 四国 | 1442 |
| 47 | 宮崎県 | 2539 | 九州 | 1245 |
このグラフについての豆知識
有明海ののり
干しのりへの支出は全国平均で年3,179円。
海藻のなかでは金額の大きい項目です。
味付けのりやのりの佃煮は別の項目に入るため、この数字には含まれません。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の佐賀県は5,653円、47位の宮崎県は2,539円。
差は3,114円、倍率にすると2.23倍です。
中央値は3,117円、平均は3,179円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では62円の差でした。
わかめへの支出で並べ替えると開きは3.09倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりの干しのりへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 3444 | 青森県 2907 |
| 関東 | 東京都 3753 | 栃木県 3037 |
| 中部 | 愛知県 3436 | 長野県 2839 |
| 近畿 | 三重県 3297 | 奈良県 2681 |
| 中国 | 山口県 3474 | 鳥取県 2654 |
| 四国 | 徳島県 4291 | 香川県 2592 |
| 九州 | 佐賀県 5653 | 宮崎県 2539 |
まとめ
1世帯が1年間に干しのりへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い佐賀県で5,653円、最も低い宮崎県で2,539円でした。
その差は3,114円、倍率にすると2.23倍です。
47都道府県の中央値は3,117円、平均は3,179円でした。
全国の値は3,179円です。
わかめへの支出で並べ替えると開きは3.09倍になり、主指標で1位の佐賀県はその見方では42位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、味付けのりは別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
わかめへの支出では岩手県が2,666で最も高く、主指標で1位の佐賀県はこの見方では42位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が3,427円で最も高く、北海道が2,917円で最も低くなりました。
わかめやかつお節への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の佐賀県と2位の徳島県の差は1,362円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 干しのりへの支出。味付けのりや佃煮は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 干しのりへの支出。
味付けのりや佃煮は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
