2024年に生まれた赤ちゃんは、全国で686,173人。
前の年から減り続け、統計を取りはじめてから最も少ない水準になりました。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の人口動態調査、2024年の数字。
東京都が84,207人で1位。
47都道府県の平均は14,599人、中央値は8,896人です。
1位と47位の間には27.2倍の開き、人口10万人あたりでは2.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
14,599人
出生数(2024年)
最も多い 東京都
84,207人
最も少ない 鳥取県
3,092人
生まれた赤ちゃんが多い上位5都府県
生まれた赤ちゃんが多い上位5都府県です。
東京都は84,207人、大阪府は53,351人、神奈川県は51,423人でした。
東京都は2位の大阪府の1.58倍です。
4位は愛知県で45,514人、5位は埼玉県で39,956人。
上位5で全国の40パーセント、上位3で27.5パーセント、上位10で59.9パーセントでした。
1位だけで12.3パーセントを占めます。
47都道府県の平均は14,599人なので、1位は平均の5.8倍。
中央値の8,896人と比べると9.5倍にあたります。
6位以下は千葉県で33,763人、福岡県で32,280人、兵庫県で30,535人と続きました。
2位と3位の差は1,928人、3位と4位の差は5,909人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の60パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると137,558人。
これだけで全国の20.0パーセントにあたります。
実数は人口の多さに沿います。
若い世代が集まる都府県ほど、生まれる子どもの数も多くなります。
人口あたりでは南の県が1位です
ここからは統計を離れて、生まれた赤ちゃんの数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は沖縄県の801.71人、2位は福岡県633.94人、3位は滋賀県627.32人。
4位以下は佐賀県、愛知県と続きます。
逆に人口あたりの下位は岩手県427.6人、秋田県365.89人。
沖縄県と秋田県では2.2倍の開きです。
人口あたりで上位に来るのは、南の島の県です。
子どもを持つ人の割合が高い地域で、合計特殊出生率でも長く全国1位を続けてきました。
実数1位の都は人口あたりでは9位です。
若い世代が集まるので生まれる数そのものは多いものの、人口に対しての割合はそこまで高くありません。
当サイトの合計特殊出生率を比べた記事とあわせて見ると、数と率のずれがよく分かります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が624.5人で最も多く、北海道が449.3人で最も少なくなります。
中国5県574.1人と近畿7府県574人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
生まれた赤ちゃんが少ない下位5県
生まれた赤ちゃんが少ない下位5県です。
47位の鳥取県は3,092人、46位の高知県は3,108人、45位の秋田県は3,282人でした。
1位の東京都とは27.2倍の差があります。
44位は徳島県で3,547人、43位は島根県で3,622人、42位は山梨県で4,153人と続きます。
27.2倍という開きです。
同じ年の死亡数の17.5倍より大きく、出生のほうが地域による差がはっきり出ます。
47都道府県の中央値は8,896人。
平均は14,599人なので、平均が中央値の1.6倍です。
47位の鳥取県は平均の21.2パーセント、中央値の34.8パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.4パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで12.3パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の3.67パーセントにあたる水準です。
46位との差は16人、45位との差は190人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には81,115人の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 出生数 |
|---|---|
| 北海道 | 22,658人 |
| 青森県 | 5,099人 |
| 岩手県 | 4,896人 |
| 宮城県 | 11,242人 |
| 秋田県 | 3,282人 |
| 山形県 | 4,699人 |
| 福島県 | 8,216人 |
| 茨城県 | 13,976人 |
| 栃木県 | 9,262人 |
| 群馬県 | 9,334人 |
| 埼玉県 | 39,956人 |
| 千葉県 | 33,763人 |
| 東京都 | 84,207人 |
| 神奈川県 | 51,423人 |
| 新潟県 | 9,941人 |
| 富山県 | 5,078人 |
| 石川県 | 6,078人 |
| 福井県 | 4,383人 |
| 山梨県 | 4,153人 |
| 長野県 | 10,513人 |
| 岐阜県 | 9,831人 |
| 静岡県 | 17,439人 |
| 愛知県 | 45,514人 |
| 三重県 | 8,896人 |
| 滋賀県 | 8,795人 |
| 京都府 | 12,938人 |
| 大阪府 | 53,351人 |
| 兵庫県 | 30,535人 |
| 奈良県 | 6,697人 |
| 和歌山県 | 4,457人 |
| 鳥取県 | 3,092人 |
| 島根県 | 3,622人 |
| 岡山県 | 10,926人 |
| 広島県 | 15,765人 |
| 山口県 | 6,777人 |
| 徳島県 | 3,547人 |
| 香川県 | 5,059人 |
| 愛媛県 | 6,557人 |
| 高知県 | 3,108人 |
| 福岡県 | 32,280人 |
| 佐賀県 | 4,824人 |
| 長崎県 | 7,000人 |
| 熊本県 | 10,337人 |
| 大分県 | 5,957人 |
| 宮崎県 | 6,000人 |
| 鹿児島県 | 8,939人 |
| 沖縄県 | 11,753人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、秋田県でした。
47都道府県の平均は14,599人、中央値は8,896人です。
東京都の84,207人は平均の5.8倍にあたります。
上位3で27.5パーセント、1位と47位で27.2倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと沖縄県が801.71人で最も多く、開きは2.2倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは9位、人口あたり1位の沖縄県は実数では14位でした。
| 順位 | 都道府県 | 出生数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの出生数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 84207 | 関東 | 593.93 |
| 2 | 大阪府 | 53351 | 近畿 | 609.24 |
| 3 | 神奈川県 | 51423 | 関東 | 557.43 |
| 4 | 愛知県 | 45514 | 中部 | 610.11 |
| 5 | 埼玉県 | 39956 | 関東 | 544.95 |
| 6 | 千葉県 | 33763 | 関東 | 540.12 |
| 7 | 福岡県 | 32280 | 九州 | 633.94 |
| 8 | 兵庫県 | 30535 | 近畿 | 572.14 |
| 9 | 北海道 | 22658 | 北海道 | 449.3 |
| 10 | 静岡県 | 17439 | 中部 | 494.44 |
| 11 | 広島県 | 15765 | 中国 | 580.88 |
| 12 | 茨城県 | 13976 | 関東 | 498.08 |
| 13 | 京都府 | 12938 | 近畿 | 513.41 |
| 14 | 沖縄県 | 11753 | 九州 | 801.71 |
| 15 | 宮城県 | 11242 | 東北 | 500.09 |
| 16 | 岡山県 | 10926 | 中国 | 596.72 |
| 17 | 長野県 | 10513 | 中部 | 529.09 |
| 18 | 熊本県 | 10337 | 九州 | 609.13 |
| 19 | 新潟県 | 9941 | 中部 | 473.61 |
| 20 | 岐阜県 | 9831 | 中部 | 513.1 |
| 21 | 群馬県 | 9334 | 関東 | 493.86 |
| 22 | 栃木県 | 9262 | 関東 | 491.35 |
| 23 | 鹿児島県 | 8939 | 九州 | 583.49 |
| 24 | 三重県 | 8896 | 近畿 | 519.93 |
| 25 | 滋賀県 | 8795 | 近畿 | 627.32 |
| 26 | 福島県 | 8216 | 東北 | 471.37 |
| 27 | 長崎県 | 7000 | 九州 | 559.11 |
| 28 | 山口県 | 6777 | 中国 | 529.04 |
| 29 | 奈良県 | 6697 | 近畿 | 521.17 |
| 30 | 愛媛県 | 6557 | 四国 | 513.87 |
| 31 | 石川県 | 6078 | 中部 | 553.55 |
| 32 | 宮崎県 | 6000 | 九州 | 580.83 |
| 33 | 大分県 | 5957 | 九州 | 549.03 |
| 34 | 青森県 | 5099 | 東北 | 437.68 |
| 35 | 富山県 | 5078 | 中部 | 509.33 |
| 36 | 香川県 | 5059 | 四国 | 551.69 |
| 37 | 岩手県 | 4896 | 東北 | 427.6 |
| 38 | 佐賀県 | 4824 | 九州 | 612.18 |
| 39 | 山形県 | 4699 | 東北 | 464.79 |
| 40 | 和歌山県 | 4457 | 近畿 | 506.48 |
| 41 | 福井県 | 4383 | 中部 | 593.1 |
| 42 | 山梨県 | 4153 | 中部 | 525.03 |
| 43 | 島根県 | 3622 | 中国 | 564.17 |
| 44 | 徳島県 | 3547 | 四国 | 517.81 |
| 45 | 秋田県 | 3282 | 東北 | 365.89 |
| 46 | 高知県 | 3108 | 四国 | 473.78 |
| 47 | 鳥取県 | 3092 | 中国 | 582.3 |
このグラフについての豆知識
出生と死亡の差
2024年の出生数は68万6,173人、死亡数は160万5,378人でした。
亡くなった人は生まれた子どものおよそ2.3倍です。
この差がそのまま人口の自然減になります。
47都道府県すべてで死亡数が出生数を上回りました。
届出をもとにした統計
人口動態調査は、市区町村に出された出生・死亡・死産・婚姻・離婚の届書を集計したものです。
日本に住む日本人が対象で、外国人や日本人の海外での出来事は含まれません。
数えるのは届出のあった場所ではなく、届け出た人の住所地です。
里帰り出産で他県の病院を使っても、住んでいる県の数として集計されます。
数字の開き
1位の東京都は84,207人、47位の鳥取県は3,092人。
両者の間には27.2倍の開きがあります。
上位3で全国の27.5パーセント、上位10で59.9パーセントを占めます。
中央値は8,896人、平均は14,599人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
地方のなかで見た出生数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 11242 | 秋田県 3282 |
| 関東 | 東京都 84207 | 栃木県 9262 |
| 中部 | 愛知県 45514 | 山梨県 4153 |
| 近畿 | 大阪府 53351 | 和歌山県 4457 |
| 中国 | 広島県 15765 | 鳥取県 3092 |
| 四国 | 愛媛県 6557 | 高知県 3108 |
| 九州 | 福岡県 32280 | 佐賀県 4824 |
まとめ
出生数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で84,207人、最も少ない鳥取県で3,092人でした。
1位と47位の間には27.2倍の開きがあります。
上位3で全国の27.5パーセント、上位10で59.9パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は8,896人、平均は14,599人でした。
人口10万人あたりに直すと2.2倍の開きになります。
生まれた赤ちゃんの数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、日本に住む日本人だけを数えていること。
2つ目は、届け出た人の住所地で集計すること。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは沖縄県が801.71人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは9位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の35.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が624.5人で最多でした。
死亡数や婚姻件数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 人口動態調査(上巻 都道府県別にみた人口動態総覧)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003411562
- 備考: 2024年に生まれた日本人の子どもの数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2024年に生まれた日本人の子どもの数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
