1年のうちに催しを開いた公民館は、どれくらいあるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、もとは社会教育調査の2020年度の数字。
長野県が656館で1位。
47都道府県の平均は140.47館、中央値は129館です。
1位と47位の間には59.64倍の開き、人口10万人あたりでは84.6倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
140館
諸集会を実施した公民館数(2020年)
最も多い 長野県
656館
最も少ない 宮崎県
11館
地図で見る
| 項目 | 諸集会を実施した公民館数 |
|---|---|
| 北海道 | 182館 |
| 青森県 | 78館 |
| 岩手県 | 91館 |
| 宮城県 | 187館 |
| 秋田県 | 143館 |
| 山形県 | 129館 |
| 福島県 | 135館 |
| 茨城県 | 64館 |
| 栃木県 | 84館 |
| 群馬県 | 143館 |
| 埼玉県 | 335館 |
| 千葉県 | 159館 |
| 東京都 | 56館 |
| 神奈川県 | 116館 |
| 新潟県 | 213館 |
| 富山県 | 199館 |
| 石川県 | 209館 |
| 福井県 | 162館 |
| 山梨県 | 78館 |
| 長野県 | 656館 |
| 岐阜県 | 88館 |
| 静岡県 | 31館 |
| 愛知県 | 152館 |
| 三重県 | 131館 |
| 滋賀県 | 55館 |
| 京都府 | 83館 |
| 大阪府 | 147館 |
| 兵庫県 | 204館 |
| 奈良県 | 116館 |
| 和歌山県 | 142館 |
| 鳥取県 | 160館 |
| 島根県 | 138館 |
| 岡山県 | 207館 |
| 広島県 | 186館 |
| 山口県 | 92館 |
| 徳島県 | 100館 |
| 香川県 | 77館 |
| 愛媛県 | 300館 |
| 高知県 | 66館 |
| 福岡県 | 198館 |
| 佐賀県 | 74館 |
| 長崎県 | 70館 |
| 熊本県 | 107館 |
| 大分県 | 110館 |
| 宮崎県 | 11館 |
| 鹿児島県 | 94館 |
| 沖縄県 | 44館 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは長野県です。
次いで埼玉県、愛媛県、新潟県、石川県が続きます。
淡いのは宮崎県、静岡県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は140.47館、中央値は129館です。
長野県の656館は平均の4.7倍にあたります。
上位3で19.6パーセント、1位と47位で59.64倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと長野県が33.01館で最も多く、開きは84.6倍になります。
実数1位の長野県は人数あたりでは1位、人数あたり1位の長野県は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 諸集会を実施した公民館数(館) | 地方 | 人口10万人あたりの諸集会を実施した公民館数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 長野県 | 656 | 中部 | 33.01 |
| 2 | 埼玉県 | 335 | 関東 | 4.57 |
| 3 | 愛媛県 | 300 | 四国 | 23.51 |
| 4 | 新潟県 | 213 | 中部 | 10.15 |
| 5 | 石川県 | 209 | 中部 | 19.03 |
| 6 | 岡山県 | 207 | 中国 | 11.31 |
| 7 | 兵庫県 | 204 | 近畿 | 3.82 |
| 8 | 富山県 | 199 | 中部 | 19.96 |
| 9 | 福岡県 | 198 | 九州 | 3.89 |
| 10 | 宮城県 | 187 | 東北 | 8.32 |
| 11 | 広島県 | 186 | 中国 | 6.85 |
| 12 | 北海道 | 182 | 北海道 | 3.61 |
| 13 | 福井県 | 162 | 中部 | 21.92 |
| 14 | 鳥取県 | 160 | 中国 | 30.13 |
| 15 | 千葉県 | 159 | 関東 | 2.54 |
| 16 | 愛知県 | 152 | 中部 | 2.04 |
| 17 | 大阪府 | 147 | 近畿 | 1.68 |
| 18 | 群馬県 | 143 | 関東 | 7.57 |
| 18 | 秋田県 | 143 | 東北 | 15.94 |
| 20 | 和歌山県 | 142 | 近畿 | 16.14 |
| 21 | 島根県 | 138 | 中国 | 21.5 |
| 22 | 福島県 | 135 | 東北 | 7.75 |
| 23 | 三重県 | 131 | 近畿 | 7.66 |
| 24 | 山形県 | 129 | 東北 | 12.76 |
| 25 | 神奈川県 | 116 | 関東 | 1.26 |
| 25 | 奈良県 | 116 | 近畿 | 9.03 |
| 27 | 大分県 | 110 | 九州 | 10.14 |
| 28 | 熊本県 | 107 | 九州 | 6.31 |
| 29 | 徳島県 | 100 | 四国 | 14.6 |
| 30 | 鹿児島県 | 94 | 九州 | 6.14 |
| 31 | 山口県 | 92 | 中国 | 7.18 |
| 32 | 岩手県 | 91 | 東北 | 7.95 |
| 33 | 岐阜県 | 88 | 中部 | 4.59 |
| 34 | 栃木県 | 84 | 関東 | 4.46 |
| 35 | 京都府 | 83 | 近畿 | 3.29 |
| 36 | 山梨県 | 78 | 中部 | 9.86 |
| 36 | 青森県 | 78 | 東北 | 6.7 |
| 38 | 香川県 | 77 | 四国 | 8.4 |
| 39 | 佐賀県 | 74 | 九州 | 9.39 |
| 40 | 長崎県 | 70 | 九州 | 5.59 |
| 41 | 高知県 | 66 | 四国 | 10.06 |
| 42 | 茨城県 | 64 | 関東 | 2.28 |
| 43 | 東京都 | 56 | 関東 | 0.39 |
| 44 | 滋賀県 | 55 | 近畿 | 3.92 |
| 45 | 沖縄県 | 44 | 九州 | 3 |
| 46 | 静岡県 | 31 | 中部 | 0.88 |
| 47 | 宮崎県 | 11 | 九州 | 1.06 |
催しを開いた館が多い上位5県
催しを開いた館が多い上位5県です。
長野県は656館、埼玉県は335館、愛媛県は300館でした。
長野県は2位の埼玉県の1.958倍です。
4位は新潟県で213館、5位は石川県で209館。
上位5で全国の25.9パーセント、上位3で19.6パーセント、上位10で41パーセントでした。
1位だけで9.9パーセントを占めます。
47都道府県の平均は140.47館なので、1位は平均の4.7倍。
中央値の129館と比べると5.1倍にあたります。
6位以下は岡山県で207館、兵庫県で204館、富山県で199館と続きました。
2位と3位の差は35館、3位と4位の差は87館でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の74.1パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると991館。
これだけで全国の15.0パーセントにあたります。
公民館の数が多い県が、そのまま上位に来ました。
人口10万人あたりでも長野県が1位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は催しを開いた公民館の数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は長野県の33.01館、2位は鳥取県30.13館、3位は愛媛県23.51館。
4位以下は福井県、島根県と続きます。
逆に人口あたりの下位は静岡県0.88館、東京都0.39館。
長野県と東京都では84.6倍の開きです。
人口10万人あたりでも長野県が1位でした。
実数と人口あたりの両方で1位になっています。
長野県は公民館の数が全国でいちばん多い県です。
集落ごとに館を置き、住民が自分たちで運営してきた歴史があります。
当サイトの公民館の数の記事と並べると、館の何割が催しを開いているかが見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が15.39館で最も多く、関東7都県が3.3館で最も少なくなります。
四国4県14.14館と中部9県13.49館がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
催しを開いた館が少ない下位5県
催しを開いた館が少ない下位5県です。
47位の宮崎県は11館、46位の静岡県は31館、45位の沖縄県は44館でした。
1位の長野県とは59.64倍の差があります。
44位は滋賀県で55館、43位は東京都で56館、42位は茨城県で64館と続きます。
館があっても催しを開いていない地域があります。
47都道府県の中央値は129館。
平均は140.47館なので、平均が中央値の1.1倍です。
47位の宮崎県は平均の7.8パーセント、中央値の8.5パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.0パーセントにしかなりません。
1位の長野県1つで9.9パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の宮崎県は、1位の長野県の1.68パーセントにあたる水準です。
46位との差は20館、45位との差は33館でした。
1位の長野県と47位の宮崎県の間には645館の開きがあります。
地方別に見る
催しを開く公民館は、館の多い地方に多くあります。
地方別に合計を出すと、中部9県が全国の27.1パーセントで最も大きくなります。
次いで関東7都県が14.5パーセント、近畿7府県が13.3パーセント、中国5県が11.9パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が11.6パーセント、九州・沖縄8県が10.7パーセント、四国4県が8.2パーセント、北海道が2.8パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
中国5県が15.39館、四国4県が14.14館、中部9県が13.49館の順に多く、最も少ないのは関東7都県が3.3館です。
このグラフについての豆知識
催しを開かない館もある
公民館のなかには、部屋の貸し出しだけをしていて、自分から催しを開いていない館もあります。
館の数と、催しを開いた館の数を見くらべると、その割合が分かります。
社会・人口統計体系という統計
社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。
調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。
数字の開き
1位の長野県は656館、47位の宮崎県は11館。
両者の間には59.64倍の開きがあります。
上位3で全国の19.6パーセント、上位10で41パーセントを占めます。
中央値は129館、平均は140.47館です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと84.6倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
催しを開いた公民館の数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
いちばん近かったのは【公民館の催しに参加した人】1年でのべおよそ346万人で、順位相関は0.89でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【茶の栽培面積】全国24,674ha、1位と2位の差は1.27倍(順位相関-0.42)です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た諸集会を実施した公民館数
| 地方 | 最も多い(館) | 最も少ない(館) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 187 | 青森県 78 |
| 関東 | 埼玉県 335 | 東京都 56 |
| 中部 | 長野県 656 | 静岡県 31 |
| 近畿 | 兵庫県 204 | 滋賀県 55 |
| 中国 | 岡山県 207 | 山口県 92 |
| 四国 | 愛媛県 300 | 高知県 66 |
| 九州 | 福岡県 198 | 宮崎県 11 |
まとめ
催しを開いた公民館の数を47都道府県で比べると、最も多い長野県で656館、最も少ない宮崎県で11館でした。
1位と47位の間には59.64倍の開きがあります。
上位3で全国の19.6パーセント、上位10で41パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は129館、平均は140.47館でした。
人口10万人あたりに直すと84.6倍の開きになります。
催しを開いた公民館の数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、1回でも開けば数に入ること。
2つ目は、催しの規模までは分からないこと。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは長野県が33.01館で最多。
実数1位の長野県は人数あたりでは1位でした。
地方別に合計を出すと中部9県が全国の27.1パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が15.39館で最多でした。
公民館の数や催しの参加者の記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
- 備考: 1年間に講演会や体育行事、文化行事などの集会を1回以上開いた公民館の数。人口10万人あたりの諸集会を実施した公民館数は総人口で割った参考値
注記: 1年間に講演会や体育行事、文化行事などの集会を1回以上開いた公民館の数。
人口10万人あたりの諸集会を実施した公民館数は総人口で割った参考値
