カステラを買うのに、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、カステラの購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は930円、中央値は830円。
最も支出額が多い長崎県は5,906円で、最も少ない県の449円との差は5,457円です。
金額を比べると、約13倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
930円
1世帯当たりのカステラへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 長崎県
5,906円
最も少ない 青森県
449円
カステラに使う金額が多い上位5県
カステラに使う金額が多い上位5県です。
長崎県は5,906円、茨城県は1,270円、富山県は1,224円でした。
1位と2位の差は4,636円です。
4位は三重県で1,222円、5位は千葉県で1,168円。
上位5はいずれも47都道府県の平均930円を上回りました。
1位の長崎県は平均を4,976円上回りました。
中央値の830円と比べると5,076円高く、平均に対する比では6.35倍にあたります。
6位以下は京都府で1,147円、東京都で1,092円、愛知県で1,085円と続きました。
2位と3位の差は46円、3位と4位の差は2円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は83円でした。
1位から5位までの幅は4,738円、1位から8位までの幅は4,821円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
長崎県はまんじゅうへの支出でも16位に入っています。
全国の値は930円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は長崎県の5,906円。
2位の茨城県1,270円に4.7倍もの差をつけました。
まんじゅうへの支出と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
まんじゅうへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は鳥取県の2,241、2位は鹿児島県の1,919、3位は香川県の1,740。
4位以下は岡山県、福島県と続きます。
逆に下位は岩手県が467、青森県が370。
鳥取県と青森県では6.06倍の開きです。
1位と2位の差が4.7倍というのは、今回くらべた50品目のなかでも際立っています。
長崎県だけが突出し、2位以下はどこも1,300円に届きません。
カステラは南蛮菓子として長崎に伝わり、名産として受け継がれてきました。
土産物としてだけでなく、地元でも日常的に買われていることがうかがえます。
まんじゅうへの支出と並べると、カステラ1位の長崎県はまんじゅうでは43位。
一方でまんじゅう1位の鳥取県は、カステラでは16位でした。
同じ菓子でも、和と洋で県の顔ぶれは重なりません。
地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が1,441円で最も高く、東北6県が565円で最も低くなります。
関東7都県967円と近畿7府県913円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
カステラに使う金額が少ない下位5県
カステラに使う金額が少ない下位5県です。
47位の青森県は449円、46位の山形県は455円、45位の岩手県は475円でした。
1位の長崎県とは5,457円の差があります。
44位は長野県で540円、43位は鳥取県で601円、42位は島根県で602円と続きます。
最も少ない県は449円。
上位の県とは13倍の開きがありました。
47都道府県の中央値は830円、平均は930円です。
47位の青森県は平均を481円下回りました。
47位の青森県は1位の長崎県の7.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると13.15倍の開きです。
46位との差は6円、45位との差は26円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも153円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均930円を下回りました。
47位から43位までの幅は152円です。
青森県はまんじゅうへの支出では47位です。
全国の値は930円なので、47位はこれを481円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのカステラへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 779円 |
| 青森県 | 449円 |
| 岩手県 | 475円 |
| 宮城県 | 724円 |
| 秋田県 | 603円 |
| 山形県 | 455円 |
| 福島県 | 685円 |
| 茨城県 | 1,270円 |
| 栃木県 | 674円 |
| 群馬県 | 744円 |
| 埼玉県 | 961円 |
| 千葉県 | 1,168円 |
| 東京都 | 1,092円 |
| 神奈川県 | 861円 |
| 新潟県 | 607円 |
| 富山県 | 1,224円 |
| 石川県 | 842円 |
| 福井県 | 927円 |
| 山梨県 | 717円 |
| 長野県 | 540円 |
| 岐阜県 | 830円 |
| 静岡県 | 856円 |
| 愛知県 | 1,085円 |
| 三重県 | 1,222円 |
| 滋賀県 | 662円 |
| 京都府 | 1,147円 |
| 大阪府 | 860円 |
| 兵庫県 | 949円 |
| 奈良県 | 832円 |
| 和歌山県 | 719円 |
| 鳥取県 | 601円 |
| 島根県 | 602円 |
| 岡山県 | 938円 |
| 広島県 | 773円 |
| 山口県 | 812円 |
| 徳島県 | 912円 |
| 香川県 | 991円 |
| 愛媛県 | 627円 |
| 高知県 | 991円 |
| 福岡県 | 845円 |
| 佐賀県 | 880円 |
| 長崎県 | 5,906円 |
| 熊本県 | 797円 |
| 大分県 | 699円 |
| 宮崎県 | 791円 |
| 鹿児島県 | 684円 |
| 沖縄県 | 923円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは長崎県です。
次いで茨城県、富山県、三重県、千葉県が続きます。
淡いのは青森県、山形県、岩手県でした。
47都道府県の平均は930円、中央値は830円です。
長崎県の5,906円は平均を4,976円上回ります。
1位と47位の差は5,457円、倍率にすると13.15倍でした。
まんじゅうへの支出で並べ替えると鳥取県が2,241で最も高く、開きは6.06倍になります。
主指標で1位の長崎県はまんじゅうへの支出では16位、まんじゅうへの支出で1位の鳥取県は主指標では43位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのカステラへの支出(円) | 地方 | まんじゅうへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 長崎県 | 5906 | 九州 | 1154 |
| 2 | 茨城県 | 1270 | 関東 | 1254 |
| 3 | 富山県 | 1224 | 中部 | 1221 |
| 4 | 三重県 | 1222 | 近畿 | 871 |
| 5 | 千葉県 | 1168 | 関東 | 837 |
| 6 | 京都府 | 1147 | 近畿 | 698 |
| 7 | 東京都 | 1092 | 関東 | 721 |
| 8 | 愛知県 | 1085 | 中部 | 1276 |
| 9 | 香川県 | 991 | 四国 | 1740 |
| 9 | 高知県 | 991 | 四国 | 1012 |
| 11 | 埼玉県 | 961 | 関東 | 1081 |
| 12 | 兵庫県 | 949 | 近畿 | 605 |
| 13 | 岡山県 | 938 | 中国 | 1726 |
| 14 | 福井県 | 927 | 中部 | 598 |
| 15 | 沖縄県 | 923 | 九州 | 541 |
| 16 | 徳島県 | 912 | 四国 | 1056 |
| 17 | 佐賀県 | 880 | 九州 | 1219 |
| 18 | 神奈川県 | 861 | 関東 | 644 |
| 19 | 大阪府 | 860 | 近畿 | 546 |
| 20 | 静岡県 | 856 | 中部 | 963 |
| 21 | 福岡県 | 845 | 九州 | 1012 |
| 22 | 石川県 | 842 | 中部 | 1537 |
| 23 | 奈良県 | 832 | 近畿 | 1058 |
| 24 | 岐阜県 | 830 | 中部 | 1082 |
| 25 | 山口県 | 812 | 中国 | 1537 |
| 26 | 熊本県 | 797 | 九州 | 1535 |
| 27 | 宮崎県 | 791 | 九州 | 1406 |
| 28 | 北海道 | 779 | 北海道 | 542 |
| 29 | 広島県 | 773 | 中国 | 800 |
| 30 | 群馬県 | 744 | 関東 | 1318 |
| 31 | 宮城県 | 724 | 東北 | 936 |
| 32 | 和歌山県 | 719 | 近畿 | 877 |
| 33 | 山梨県 | 717 | 中部 | 560 |
| 34 | 大分県 | 699 | 九州 | 1204 |
| 35 | 福島県 | 685 | 東北 | 1717 |
| 36 | 鹿児島県 | 684 | 九州 | 1919 |
| 37 | 栃木県 | 674 | 関東 | 1037 |
| 38 | 滋賀県 | 662 | 近畿 | 588 |
| 39 | 愛媛県 | 627 | 四国 | 634 |
| 40 | 新潟県 | 607 | 中部 | 917 |
| 41 | 秋田県 | 603 | 東北 | 680 |
| 42 | 島根県 | 602 | 中国 | 878 |
| 43 | 鳥取県 | 601 | 中国 | 2241 |
| 44 | 長野県 | 540 | 中部 | 688 |
| 45 | 岩手県 | 475 | 東北 | 467 |
| 46 | 山形県 | 455 | 東北 | 958 |
| 47 | 青森県 | 449 | 東北 | 370 |
このグラフについての豆知識
1県だけが抜ける
カステラへの支出は全国平均で年930円。
中央値は830円です。
ほかの洋生菓子は別の項目に入るため、この数字には含まれていません。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の長崎県は5,906円、47位の青森県は449円。
差は5,457円、倍率にすると13.15倍です。
中央値は830円、平均は930円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では100円の差でした。
まんじゅうへの支出で並べ替えると開きは6.06倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのカステラへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 724 | 青森県 449 |
| 関東 | 茨城県 1270 | 栃木県 674 |
| 中部 | 富山県 1224 | 長野県 540 |
| 近畿 | 三重県 1222 | 滋賀県 662 |
| 中国 | 岡山県 938 | 鳥取県 601 |
| 四国 | 香川県 991 | 愛媛県 627 |
| 九州 | 長崎県 5906 | 鹿児島県 684 |
まとめ
1世帯が1年間にカステラへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い長崎県で5,906円、最も低い青森県で449円でした。
その差は5,457円、倍率にすると13.15倍です。
47都道府県の中央値は830円、平均は930円でした。
全国の値は930円です。
まんじゅうへの支出で並べ替えると開きは6.06倍になり、主指標で1位の長崎県はその見方では16位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、ほかの洋生菓子は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
まんじゅうへの支出では鳥取県が2,241で最も高く、主指標で1位の長崎県はこの見方では16位でした。
地方ごとの平均では九州・沖縄8県が1,441円で最も高く、東北6県が565円で最も低くなりました。
まんじゅうやケーキへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の長崎県と2位の茨城県の差は4,636円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: カステラへの支出。他の洋生菓子は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: カステラへの支出。
他の洋生菓子は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
