腕時計に、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
京都府が8,641円で1位。
47都道府県の平均は1,464円、中央値は843円です。
最も高い8,641円と最も低い259円の差は8,382円、倍率にすると33.36倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
1,464円
1世帯当たりの腕時計への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 京都府
8,641円
最も少ない 大阪府
259円
腕時計への支出が多い上位5府県
腕時計への支出が多い上位5府県です。
京都府は8,641円、山形県は6,250円、岩手県は5,649円でした。
1位と2位の差は2,391円です。
4位は東京都で4,373円、5位は大分県で3,384円。
上位5はいずれも47都道府県の平均1,464円を上回りました。
1位の京都府は平均を7,177円上回りました。
中央値の843円と比べると7,798円高く、平均に対する比では5.9倍にあたります。
6位以下は兵庫県で2,404円、千葉県で2,081円、富山県で1,898円と続きました。
2位と3位の差は601円、3位と4位の差は1,276円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1,486円でした。
1位から5位までの幅は5,257円、1位から8位までの幅は6,743円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
京都府はハンドバッグへの支出でも5位に入っています。
全国の値は1,464円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は京都府の8,641円。
2位以下を大きく引きはなしました。
差は33.4倍と極端です
ここからは統計を離れて、1世帯が1年間に腕時計へ使う金額の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
ハンドバッグへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は広島県の14,266、2位は愛知県の11,245、3位は高知県の11,161。
4位以下は山形県、京都府と続きます。
逆に下位は島根県が1,982、青森県が1,701。
広島県と青森県では8.39倍の開きです。
隣り合う京都府と大阪府で33.4倍という差がつきました。
ただしこれは「京都の人が時計好き」という話ではなさそうです。
腕時計は数万円から数十万円する買い物です。
調査対象の世帯のうち1軒でも高額な時計を買えば、その県の平均は大きく動きます。
こうした「たまにしか買わない高価なもの」は、年による振れがとても大きくなります。
順位そのものより、そういう性質の数字だと知って読むのが大切です。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2,304円で最も高く、中国5県が651円で最も低くなります。
近畿7府県2,082円と関東7都県1,822円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
腕時計への支出が少ない下位5府県
腕時計への支出が少ない下位5府県です。
47位の大阪府は259円、46位の秋田県は332円、45位の沖縄県は352円でした。
1位の京都府とは8,382円の差があります。
44位は山口県で392円、43位は長野県で401円、42位は福島県で457円と続きます。
最も少ない大阪府は259円。
1位と47位の差は33.4倍にのぼります。
47都道府県の中央値は843円、平均は1,464円です。
47位の大阪府は平均を1,205円下回りました。
47位の大阪府は1位の京都府の3.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると33.36倍の開きです。
46位との差は73円、45位との差は93円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも198円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均1,464円を下回りました。
47位から43位までの幅は142円です。
大阪府はハンドバッグへの支出では中位位です。
全国の値は1,464円なので、47位はこれを1,205円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの腕時計への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 1,629円 |
| 青森県 | 609円 |
| 岩手県 | 5,649円 |
| 宮城県 | 529円 |
| 秋田県 | 332円 |
| 山形県 | 6,250円 |
| 福島県 | 457円 |
| 茨城県 | 1,379円 |
| 栃木県 | 1,345円 |
| 群馬県 | 899円 |
| 埼玉県 | 1,149円 |
| 千葉県 | 2,081円 |
| 東京都 | 4,373円 |
| 神奈川県 | 1,526円 |
| 新潟県 | 1,493円 |
| 富山県 | 1,898円 |
| 石川県 | 1,765円 |
| 福井県 | 814円 |
| 山梨県 | 621円 |
| 長野県 | 401円 |
| 岐阜県 | 682円 |
| 静岡県 | 1,226円 |
| 愛知県 | 1,561円 |
| 三重県 | 765円 |
| 滋賀県 | 1,278円 |
| 京都府 | 8,641円 |
| 大阪府 | 259円 |
| 兵庫県 | 2,404円 |
| 奈良県 | 748円 |
| 和歌山県 | 477円 |
| 鳥取県 | 489円 |
| 島根県 | 571円 |
| 岡山県 | 1,166円 |
| 広島県 | 636円 |
| 山口県 | 392円 |
| 徳島県 | 1,384円 |
| 香川県 | 1,120円 |
| 愛媛県 | 625円 |
| 高知県 | 843円 |
| 福岡県 | 748円 |
| 佐賀県 | 1,235円 |
| 長崎県 | 495円 |
| 熊本県 | 676円 |
| 大分県 | 3,384円 |
| 宮崎県 | 804円 |
| 鹿児島県 | 637円 |
| 沖縄県 | 352円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは京都府です。
次いで山形県、岩手県、東京都、大分県が続きます。
淡いのは大阪府、秋田県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は1,464円、中央値は843円です。
京都府の8,641円は平均を7,177円上回ります。
1位と47位の差は8,382円、倍率にすると33.36倍でした。
ハンドバッグへの支出で並べ替えると広島県が14,266で最も高く、開きは8.39倍になります。
主指標で1位の京都府はハンドバッグへの支出では5位、ハンドバッグへの支出で1位の広島県は主指標では33位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの腕時計への支出(円) | 地方 | ハンドバッグへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 京都府 | 8641 | 近畿 | 8838 |
| 2 | 山形県 | 6250 | 東北 | 8909 |
| 3 | 岩手県 | 5649 | 東北 | 4030 |
| 4 | 東京都 | 4373 | 関東 | 7853 |
| 5 | 大分県 | 3384 | 九州 | 5541 |
| 6 | 兵庫県 | 2404 | 近畿 | 4484 |
| 7 | 千葉県 | 2081 | 関東 | 4882 |
| 8 | 富山県 | 1898 | 中部 | 3099 |
| 9 | 石川県 | 1765 | 中部 | 3422 |
| 10 | 北海道 | 1629 | 北海道 | 3014 |
| 11 | 愛知県 | 1561 | 中部 | 11245 |
| 12 | 神奈川県 | 1526 | 関東 | 7988 |
| 13 | 新潟県 | 1493 | 中部 | 4082 |
| 14 | 徳島県 | 1384 | 四国 | 4478 |
| 15 | 茨城県 | 1379 | 関東 | 4427 |
| 16 | 栃木県 | 1345 | 関東 | 4815 |
| 17 | 滋賀県 | 1278 | 近畿 | 2759 |
| 18 | 佐賀県 | 1235 | 九州 | 3181 |
| 19 | 静岡県 | 1226 | 中部 | 3350 |
| 20 | 岡山県 | 1166 | 中国 | 5337 |
| 21 | 埼玉県 | 1149 | 関東 | 5928 |
| 22 | 香川県 | 1120 | 四国 | 2610 |
| 23 | 群馬県 | 899 | 関東 | 3362 |
| 24 | 高知県 | 843 | 四国 | 11161 |
| 25 | 福井県 | 814 | 中部 | 2190 |
| 26 | 宮崎県 | 804 | 九州 | 2628 |
| 27 | 三重県 | 765 | 近畿 | 2555 |
| 28 | 奈良県 | 748 | 近畿 | 3010 |
| 28 | 福岡県 | 748 | 九州 | 3607 |
| 30 | 岐阜県 | 682 | 中部 | 3923 |
| 31 | 熊本県 | 676 | 九州 | 3257 |
| 32 | 鹿児島県 | 637 | 九州 | 4729 |
| 33 | 広島県 | 636 | 中国 | 14266 |
| 34 | 愛媛県 | 625 | 四国 | 2834 |
| 35 | 山梨県 | 621 | 中部 | 2932 |
| 36 | 青森県 | 609 | 東北 | 1701 |
| 37 | 島根県 | 571 | 中国 | 1982 |
| 38 | 宮城県 | 529 | 東北 | 6113 |
| 39 | 長崎県 | 495 | 九州 | 4045 |
| 40 | 鳥取県 | 489 | 中国 | 4142 |
| 41 | 和歌山県 | 477 | 近畿 | 4856 |
| 42 | 福島県 | 457 | 東北 | 2203 |
| 43 | 長野県 | 401 | 中部 | 2551 |
| 44 | 山口県 | 392 | 中国 | 3482 |
| 45 | 沖縄県 | 352 | 九州 | 3535 |
| 46 | 秋田県 | 332 | 東北 | 2880 |
| 47 | 大阪府 | 259 | 近畿 | 2591 |
このグラフについての豆知識
平均が動きやすい品目
腕時計への支出は全国平均で年1,464円です。
家計調査は限られた数の世帯を調べる標本調査です。
めったに買わない高額品では、少数の世帯の買い物が平均を大きく左右します。
この記事の数字は、その代表例といえます。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の京都府は8,641円、47位の大阪府は259円。
差は8,382円、倍率にすると33.36倍です。
中央値は843円、平均は1,464円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では621円の差でした。
ハンドバッグへの支出で並べ替えると開きは8.39倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりの腕時計への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 6250 | 秋田県 332 |
| 関東 | 東京都 4373 | 群馬県 899 |
| 中部 | 富山県 1898 | 長野県 401 |
| 近畿 | 京都府 8641 | 大阪府 259 |
| 中国 | 岡山県 1166 | 山口県 392 |
| 四国 | 徳島県 1384 | 愛媛県 625 |
| 九州 | 大分県 3384 | 沖縄県 352 |
まとめ
1世帯が1年間に腕時計へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い京都府で8,641円、最も低い大阪府で259円でした。
その差は8,382円、倍率にすると33.36倍です。
47都道府県の中央値は843円、平均は1,464円でした。
全国の値は1,464円です。
ハンドバッグへの支出で並べ替えると開きは8.39倍になり、主指標で1位の京都府はその見方では5位に位置します。
1世帯が1年間に腕時計へ使う金額の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、高額品のため年による振れが大きいこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
ハンドバッグへの支出では広島県が14,266で最も高く、主指標で1位の京都府はこの見方では5位でした。
地方ごとの平均では東北6県が2,304円で最も高く、中国5県が651円で最も低くなりました。
被服や理髪料への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の京都府と2位の山形県の差は2,391円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 腕時計の購入への支出。金額の大きい買い物なので年によって動きやすい。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 腕時計の購入への支出。
金額の大きい買い物なので年によって動きやすい。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
