公民館は、地域の人が集まって学んだり話し合ったりするための施設です。
市町村が置いています。
子ども向けの講座はどこで多く開かれているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。
兵庫県が3,688講座で1位。
47都道府県の平均は1,018.7講座、中央値は747講座です。
1位と47位の間には48.5倍の開き、人口10万人あたりでは110.7倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
1,019講座
青少年を対象とした公民館の学級・講座数(平成26年度間(2014年度))
最も多い 兵庫県
3,688講座
最も少ない 宮崎県
76講座
地図で見る
| 項目 | 青少年を対象とした公民館の学級・講座数 |
|---|---|
| 北海道 | 401講座 |
| 青森県 | 604講座 |
| 岩手県 | 595講座 |
| 宮城県 | 1,373講座 |
| 秋田県 | 329講座 |
| 山形県 | 669講座 |
| 福島県 | 1,330講座 |
| 茨城県 | 223講座 |
| 栃木県 | 381講座 |
| 群馬県 | 747講座 |
| 埼玉県 | 1,759講座 |
| 千葉県 | 939講座 |
| 東京都 | 552講座 |
| 神奈川県 | 925講座 |
| 新潟県 | 682講座 |
| 富山県 | 890講座 |
| 石川県 | 2,288講座 |
| 福井県 | 3,181講座 |
| 山梨県 | 226講座 |
| 長野県 | 1,287講座 |
| 岐阜県 | 1,657講座 |
| 静岡県 | 247講座 |
| 愛知県 | 1,255講座 |
| 三重県 | 523講座 |
| 滋賀県 | 1,459講座 |
| 京都府 | 329講座 |
| 大阪府 | 456講座 |
| 兵庫県 | 3,688講座 |
| 奈良県 | 173講座 |
| 和歌山県 | 379講座 |
| 鳥取県 | 1,301講座 |
| 島根県 | 1,730講座 |
| 岡山県 | 1,272講座 |
| 広島県 | 1,814講座 |
| 山口県 | 1,433講座 |
| 徳島県 | 265講座 |
| 香川県 | 243講座 |
| 愛媛県 | 1,664講座 |
| 高知県 | 1,107講座 |
| 福岡県 | 3,185講座 |
| 佐賀県 | 321講座 |
| 長崎県 | 1,335講座 |
| 熊本県 | 638講座 |
| 大分県 | 1,371講座 |
| 宮崎県 | 76講座 |
| 鹿児島県 | 403講座 |
| 沖縄県 | 175講座 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは兵庫県です。
次いで福岡県、福井県、石川県、広島県が続きます。
淡いのは宮崎県、奈良県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は1,018.7講座、中央値は747講座です。
兵庫県の3,688講座は平均の3.6倍にあたります。
上位3で21パーセント、1位と47位で48.5倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと福井県が430.45講座で最も多く、開きは110.7倍になります。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは15位、人数あたり1位の福井県は実数では3位でした。
| 順位 | 都道府県 | 青少年を対象とした公民館の学級・講座数(講座) | 地方 | 人口10万人あたりの青少年を対象とした公民館の学級・講座数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 兵庫県 | 3688 | 近畿 | 69.1 |
| 2 | 福岡県 | 3185 | 九州 | 62.55 |
| 3 | 福井県 | 3181 | 中部 | 430.45 |
| 4 | 石川県 | 2288 | 中部 | 208.38 |
| 5 | 広島県 | 1814 | 中国 | 66.84 |
| 6 | 埼玉県 | 1759 | 関東 | 23.99 |
| 7 | 島根県 | 1730 | 中国 | 269.47 |
| 8 | 愛媛県 | 1664 | 四国 | 130.41 |
| 9 | 岐阜県 | 1657 | 中部 | 86.48 |
| 10 | 滋賀県 | 1459 | 近畿 | 104.07 |
| 11 | 山口県 | 1433 | 中国 | 111.87 |
| 12 | 宮城県 | 1373 | 東北 | 61.08 |
| 13 | 大分県 | 1371 | 九州 | 126.36 |
| 14 | 長崎県 | 1335 | 九州 | 106.63 |
| 15 | 福島県 | 1330 | 東北 | 76.31 |
| 16 | 鳥取県 | 1301 | 中国 | 245.01 |
| 17 | 長野県 | 1287 | 中部 | 64.77 |
| 18 | 岡山県 | 1272 | 中国 | 69.47 |
| 19 | 愛知県 | 1255 | 中部 | 16.82 |
| 20 | 高知県 | 1107 | 四国 | 168.75 |
| 21 | 千葉県 | 939 | 関東 | 15.02 |
| 22 | 神奈川県 | 925 | 関東 | 10.03 |
| 23 | 富山県 | 890 | 中部 | 89.27 |
| 24 | 群馬県 | 747 | 関東 | 39.52 |
| 25 | 新潟県 | 682 | 中部 | 32.49 |
| 26 | 山形県 | 669 | 東北 | 66.17 |
| 27 | 熊本県 | 638 | 九州 | 37.6 |
| 28 | 青森県 | 604 | 東北 | 51.85 |
| 29 | 岩手県 | 595 | 東北 | 51.97 |
| 30 | 東京都 | 552 | 関東 | 3.89 |
| 31 | 三重県 | 523 | 近畿 | 30.57 |
| 32 | 大阪府 | 456 | 近畿 | 5.21 |
| 33 | 鹿児島県 | 403 | 九州 | 26.31 |
| 34 | 北海道 | 401 | 北海道 | 7.95 |
| 35 | 栃木県 | 381 | 関東 | 20.21 |
| 36 | 和歌山県 | 379 | 近畿 | 43.07 |
| 37 | 京都府 | 329 | 近畿 | 13.06 |
| 37 | 秋田県 | 329 | 東北 | 36.68 |
| 39 | 佐賀県 | 321 | 九州 | 40.74 |
| 40 | 徳島県 | 265 | 四国 | 38.69 |
| 41 | 静岡県 | 247 | 中部 | 7 |
| 42 | 香川県 | 243 | 四国 | 26.5 |
| 43 | 山梨県 | 226 | 中部 | 28.57 |
| 44 | 茨城県 | 223 | 関東 | 7.95 |
| 45 | 沖縄県 | 175 | 九州 | 11.94 |
| 46 | 奈良県 | 173 | 近畿 | 13.46 |
| 47 | 宮崎県 | 76 | 九州 | 7.36 |
子ども向け講座が多い上位5県
子ども向け講座が多い上位5県です。
兵庫県は3,688講座、福岡県は3,185講座、福井県は3,181講座でした。
兵庫県は2位の福岡県の1.16倍です。
4位は石川県で2,288講座、5位は広島県で1,814講座。
上位5で全国の29.6パーセント、上位3で21パーセント、上位10で46.8パーセントでした。
1位だけで7.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は1,018.7講座なので、1位は平均の3.6倍。
中央値の747講座と比べると4.9倍にあたります。
6位以下は埼玉県で1,759講座、島根県で1,730講座、愛媛県で1,664講座と続きました。
2位と3位の差は4講座、3位と4位の差は893講座でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の70.4パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると6,873講座。
これだけで全国の14.4パーセントにあたります。
講座全体の並びとほぼ同じ顔ぶれになりました。
人口10万人あたりでは福井県が1位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は子ども向けの公民館の講座の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は福井県の430.45講座、2位は島根県269.47講座、3位は鳥取県245.01講座。
4位以下は石川県、高知県と続きます。
逆に人口あたりの下位は大阪府5.21講座、東京都3.89講座。
福井県と東京都では110.7倍の開きです。
人口10万人あたりでは福井県が1位です。
子どもの数ではなく、公民館の使い方の差が表れています。
子ども向けの講座には、夏休みの工作教室や料理教室、昔遊びの会などがあります。
学校とは別に、地域が子どもと関わる場になっています。
当サイトの児童館の数の記事と並べると、子どもの居場所のかたちが見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が107.87講座で最も多く、北海道が7.95講座で最も少なくなります。
四国4県92.78講座と東北6県59.69講座がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
子ども向け講座が少ない下位5県
子ども向け講座が少ない下位5県です。
47位の宮崎県は76講座、46位の奈良県は173講座、45位の沖縄県は175講座でした。
1位の兵庫県とは48.5倍の差があります。
44位は茨城県で223講座、43位は山梨県で226講座、42位は香川県で243講座と続きます。
子どもの人数が多い県が上位に来るとはかぎりません。
47都道府県の中央値は747講座。
平均は1,018.7講座なので、平均が中央値の1.4倍です。
47位の宮崎県は平均の7.5パーセント、中央値の10.2パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.8パーセントにしかなりません。
1位の兵庫県1つで7.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の宮崎県は、1位の兵庫県の2.06パーセントにあたる水準です。
46位との差は97講座、45位との差は99講座でした。
1位の兵庫県と47位の宮崎県の間には3,612講座の開きがあります。
地方別に見る
子ども向けの講座は、公民館を使う文化のある地方で多くなります。
地方別に合計を出すと、中部9県が全国の24.5パーセントで最も大きくなります。
次いで中国5県が15.8パーセント、九州・沖縄8県が15.7パーセント、近畿7府県が14.6パーセントと続きました。
少ないほうは関東7都県が11.5パーセント、東北6県が10.2パーセント、四国4県が6.8パーセント、北海道が0.8パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
中国5県が107.87講座、四国4県が92.78講座、東北6県が59.69講座の順に多く、最も少ないのは北海道が7.95講座です。
このグラフについての豆知識
夏休みの公民館
夏休みには、工作や自由研究の手伝い、そうめん流しなど、子ども向けの催しを開く公民館が増えます。
地域の大人が先生役をつとめることも多くあります。
この数字は講座数の内数です。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の兵庫県は3,688講座、47位の宮崎県は76講座。
両者の間には48.5倍の開きがあります。
上位3で全国の21パーセント、上位10で46.8パーセントを占めます。
中央値は747講座、平均は1,018.7講座です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと110.7倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
この子ども向けの公民館の講座の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
最も似ていたのは【家庭教育の公民館講座】1年で7万2,382講座、暮らしに直結(順位相関0.88)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【厚生年金を受け取る人・10年推移】47都道府県すべてでふえ、沖縄県は1.47倍(相関-0.35)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た青少年を対象とした公民館の学級・講座数
| 地方 | 最も多い(講座) | 最も少ない(講座) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1373 | 秋田県 329 |
| 関東 | 埼玉県 1759 | 茨城県 223 |
| 中部 | 福井県 3181 | 山梨県 226 |
| 近畿 | 兵庫県 3688 | 奈良県 173 |
| 中国 | 広島県 1814 | 岡山県 1272 |
| 四国 | 愛媛県 1664 | 香川県 243 |
| 九州 | 福岡県 3185 | 宮崎県 76 |
まとめ
子ども向けの公民館の講座を47都道府県で比べると、最も多い兵庫県で3,688講座、最も少ない宮崎県で76講座でした。
1位と47位の間には48.5倍の開きがあります。
上位3で全国の21パーセント、上位10で46.8パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は747講座、平均は1,018.7講座でした。
人口10万人あたりに直すと110.7倍の開きになります。
子ども向けの公民館の講座の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、講座数の内数であること。
2つ目は、対象年齢までは分からないこと。
3つ目は2014年の数字であることです。
人口10万人あたりでは福井県が430.45講座で最多。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは15位でした。
地方別に合計を出すと中部9県が全国の24.5パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が107.87講座で最多でした。
公民館の講座の数や児童館の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成26年度間(2014年度)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003228560
- 備考: 2014年度に公民館が青少年を対象として開いた学級・講座の数。学級・講座数の内数。人口10万人あたりの青少年を対象とした公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2014年度に公民館が青少年を対象として開いた学級・講座の数。
学級・講座数の内数。
人口10万人あたりの青少年を対象とした公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
