子どもや若者に向けた学級・講座は、1年でどれくらい開かれているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、もとは社会教育調査の2020年度の数字。
北海道が3,039講座で1位。
47都道府県の平均は878.85講座、中央値は732講座です。
1位と47位の間には16.34倍の開き、人口10万人あたりでは75.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
879講座
青少年学級・講座数(2020年)
最も多い 北海道
3,039講座
最も少ない 奈良県
186講座
青少年向けが多い上位5道県
青少年向けが多い上位5道県です。
北海道は3,039講座、福井県は1,912講座、愛知県は1,852講座でした。
北海道は2位の福井県の1.589倍です。
4位は鳥取県で1,661講座、5位は福岡県で1,654講座。
上位5で全国の24.5パーセント、上位3で16.5パーセント、上位10で42.8パーセントでした。
1位だけで7.4パーセントを占めます。
47都道府県の平均は878.85講座なので、1位は平均の3.5倍。
中央値の732講座と比べると4.2倍にあたります。
6位以下は滋賀県で1,614講座、島根県で1,598講座、石川県で1,492講座と続きました。
2位と3位の差は60講座、3位と4位の差は191講座でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の75.5パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると4,951講座。
これだけで全国の12.0パーセントにあたります。
面積の広い道県が上位に入りました。
人口10万人あたりでは島根県が1位です
ここから先は、青少年向けの学級・講座の数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は鳥取県の312.81講座、2位は福井県258.73講座、3位は島根県248.91講座。
4位以下は石川県、富山県と続きます。
逆に人口あたりの下位は大阪府6.12講座、神奈川県4.16講座。
鳥取県と神奈川県では75.2倍の開きです。
人口10万人あたりでは島根県が1位です。
実数1位の道は人口あたりでも上位に残りました。
青少年向けの講座には、夏休みの工作教室、自然体験、キャリアの学習などがあります。
公民館や青少年教育施設が会場になることが多く、地域の大人が講師をつとめます。
当サイトの子ども向け公民館講座の記事と並べると、地域が子どもとどう関わるかが見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が148.22講座で最も多く、関東7都県が15.48講座で最も少なくなります。
中部9県78.29講座と四国4県61.95講座がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
青少年向けが少ない下位5県
青少年向けが少ない下位5県です。
47位の奈良県は186講座、46位の香川県は197講座、45位の徳島県は200講座でした。
1位の北海道とは16.34倍の差があります。
44位は宮崎県で274講座、43位は山梨県で302講座、42位は茨城県で317講座と続きます。
講座をどれだけ開くかは、市町村の方針で大きく変わります。
47都道府県の中央値は732講座。
平均は878.85講座なので、平均が中央値の1.2倍です。
47位の奈良県は平均の21.2パーセント、中央値の25.4パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.8パーセントにしかなりません。
1位の北海道1つで7.4パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の奈良県は、1位の北海道の6.12パーセントにあたる水準です。
46位との差は11講座、45位との差は14講座でした。
1位の北海道と47位の奈良県の間には2,853講座の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 青少年学級・講座数 |
|---|---|
| 北海道 | 3,039講座 |
| 青森県 | 575講座 |
| 岩手県 | 922講座 |
| 宮城県 | 840講座 |
| 秋田県 | 330講座 |
| 山形県 | 618講座 |
| 福島県 | 1,117講座 |
| 茨城県 | 317講座 |
| 栃木県 | 408講座 |
| 群馬県 | 666講座 |
| 埼玉県 | 1,323講座 |
| 千葉県 | 517講座 |
| 東京都 | 1,373講座 |
| 神奈川県 | 384講座 |
| 新潟県 | 957講座 |
| 富山県 | 1,153講座 |
| 石川県 | 1,492講座 |
| 福井県 | 1,912講座 |
| 山梨県 | 302講座 |
| 長野県 | 851講座 |
| 岐阜県 | 402講座 |
| 静岡県 | 774講座 |
| 愛知県 | 1,852講座 |
| 三重県 | 730講座 |
| 滋賀県 | 1,614講座 |
| 京都府 | 346講座 |
| 大阪府 | 536講座 |
| 兵庫県 | 732講座 |
| 奈良県 | 186講座 |
| 和歌山県 | 388講座 |
| 鳥取県 | 1,661講座 |
| 島根県 | 1,598講座 |
| 岡山県 | 1,491講座 |
| 広島県 | 770講座 |
| 山口県 | 891講座 |
| 徳島県 | 200講座 |
| 香川県 | 197講座 |
| 愛媛県 | 1,323講座 |
| 高知県 | 613講座 |
| 福岡県 | 1,654講座 |
| 佐賀県 | 638講座 |
| 長崎県 | 748講座 |
| 熊本県 | 540講座 |
| 大分県 | 915講座 |
| 宮崎県 | 274講座 |
| 鹿児島県 | 658講座 |
| 沖縄県 | 479講座 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
次いで福井県、愛知県、鳥取県、福岡県が続きます。
淡いのは奈良県、香川県、徳島県でした。
47都道府県の平均は878.85講座、中央値は732講座です。
北海道の3,039講座は平均の3.5倍にあたります。
上位3で16.5パーセント、1位と47位で16.34倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと鳥取県が312.81講座で最も多く、開きは75.2倍になります。
実数1位の北海道は人数あたりでは16位、人数あたり1位の鳥取県は実数では4位でした。
| 順位 | 都道府県 | 青少年学級・講座数(講座) | 地方 | 人口10万人あたりの青少年学級・講座数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 3039 | 北海道 | 60.26 |
| 2 | 福井県 | 1912 | 中部 | 258.73 |
| 3 | 愛知県 | 1852 | 中部 | 24.83 |
| 4 | 鳥取県 | 1661 | 中国 | 312.81 |
| 5 | 福岡県 | 1654 | 九州 | 32.48 |
| 6 | 滋賀県 | 1614 | 近畿 | 115.12 |
| 7 | 島根県 | 1598 | 中国 | 248.91 |
| 8 | 石川県 | 1492 | 中部 | 135.88 |
| 9 | 岡山県 | 1491 | 中国 | 81.43 |
| 10 | 東京都 | 1373 | 関東 | 9.68 |
| 11 | 愛媛県 | 1323 | 四国 | 103.68 |
| 11 | 埼玉県 | 1323 | 関東 | 18.04 |
| 13 | 富山県 | 1153 | 中部 | 115.65 |
| 14 | 福島県 | 1117 | 東北 | 64.08 |
| 15 | 新潟県 | 957 | 中部 | 45.59 |
| 16 | 岩手県 | 922 | 東北 | 80.52 |
| 17 | 大分県 | 915 | 九州 | 84.33 |
| 18 | 山口県 | 891 | 中国 | 69.56 |
| 19 | 長野県 | 851 | 中部 | 42.83 |
| 20 | 宮城県 | 840 | 東北 | 37.37 |
| 21 | 静岡県 | 774 | 中部 | 21.94 |
| 22 | 広島県 | 770 | 中国 | 28.37 |
| 23 | 長崎県 | 748 | 九州 | 59.74 |
| 24 | 兵庫県 | 732 | 近畿 | 13.72 |
| 25 | 三重県 | 730 | 近畿 | 42.67 |
| 26 | 群馬県 | 666 | 関東 | 35.24 |
| 27 | 鹿児島県 | 658 | 九州 | 42.95 |
| 28 | 佐賀県 | 638 | 九州 | 80.96 |
| 29 | 山形県 | 618 | 東北 | 61.13 |
| 30 | 高知県 | 613 | 四国 | 93.45 |
| 31 | 青森県 | 575 | 東北 | 49.36 |
| 32 | 熊本県 | 540 | 九州 | 31.82 |
| 33 | 大阪府 | 536 | 近畿 | 6.12 |
| 34 | 千葉県 | 517 | 関東 | 8.27 |
| 35 | 沖縄県 | 479 | 九州 | 32.67 |
| 36 | 栃木県 | 408 | 関東 | 21.64 |
| 37 | 岐阜県 | 402 | 中部 | 20.98 |
| 38 | 和歌山県 | 388 | 近畿 | 44.09 |
| 39 | 神奈川県 | 384 | 関東 | 4.16 |
| 40 | 京都府 | 346 | 近畿 | 13.73 |
| 41 | 秋田県 | 330 | 東北 | 36.79 |
| 42 | 茨城県 | 317 | 関東 | 11.3 |
| 43 | 山梨県 | 302 | 中部 | 38.18 |
| 44 | 宮崎県 | 274 | 九州 | 26.52 |
| 45 | 徳島県 | 200 | 四国 | 29.2 |
| 46 | 香川県 | 197 | 四国 | 21.48 |
| 47 | 奈良県 | 186 | 近畿 | 14.47 |
このグラフについての豆知識
学級と講座のちがい
何回か続けて学ぶものを学級、1回で終わるものも含めて講座と呼び、あわせて数えています。
教育委員会が開くものと、公民館が開くものの両方が入ります。
社会・人口統計体系という統計
社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。
調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。
数字の開き
1位の北海道は3,039講座、47位の奈良県は186講座。
両者の間には16.34倍の開きがあります。
上位3で全国の16.5パーセント、上位10で42.8パーセントを占めます。
中央値は732講座、平均は878.85講座です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと75.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
青少年向けの学級・講座の数の順位で探してみます。
いちばん近かったのは【大人向けの学級・講座】全国16万5,515講座、開きは48.59倍で、順位相関は0.7でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【給料収入のない世帯】全国20.2%、年金暮らしが中心(順位相関-0.35)です。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た青少年学級・講座数
| 地方 | 最も多い(講座) | 最も少ない(講座) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 1117 | 秋田県 330 |
| 関東 | 東京都 1373 | 茨城県 317 |
| 中部 | 福井県 1912 | 山梨県 302 |
| 近畿 | 滋賀県 1614 | 奈良県 186 |
| 中国 | 鳥取県 1661 | 広島県 770 |
| 四国 | 愛媛県 1323 | 香川県 197 |
| 九州 | 福岡県 1654 | 宮崎県 274 |
まとめ
青少年向けの学級・講座の数を47都道府県で比べると、最も多い北海道で3,039講座、最も少ない奈良県で186講座でした。
1位と47位の間には16.34倍の開きがあります。
上位3で全国の16.5パーセント、上位10で42.8パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は732講座、平均は878.85講座でした。
人口10万人あたりに直すと75.2倍の開きになります。
青少年向けの学級・講座の数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、市町村の方針で大きく変わること。
2つ目は、講座の回数や規模までは分からないこと。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは鳥取県が312.81講座で最多。
実数1位の北海道は人数あたりでは16位でした。
地方別に合計を出すと中部9県が全国の23.5パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が148.22講座で最多でした。
大人向けや高齢者向けの講座を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
- 備考: 教育委員会や公民館などが青少年向けに開いた学級・講座の数。人口10万人あたりの青少年学級・講座数は総人口で割った参考値
注記: 教育委員会や公民館などが青少年向けに開いた学級・講座の数。
人口10万人あたりの青少年学級・講座数は総人口で割った参考値
