2024年に届け出られた婚姻は、全国で485,092件。
前年からわずかに増えたものの、長い目で見れば減り続けています。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の人口動態調査、2024年の数字。
東京都が76,441件で1位。
47都道府県の平均は10,321.1件、中央値は5,495件です。
1位と47位の間には44倍の開き、人口10万人あたりでは2.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
10,321件
婚姻件数(2024年)
最も多い 東京都
76,441件
最も少ない 鳥取県
1,738件
婚姻届が多い上位5都府県
婚姻届が多い上位5都府県です。
東京都は76,441件、神奈川県は39,586件、大阪府は39,387件でした。
東京都は2位の神奈川県の1.93倍です。
4位は愛知県で32,250件、5位は埼玉県で28,250件。
上位5で全国の44.5パーセント、上位3で32パーセント、上位10で64パーセントでした。
1位だけで15.8パーセントを占めます。
47都道府県の平均は10,321.1件なので、1位は平均の7.4倍。
中央値の5,495件と比べると13.9倍にあたります。
6位以下は千葉県で24,093件、福岡県で21,033件、兵庫県で19,676件と続きました。
2位と3位の差は199件、3位と4位の差は7,137件でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の55.5パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると116,027件。
これだけで全国の23.9パーセントにあたります。
1位だけで全国の15.8パーセントを占めました。
若い世代が全国から集まる都に、婚姻届も集中します。
実数でも人口あたりでも同じ都が1位です
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
結婚した組の数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は東京都の539.15件、2位は大阪府449.78件、3位は沖縄県435.74件。
4位以下は愛知県、神奈川県と続きます。
逆に人口あたりの下位は青森県284.38件、秋田県250.5件。
東京都と秋田県では2.2倍の開きです。
人口あたりでも同じ都が首位に立ちます。
人口が多いから婚姻が多いのではなく、人口あたりでも突出しているということです。
進学や就職で移り住んだ若い世代が、そのまま結婚の時期を迎えます。
婚姻届は住所地で数えるため、その分だけ都市部に積み上がります。
一方で人口の少ない県では、若い世代そのものが減っています。
婚姻件数の差が出生数の差より大きいのは、そのためだと考えられます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が437.4件で最も多く、東北6県が309.9件で最も少なくなります。
近畿7府県394.3件と九州・沖縄8県374.6件がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
婚姻届が少ない下位5県
婚姻届が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は1,738件、46位の島根県は1,982件、45位の高知県は2,071件でした。
1位の東京都とは44倍の差があります。
44位は秋田県で2,247件、43位は徳島県で2,280件、42位は福井県で2,584件と続きます。
44倍という開きは、この記事で扱う人口動態のなかで最も大きなものです。
出生数の27.2倍を大きく上回ります。
47都道府県の中央値は5,495件。
平均は10,321.1件なので、平均が中央値の1.9倍です。
47位の鳥取県は平均の16.8パーセント、中央値の31.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.1パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで15.8パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の2.27パーセントにあたる水準です。
46位との差は244件、45位との差は333件でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には74,703件の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 婚姻件数 |
|---|---|
| 北海道 | 17,618件 |
| 青森県 | 3,313件 |
| 岩手県 | 3,284件 |
| 宮城県 | 8,157件 |
| 秋田県 | 2,247件 |
| 山形県 | 2,946件 |
| 福島県 | 5,495件 |
| 茨城県 | 9,414件 |
| 栃木県 | 6,537件 |
| 群馬県 | 6,246件 |
| 埼玉県 | 28,250件 |
| 千葉県 | 24,093件 |
| 東京都 | 76,441件 |
| 神奈川県 | 39,586件 |
| 新潟県 | 6,352件 |
| 富山県 | 3,324件 |
| 石川県 | 3,761件 |
| 福井県 | 2,584件 |
| 山梨県 | 2,781件 |
| 長野県 | 6,728件 |
| 岐阜県 | 6,263件 |
| 静岡県 | 12,316件 |
| 愛知県 | 32,250件 |
| 三重県 | 6,095件 |
| 滋賀県 | 5,304件 |
| 京都府 | 9,037件 |
| 大阪府 | 39,387件 |
| 兵庫県 | 19,676件 |
| 奈良県 | 3,856件 |
| 和歌山県 | 2,966件 |
| 鳥取県 | 1,738件 |
| 島根県 | 1,982件 |
| 岡山県 | 6,753件 |
| 広島県 | 10,099件 |
| 山口県 | 4,189件 |
| 徳島県 | 2,280件 |
| 香川県 | 3,327件 |
| 愛媛県 | 4,104件 |
| 高知県 | 2,071件 |
| 福岡県 | 21,033件 |
| 佐賀県 | 2,609件 |
| 長崎県 | 4,114件 |
| 熊本県 | 5,981件 |
| 大分県 | 3,608件 |
| 宮崎県 | 3,444件 |
| 鹿児島県 | 5,065件 |
| 沖縄県 | 6,388件 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県が続きます。
淡いのは鳥取県、島根県、高知県でした。
47都道府県の平均は10,321.1件、中央値は5,495件です。
東京都の76,441件は平均の7.4倍にあたります。
上位3で32パーセント、1位と47位で44倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと東京都が539.15件で最も多く、開きは2.2倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 婚姻件数(件) | 地方 | 人口10万人あたりの婚姻件数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 76441 | 関東 | 539.15 |
| 2 | 神奈川県 | 39586 | 関東 | 429.12 |
| 3 | 大阪府 | 39387 | 近畿 | 449.78 |
| 4 | 愛知県 | 32250 | 中部 | 432.31 |
| 5 | 埼玉県 | 28250 | 関東 | 385.3 |
| 6 | 千葉県 | 24093 | 関東 | 385.43 |
| 7 | 福岡県 | 21033 | 九州 | 413.06 |
| 8 | 兵庫県 | 19676 | 近畿 | 368.67 |
| 9 | 北海道 | 17618 | 北海道 | 349.36 |
| 10 | 静岡県 | 12316 | 中部 | 349.19 |
| 11 | 広島県 | 10099 | 中国 | 372.11 |
| 12 | 茨城県 | 9414 | 関東 | 335.5 |
| 13 | 京都府 | 9037 | 近畿 | 358.61 |
| 14 | 宮城県 | 8157 | 東北 | 362.86 |
| 15 | 岡山県 | 6753 | 中国 | 368.81 |
| 16 | 長野県 | 6728 | 中部 | 338.6 |
| 17 | 栃木県 | 6537 | 関東 | 346.79 |
| 18 | 沖縄県 | 6388 | 九州 | 435.74 |
| 19 | 新潟県 | 6352 | 中部 | 302.62 |
| 20 | 岐阜県 | 6263 | 中部 | 326.88 |
| 21 | 群馬県 | 6246 | 関東 | 330.48 |
| 22 | 三重県 | 6095 | 近畿 | 356.22 |
| 23 | 熊本県 | 5981 | 九州 | 352.45 |
| 24 | 福島県 | 5495 | 東北 | 315.26 |
| 25 | 滋賀県 | 5304 | 近畿 | 378.32 |
| 26 | 鹿児島県 | 5065 | 九州 | 330.61 |
| 27 | 山口県 | 4189 | 中国 | 327.01 |
| 28 | 長崎県 | 4114 | 九州 | 328.59 |
| 29 | 愛媛県 | 4104 | 四国 | 321.63 |
| 30 | 奈良県 | 3856 | 近畿 | 300.08 |
| 31 | 石川県 | 3761 | 中部 | 342.53 |
| 32 | 大分県 | 3608 | 九州 | 332.53 |
| 33 | 宮崎県 | 3444 | 九州 | 333.4 |
| 34 | 香川県 | 3327 | 四国 | 362.81 |
| 35 | 富山県 | 3324 | 中部 | 333.4 |
| 36 | 青森県 | 3313 | 東北 | 284.38 |
| 37 | 岩手県 | 3284 | 東北 | 286.81 |
| 38 | 和歌山県 | 2966 | 近畿 | 337.05 |
| 39 | 山形県 | 2946 | 東北 | 291.39 |
| 40 | 山梨県 | 2781 | 中部 | 351.58 |
| 41 | 佐賀県 | 2609 | 九州 | 331.09 |
| 42 | 福井県 | 2584 | 中部 | 349.66 |
| 43 | 徳島県 | 2280 | 四国 | 332.85 |
| 44 | 秋田県 | 2247 | 東北 | 250.5 |
| 45 | 高知県 | 2071 | 四国 | 315.7 |
| 46 | 島根県 | 1982 | 中国 | 308.72 |
| 47 | 鳥取県 | 1738 | 中国 | 327.31 |
このグラフについての豆知識
婚姻と出生の関係
2024年の婚姻は48万5,092件、出生は68万6,173人でした。
日本では結婚した夫婦から生まれる子どもが大半を占めます。
婚姻件数の1位と47位の差は44倍で、出生数の27.2倍より大きくなっています。
若い世代の偏りがそのまま表れた形です。
届出をもとにした統計
人口動態調査は、市区町村に出された出生・死亡・死産・婚姻・離婚の届書を集計したものです。
日本に住む日本人が対象で、外国人や日本人の海外での出来事は含まれません。
数えるのは届出のあった場所ではなく、届け出た人の住所地です。
里帰り出産で他県の病院を使っても、住んでいる県の数として集計されます。
数字の開き
1位の東京都は76,441件、47位の鳥取県は1,738件。
両者の間には44倍の開きがあります。
上位3で全国の32パーセント、上位10で64パーセントを占めます。
中央値は5,495件、平均は10,321.1件です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
結婚した組の数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
0.99という高い相関を示したのが【妊娠の届出数】全国75万992人、人口あたりでは沖縄県が最多でした。
最も食い違ったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.8)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た婚姻件数
| 地方 | 最も多い(件) | 最も少ない(件) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 8157 | 秋田県 2247 |
| 関東 | 東京都 76441 | 群馬県 6246 |
| 中部 | 愛知県 32250 | 福井県 2584 |
| 近畿 | 大阪府 39387 | 和歌山県 2966 |
| 中国 | 広島県 10099 | 鳥取県 1738 |
| 四国 | 愛媛県 4104 | 高知県 2071 |
| 九州 | 福岡県 21033 | 佐賀県 2609 |
まとめ
婚姻件数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で76,441件、最も少ない鳥取県で1,738件でした。
1位と47位の間には44倍の開きがあります。
上位3で全国の32パーセント、上位10で64パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は5,495件、平均は10,321.1件でした。
人口10万人あたりに直すと2.2倍の開きになります。
結婚した組の数の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、日本に住む日本人だけを数えていること。
2つ目は、届け出た人の住所地で集計すること。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは東京都が539.15件で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の39.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が437.4件で最多でした。
離婚件数や出生数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【双子の分娩件数】全国8,758件、実数の差は36倍
- 【結婚した組数・10年推移】婚姻件数は全国で28.1%の落ち込み
- 【婚姻率】全国は人口1,000人あたり4.0件、開きは2.28倍
- 【人口性比2025】全国94.5、100を超えるのは1県だけ
出典
- 統計名: 人口動態調査(上巻 都道府県別にみた人口動態総覧)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003411562
- 備考: 2024年に届け出られた婚姻の件数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2024年に届け出られた婚姻の件数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
