献血をした人の数は、その県の人口とほとんど同じ形で並びます。
人口との相関はこの一連の記事のなかでも際立って高く、人口の多い県がそのまま上位に来ます。
だからこそ、人口あたりで割り直したときに見えてくる差に意味があります。
使ったのは総務省統計局「社会・人口統計体系」(2024年)のデータです。
全国501万3,064人のうち、東京都が58万9,756人で1位。
人口との相関係数は0.99で、この一連の記事のなかでも人口にきわめて忠実に並ぶ指標です。
47都道府県の単純平均
106,661人
献血者数(2024年)
最も多い 東京都
589,756人
最も少ない 島根県
20,650人
地図で見る
| 項目 | 献血者数 |
|---|---|
| 北海道 | 247,606人 |
| 青森県 | 45,673人 |
| 岩手県 | 44,929人 |
| 宮城県 | 88,250人 |
| 秋田県 | 37,087人 |
| 山形県 | 41,780人 |
| 福島県 | 74,501人 |
| 茨城県 | 105,799人 |
| 栃木県 | 95,554人 |
| 群馬県 | 89,437人 |
| 埼玉県 | 243,204人 |
| 千葉県 | 239,327人 |
| 東京都 | 589,756人 |
| 神奈川県 | 338,233人 |
| 新潟県 | 90,216人 |
| 富山県 | 39,711人 |
| 石川県 | 45,252人 |
| 福井県 | 27,965人 |
| 山梨県 | 37,005人 |
| 長野県 | 76,485人 |
| 岐阜県 | 66,543人 |
| 静岡県 | 129,349人 |
| 愛知県 | 292,367人 |
| 三重県 | 64,446人 |
| 滋賀県 | 53,977人 |
| 京都府 | 108,726人 |
| 大阪府 | 387,380人 |
| 兵庫県 | 210,748人 |
| 奈良県 | 48,967人 |
| 和歌山県 | 41,142人 |
| 鳥取県 | 23,006人 |
| 島根県 | 20,650人 |
| 岡山県 | 75,455人 |
| 広島県 | 118,043人 |
| 山口県 | 47,922人 |
| 徳島県 | 26,564人 |
| 香川県 | 35,647人 |
| 愛媛県 | 52,137人 |
| 高知県 | 27,938人 |
| 福岡県 | 220,556人 |
| 佐賀県 | 32,839人 |
| 長崎県 | 53,959人 |
| 熊本県 | 75,166人 |
| 大分県 | 47,895人 |
| 宮崎県 | 39,454人 |
| 鹿児島県 | 59,919人 |
| 沖縄県 | 54,499人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、北海道です。
人口の分布をそのままなぞる地図になります。
淡いのは島根県、鳥取県、徳島県、高知県、福井県でした。
47都道府県の平均は10万6,660.9人、中央値は5万9,919人です。
東京都の58万9,756人は平均の5.5倍にあたります。
上位5都道府県で37.0パーセント、1位と47位で28.6倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 献血者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの献血者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 589756 | 関東 | 4159.66 |
| 2 | 大阪府 | 387380 | 近畿 | 4423.66 |
| 3 | 神奈川県 | 338233 | 関東 | 3666.48 |
| 4 | 愛知県 | 292367 | 中部 | 3919.13 |
| 5 | 北海道 | 247606 | 北海道 | 4909.89 |
| 6 | 埼玉県 | 243204 | 関東 | 3317.02 |
| 7 | 千葉県 | 239327 | 関東 | 3828.62 |
| 8 | 福岡県 | 220556 | 九州 | 4331.42 |
| 9 | 兵庫県 | 210748 | 近畿 | 3948.81 |
| 10 | 静岡県 | 129349 | 中部 | 3667.39 |
| 11 | 広島県 | 118043 | 中国 | 4349.41 |
| 12 | 京都府 | 108726 | 近畿 | 4314.52 |
| 13 | 茨城県 | 105799 | 関東 | 3770.46 |
| 14 | 栃木県 | 95554 | 関東 | 5069.18 |
| 15 | 新潟県 | 90216 | 中部 | 4298.05 |
| 16 | 群馬県 | 89437 | 関東 | 4732.12 |
| 17 | 宮城県 | 88250 | 東北 | 3925.71 |
| 18 | 長野県 | 76485 | 中部 | 3849.27 |
| 19 | 岡山県 | 75455 | 中国 | 4120.97 |
| 20 | 熊本県 | 75166 | 九州 | 4429.35 |
| 21 | 福島県 | 74501 | 東北 | 4274.3 |
| 22 | 岐阜県 | 66543 | 中部 | 3473.02 |
| 23 | 三重県 | 64446 | 近畿 | 3766.57 |
| 24 | 鹿児島県 | 59919 | 九州 | 3911.16 |
| 25 | 沖縄県 | 54499 | 九州 | 3717.53 |
| 26 | 滋賀県 | 53977 | 近畿 | 3850.0 |
| 27 | 長崎県 | 53959 | 九州 | 4309.82 |
| 28 | 愛媛県 | 52137 | 四国 | 4085.97 |
| 29 | 奈良県 | 48967 | 近畿 | 3810.66 |
| 30 | 山口県 | 47922 | 中国 | 3740.98 |
| 31 | 大分県 | 47895 | 九州 | 4414.29 |
| 32 | 青森県 | 45673 | 東北 | 3920.43 |
| 33 | 石川県 | 45252 | 中部 | 4121.31 |
| 34 | 岩手県 | 44929 | 東北 | 3923.93 |
| 35 | 山形県 | 41780 | 東北 | 4132.54 |
| 36 | 和歌山県 | 41142 | 近畿 | 4675.23 |
| 37 | 富山県 | 39711 | 中部 | 3983.05 |
| 38 | 宮崎県 | 39454 | 九州 | 3819.36 |
| 39 | 秋田県 | 37087 | 東北 | 4134.56 |
| 40 | 山梨県 | 37005 | 中部 | 4678.26 |
| 41 | 香川県 | 35647 | 四国 | 3887.35 |
| 42 | 佐賀県 | 32839 | 九州 | 4167.39 |
| 43 | 福井県 | 27965 | 中部 | 3784.17 |
| 44 | 高知県 | 27938 | 四国 | 4258.84 |
| 45 | 徳島県 | 26564 | 四国 | 3877.96 |
| 46 | 鳥取県 | 23006 | 中国 | 4332.58 |
| 47 | 島根県 | 20650 | 中国 | 3216.51 |
献血者が多い5都道府県
献血者が多い上位5都道府県です。
東京都は58万9,756人、大阪府は38万7,380人、神奈川県は33万8,233人、愛知県は29万2,367人、北海道は24万7,606人でした。
東京都は2位の大阪府の1.52倍あります。
6位以下は埼玉県24万3,204人、千葉県23万9,327人、福岡県22万556人と続きます。
上位3都府県で全国の26.2パーセント、上位5都道府県で37.0パーセント、上位10都道府県で57.8パーセント。
人口の多い順とほぼ同じ並びです。
人口との相関係数は0.99、ほぼ人口どおりに並びます
以下は、献血者数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口との相関係数が0.99という高さが、この指標の特徴です。
人口10万人あたりで割り直しても、1位の栃木県5,069.2人と47位の島根県3,216.5人で1.6倍しか違いません。
この一連の記事で扱ってきた指標のなかでも、人口あたりの差がきわめて小さい部類に入ります。
人口あたりの上位は栃木県5,069.2人、北海道4,909.9人、群馬県4,732.1人、山梨県4,678.3人、和歌山県4,675.2人。
下位は島根県3,216.5人、埼玉県3,317.0人、岐阜県3,473.0人、神奈川県3,666.5人でした。
実数1位の東京都は人口あたりでは18位。
実数5位の北海道は2位まで上がります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が4,137.5人で最も多く、中国5県が3,952.1人で最も少なくなります。
最大と最小の差は1.05倍しかありません。
献血は年齢と体重の条件があり、献血ルームや移動採血車の配置も全国で大きくは変わらないと考えられます。
人口に比例するのは自然な結果だといえます。
実数で見ると順位は変わる
献血者が少ない5県
献血者が少ない下位5県です。
島根県は2万650人、鳥取県は2万3,006人、徳島県は2万6,564人、高知県は2万7,938人、福井県は2万7,965人でした。
東京都の58万9,756人とは28.6倍の差があります。
ただし人口10万人あたりで見ると、鳥取県は10位まで上がります。
島根県だけは3,216.5人で47位のままでした。
47都道府県の中央値は5万9,919人。
平均は10万6,660.9人なので、平均が中央値の1.8倍です。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。
関東7都県が全国の33.9パーセント、近畿7府県が18.3パーセント、中部9県が16.1パーセント、九州・沖縄8県が11.7パーセントと続きます。
少ないほうは東北6県が6.6パーセント、中国5県が5.7パーセント、北海道が4.9パーセント、四国4県が2.8パーセントでした。
人口の分布とほとんど同じ形です。
人口10万人あたりの平均で見ても差はごくわずかです。
九州・沖縄8県4,137.5人、近畿7府県4,112.8人、関東7都県4,077.7人、北海道4,909.9人、四国4県4,027.5人、東北6県4,051.9人、中部9県3,974.8人、中国5県3,952.1人。
北海道を除けば、8地方が3,950人台から4,140人台に収まります。
このグラフについての豆知識
人口の1人に4人が献血
全国501万3,064人を日本の人口およそ1億2,400万人で割ると、100人に約4人。
ただし献血には年齢と体重の条件があるため、条件を満たす人のなかでの割合はもっと高くなります。
人口10万人あたりで最も多い栃木県は5,069.2人、つまり100人に約5人です。
人口あたりの差が1.6倍しかない
人口10万人あたりでは栃木県5,069.2人、島根県3,216.5人で1.6倍。
地方別の平均でも最大と最小で1.05倍しか違いません。
この一連の記事で扱ってきた指標のなかでも、地域差がここまで小さいものはめったにありません。
献血という行動が、地域によらず似た割合で行われていることを示します。
数字は2024年のものです。
10年前とくらべると
全国の献血者数は、2014年の4,999,127人から2024年の5,013,064人へ、この10年でほとんど変わっていません。
2014年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。
伸びがいちばん大きかったのは栃木県で、17%増でした。
順位の並びがにている記事
この献血者数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
最も似ていたのは【世帯数・国勢調査2025】5,712万4,507世帯、なお増加中(順位相関0.99)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.76)です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た献血者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 88250 | 秋田県 37087 |
| 関東 | 東京都 589756 | 群馬県 89437 |
| 中部 | 愛知県 292367 | 福井県 27965 |
| 近畿 | 大阪府 387380 | 和歌山県 41142 |
| 中国 | 広島県 118043 | 島根県 20650 |
| 四国 | 愛媛県 52137 | 徳島県 26564 |
| 九州 | 福岡県 220556 | 佐賀県 32839 |
まとめ
献血をした人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で58万9,756人、最も少ない島根県で2万650人でした。
人口との相関係数は0.99で、ほぼ人口どおりに並びます。
献血者数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、献血には年齢と体重の条件があること。
2つ目は、延べ人数ではなく実人数であること。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでも栃木県5,069.2人と島根県3,216.5人で1.6倍しか違いません。
地方別の平均では1.05倍です。
実数1位の東京都は人口あたりでは18位、実数5位の北海道は2位。
医療従事者数や病床数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードG6230(献血者数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードG6230(献血者数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
