人工透析の装置は、病院にどれくらいあるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の医療施設静態調査、2023年の数字。
東京都が3,994台で1位。
47都道府県の平均は1,370.8台、中央値は969台です。
1位と47位の間には16.7倍の開き、人口10万人あたりでは4.4倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
1,371台
病院の人工透析の台数(2023年)
最も多い 東京都
3,994台
最も少ない 鳥取県
239台
地図で見る
| 項目 | 病院の人工透析の台数 |
|---|---|
| 北海道 | 3,553台 |
| 青森県 | 630台 |
| 岩手県 | 665台 |
| 宮城県 | 914台 |
| 秋田県 | 570台 |
| 山形県 | 655台 |
| 福島県 | 1,352台 |
| 茨城県 | 1,431台 |
| 栃木県 | 928台 |
| 群馬県 | 1,279台 |
| 埼玉県 | 2,873台 |
| 千葉県 | 2,628台 |
| 東京都 | 3,994台 |
| 神奈川県 | 2,494台 |
| 新潟県 | 1,404台 |
| 富山県 | 809台 |
| 石川県 | 804台 |
| 福井県 | 495台 |
| 山梨県 | 555台 |
| 長野県 | 1,614台 |
| 岐阜県 | 1,325台 |
| 静岡県 | 1,510台 |
| 愛知県 | 2,814台 |
| 三重県 | 1,069台 |
| 滋賀県 | 894台 |
| 京都府 | 1,657台 |
| 大阪府 | 3,942台 |
| 兵庫県 | 2,488台 |
| 奈良県 | 788台 |
| 和歌山県 | 740台 |
| 鳥取県 | 239台 |
| 島根県 | 365台 |
| 岡山県 | 1,309台 |
| 広島県 | 1,321台 |
| 山口県 | 969台 |
| 徳島県 | 817台 |
| 香川県 | 694台 |
| 愛媛県 | 913台 |
| 高知県 | 699台 |
| 福岡県 | 3,243台 |
| 佐賀県 | 616台 |
| 長崎県 | 957台 |
| 熊本県 | 1,429台 |
| 大分県 | 1,110台 |
| 宮崎県 | 595台 |
| 鹿児島県 | 1,320台 |
| 沖縄県 | 957台 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、北海道、福岡県、埼玉県が続きます。
淡いのは鳥取県、島根県、福井県でした。
47都道府県の平均は1,370.8台、中央値は969台です。
東京都の3,994台は平均の2.9倍にあたります。
上位3で17.8パーセント、1位と47位で16.7倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと徳島県が119.27台で最も多く、開きは4.4倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは46位、人口あたり1位の徳島県は実数では31位でした。
| 順位 | 都道府県 | 病院の人工透析の台数(台) | 地方 | 人口10万人あたりの病院の人工透析の台数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 3994 | 関東 | 28.17 |
| 2 | 大阪府 | 3942 | 近畿 | 45.02 |
| 3 | 北海道 | 3553 | 北海道 | 70.45 |
| 4 | 福岡県 | 3243 | 九州 | 63.69 |
| 5 | 埼玉県 | 2873 | 関東 | 39.18 |
| 6 | 愛知県 | 2814 | 中部 | 37.72 |
| 7 | 千葉県 | 2628 | 関東 | 42.04 |
| 8 | 神奈川県 | 2494 | 関東 | 27.04 |
| 9 | 兵庫県 | 2488 | 近畿 | 46.62 |
| 10 | 京都府 | 1657 | 近畿 | 65.75 |
| 11 | 長野県 | 1614 | 中部 | 81.23 |
| 12 | 静岡県 | 1510 | 中部 | 42.81 |
| 13 | 茨城県 | 1431 | 関東 | 51 |
| 14 | 熊本県 | 1429 | 九州 | 84.21 |
| 15 | 新潟県 | 1404 | 中部 | 66.89 |
| 16 | 福島県 | 1352 | 東北 | 77.57 |
| 17 | 岐阜県 | 1325 | 中部 | 69.15 |
| 18 | 広島県 | 1321 | 中国 | 48.67 |
| 19 | 鹿児島県 | 1320 | 九州 | 86.16 |
| 20 | 岡山県 | 1309 | 中国 | 71.49 |
| 21 | 群馬県 | 1279 | 関東 | 67.67 |
| 22 | 大分県 | 1110 | 九州 | 102.3 |
| 23 | 三重県 | 1069 | 近畿 | 62.48 |
| 24 | 山口県 | 969 | 中国 | 75.64 |
| 25 | 沖縄県 | 957 | 九州 | 65.28 |
| 25 | 長崎県 | 957 | 九州 | 76.44 |
| 27 | 栃木県 | 928 | 関東 | 49.23 |
| 28 | 宮城県 | 914 | 東北 | 40.66 |
| 29 | 愛媛県 | 913 | 四国 | 71.55 |
| 30 | 滋賀県 | 894 | 近畿 | 63.77 |
| 31 | 徳島県 | 817 | 四国 | 119.27 |
| 32 | 富山県 | 809 | 中部 | 81.14 |
| 33 | 石川県 | 804 | 中部 | 73.22 |
| 34 | 奈良県 | 788 | 近畿 | 61.32 |
| 35 | 和歌山県 | 740 | 近畿 | 84.09 |
| 36 | 高知県 | 699 | 四国 | 106.55 |
| 37 | 香川県 | 694 | 四国 | 75.68 |
| 38 | 岩手県 | 665 | 東北 | 58.08 |
| 39 | 山形県 | 655 | 東北 | 64.79 |
| 40 | 青森県 | 630 | 東北 | 54.08 |
| 41 | 佐賀県 | 616 | 九州 | 78.17 |
| 42 | 宮崎県 | 595 | 九州 | 57.6 |
| 43 | 秋田県 | 570 | 東北 | 63.55 |
| 44 | 山梨県 | 555 | 中部 | 70.16 |
| 45 | 福井県 | 495 | 中部 | 66.98 |
| 46 | 島根県 | 365 | 中国 | 56.85 |
| 47 | 鳥取県 | 239 | 中国 | 45.01 |
地方別に見る
病院の透析装置は、人口あたりでは西日本で多くなります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の24.3パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が18パーセント、中部9県が17.6パーセント、九州・沖縄8県が15.9パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が7.4パーセント、中国5県が6.5パーセント、北海道が5.5パーセント、四国4県が4.8パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
四国4県が88.4台、九州・沖縄8県が73.3台、北海道が70.5台の順に多く、最も少ないのは関東7都県が35.9台です。
病院の透析装置が多い上位5都府県
病院の透析装置が多い上位5都府県です。
東京都は3,994台、大阪府は3,942台、北海道は3,553台でした。
東京都は2位の大阪府の1.01倍です。
4位は福岡県で3,243台、5位は埼玉県で2,873台。
上位5で全国の27.3パーセント、上位3で17.8パーセント、上位10で46.1パーセントでした。
1位だけで6.2パーセントを占めます。
47都道府県の平均は1,370.8台なので、1位は平均の2.9倍。
中央値の969台と比べると4.1倍にあたります。
6位以下は愛知県で2,814台、千葉県で2,628台、神奈川県で2,494台と続きました。
2位と3位の差は389台、3位と4位の差は310台でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の72.7パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると7,936台。
これだけで全国の12.3パーセントにあたります。
実数は人口の多さに沿います。
1位でも全国の6.2パーセントにとどまりました。
人口あたりでは徳島県が1位です
ここから先は、病院にある人工透析装置の台数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は徳島県の119.27台、2位は高知県106.55台、3位は大分県102.3台。
4位以下は鹿児島県、熊本県と続きます。
逆に人口あたりの下位は東京都28.17台、神奈川県27.04台。
徳島県と神奈川県では4.4倍の開きです。
人口あたりの1位は徳島県です。
実数1位の都は人口あたりでは46位まで下がります。
透析患者は全国に34万人ほどいるとされます。
装置6万台あまりを交代で使い、週3回の治療を回している計算です。
当サイトの糖尿病の死亡数の記事とあわせて見ると、透析にいたる病気の地図が重なります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が88.4台で最も多く、関東7都県が35.9台で最も少なくなります。
九州・沖縄8県73.3台と北海道70.5台がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
病院の透析装置が少ない下位5県
病院の透析装置が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は239台、46位の島根県は365台、45位の福井県は495台でした。
1位の東京都とは16.7倍の差があります。
44位は山梨県で555台、43位は秋田県で570台、42位は宮崎県で595台と続きます。
16.7倍という開きは、人口の差とおおむね同じ大きさです。
47都道府県の中央値は969台。
平均は1,370.8台なので、平均が中央値の1.4倍です。
47位の鳥取県は平均の17.4パーセント、中央値の24.7パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.5パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで6.2パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の5.98パーセントにあたる水準です。
46位との差は126台、45位との差は256台でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には3,755台の開きがあります。
このグラフについての豆知識
透析大国の設備
病院にある人工透析装置は全国で6万4,427台。
診療所の2,091台とあわせると6万6千台をこえます。
透析にいたる原因で最も多いのは糖尿病です。
糖尿病の死亡数は全国1万4,959人あります。
3年に一度の医療施設調査
医療施設静態調査は、全国のすべての病院・診療所を対象に3年ごとに行われる調査で、これは2023年(令和5年)10月1日時点のものです。
患者数や実施件数は2023年9月の1か月間の数です。
年間の数ではないことに注意してください。
また、施設の所在地で数えるため、県境をこえて受診する人のぶんは施設のある県に計上されます。
数字の開き
1位の東京都は3,994台、47位の鳥取県は239台。
両者の間には16.7倍の開きがあります。
上位3で全国の17.8パーセント、上位10で46.1パーセントを占めます。
中央値は969台、平均は1,370.8台です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと4.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
病院にある人工透析装置の台数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【一般病床の入院患者】1日平均64万5,093人、入院の6割(順位相関0.95)です。
正反対だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きていますで、相関は-0.68です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た病院の人工透析の台数
| 地方 | 最も多い(台) | 最も少ない(台) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 1352 | 秋田県 570 |
| 関東 | 東京都 3994 | 栃木県 928 |
| 中部 | 愛知県 2814 | 福井県 495 |
| 近畿 | 大阪府 3942 | 和歌山県 740 |
| 中国 | 広島県 1321 | 鳥取県 239 |
| 四国 | 愛媛県 913 | 香川県 694 |
| 九州 | 福岡県 3243 | 宮崎県 595 |
まとめ
病院にある人工透析装置の台数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で3,994台、最も少ない鳥取県で239台でした。
1位と47位の間には16.7倍の開きがあります。
上位3で全国の17.8パーセント、上位10で46.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は969台、平均は1,370.8台でした。
人口10万人あたりに直すと4.4倍の開きになります。
病院にある人工透析装置の台数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、病院の分だけで診療所を含まないこと。
2つ目は、施設の所在地で数えた数字であること。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでは徳島県が119.27台で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは46位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の24.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が88.4台で最多でした。
診療所の透析装置や糖尿病の死亡数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
出典
- 統計名: 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004024871
- 備考: 病院にある人工透析装置の台数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 病院にある人工透析装置の台数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
