【小1の視力1.0未満】全国21.96パーセント、入学時点の姿

【小1の視力1.0未満】全国21.96パーセント、入学時点の姿

小学校に入ったばかりの1年生のうち、裸眼の視力が1.0に届かない子どもはどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

福岡県が32%で1位。
47都道府県の平均は21.96%、中央値は21.5%です。
最も高い32%と最も低い12.9%の差は19.1ポイント、倍率にすると2.48倍でした。

47都道府県の単純平均

22%

小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率(2019年度)

最も多い 福岡県

32%

最も少ない 奈良県

12.9%

小1で視力1.0未満が多い上位5県

上位5都道府県の小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率
上位5都道府県の小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 051015202530福岡県: 32%32%青森県: 31.8%31.8%秋田県: 28.4%28.4%佐賀県: 27.4%27.4%沖縄県: 27.4%27.4%福岡県青森県秋田県佐賀県沖縄県
上位5都道府県の小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率
項目小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率
福岡県32%
青森県31.8%
秋田県28.4%
佐賀県27.4%
沖縄県27.4%
下位5都道府県の小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率
下位5都道府県の小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 051015奈良県: 12.9%12.9%山口県: 13.9%13.9%静岡県: 15.7%15.7%福井県: 15.8%15.8%富山県: 17.3%17.3%奈良県山口県静岡県福井県富山県
下位5都道府県の小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率
項目小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率
奈良県12.9%
山口県13.9%
静岡県15.7%
福井県15.8%
富山県17.3%

小1で視力1.0未満が多い上位5県です。

福岡県は32%、青森県は31.8%、秋田県は28.4%でした。
1位と2位の差は0.2ポイントです。

4位は佐賀県で27.4%、5位は沖縄県で27.4%。
上位5はいずれも47都道府県の平均21.96%を上回りました。

1位の福岡県は平均を10.04ポイント上回りました。
中央値の21.5%と比べると10.5ポイント高く、平均に対する比では1.46倍にあたります。

6位以下は岩手県で26.8%、北海道で26.5%、福島県で26.2%と続きました。

2位と3位の差は3.4ポイント、3位と4位の差は1ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1.2ポイントでした。

1位から5位までの幅は4.6ポイント、1位から8位までの幅は5.8ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

福岡県は小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率でも3位に入っています。
全国の値は21.96%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は九州の県でした。
全国の平均を10ポイント上回ります。

小学生全体の割合と並べて見ます

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は小学1年生で裸眼視力1.0未満の割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は青森県の46.2、2位は北海道の42.4、3位は福岡県の41.7。

4位以下は秋田県、沖縄県と続きます。
逆に下位は兵庫県が29.7、滋賀県が28.1。
青森県と滋賀県では1.64倍の開きです。

小学生全体の割合と並べると、上位の顔ぶれが変わります。
入学時点の差と、6年間で開く差は別のものだということです。

小学1年生の時点で22.0パーセント、小学校全体では34.3パーセント。
6年間で12ポイント増えます。

入学時点で視力が低い子どもの割合には、生まれつきの要素も関わると考えられます。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が26.5%で最も高く、近畿7府県が18.76%で最も低くなります。
九州・沖縄8県25.73%と東北6県25.7%がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率の上位5都道府県
小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 010203040青森県: 46.246.2北海道: 42.442.4福岡県: 41.741.7秋田県: 39.539.5沖縄県: 39.239.2青森県北海道福岡県秋田県沖縄県
小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率の上位5都道府県
項目小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率
青森県46.2
北海道42.4
福岡県41.7
秋田県39.5
沖縄県39.2

小1で視力1.0未満が少ない下位5県

小1で視力1.0未満が少ない下位5県です。

47位の奈良県は12.9%、46位の山口県は13.9%、45位の静岡県は15.7%でした。
1位の福岡県とは19.1ポイントの差があります。

44位は福井県で15.8%、43位は富山県で17.3%、42位は京都府で18%と続きます。

47位は近畿の県でした。
全国の平均を9ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は21.5%、平均は21.96%です。
47位の奈良県は平均を9.06ポイント下回りました。

47位の奈良県は1位の福岡県の40.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.48倍の開きです。

46位との差は1ポイント、45位との差は2.8ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも5.1ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均21.96%を下回りました。
47位から43位までの幅は4.4ポイントです。

奈良県は小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率では45位です。
全国の値は21.96%なので、47位はこれを9.06ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率)
地方別の平均(小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率) 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 0510152025北海道: 26.5%26.5%東北: 25.7%25.7%関東: 21%21%中部: 19.7%19.7%近畿: 18.8%18.8%中国: 20.6%20.6%四国: 21.6%21.6%九州: 25.7%25.7%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率)
項目小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率の平均
北海道26.5%
東北25.7%
関東21%
中部19.7%
近畿18.8%
中国20.6%
四国21.6%
九州25.7%

小学1年生の視力1.0未満は、西日本でも多く見られます。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が26.5%で最も高くなります。
次いで九州・沖縄8県が25.73%、東北6県が25.7%、四国4県が21.6%と続きました。

低いほうは関東7都県が21.04%、中国5県が20.58%、中部9県が19.72%、近畿7府県が18.76%でした。

最も高い北海道と最も低い近畿7府県の差は7.74ポイントです。
小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率で見ると北海道が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。

地図で見る

小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率(2019年度)
小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 26.5%青森 31.8%岩手 26.8%宮城 21.9%秋田 28.4%山形 19.1%福島 26.2%茨城 24.4%栃木 21.9%群馬 18%埼玉 18.4%千葉 18.8%東京 25%神奈川 20.8%新潟 21.5%富山 17.3%石川 18.9%福井 15.8%山梨 24.9%長野 19.5%岐阜 22.4%静岡 15.7%愛知 21.5%三重 23.8%滋賀 19.7%京都 18%大阪 18.5%兵庫 18.1%奈良 12.9%和歌山 20.3%鳥取 21.2%島根 21.4%岡山 22.4%広島 24%山口 13.9%徳島 20.1%香川 20.9%愛媛 23.9%高知 21.5%福岡 32%佐賀 27.4%長崎 22.9%熊本 23.2%大分 25.4%宮崎 26.1%鹿児島 21.4%沖縄 27.4%
小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率(%)
小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率(2019年度)
項目小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率
北海道26.5%
青森県31.8%
岩手県26.8%
宮城県21.9%
秋田県28.4%
山形県19.1%
福島県26.2%
茨城県24.4%
栃木県21.9%
群馬県18%
埼玉県18.4%
千葉県18.8%
東京都25%
神奈川県20.8%
新潟県21.5%
富山県17.3%
石川県18.9%
福井県15.8%
山梨県24.9%
長野県19.5%
岐阜県22.4%
静岡県15.7%
愛知県21.5%
三重県23.8%
滋賀県19.7%
京都府18%
大阪府18.5%
兵庫県18.1%
奈良県12.9%
和歌山県20.3%
鳥取県21.2%
島根県21.4%
岡山県22.4%
広島県24%
山口県13.9%
徳島県20.1%
香川県20.9%
愛媛県23.9%
高知県21.5%
福岡県32%
佐賀県27.4%
長崎県22.9%
熊本県23.2%
大分県25.4%
宮崎県26.1%
鹿児島県21.4%
沖縄県27.4%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは福岡県です。
次いで青森県、秋田県、佐賀県、沖縄県が続きます。
淡いのは奈良県、山口県、静岡県でした。

47都道府県の平均は21.96%、中央値は21.5%です。
福岡県の32%は平均を10.04ポイント上回ります。

1位と47位の差は19.1ポイント、倍率にすると2.48倍でした。

小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると青森県が46.2で最も高く、開きは1.64倍になります。

主指標で1位の福岡県は小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率では3位、小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率で1位の青森県は主指標では2位でした。

順位都道府県小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率(%)地方小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率
1福岡県32九州41.7
2青森県31.8東北46.2
3秋田県28.4東北39.5
4沖縄県27.4九州39.2
4佐賀県27.4九州37.8
6岩手県26.8東北37.2
7北海道26.5北海道42.4
8福島県26.2東北36.5
9宮崎県26.1九州34.3
10大分県25.4九州33.4
11東京都25関東38.7
12山梨県24.9中部33.7
13茨城県24.4関東36.4
14広島県24中国37
15愛媛県23.9四国36.7
16三重県23.8近畿34.6
17熊本県23.2九州31.1
18長崎県22.9九州30.9
19岡山県22.4中国31.2
19岐阜県22.4中部32.9
21宮城県21.9東北34.5
21栃木県21.9関東33.2
23愛知県21.5中部34.2
23高知県21.5四国34
23新潟県21.5中部36.9
26鹿児島県21.4九州31.5
26島根県21.4中国34
28鳥取県21.2中国33
29香川県20.9四国35.1
30神奈川県20.8関東32.6
31和歌山県20.3近畿30.9
32徳島県20.1四国33.5
33滋賀県19.7近畿28.1
34長野県19.5中部30.9
35山形県19.1東北31.5
36石川県18.9中部36.6
37千葉県18.8関東33.3
38大阪府18.5近畿34
39埼玉県18.4関東30.5
40兵庫県18.1近畿29.7
41京都府18近畿34.2
41群馬県18関東32.3
43富山県17.3中部32.8
44福井県15.8中部34.1
45静岡県15.7中部30.2
46山口県13.9中国30.9
47奈良県12.9近畿30.2
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

入学時点の姿

2019年度の小学校6歳(1年生にあたる年齢)では、裸眼視力1.0未満が22.0パーセントでした。

小学校全体の34.3パーセントと比べると12ポイント低く、学年が上がるにつれて増えていくことが分かります。

健康診断の結果を集めた統計

学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査なので、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の福岡県は32%、47位の奈良県は12.9%。
差は19.1ポイント、倍率にすると2.48倍です。

中央値は21.5%、平均は21.96%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.46ポイントの差でした。

小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると開きは1.64倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

この小学1年生で裸眼視力1.0未満の割合の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。

最も似ていたのは【小学生の視力1.0未満】全国34.34パーセント、差は1.64倍(順位相関0.7)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【1か月の帰属家賃】平均5万4,052円、実際には払わないお金(相関-0.62)でした。

似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。

地方のなかで見た小学1年生の裸眼視力1.0未満の被患率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北青森県 31.8山形県 19.1
関東東京都 25群馬県 18
中部山梨県 24.9静岡県 15.7
近畿三重県 23.8奈良県 12.9
中国広島県 24山口県 13.9
四国愛媛県 23.9徳島県 20.1
九州福岡県 32鹿児島県 21.4
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

小学1年生で裸眼視力1.0未満の割合を47都道府県で比べると、最も高い福岡県で32%、最も低い奈良県で12.9%でした。
その差は19.1ポイント、倍率にすると2.48倍です。

47都道府県の中央値は21.5%、平均は21.96%でした。
全国の値は21.96%です。
小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率で並べ替えると開きは1.64倍になり、主指標で1位の福岡県はその見方では3位に位置します。

小学1年生で裸眼視力1.0未満の割合の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、小学校6歳だけを対象にしていること。
3つ目は2019年の数字であることです。

小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率では青森県が46.2で最も高く、主指標で1位の福岡県はこの見方では3位でした。

地方ごとの平均では北海道が26.5%で最も高く、近畿7府県が18.76%で最も低くなりました。
小学生全体の視力や小学1年生のむし歯を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
  • 備考: 小学校6歳(1年生にあたる年齢)で裸眼視力が1.0未満だった児童の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率

注記: 小学校6歳(1年生にあたる年齢)で裸眼視力が1.0未満だった児童の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は小学生全体の裸眼視力1.0未満の被患率

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