歯科医院で払う自己負担分に、1世帯あたり年間いくらかかっているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、歯科の診療代として払った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は21,396円、中央値は19,799円。
最も支出額が多い埼玉県は44,201円で、最も少ない県の10,753円との差は33,448円です。
金額を比べると、約4.1倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
21,396円
1世帯当たりの歯科診療代への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 埼玉県
44,201円
最も少ない 沖縄県
10,753円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの歯科診療代への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 24,024円 |
| 青森県 | 15,235円 |
| 岩手県 | 22,072円 |
| 宮城県 | 25,391円 |
| 秋田県 | 22,094円 |
| 山形県 | 23,031円 |
| 福島県 | 11,476円 |
| 茨城県 | 16,383円 |
| 栃木県 | 19,115円 |
| 群馬県 | 19,737円 |
| 埼玉県 | 44,201円 |
| 千葉県 | 32,625円 |
| 東京都 | 31,428円 |
| 神奈川県 | 33,740円 |
| 新潟県 | 14,607円 |
| 富山県 | 17,474円 |
| 石川県 | 24,052円 |
| 福井県 | 32,232円 |
| 山梨県 | 23,225円 |
| 長野県 | 17,134円 |
| 岐阜県 | 19,799円 |
| 静岡県 | 28,282円 |
| 愛知県 | 36,205円 |
| 三重県 | 16,330円 |
| 滋賀県 | 23,291円 |
| 京都府 | 19,023円 |
| 大阪府 | 19,084円 |
| 兵庫県 | 18,757円 |
| 奈良県 | 20,102円 |
| 和歌山県 | 11,191円 |
| 鳥取県 | 16,665円 |
| 島根県 | 20,897円 |
| 岡山県 | 21,544円 |
| 広島県 | 25,191円 |
| 山口県 | 22,918円 |
| 徳島県 | 14,752円 |
| 香川県 | 29,043円 |
| 愛媛県 | 15,556円 |
| 高知県 | 19,332円 |
| 福岡県 | 21,935円 |
| 佐賀県 | 17,823円 |
| 長崎県 | 18,578円 |
| 熊本県 | 25,077円 |
| 大分県 | 14,077円 |
| 宮崎県 | 12,129円 |
| 鹿児島県 | 18,013円 |
| 沖縄県 | 10,753円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは埼玉県です。
次いで愛知県、神奈川県、千葉県、福井県が続きます。
淡いのは沖縄県、和歌山県、福島県でした。
47都道府県の平均は21,396円、中央値は19,799円です。
埼玉県の44,201円は平均を22,805円上回ります。
1位と47位の差は33,448円、倍率にすると4.11倍でした。
医科診療代への支出で並べ替えると東京都が56,859で最も高く、開きは1.62倍になります。
主指標で1位の埼玉県は医科診療代への支出では2位、医科診療代への支出で1位の東京都は主指標では6位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの歯科診療代への支出(円) | 地方 | 医科診療代への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 埼玉県 | 44201 | 関東 | 55359 |
| 2 | 愛知県 | 36205 | 中部 | 52972 |
| 3 | 神奈川県 | 33740 | 関東 | 50311 |
| 4 | 千葉県 | 32625 | 関東 | 40361 |
| 5 | 福井県 | 32232 | 中部 | 40243 |
| 6 | 東京都 | 31428 | 関東 | 56859 |
| 7 | 香川県 | 29043 | 四国 | 48070 |
| 8 | 静岡県 | 28282 | 中部 | 50118 |
| 9 | 宮城県 | 25391 | 東北 | 41605 |
| 10 | 広島県 | 25191 | 中国 | 52151 |
| 11 | 熊本県 | 25077 | 九州 | 45230 |
| 12 | 石川県 | 24052 | 中部 | 38282 |
| 13 | 北海道 | 24024 | 北海道 | 44267 |
| 14 | 滋賀県 | 23291 | 近畿 | 51332 |
| 15 | 山梨県 | 23225 | 中部 | 46306 |
| 16 | 山形県 | 23031 | 東北 | 47314 |
| 17 | 山口県 | 22918 | 中国 | 47194 |
| 18 | 秋田県 | 22094 | 東北 | 38941 |
| 19 | 岩手県 | 22072 | 東北 | 46144 |
| 20 | 福岡県 | 21935 | 九州 | 51484 |
| 21 | 岡山県 | 21544 | 中国 | 47957 |
| 22 | 島根県 | 20897 | 中国 | 40977 |
| 23 | 奈良県 | 20102 | 近畿 | 51620 |
| 24 | 岐阜県 | 19799 | 中部 | 44787 |
| 25 | 群馬県 | 19737 | 関東 | 39893 |
| 26 | 高知県 | 19332 | 四国 | 34992 |
| 27 | 栃木県 | 19115 | 関東 | 48409 |
| 28 | 大阪府 | 19084 | 近畿 | 45342 |
| 29 | 京都府 | 19023 | 近畿 | 51911 |
| 30 | 兵庫県 | 18757 | 近畿 | 51641 |
| 31 | 長崎県 | 18578 | 九州 | 40076 |
| 32 | 鹿児島県 | 18013 | 九州 | 51109 |
| 33 | 佐賀県 | 17823 | 九州 | 45003 |
| 34 | 富山県 | 17474 | 中部 | 40432 |
| 35 | 長野県 | 17134 | 中部 | 47356 |
| 36 | 鳥取県 | 16665 | 中国 | 39001 |
| 37 | 茨城県 | 16383 | 関東 | 49471 |
| 38 | 三重県 | 16330 | 近畿 | 49224 |
| 39 | 愛媛県 | 15556 | 四国 | 40527 |
| 40 | 青森県 | 15235 | 東北 | 41864 |
| 41 | 徳島県 | 14752 | 四国 | 43366 |
| 42 | 新潟県 | 14607 | 中部 | 35243 |
| 43 | 大分県 | 14077 | 九州 | 43879 |
| 44 | 宮崎県 | 12129 | 九州 | 42579 |
| 45 | 福島県 | 11476 | 東北 | 42219 |
| 46 | 和歌山県 | 11191 | 近畿 | 43510 |
| 47 | 沖縄県 | 10753 | 九州 | 37268 |
地方別に見る
歯科の診療代は、関東と北海道で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が28,176円で最も高くなります。
次いで北海道が24,024円、中部9県が23,668円、中国5県が21,443円と続きました。
低いほうは東北6県が19,883円、四国4県が19,671円、近畿7府県が18,254円、九州・沖縄8県が17,298円でした。
最も高い関東7都県と最も低い九州・沖縄8県の差は10,878円です。
医科診療代への支出で見ると近畿7府県が最も高く、四国4県が最も低くなりました。
歯科の診療代が多い上位5県
歯科の診療代が多い上位5県です。
埼玉県は44,201円、愛知県は36,205円、神奈川県は33,740円でした。
1位と2位の差は7,996円です。
4位は千葉県で32,625円、5位は福井県で32,232円。
上位5はいずれも47都道府県の平均21,396円を上回りました。
1位の埼玉県は平均を22,805円上回りました。
中央値の19,799円と比べると24,402円高く、平均に対する比では2.07倍にあたります。
6位以下は東京都で31,428円、香川県で29,043円、静岡県で28,282円と続きました。
2位と3位の差は2,465円、3位と4位の差は1,115円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は3,950円でした。
1位から5位までの幅は11,969円、1位から8位までの幅は15,919円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
埼玉県は医科診療代への支出でも2位に入っています。
全国の値は21,396円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は埼玉県の4万4,201円。
2位の愛知県3万6,205円に1.2倍の差をつけました。
医科の診療代と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
医科診療代への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の56,859、2位は埼玉県の55,359、3位は愛知県の52,972。
4位以下は広島県、京都府と続きます。
逆に下位は新潟県が35,243、高知県が34,992。
東京都と高知県では1.62倍の開きです。
医科の診療代は1.6倍でした。
歯科は4.1倍で、2.5倍ほど大きく開いています。
同じ保険診療なのに差がつくのは、歯科には保険の効かない治療が多いからです。
かぶせものの材料を選んだり、矯正やインプラントを選んだりすると、費用は全額が自己負担になります。
上位は埼玉・愛知・神奈川・千葉・福井。
地方別でも関東2万8,176円が1位で、九州1万7,298円が最下位でした。
最下位は沖縄県1万753円、46位は和歌山県1万1,191円、45位は福島県1万1,476円。
歯磨きへの支出でも沖縄県は47位でした。
歯にかけるお金全体が小さく出ています。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が28,176円で最も高く、九州・沖縄8県が17,298円で最も低くなります。
北海道24,024円と中部9県23,668円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
歯科の診療代が少ない下位5県
歯科の診療代が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は10,753円、46位の和歌山県は11,191円、45位の福島県は11,476円でした。
1位の埼玉県とは33,448円の差があります。
44位は宮崎県で12,129円、43位は大分県で14,077円、42位は新潟県で14,607円と続きます。
最も少ない県は1万753円。
上位の県とは4.1倍の開きがありました。
47都道府県の中央値は19,799円、平均は21,396円です。
47位の沖縄県は平均を10,643円下回りました。
47位の沖縄県は1位の埼玉県の24.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると4.11倍の開きです。
46位との差は438円、45位との差は723円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも3,854円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均21,396円を下回りました。
47位から43位までの幅は3,324円です。
沖縄県は医科診療代への支出では45位です。
全国の値は21,396円なので、47位はこれを10,643円下回っています。
このグラフについての豆知識
保険の効かない治療が多い
歯科の診療代は全国平均で年2万1,396円。
医科の4万5,408円の半分ほどです。
医科は別の項目に入ります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の埼玉県は44,201円、47位の沖縄県は10,753円。
差は33,448円、倍率にすると4.11倍です。
中央値は19,799円、平均は21,396円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では1,597円の差でした。
医科診療代への支出で並べ替えると開きは1.62倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりの歯科診療代への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 25391 | 福島県 11476 |
| 関東 | 埼玉県 44201 | 茨城県 16383 |
| 中部 | 愛知県 36205 | 新潟県 14607 |
| 近畿 | 滋賀県 23291 | 和歌山県 11191 |
| 中国 | 広島県 25191 | 鳥取県 16665 |
| 四国 | 香川県 29043 | 徳島県 14752 |
| 九州 | 熊本県 25077 | 沖縄県 10753 |
まとめ
1世帯が1年間に払う歯科の診療代を47都道府県で比べると、最も高い埼玉県で44,201円、最も低い沖縄県で10,753円でした。
その差は33,448円、倍率にすると4.11倍です。
47都道府県の中央値は19,799円、平均は21,396円でした。
全国の値は21,396円です。
医科診療代への支出で並べ替えると開きは1.62倍になり、主指標で1位の埼玉県はその見方では2位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、医科は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
医科診療代への支出では東京都が56,859で最も高く、主指標で1位の埼玉県はこの見方では2位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が28,176円で最も高く、九州・沖縄8県が17,298円で最も低くなりました。
医科の診療代や歯磨きへの支出とあわせて読んでみてください。
1位の埼玉県と2位の愛知県の差は7,996円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 歯科医院で払った自己負担分への支出。医科は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 歯科医院で払った自己負担分への支出。
医科は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
