1年間に中学校を卒業した人は、全国で107万599人。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。
東京都が104,600人で1位。
人口10万人あたりでは沖縄県が先頭に立ちます。
47都道府県の単純平均
22,779人
中学校卒業者数(2023年)
最も多い 東京都
104,600人
最も少ない 鳥取県
4,604人
中学校卒業者が多い5都府県
中学校卒業者が多い上位5都府県です。
東京都は104,600人、神奈川県は75,275人、大阪府は73,472人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.39倍です。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の36.0パーセント。
上位3都府県で23.7パーセント、上位10都道府県で56.5パーセントでした。
1位のシェアは9.8パーセント。
人口の分布に沿った並びです。
人口あたり1位は沖縄県、東京都は47位です
この分布の背景を、ここから考えてみます。
中学校卒業者数の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、九州・沖縄の県が上位に来ます。
1位は沖縄県の1,140.6人、2位は佐賀県983.65人、3位は鹿児島県980.7人。
逆に人口あたりの下位は秋田県776.37人、東京都742.58人。
沖縄県と東京都では1.5倍の開きです。
実数1位の東京都が人口あたりでは47位。
子どもの割合が低いためです。
沖縄県が1位なのは、子どもの割合が全国で最も高い県だからでしょう。
当サイトの高校卒業者の記事でも沖縄県が人口あたり1位でした。
15歳の人口も18歳の人口も、沖縄県では相対的に多くなります。
秋田県が下位なのは高齢化率の高さによるもの。
同じ人口10万人でも、その中身は県によってまるで違います。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が961.6人で最も多く、北海道が790.5人で最も少なくなります。
中部9県906.1人と中国5県890.6人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
中学校卒業者が少ない5県
中学校卒業者が少ない下位5県です。
鳥取県は4,604人、島根県は5,556人、高知県は5,656人でした。
東京都とは22.7倍の差があります。
実数の差は人口の差をほぼそのまま映しています。
人口あたりに直すと、この開きは1.5倍まで縮みます。
47都道府県の中央値は15,191人。
平均は22,778.7人なので、平均が中央値の1.5倍です。
地方別に見る
卒業者の数は、15歳人口の分布そのものです。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の32.9パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.9パーセント、中部9県が17.6パーセント、九州・沖縄8県が12.6パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が6.5パーセント、中国5県が5.9パーセント、北海道が3.8パーセント、四国4県が2.9パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
九州・沖縄8県が961.6人、中部9県が906.1人、中国5県が890.6人の順に多く、最も少ないのは北海道が790.5人です。
地図で見る
| 項目 | 中学校卒業者数 |
|---|---|
| 北海道 | 40,250人 |
| 青森県 | 9,779人 |
| 岩手県 | 9,891人 |
| 宮城県 | 19,362人 |
| 秋田県 | 7,096人 |
| 山形県 | 8,768人 |
| 福島県 | 15,083人 |
| 茨城県 | 23,592人 |
| 栃木県 | 16,735人 |
| 群馬県 | 16,831人 |
| 埼玉県 | 62,094人 |
| 千葉県 | 52,937人 |
| 東京都 | 104,600人 |
| 神奈川県 | 75,275人 |
| 新潟県 | 17,700人 |
| 富山県 | 8,558人 |
| 石川県 | 9,973人 |
| 福井県 | 7,013人 |
| 山梨県 | 6,881人 |
| 長野県 | 17,931人 |
| 岐阜県 | 17,914人 |
| 静岡県 | 32,315人 |
| 愛知県 | 69,714人 |
| 三重県 | 15,711人 |
| 滋賀県 | 13,730人 |
| 京都府 | 21,494人 |
| 大阪府 | 73,472人 |
| 兵庫県 | 47,752人 |
| 奈良県 | 11,535人 |
| 和歌山県 | 7,891人 |
| 鳥取県 | 4,604人 |
| 島根県 | 5,556人 |
| 岡山県 | 16,669人 |
| 広島県 | 24,975人 |
| 山口県 | 11,158人 |
| 徳島県 | 5,754人 |
| 香川県 | 8,517人 |
| 愛媛県 | 10,936人 |
| 高知県 | 5,656人 |
| 福岡県 | 46,909人 |
| 佐賀県 | 7,820人 |
| 長崎県 | 11,909人 |
| 熊本県 | 16,313人 |
| 大分県 | 9,900人 |
| 宮崎県 | 10,111人 |
| 鹿児島県 | 15,191人 |
| 沖縄県 | 16,744人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県です。
人口の地図に近い形です。
淡いのは鳥取県、島根県、高知県でした。
47都道府県の平均は22,778.7人、中央値は15,191人です。
東京都の104,600人は平均の4.6倍にあたります。
上位3都府県で23.7パーセント、1位と47位で22.7倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 中学校卒業者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの中学校卒業者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 104600 | 関東 | 742.58 |
| 2 | 神奈川県 | 75275 | 関東 | 815.64 |
| 3 | 大阪府 | 73472 | 近畿 | 838.43 |
| 4 | 愛知県 | 69714 | 中部 | 932.38 |
| 5 | 埼玉県 | 62094 | 関東 | 847.01 |
| 6 | 千葉県 | 52937 | 関東 | 846.04 |
| 7 | 兵庫県 | 47752 | 近畿 | 889.24 |
| 8 | 福岡県 | 46909 | 九州 | 919.24 |
| 9 | 北海道 | 40250 | 北海道 | 790.46 |
| 10 | 静岡県 | 32315 | 中部 | 909.00 |
| 11 | 広島県 | 24975 | 中国 | 912.16 |
| 12 | 茨城県 | 23592 | 関東 | 835.12 |
| 13 | 京都府 | 21494 | 近畿 | 847.89 |
| 14 | 宮城県 | 19362 | 東北 | 855.21 |
| 15 | 長野県 | 17931 | 中部 | 894.76 |
| 16 | 岐阜県 | 17914 | 中部 | 927.71 |
| 17 | 新潟県 | 17700 | 中部 | 832.55 |
| 18 | 群馬県 | 16831 | 関東 | 884.91 |
| 19 | 沖縄県 | 16744 | 九州 | 1140.60 |
| 20 | 栃木県 | 16735 | 関東 | 882.18 |
| 21 | 岡山県 | 16669 | 中国 | 902.49 |
| 22 | 熊本県 | 16313 | 九州 | 954.53 |
| 23 | 三重県 | 15711 | 近畿 | 909.73 |
| 24 | 鹿児島県 | 15191 | 九州 | 980.70 |
| 25 | 福島県 | 15083 | 東北 | 853.59 |
| 26 | 滋賀県 | 13730 | 近畿 | 975.84 |
| 27 | 長崎県 | 11909 | 九州 | 939.94 |
| 28 | 奈良県 | 11535 | 近畿 | 890.05 |
| 29 | 山口県 | 11158 | 中国 | 859.63 |
| 30 | 愛媛県 | 10936 | 四国 | 847.10 |
| 31 | 宮崎県 | 10111 | 九州 | 970.35 |
| 32 | 石川県 | 9973 | 中部 | 899.28 |
| 33 | 大分県 | 9900 | 九州 | 903.28 |
| 34 | 岩手県 | 9891 | 東北 | 850.47 |
| 35 | 青森県 | 9779 | 東北 | 825.93 |
| 36 | 山形県 | 8768 | 東北 | 854.58 |
| 37 | 富山県 | 8558 | 中部 | 849.85 |
| 38 | 香川県 | 8517 | 四国 | 919.76 |
| 39 | 和歌山県 | 7891 | 近畿 | 884.64 |
| 40 | 佐賀県 | 7820 | 九州 | 983.65 |
| 41 | 秋田県 | 7096 | 東北 | 776.37 |
| 42 | 福井県 | 7013 | 中部 | 942.61 |
| 43 | 山梨県 | 6881 | 中部 | 864.45 |
| 44 | 徳島県 | 5754 | 四国 | 827.91 |
| 45 | 高知県 | 5656 | 四国 | 849.25 |
| 46 | 島根県 | 5556 | 中国 | 854.77 |
| 47 | 鳥取県 | 4604 | 中国 | 857.36 |
このグラフについての豆知識
中学校卒業者と高校卒業者
当サイトには高校を卒業した人の数を扱った記事もあります。
中学校卒業者は107万599人、高校卒業者は91万8,850人。
差の一部は、高校に進学しない人や中退した人によるものと考えられますが、調査年が違う点にも注意が必要です。
沖縄県が人口あたり1位
人口10万人あたりでは沖縄県1,140.6人。
高校卒業者の記事でも沖縄県が1位でした。
子どもの割合が高い県では、どの学年を見ても人数が相対的に多くなります。
数字は2023年のものです。
10年前とくらべると
全国の中学校卒業者数は、2013年の1,192,990人から2023年の1,070,599人へ、この10年でおよそ10%減りました。
1位は2013年も東京都で、10年たっても変わっていません。
県ごとに見ると、いちばん変わらなかったのは東京都で、10年前とほぼ同じでした。
順位の並びがにている記事
中学校卒業者数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
1という高い相関を示したのが【15歳までの子ども】全国1,603万人、人口あたり最多は沖縄県でした。
最も食い違ったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.77)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た中学校卒業者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 19362 | 秋田県 7096 |
| 関東 | 東京都 104600 | 栃木県 16735 |
| 中部 | 愛知県 69714 | 山梨県 6881 |
| 近畿 | 大阪府 73472 | 和歌山県 7891 |
| 中国 | 広島県 24975 | 鳥取県 4604 |
| 四国 | 愛媛県 10936 | 高知県 5656 |
| 九州 | 福岡県 46909 | 佐賀県 7820 |
まとめ
中学校を卒業した人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で104,600人、最も少ない鳥取県で4,604人でした。
人口10万人あたりの1位は沖縄県の1,140.6人です。
中学校卒業者数の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、通っていた学校のある県で数えること。
2つ目は、公立と私立の合計であること。
3つ目は2023年の数字であることです。
実数1位の東京都が人口あたりでは47位。
子どもの割合の違いが、そのまま表れています。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の32.9パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が961.6人で最多でした。
高校を卒業した人の数や中学校の先生を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードE3701(中学校卒業者数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードE3701(中学校卒業者数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
