教科書や参考書、問題集に1世帯はいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
高知県が3,987円で1位。
47都道府県の平均は2,487円、中央値は2,479円です。
最も高い3,987円と最も低い998円の差は2,989円、倍率にすると3.99倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
2,487円
1世帯当たりの教科書・学習参考教材への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 高知県
3,987円
最も少ない 宮崎県
998円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの教科書・学習参考教材への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 2,338円 |
| 青森県 | 1,570円 |
| 岩手県 | 2,670円 |
| 宮城県 | 2,888円 |
| 秋田県 | 1,803円 |
| 山形県 | 3,748円 |
| 福島県 | 3,760円 |
| 茨城県 | 1,884円 |
| 栃木県 | 2,479円 |
| 群馬県 | 2,141円 |
| 埼玉県 | 3,895円 |
| 千葉県 | 2,597円 |
| 東京都 | 2,805円 |
| 神奈川県 | 2,537円 |
| 新潟県 | 3,499円 |
| 富山県 | 2,571円 |
| 石川県 | 2,673円 |
| 福井県 | 1,629円 |
| 山梨県 | 2,437円 |
| 長野県 | 1,666円 |
| 岐阜県 | 2,258円 |
| 静岡県 | 2,649円 |
| 愛知県 | 3,628円 |
| 三重県 | 2,545円 |
| 滋賀県 | 2,250円 |
| 京都府 | 1,825円 |
| 大阪府 | 2,805円 |
| 兵庫県 | 1,590円 |
| 奈良県 | 2,214円 |
| 和歌山県 | 1,450円 |
| 鳥取県 | 3,547円 |
| 島根県 | 2,336円 |
| 岡山県 | 2,204円 |
| 広島県 | 2,002円 |
| 山口県 | 2,258円 |
| 徳島県 | 1,530円 |
| 香川県 | 2,327円 |
| 愛媛県 | 2,495円 |
| 高知県 | 3,987円 |
| 福岡県 | 3,453円 |
| 佐賀県 | 2,690円 |
| 長崎県 | 1,435円 |
| 熊本県 | 2,682円 |
| 大分県 | 2,331円 |
| 宮崎県 | 998円 |
| 鹿児島県 | 2,547円 |
| 沖縄県 | 3,285円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは高知県です。
次いで埼玉県、福島県、山形県、愛知県が続きます。
淡いのは宮崎県、長崎県、和歌山県でした。
47都道府県の平均は2,487円、中央値は2,479円です。
高知県の3,987円は平均を1,500円上回ります。
1位と47位の差は2,989円、倍率にすると3.99倍でした。
書籍への支出で並べ替えると埼玉県が12,751で最も高く、開きは2.45倍になります。
主指標で1位の高知県は書籍への支出では30位、書籍への支出で1位の埼玉県は主指標では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの教科書・学習参考教材への支出(円) | 地方 | 書籍への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 高知県 | 3987 | 四国 | 6547 |
| 2 | 埼玉県 | 3895 | 関東 | 12751 |
| 3 | 福島県 | 3760 | 東北 | 8072 |
| 4 | 山形県 | 3748 | 東北 | 8754 |
| 5 | 愛知県 | 3628 | 中部 | 9610 |
| 6 | 鳥取県 | 3547 | 中国 | 8658 |
| 7 | 新潟県 | 3499 | 中部 | 7011 |
| 8 | 福岡県 | 3453 | 九州 | 5827 |
| 9 | 沖縄県 | 3285 | 九州 | 6109 |
| 10 | 宮城県 | 2888 | 東北 | 8795 |
| 11 | 大阪府 | 2805 | 近畿 | 5860 |
| 11 | 東京都 | 2805 | 関東 | 11167 |
| 13 | 佐賀県 | 2690 | 九州 | 5520 |
| 14 | 熊本県 | 2682 | 九州 | 7135 |
| 15 | 石川県 | 2673 | 中部 | 7342 |
| 16 | 岩手県 | 2670 | 東北 | 8566 |
| 17 | 静岡県 | 2649 | 中部 | 5871 |
| 18 | 千葉県 | 2597 | 関東 | 12383 |
| 19 | 富山県 | 2571 | 中部 | 7118 |
| 20 | 鹿児島県 | 2547 | 九州 | 5697 |
| 21 | 三重県 | 2545 | 近畿 | 6443 |
| 22 | 神奈川県 | 2537 | 関東 | 8950 |
| 23 | 愛媛県 | 2495 | 四国 | 5447 |
| 24 | 栃木県 | 2479 | 関東 | 8674 |
| 25 | 山梨県 | 2437 | 中部 | 6445 |
| 26 | 北海道 | 2338 | 北海道 | 7901 |
| 27 | 島根県 | 2336 | 中国 | 8065 |
| 28 | 大分県 | 2331 | 九州 | 8318 |
| 29 | 香川県 | 2327 | 四国 | 5795 |
| 30 | 岐阜県 | 2258 | 中部 | 5740 |
| 30 | 山口県 | 2258 | 中国 | 7885 |
| 32 | 滋賀県 | 2250 | 近畿 | 8843 |
| 33 | 奈良県 | 2214 | 近畿 | 10224 |
| 34 | 岡山県 | 2204 | 中国 | 8623 |
| 35 | 群馬県 | 2141 | 関東 | 6161 |
| 36 | 広島県 | 2002 | 中国 | 7363 |
| 37 | 茨城県 | 1884 | 関東 | 7422 |
| 38 | 京都府 | 1825 | 近畿 | 7625 |
| 39 | 秋田県 | 1803 | 東北 | 5551 |
| 40 | 長野県 | 1666 | 中部 | 7797 |
| 41 | 福井県 | 1629 | 中部 | 6003 |
| 42 | 兵庫県 | 1590 | 近畿 | 6983 |
| 43 | 青森県 | 1570 | 東北 | 5450 |
| 44 | 徳島県 | 1530 | 四国 | 7614 |
| 45 | 和歌山県 | 1450 | 近畿 | 7862 |
| 46 | 長崎県 | 1435 | 九州 | 5213 |
| 47 | 宮崎県 | 998 | 九州 | 5281 |
教科書・参考書への支出が多い上位5県
教科書・参考書への支出が多い上位5県です。
高知県は3,987円、埼玉県は3,895円、福島県は3,760円でした。
1位と2位の差は92円です。
4位は山形県で3,748円、5位は愛知県で3,628円。
上位5はいずれも47都道府県の平均2,487円を上回りました。
1位の高知県は平均を1,500円上回りました。
中央値の2,479円と比べると1,508円高く、平均に対する比では1.6倍にあたります。
6位以下は鳥取県で3,547円、新潟県で3,499円、福岡県で3,453円と続きました。
2位と3位の差は135円、3位と4位の差は12円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は175円でした。
1位から5位までの幅は359円、1位から8位までの幅は534円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
高知県は書籍への支出でも30位に入っています。
全国の値は2,487円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は高知県の3,987円。
四国と九州の県が上位に入ります。
書籍への支出と並べて見ます
ここからは統計を離れて、1世帯が1年間に教科書・参考書へ使う金額の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
書籍への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は埼玉県の12,751、2位は千葉県の12,383、3位は東京都の11,167。
4位以下は奈良県、愛知県と続きます。
逆に下位は宮崎県が5,281、長崎県が5,213。
埼玉県と長崎県では2.45倍の開きです。
同じ四国・九州でも、高知県と宮崎県で4倍の差がつきました。
子どもの数や進学への向き合い方が、県によって違うことがうかがえます。
ただし家計調査は「二人以上の世帯」の平均です。
子どものいない世帯もふくむため、子育て世帯の実際の負担額とは違います。
当サイトの学習塾への支出の記事とあわせて見てみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2,740円で最も高く、近畿7府県が2,097円で最も低くなります。
関東7都県2,620円と四国4県2,585円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
教科書・参考書への支出が少ない下位5県
教科書・参考書への支出が少ない下位5県です。
47位の宮崎県は998円、46位の長崎県は1,435円、45位の和歌山県は1,450円でした。
1位の高知県とは2,989円の差があります。
44位は徳島県で1,530円、43位は青森県で1,570円、42位は兵庫県で1,590円と続きます。
最も少ない宮崎県は998円。
1位と47位の差は4倍です。
47都道府県の中央値は2,479円、平均は2,487円です。
47位の宮崎県は平均を1,489円下回りました。
47位の宮崎県は1位の高知県の25.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.99倍の開きです。
46位との差は437円、45位との差は452円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも592円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均2,487円を下回りました。
47位から43位までの幅は572円です。
宮崎県は書籍への支出では46位です。
全国の値は2,487円なので、47位はこれを1,489円下回っています。
地方別に見る
教科書・参考書への支出は、四国と九州で差が大きく出ます。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2,740円で最も高くなります。
次いで関東7都県が2,620円、四国4県が2,585円、中部9県が2,557円と続きました。
低いほうは中国5県が2,469円、九州・沖縄8県が2,428円、北海道が2,338円、近畿7府県が2,097円でした。
最も高い東北6県と最も低い近畿7府県の差は643円です。
書籍への支出で見ると関東7都県が最も高く、九州・沖縄8県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
参考書と塾のあいだ
教科書・学習参考教材への支出は全国平均で年2,487円。
書籍全体の7,499円の3分の1ほどです。
公立の小中学校の教科書は無償で配られるため、この金額の多くは参考書や問題集です。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の高知県は3,987円、47位の宮崎県は998円。
差は2,989円、倍率にすると3.99倍です。
中央値は2,479円、平均は2,487円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では8円の差でした。
書籍への支出で並べ替えると開きは2.45倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この1世帯が1年間に教科書・参考書へ使う金額の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
0.62という高い相関を示したのが【ケーキへの支出】平均年7,599円、どこでも似た買い方でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【夫婦だけの世帯】が少ない県は理由が正反対、47都道府県の世帯構成を比べます(順位相関-0.56)です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た1世帯当たりの教科書・学習参考教材への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 3760 | 青森県 1570 |
| 関東 | 埼玉県 3895 | 茨城県 1884 |
| 中部 | 愛知県 3628 | 福井県 1629 |
| 近畿 | 大阪府 2805 | 和歌山県 1450 |
| 中国 | 鳥取県 3547 | 広島県 2002 |
| 四国 | 高知県 3987 | 徳島県 1530 |
| 九州 | 福岡県 3453 | 宮崎県 998 |
まとめ
1世帯が1年間に教科書・参考書へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い高知県で3,987円、最も低い宮崎県で998円でした。
その差は2,989円、倍率にすると3.99倍です。
47都道府県の中央値は2,479円、平均は2,487円でした。
全国の値は2,487円です。
書籍への支出で並べ替えると開きは2.45倍になり、主指標で1位の高知県はその見方では30位に位置します。
1世帯が1年間に教科書・参考書へ使う金額をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、子どものいない世帯も含む平均であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
書籍への支出では埼玉県が12,751で最も高く、主指標で1位の高知県はこの見方では30位でした。
地方ごとの平均では東北6県が2,740円で最も高く、近畿7府県が2,097円で最も低くなりました。
書籍や学習塾への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の高知県と2位の埼玉県の差は92円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 教科書や学習参考書、問題集などへの支出。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 教科書や学習参考書、問題集などへの支出。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
