糖尿病で通院している人はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。
青森県が4.88%で1位。
47都道府県の平均は3.87%、中央値は3.77%です。
最も高い4.88%と最も低い2.84%の差は2.04ポイント、倍率にすると1.72倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
3.9%
糖尿病で通院している人の割合(2022年)
最も多い 青森県
4.9%
最も少ない 沖縄県
2.8%
地図で見る
| 項目 | 糖尿病で通院している人の割合 |
|---|---|
| 北海道 | 4.3% |
| 青森県 | 4.9% |
| 岩手県 | 4.3% |
| 宮城県 | 4.2% |
| 秋田県 | 4.4% |
| 山形県 | 3.6% |
| 福島県 | 4.3% |
| 茨城県 | 4.1% |
| 栃木県 | 3.6% |
| 群馬県 | 3.7% |
| 埼玉県 | 4.2% |
| 千葉県 | 3.5% |
| 東京都 | 3.4% |
| 神奈川県 | 3.5% |
| 新潟県 | 3.8% |
| 富山県 | 3.9% |
| 石川県 | 4.1% |
| 福井県 | 3.7% |
| 山梨県 | 3.7% |
| 長野県 | 3.3% |
| 岐阜県 | 4.0% |
| 静岡県 | 3.6% |
| 愛知県 | 3.8% |
| 三重県 | 3.7% |
| 滋賀県 | 3.7% |
| 京都府 | 3.3% |
| 大阪府 | 3.6% |
| 兵庫県 | 3.7% |
| 奈良県 | 3.3% |
| 和歌山県 | 4.1% |
| 鳥取県 | 3.4% |
| 島根県 | 4.2% |
| 岡山県 | 4.0% |
| 広島県 | 4.0% |
| 山口県 | 4.3% |
| 徳島県 | 4.3% |
| 香川県 | 3.8% |
| 愛媛県 | 3.8% |
| 高知県 | 4.4% |
| 福岡県 | 3.6% |
| 佐賀県 | 3.7% |
| 長崎県 | 4.2% |
| 熊本県 | 4.1% |
| 大分県 | 4.4% |
| 宮崎県 | 4.3% |
| 鹿児島県 | 3.8% |
| 沖縄県 | 2.8% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは青森県です。
次いで大分県、秋田県、高知県、北海道が続きます。
淡いのは沖縄県、長野県、奈良県でした。
47都道府県の平均は3.87%、中央値は3.77%です。
青森県の4.88%は平均を1.01ポイント上回ります。
1位と47位の差は2.04ポイント、倍率にすると1.72倍でした。
高血圧症で通院する人の割合で並べ替えると岩手県が10.24で最も高く、開きは1.6倍になります。
主指標で1位の青森県は高血圧症で通院する人の割合では4位、高血圧症で通院する人の割合で1位の岩手県は主指標では7位でした。
| 順位 | 都道府県 | 糖尿病で通院している人の割合(%) | 地方 | 高血圧症で通院する人の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 青森県 | 4.88 | 東北 | 9.85 |
| 2 | 大分県 | 4.38 | 九州 | 8.96 |
| 3 | 秋田県 | 4.37 | 東北 | 10 |
| 4 | 高知県 | 4.35 | 四国 | 9.35 |
| 5 | 北海道 | 4.33 | 北海道 | 8.19 |
| 6 | 徳島県 | 4.31 | 四国 | 8.01 |
| 7 | 岩手県 | 4.3 | 東北 | 10.24 |
| 7 | 山口県 | 4.3 | 中国 | 8.76 |
| 7 | 福島県 | 4.3 | 東北 | 9.63 |
| 10 | 宮崎県 | 4.26 | 九州 | 9.46 |
| 11 | 埼玉県 | 4.23 | 関東 | 7.6 |
| 12 | 長崎県 | 4.18 | 九州 | 9.39 |
| 13 | 宮城県 | 4.15 | 東北 | 8.25 |
| 13 | 島根県 | 4.15 | 中国 | 8.14 |
| 15 | 石川県 | 4.13 | 中部 | 7.37 |
| 16 | 熊本県 | 4.08 | 九州 | 9.62 |
| 16 | 和歌山県 | 4.08 | 近畿 | 7.8 |
| 18 | 茨城県 | 4.05 | 関東 | 8.03 |
| 19 | 岐阜県 | 3.99 | 中部 | 7.69 |
| 20 | 岡山県 | 3.97 | 中国 | 7.06 |
| 20 | 広島県 | 3.97 | 中国 | 7.38 |
| 22 | 富山県 | 3.88 | 中部 | 7.98 |
| 23 | 愛知県 | 3.84 | 中部 | 7.4 |
| 24 | 香川県 | 3.77 | 四国 | 7.54 |
| 24 | 鹿児島県 | 3.77 | 九州 | 9.15 |
| 26 | 愛媛県 | 3.76 | 四国 | 7.94 |
| 27 | 新潟県 | 3.75 | 中部 | 8.11 |
| 28 | 滋賀県 | 3.74 | 近畿 | 7.49 |
| 28 | 兵庫県 | 3.74 | 近畿 | 7.17 |
| 30 | 三重県 | 3.73 | 近畿 | 7.53 |
| 31 | 山梨県 | 3.72 | 中部 | 7.45 |
| 32 | 佐賀県 | 3.69 | 九州 | 8.34 |
| 32 | 福井県 | 3.69 | 中部 | 7.23 |
| 34 | 群馬県 | 3.66 | 関東 | 7.54 |
| 35 | 山形県 | 3.62 | 東北 | 9.92 |
| 35 | 大阪府 | 3.62 | 近畿 | 7.41 |
| 35 | 福岡県 | 3.62 | 九州 | 7.41 |
| 38 | 静岡県 | 3.57 | 中部 | 7.13 |
| 38 | 栃木県 | 3.57 | 関東 | 7.83 |
| 40 | 千葉県 | 3.52 | 関東 | 6.53 |
| 41 | 神奈川県 | 3.45 | 関東 | 7.32 |
| 42 | 東京都 | 3.44 | 関東 | 6.4 |
| 43 | 鳥取県 | 3.41 | 中国 | 7.41 |
| 44 | 京都府 | 3.33 | 近畿 | 6.75 |
| 45 | 奈良県 | 3.31 | 近畿 | 6.88 |
| 46 | 長野県 | 3.27 | 中部 | 7.29 |
| 47 | 沖縄県 | 2.84 | 九州 | 7.53 |
糖尿病の通院が多い上位5県
糖尿病の通院が多い上位5県です。
青森県は4.88%、大分県は4.38%、秋田県は4.37%でした。
1位と2位の差は0.5ポイントです。
4位は高知県で4.35%、5位は北海道で4.33%。
上位5はいずれも47都道府県の平均3.87%を上回りました。
1位の青森県は平均を1.01ポイント上回りました。
中央値の3.77%と比べると1.11ポイント高く、平均に対する比では1.26倍にあたります。
6位以下は徳島県で4.31%、岩手県で4.3%、福島県で4.3%と続きました。
2位と3位の差は0.01ポイント、3位と4位の差は0.02ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.03ポイントでした。
1位から5位までの幅は0.55ポイント、1位から8位までの幅は0.58ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
青森県は高血圧症で通院する人の割合でも4位に入っています。
全国の値は3.79%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は青森県の4.88パーセント。
東北の県が上位に並びます。
高血圧の通院と並べて見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
糖尿病で通院している人の割合の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
高血圧症で通院する人の割合で並べ替えると、順位が変わります。
1位は岩手県の10.24、2位は秋田県の10、3位は山形県の9.92。
4位以下は青森県、福島県と続きます。
逆に下位は千葉県が6.53、東京都が6.4。
岩手県と東京都では1.6倍の開きです。
高血圧と同じく東北で高い分布です。
食習慣と運動の機会が、生活習慣病の通院の地図をつくっています。
糖尿病は人工透析にいたる原因の第1位でもあり、通院の継続が何より大切とされています。
当サイトの糖尿病の死亡数の記事とあわせて見ると、治療と結果の関係を考える材料になります。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が4.33%で最も高く、近畿7府県が3.65%で最も低くなります。
東北6県4.27%と四国4県4.05%がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
糖尿病の通院が少ない下位5県
糖尿病の通院が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は2.84%、46位の長野県は3.27%、45位の奈良県は3.31%でした。
1位の青森県とは2.04ポイントの差があります。
44位は京都府で3.33%、43位は鳥取県で3.41%、42位は東京都で3.44%と続きます。
最も低い沖縄県は2.84パーセント。
1位と47位の差は1.7倍です。
47都道府県の中央値は3.77%、平均は3.87%です。
47位の沖縄県は平均を1.03ポイント下回りました。
47位の沖縄県は1位の青森県の58.2パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.72倍の開きです。
46位との差は0.43ポイント、45位との差は0.47ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.6ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均3.87%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.57ポイントです。
沖縄県は高血圧症で通院する人の割合では中位位です。
全国の値は3.79%なので、47位はこれを0.95ポイント下回っています。
地方別に見る
糖尿病の通院は、東北で多く、沖縄で少なくなります。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が4.33%で最も高くなります。
次いで東北6県が4.27%、四国4県が4.05%、中国5県が3.96%と続きました。
低いほうは九州・沖縄8県が3.85%、中部9県が3.76%、関東7都県が3.7%、近畿7府県が3.65%でした。
最も高い北海道と最も低い近畿7府県の差は0.68ポイントです。
高血圧症で通院する人の割合で見ると東北6県が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
25人に1人が通院中
糖尿病で通院している人は6歳以上の3.79パーセント。
およそ25人に1人にあたります。
予備群を含めれば2,000万人規模といわれ、健診での早期発見が重要になっています。
3年に一度の大規模調査
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。
公表されているのは人数なので、6歳以上の世帯人員の総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の率とは分母の取り方が違うことがあります。
標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の青森県は4.88%、47位の沖縄県は2.84%。
差は2.04ポイント、倍率にすると1.72倍です。
中央値は3.77%、平均は3.87%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.1ポイントの差でした。
高血圧症で通院する人の割合で並べ替えると開きは1.6倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
糖尿病で通院している人の割合の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
いちばん近かったのは【高血圧で通院する人】全国7.6%、通院理由の第1位で、順位相関は0.7でした。
正反対だったのは【看護師の数・10年推移】47都道府県すべてで3割近い伸びで、相関は-0.6です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た糖尿病で通院している人の割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 4.88 | 山形県 3.62 |
| 関東 | 埼玉県 4.23 | 東京都 3.44 |
| 中部 | 石川県 4.13 | 長野県 3.27 |
| 近畿 | 和歌山県 4.08 | 奈良県 3.31 |
| 中国 | 山口県 4.3 | 鳥取県 3.41 |
| 四国 | 高知県 4.35 | 愛媛県 3.76 |
| 九州 | 大分県 4.38 | 沖縄県 2.84 |
まとめ
糖尿病で通院している人の割合を47都道府県で比べると、最も高い青森県で4.88%、最も低い沖縄県で2.84%でした。
その差は2.04ポイント、倍率にすると1.72倍です。
47都道府県の中央値は3.77%、平均は3.87%でした。
全国の値は3.79%です。
高血圧症で通院する人の割合で並べ替えると開きは1.6倍になり、主指標で1位の青森県はその見方では4位に位置します。
糖尿病で通院している人の割合の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、通院している人だけを数えたこと。
3つ目は2022年の数字であることです。
高血圧症で通院する人の割合では岩手県が10.24で最も高く、主指標で1位の青森県はこの見方では4位でした。
地方ごとの平均では北海道が4.33%で最も高く、近畿7府県が3.65%で最も低くなりました。
高血圧の通院や糖尿病の死亡数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の青森県と2位の大分県の差は0.5ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041078
- 備考: 6歳以上のうち糖尿病で通院している人(複数回答)の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は高血圧症で通院する人の割合
注記: 6歳以上のうち糖尿病で通院している人(複数回答)の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は高血圧症で通院する人の割合
