トラックやバスを運転する大型免許を、どれだけの人が持っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、警察庁の「運転免許統計」をもとにしています。
2025年12月31日現在の第一種大型免許の保有者数を、15歳以上人口1万人あたりに直しました。
全国平均は1万人あたり449.7人、中央値は444.7人。
最も多い青森県は753.9人、最も少ない東京都は130.5人で、5.78倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
449.7人
15歳以上1万人あたりの大型免許(第一種)保有者数(令和7年末現在(2025年12月31日))
最も多い 青森県
753.9人
最も少ない 東京都
130.5人
15歳以上1万人あたりの大型免許(第一種)保有者数が多い5都道府県
大型免許を持つ人が多い上位5県です。
1位は青森県の753.87人。
2位の秋田県708.75人、3位の山形県702.17人と続きます。
4位は岩手県669.99人、5位は福島県636.77人でした。
上位5県すべてが東北です。
地方別でも東北6県が660.96人で、2位の北海道547.98人を大きく引き離しました。
6位以下は新潟県632.12人、鹿児島県578.97人、宮崎県567.77人。
東北に続くのは、日本海側と南九州でした。
1位の青森県は全国平均の1.68倍。
15歳以上のおよそ13人に1人が大型免許を持っている計算になります。
上位8県のうち6県が、日本海側か東北です。
雪の季節に物資を運び、除雪の車両を動かす担い手が要ります。
2位の秋田県から5位の福島県までは、708.75人から636.77人のあいだ。
71.98人の幅に4県が並んでいます。
東北6県のうち5県が上位に入り、残る宮城県も全国平均を上回りました。
15歳以上1万人あたりの大型免許(第一種)保有者数が少ない5都道府県
大型免許を持つ人が少ない下位5都府県です。
最も少ないのは東京都の130.50人。
46位は大阪府192.79人、45位は神奈川県197.90人、44位は京都府234.46人、43位は奈良県266.13人でした。
1位の青森県とくらべると、東京都は5.78分の1です。
同じ免許でも、住む場所によってこれだけ持つ人の割合が変わります。
下位に並ぶのは大都市圏の都府県です。
荷物を運ぶ仕事そのものは都市にも多くありますが、運転する人が都市の外に住み、都市へ運び入れる形が多いためでしょう。
42位は兵庫県289.57人、41位は埼玉県298.98人。
300人を下回るのは下位7都府県だけです。
下位5都府県はいずれも、鉄道と港と空港がそろう地域です。
運ぶ手段が車だけではないことも効いていそうです。
東京都の130.50人は、全国平均449.71人の3割にも届きません。
47都道府県のなかで唯一、200人を大きく下回りました。
47都道府県の15歳以上1万人あたりの大型免許(第一種)保有者数
| 項目 | 15歳以上1万人あたりの大型免許(第一種)保有者数 |
|---|---|
| 北海道 | 548.0人 |
| 青森県 | 753.9人 |
| 岩手県 | 670.0人 |
| 宮城県 | 494.2人 |
| 秋田県 | 708.8人 |
| 山形県 | 702.2人 |
| 福島県 | 636.8人 |
| 茨城県 | 490.6人 |
| 栃木県 | 496.1人 |
| 群馬県 | 483.3人 |
| 埼玉県 | 299.0人 |
| 千葉県 | 320.2人 |
| 東京都 | 130.5人 |
| 神奈川県 | 197.9人 |
| 新潟県 | 632.1人 |
| 富山県 | 475.6人 |
| 石川県 | 427.1人 |
| 福井県 | 544.2人 |
| 山梨県 | 415.9人 |
| 長野県 | 510.0人 |
| 岐阜県 | 445.3人 |
| 静岡県 | 430.3人 |
| 愛知県 | 328.3人 |
| 三重県 | 475.2人 |
| 滋賀県 | 369.9人 |
| 京都府 | 234.5人 |
| 大阪府 | 192.8人 |
| 兵庫県 | 289.6人 |
| 奈良県 | 266.1人 |
| 和歌山県 | 432.4人 |
| 鳥取県 | 511.4人 |
| 島根県 | 505.6人 |
| 岡山県 | 402.0人 |
| 広島県 | 373.2人 |
| 山口県 | 442.9人 |
| 徳島県 | 437.3人 |
| 香川県 | 460.1人 |
| 愛媛県 | 438.1人 |
| 高知県 | 410人 |
| 福岡県 | 338.6人 |
| 佐賀県 | 501.8人 |
| 長崎県 | 444.7人 |
| 熊本県 | 440.5人 |
| 大分県 | 489人 |
| 宮崎県 | 567.8人 |
| 鹿児島県 | 579.0人 |
| 沖縄県 | 394.0人 |
日本地図で見ると、東北がまとまって濃く出ます。
青森県753.87人、秋田県708.75人、山形県702.17人、岩手県669.99人、福島県636.77人と、上位5県すべてを東北が占めました。
6位には新潟県632.12人が続きます。
薄いのは東京都130.50人、大阪府192.79人、神奈川県197.90人。
大都市圏ほど少なくなります。
中央値は444.71人で、平均の449.71人とほぼ同じ。
上下に極端な値があっても、真ん中あたりの県は450人前後に集まっています。
| 順位 | 都道府県 | 15歳以上1万人あたりの大型免許(第一種)保有者数(人) | 地方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 青森県 | 753.87 | 東北 |
| 2 | 秋田県 | 708.75 | 東北 |
| 3 | 山形県 | 702.17 | 東北 |
| 4 | 岩手県 | 669.99 | 東北 |
| 5 | 福島県 | 636.77 | 東北 |
| 6 | 新潟県 | 632.12 | 中部 |
| 7 | 鹿児島県 | 578.97 | 九州 |
| 8 | 宮崎県 | 567.77 | 九州 |
| 9 | 北海道 | 547.98 | 北海道 |
| 10 | 福井県 | 544.24 | 中部 |
| 11 | 鳥取県 | 511.41 | 中国 |
| 12 | 長野県 | 509.95 | 中部 |
| 13 | 島根県 | 505.64 | 中国 |
| 14 | 佐賀県 | 501.76 | 九州 |
| 15 | 栃木県 | 496.12 | 関東 |
| 16 | 宮城県 | 494.23 | 東北 |
| 17 | 茨城県 | 490.56 | 関東 |
| 18 | 大分県 | 489.00 | 九州 |
| 19 | 群馬県 | 483.31 | 関東 |
| 20 | 富山県 | 475.57 | 中部 |
| 21 | 三重県 | 475.16 | 近畿 |
| 22 | 香川県 | 460.10 | 四国 |
| 23 | 岐阜県 | 445.26 | 中部 |
| 24 | 長崎県 | 444.71 | 九州 |
| 25 | 山口県 | 442.86 | 中国 |
| 26 | 熊本県 | 440.47 | 九州 |
| 27 | 愛媛県 | 438.14 | 四国 |
| 28 | 徳島県 | 437.25 | 四国 |
| 29 | 和歌山県 | 432.40 | 近畿 |
| 30 | 静岡県 | 430.25 | 中部 |
| 31 | 石川県 | 427.11 | 中部 |
| 32 | 山梨県 | 415.85 | 中部 |
| 33 | 高知県 | 410.00 | 四国 |
| 34 | 岡山県 | 401.95 | 中国 |
| 35 | 沖縄県 | 394.03 | 九州 |
| 36 | 広島県 | 373.22 | 中国 |
| 37 | 滋賀県 | 369.90 | 近畿 |
| 38 | 福岡県 | 338.59 | 九州 |
| 39 | 愛知県 | 328.25 | 中部 |
| 40 | 千葉県 | 320.20 | 関東 |
| 41 | 埼玉県 | 298.98 | 関東 |
| 42 | 兵庫県 | 289.57 | 近畿 |
| 43 | 奈良県 | 266.13 | 近畿 |
| 44 | 京都府 | 234.46 | 近畿 |
| 45 | 神奈川県 | 197.90 | 関東 |
| 46 | 大阪府 | 192.79 | 近畿 |
| 47 | 東京都 | 130.50 | 関東 |
このグラフについての豆知識
運ぶ距離が長い土地
大型免許は、10トントラックやバスを運転するための免許です。
仕事で使う人がほとんどで、趣味で取る人はまずいません。
東北に多いのは、農産物や木材を運ぶ距離が長いこと、大都市圏へ向かう長距離輸送の起点になっていることが関わっていそうです。
雪の季節に道路の除雪や資材の運搬が必要になることも、大型車を扱える人を厚くしている可能性があります。
上位の免許で数える決まり
この統計では、2種類以上の免許を持つ人を上位の免許1つで数えます。
大型免許を持つ人は普通免許も持っていますが、大型のほうにだけ計上されます。
そのため「大型免許を持つ人の数」がそのまま読み取れます。
二種免許は別の項目
バスで客を乗せるには第二種の大型免許が要ります。
この記事の第一種は、荷物を運ぶための免許です。
大型二種を持つ人はそちらに数えられるため、この数字には入っていません。
この数字の読み方
運転免許統計は、2種類以上の免許を持つ人を上位の免許1つで数えます。
大型免許を持つ人は普通免許も持っていますが、大型のほうにだけ計上されます。
人あたりの値は、社会・人口統計体系の人口(2024年)で割って当サイトが算出した参考値です。
免許は18歳から取れますが、都道府県別の18歳以上人口が手元にないため、15歳以上人口を母数にしています。
実際の保有率はこの数字より少し高くなります。
地方のなかで見た15歳以上1万人あたりの大型免許(第一種)保有者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 753.87 | 宮城県 494.23 |
| 関東 | 栃木県 496.12 | 東京都 130.50 |
| 中部 | 新潟県 632.12 | 愛知県 328.25 |
| 近畿 | 三重県 475.16 | 大阪府 192.79 |
| 中国 | 鳥取県 511.41 | 広島県 373.22 |
| 四国 | 香川県 460.10 | 高知県 410.00 |
| 九州 | 鹿児島県 578.97 | 福岡県 338.59 |
まとめ
15歳以上1万人あたりの大型免許保有者数は、全国平均で449.7人。
最も多い青森県753.87人と、最も少ない東京都130.50人の差は5.78倍でした。
上位5県はすべて東北です。
青森・秋田・山形・岩手・福島が並び、地方別でも東北6県660.96人が突出しました。
運ぶ距離の長さと、雪の季節の仕事が背景にありそうです。
一方で下位は東京・大阪・神奈川・京都と大都市圏。
荷物が集まる場所と、運ぶ人が住む場所は別だということが読み取れます。
バスやタクシーを運転できる人の割合とあわせて読んでみてください。
地方別で最下位の近畿7府県は322.92人。
1位の東北6県とは338.04人の差がありました。
荷物を運ぶ人がどこに住んでいるか。
この免許は、その分布をそのまま映しています。
人口の多い都府県で少なく、産地と港を抱える県で多い。
荷物の流れが免許の分布に表れています。
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出典
- 統計名: 運転免許統計
- 調査年: 令和7年末現在(2025年12月31日)
- 公開元: 警察庁
- 参照URL: https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo.html
- 備考: トラックやバスを運転するための免許。上位の免許で数える決まりのため、大型を持つ人はこの列に入る。人あたりの値は、社会・人口統計体系の総人口から年少人口を引いた15歳以上人口(2024年)で割って算出した参考値。警察庁の統計を加工して47グラフが作成
注記: トラックやバスを運転するための免許。
上位の免許で数える決まりのため、大型を持つ人はこの列に入る。
人あたりの値は、社会・人口統計体系の総人口から年少人口を引いた15歳以上人口(2024年)で割って算出した参考値。
警察庁の統計を加工して47グラフが作成
