この記事では、47都道府県の人口密度を比べます。
人口密度とは、1平方キロメートルあたりに何人が住んでいるかを表した数字です。
総務省統計局の人口推計(2024年10月1日現在)の人口を、国土地理院が公表している面積で割って算出しました。
全国の値は1平方キロメートルあたり327.5人です。
人口と面積という2つの数字の組み合わせで、住まいの密度がどれだけ違うのかを見ていきます。
47都道府県の単純平均
649.5人/km²
人口密度(2024年10月1日現在)
最も多い 東京都
6,444.7人/km²
最も少ない 北海道
60.5人/km²
47都道府県の人口密度
| 項目 | 人口密度 |
|---|---|
| 北海道 | 60.5人/km² |
| 青森県 | 120.8人/km² |
| 岩手県 | 75人/km² |
| 宮城県 | 308.7人/km² |
| 秋田県 | 77.1人/km² |
| 山形県 | 108.4人/km² |
| 福島県 | 126.4人/km² |
| 茨城県 | 460.1人/km² |
| 栃木県 | 294.2人/km² |
| 群馬県 | 297.1人/km² |
| 埼玉県 | 1,930.6人/km² |
| 千葉県 | 1,212.3人/km² |
| 東京都 | 6,444.7人/km² |
| 神奈川県 | 3,817.4人/km² |
| 新潟県 | 166.8人/km² |
| 富山県 | 234.7人/km² |
| 石川県 | 262.3人/km² |
| 福井県 | 176.3人/km² |
| 山梨県 | 177.1人/km² |
| 長野県 | 146.5人/km² |
| 岐阜県 | 180.4人/km² |
| 静岡県 | 453.5人/km² |
| 愛知県 | 1,442人/km² |
| 三重県 | 296.3人/km² |
| 滋賀県 | 349人/km² |
| 京都府 | 546.4人/km² |
| 大阪府 | 4,596人/km² |
| 兵庫県 | 635.3人/km² |
| 奈良県 | 348.1人/km² |
| 和歌山県 | 186.3人/km² |
| 鳥取県 | 151.4人/km² |
| 島根県 | 95.7人/km² |
| 岡山県 | 257.4人/km² |
| 広島県 | 320.1人/km² |
| 山口県 | 209.6人/km² |
| 徳島県 | 165.2人/km² |
| 香川県 | 488.6人/km² |
| 愛媛県 | 224.8人/km² |
| 高知県 | 92.4人/km² |
| 福岡県 | 1,020.9人/km² |
| 佐賀県 | 322.9人/km² |
| 長崎県 | 303.1人/km² |
| 熊本県 | 229人/km² |
| 大分県 | 171.1人/km² |
| 宮崎県 | 133.6人/km² |
| 鹿児島県 | 166.8人/km² |
| 沖縄県 | 642.4人/km² |
地図で色が濃く出るのは、関東と近畿、そして東海の一部です。
地方別の平均を出すと、関東7都県が2,065人、近畿7府県が994人と高く、東北6県は136人、北海道は61人でした。
1県あたりの平均は649.5人ですが、中央値は257.4人です。
平均を超えたのはわずか7都府県で、上位の数県が全体を大きく引き上げていることが分かります。
人口密度は、他の指標よりも上下の差が極端に大きい指標だと言えます。
中国5県は207人、四国4県は243人、九州8県は374人、中部9県は360人でした。
関東と東北では15倍以上の開きがあります。
下の表に47都道府県すべての人口密度を、総人口と面積と並べて掲載しました。
| 順位 | 都道府県 | 人口密度(人/km²) | 地方 | 総人口 | 面積 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 6444.7 | 関東 | 14178000 | 2199.94 |
| 2 | 大阪府 | 4596.0 | 近畿 | 8757000 | 1905.34 |
| 3 | 神奈川県 | 3817.4 | 関東 | 9225000 | 2416.55 |
| 4 | 埼玉県 | 1930.6 | 関東 | 7332000 | 3797.75 |
| 5 | 愛知県 | 1442.0 | 中部 | 7460000 | 5173.21 |
| 6 | 千葉県 | 1212.3 | 関東 | 6251000 | 5156.48 |
| 7 | 福岡県 | 1020.9 | 九州 | 5092000 | 4987.66 |
| 8 | 沖縄県 | 642.4 | 九州 | 1466000 | 2282.11 |
| 9 | 兵庫県 | 635.3 | 近畿 | 5337000 | 8400.82 |
| 10 | 京都府 | 546.4 | 近畿 | 2520000 | 4612.21 |
| 11 | 香川県 | 488.6 | 四国 | 917000 | 1876.86 |
| 12 | 茨城県 | 460.1 | 関東 | 2806000 | 6098.32 |
| 13 | 静岡県 | 453.5 | 中部 | 3527000 | 7777.01 |
| 14 | 滋賀県 | 349.0 | 近畿 | 1402000 | 4017.38 |
| 15 | 奈良県 | 348.1 | 近畿 | 1285000 | 3690.94 |
| 16 | 佐賀県 | 322.9 | 九州 | 788000 | 2440.64 |
| 17 | 広島県 | 320.1 | 中国 | 2714000 | 8478.16 |
| 18 | 宮城県 | 308.7 | 東北 | 2248000 | 7282.3 |
| 19 | 長崎県 | 303.1 | 九州 | 1252000 | 4131.2 |
| 20 | 群馬県 | 297.1 | 関東 | 1890000 | 6362.28 |
| 21 | 三重県 | 296.3 | 近畿 | 1711000 | 5774.48 |
| 22 | 栃木県 | 294.2 | 関東 | 1885000 | 6408.09 |
| 23 | 石川県 | 262.3 | 中部 | 1098000 | 4186.2 |
| 24 | 岡山県 | 257.4 | 中国 | 1831000 | 7114.44 |
| 25 | 富山県 | 234.7 | 中部 | 997000 | 4247.54 |
| 26 | 熊本県 | 229.0 | 九州 | 1697000 | 7409.19 |
| 27 | 愛媛県 | 224.8 | 四国 | 1276000 | 5675.89 |
| 28 | 山口県 | 209.6 | 中国 | 1281000 | 6113.0 |
| 29 | 和歌山県 | 186.3 | 近畿 | 880000 | 4724.66 |
| 30 | 岐阜県 | 180.4 | 中部 | 1916000 | 10621.29 |
| 31 | 山梨県 | 177.1 | 中部 | 791000 | 4465.27 |
| 32 | 福井県 | 176.3 | 中部 | 739000 | 4190.57 |
| 33 | 大分県 | 171.1 | 九州 | 1085000 | 6340.7 |
| 34 | 鹿児島県 | 166.8 | 九州 | 1532000 | 9186.2 |
| 34 | 新潟県 | 166.8 | 中部 | 2099000 | 12583.67 |
| 36 | 徳島県 | 165.2 | 四国 | 685000 | 4147.0 |
| 37 | 鳥取県 | 151.4 | 中国 | 531000 | 3507.03 |
| 38 | 長野県 | 146.5 | 中部 | 1987000 | 13561.56 |
| 39 | 宮崎県 | 133.6 | 九州 | 1033000 | 7734.16 |
| 40 | 福島県 | 126.4 | 東北 | 1743000 | 13784.39 |
| 41 | 青森県 | 120.8 | 東北 | 1165000 | 9645.11 |
| 42 | 山形県 | 108.4 | 東北 | 1011000 | 9323.15 |
| 43 | 島根県 | 95.7 | 中国 | 642000 | 6707.78 |
| 44 | 高知県 | 92.4 | 四国 | 656000 | 7102.28 |
| 45 | 秋田県 | 77.1 | 東北 | 897000 | 11637.52 |
| 46 | 岩手県 | 75.0 | 東北 | 1145000 | 15275.05 |
| 47 | 北海道 | 60.5 | 北海道 | 5043000 | 83422.27 |
人口密度が高い5都府県
1位は東京都の6,444.7人です。
人口1,418万人が2,199.94平方キロメートルに住んでいる計算になります。
2位は大阪府の4,596.0人、3位は神奈川県の3,817.4人、4位は埼玉県の1,930.6人、5位は愛知県の1,442.0人と続きました。
上位5都府県のうち3つが関東に集まっています。
ここで面積と人口の関係を見ると、この指標の性格がはっきりします。
上位5都府県の面積を合計すると全国の4.1パーセントにすぎませんが、そこに全国の人口の37.9パーセントが住んでいます。
国土の25分の1ほどの広さに、およそ4割の人が集まっている計算です。
3位の神奈川県は面積2,416.55平方キロメートルで、2位の大阪府1,905.34平方キロメートルより広いのですが、人口は923万人と876万人で神奈川県の方が多くなっています。
密度の順位は、人口と面積のどちらか一方では決まりません。
人口密度が低い5道県
人口密度が低い側を見ると、47位は北海道の60.5人でした。
46位は岩手県の75.0人、45位は秋田県の77.1人、44位は高知県の92.4人、43位は島根県の95.7人です。
1位の東京都と47位の北海道では、およそ106.5倍の差があります。
下位5道県は上位とちょうど逆の関係になります。
面積を合計すると全国の32.8パーセントを占めますが、人口は6.8パーセントにとどまります。
国土のおよそ3分の1に、15人に1人が住んでいる計算です。
北海道は面積が83,422.27平方キロメートルと圧倒的に広く、人口も504万人と全国8位の規模がありますが、面積で割ると最も低くなります。
人口の多さと密度の高さは別物だということが、この1件だけでもよく分かります。
下位に並ぶ道県は、いずれも面積が広いのが特徴です。
岩手県は15,275.05平方キロメートル、秋田県は11,637.52平方キロメートルで、どちらも全国有数の広さです。
一方、高知県は7,102.28平方キロメートル、島根県は6,707.78平方キロメートルとやや小さめですが、人口がそれぞれ66万人、64万人と少ないため密度が低くなっています。
広いから低いのか、人が少ないから低いのかは県によって違います。
地方別に見る
地方別の平均を出すと、関東7都県が2,065人で最も高く、次いで近畿7府県の994人、九州8県の374人、中部9県の360人と続きます。
四国4県は243人、中国5県は207人、東北6県は136人、北海道は61人でした。
関東と東北では15倍以上の開きがあります。
ただし地方の平均は、その中の1つか2つの都府県に引っ張られている場合があります。
関東の平均を押し上げているのは東京都の6,444.7人と神奈川県の3,817.4人で、同じ関東でも茨城県は460.1人です。
地方でまとめた数字を見るときは、内訳もあわせて確認すると誤解が減ります。
このグラフについての豆知識
分母の取り方で順位は変わる
人口密度は、分母である面積の取り方によって見え方が変わります。
今回使ったのは県の総面積ですが、実際に人が住める土地はその一部です。
山地や湖沼を除いた面積で計算すると、山がちな県ほど密度は高くなり、順位も変わります。
また、県単位の平均は県内の差を隠します。
同じ県の中でも中心市街地と山間部では密度がまったく違うため、県の数字はあくまで平均だと考えてください。
47都道府県の合計が全国値とずれる理由
数字の作り方も知っておくと役に立ちます。
今回は人口推計の人口を面積調の面積で割りました。
人口は千人単位、面積は小数第2位までで公表されているため、47都道府県を合計すると全国の数字とわずかにずれます。
今回の場合、面積の合計は377,975.65平方キロメートルで、公表されている国土全体の377,974.87平方キロメートルとの差は0.78平方キロメートルでした。
丸めによる差なので、順位には影響しません。
順位の並びがにている記事
人口密度とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
いちばん近かったのは【人口密度・国勢調査2025】全国330人、差は102倍で、順位相関は1でした。
最も食い違ったのは【平均年齢】全国47.6歳、最も若い県と最も高い県では9.4歳という開き(順位相関-0.86)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た人口密度
| 地方 | 最も多い(人/km²) | 最も少ない(人/km²) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 308.7 | 岩手県 75.0 |
| 関東 | 東京都 6444.7 | 栃木県 294.2 |
| 中部 | 愛知県 1442.0 | 長野県 146.5 |
| 近畿 | 大阪府 4596.0 | 和歌山県 186.3 |
| 中国 | 広島県 320.1 | 島根県 95.7 |
| 四国 | 香川県 488.6 | 高知県 92.4 |
| 九州 | 福岡県 1020.9 | 宮崎県 133.6 |
まとめ
47都道府県の人口密度を比べると、1位は東京都の6,444.7人、最も低いのは北海道の60.5人でした。
その差は106.5倍です。
地方別では関東が2,065人、近畿が994人と高く、東北は136人でした。
平均は649.5人ですが中央値は257.4人で、平均を超えたのは7都府県だけです。
人口密度の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、分母が県の総面積であることです。
人が住める土地に限った密度とは異なります。
2つ目は、県単位の平均が県内の差を含んでいることです。
3つ目は時点で、2024年10月1日現在の人口と面積を使っています。
上位5都府県は国土の4.1パーセントに人口の37.9パーセントが集まり、下位5道県は国土の32.8パーセントに人口の6.8パーセントが住んでいます。
同じ日本の中で、人の集まり方がこれほど違うということが数字から見えてきます。
面積と人口という基本的な2つの数字を組み合わせるだけで、地域の姿はずいぶん違って見えます。
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出典
- 統計名: 人口推計(2024年10月1日現在)と全国都道府県市区町村別面積調
- 調査年: 2024年10月1日現在
- 公開元: 総務省統計局・国土地理院
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2024np/index.html
- 備考: 人口密度は総人口を面積で割って算出しました。人口は千人単位、面積は小数第2位までの公表値のため、末尾に丸めの差が出ることがあります。
注記: 人口密度は総人口を面積で割って算出しました。
人口は千人単位、面積は小数第2位までの公表値のため、末尾に丸めの差が出ることがあります。
