寒い日に飲みたくなるココアに、1世帯はいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
沖縄県が780円で1位。
47都道府県の平均は425円、中央値は421円です。
最も高い780円と最も低い283円の差は497円、倍率にすると2.76倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
425円
1世帯当たりのココア・ココア飲料への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 沖縄県
780円
最も少ない 和歌山県
283円
ココアへの支出が多い上位5県
ココアへの支出が多い上位5県です。
沖縄県は780円、岩手県は538円、富山県は530円でした。
1位と2位の差は242円です。
4位は埼玉県で515円、5位は岐阜県で502円。
上位5はいずれも47都道府県の平均425円を上回りました。
1位の沖縄県は平均を355円上回りました。
中央値の421円と比べると359円高く、平均に対する比では1.84倍にあたります。
6位以下は島根県で499円、滋賀県で488円、鹿児島県で486円と続きました。
2位と3位の差は8円、3位と4位の差は15円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は16円でした。
1位から5位までの幅は278円、1位から8位までの幅は294円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
沖縄県はコーヒーへの支出でも37位に入っています。
全国の値は425円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は沖縄県の780円。
あたたかい県が1位という意外な結果です。
コーヒーへの支出と並べて見ます
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は1世帯が1年間にココアへ使う金額の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
コーヒーへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は滋賀県の10,396、2位は京都府の10,149、3位は茨城県の9,749。
4位以下は東京都、兵庫県と続きます。
逆に下位は宮崎県が6,595、静岡県が6,414。
滋賀県と静岡県では1.62倍の開きです。
ココアは寒い地域で多く飲まれそうなものですが、1位は沖縄県でした。
アイスココアとしても飲まれること、乳製品を使った飲みものが好まれることなどが関係しているのかもしれません。
ココアの原料はチョコレートと同じカカオ豆です。
チョコレートへの支出とくらべると、上位の県がまったく違います。
当サイトのチョコレートへの支出の記事と並べて読んでみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が471円で最も高く、四国4県が377円で最も低くなります。
中国5県459円と関東7都県452円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
ココアへの支出が少ない下位5県
ココアへの支出が少ない下位5県です。
47位の和歌山県は283円、46位の長崎県は302円、45位の静岡県は305円でした。
1位の沖縄県とは497円の差があります。
44位は福岡県で322円、43位は福井県で331円、42位は佐賀県で337円と続きます。
最も少ない和歌山県は283円。
1位と47位の差は2.8倍です。
47都道府県の中央値は421円、平均は425円です。
47位の和歌山県は平均を142円下回りました。
47位の和歌山県は1位の沖縄県の36.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.76倍の開きです。
46位との差は19円、45位との差は22円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも54円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均425円を下回りました。
47位から43位までの幅は48円です。
和歌山県はコーヒーへの支出では中位位です。
全国の値は425円なので、47位はこれを142円下回っています。
地方別に見る
ココアへの支出は、県によってばらつきます。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が471円で最も高くなります。
次いで中国5県が459円、関東7都県が452円、九州・沖縄8県が435円と続きました。
低いほうは中部9県が422円、東北6県が418円、近畿7府県が396円、四国4県が377円でした。
最も高い北海道と最も低い四国4県の差は94円です。
コーヒーへの支出で見ると北海道が最も高く、九州・沖縄8県が最も低くなりました。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのココア・ココア飲料への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 471円 |
| 青森県 | 344円 |
| 岩手県 | 538円 |
| 宮城県 | 406円 |
| 秋田県 | 391円 |
| 山形県 | 457円 |
| 福島県 | 371円 |
| 茨城県 | 428円 |
| 栃木県 | 456円 |
| 群馬県 | 406円 |
| 埼玉県 | 515円 |
| 千葉県 | 464円 |
| 東京都 | 451円 |
| 神奈川県 | 446円 |
| 新潟県 | 447円 |
| 富山県 | 530円 |
| 石川県 | 457円 |
| 福井県 | 331円 |
| 山梨県 | 440円 |
| 長野県 | 390円 |
| 岐阜県 | 502円 |
| 静岡県 | 305円 |
| 愛知県 | 392円 |
| 三重県 | 439円 |
| 滋賀県 | 488円 |
| 京都府 | 349円 |
| 大阪府 | 381円 |
| 兵庫県 | 430円 |
| 奈良県 | 402円 |
| 和歌山県 | 283円 |
| 鳥取県 | 465円 |
| 島根県 | 499円 |
| 岡山県 | 478円 |
| 広島県 | 439円 |
| 山口県 | 414円 |
| 徳島県 | 376円 |
| 香川県 | 396円 |
| 愛媛県 | 341円 |
| 高知県 | 395円 |
| 福岡県 | 322円 |
| 佐賀県 | 337円 |
| 長崎県 | 302円 |
| 熊本県 | 421円 |
| 大分県 | 412円 |
| 宮崎県 | 416円 |
| 鹿児島県 | 486円 |
| 沖縄県 | 780円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは沖縄県です。
次いで岩手県、富山県、埼玉県、岐阜県が続きます。
淡いのは和歌山県、長崎県、静岡県でした。
47都道府県の平均は425円、中央値は421円です。
沖縄県の780円は平均を355円上回ります。
1位と47位の差は497円、倍率にすると2.76倍でした。
コーヒーへの支出で並べ替えると滋賀県が10,396で最も高く、開きは1.62倍になります。
主指標で1位の沖縄県はコーヒーへの支出では37位、コーヒーへの支出で1位の滋賀県は主指標では7位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのココア・ココア飲料への支出(円) | 地方 | コーヒーへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 沖縄県 | 780 | 九州 | 7365 |
| 2 | 岩手県 | 538 | 東北 | 9460 |
| 3 | 富山県 | 530 | 中部 | 8589 |
| 4 | 埼玉県 | 515 | 関東 | 9147 |
| 5 | 岐阜県 | 502 | 中部 | 7954 |
| 6 | 島根県 | 499 | 中国 | 9294 |
| 7 | 滋賀県 | 488 | 近畿 | 10396 |
| 8 | 鹿児島県 | 486 | 九州 | 6752 |
| 9 | 岡山県 | 478 | 中国 | 8735 |
| 10 | 北海道 | 471 | 北海道 | 9227 |
| 11 | 鳥取県 | 465 | 中国 | 8773 |
| 12 | 千葉県 | 464 | 関東 | 8916 |
| 13 | 山形県 | 457 | 東北 | 8820 |
| 13 | 石川県 | 457 | 中部 | 9096 |
| 15 | 栃木県 | 456 | 関東 | 8466 |
| 16 | 東京都 | 451 | 関東 | 9679 |
| 17 | 新潟県 | 447 | 中部 | 8006 |
| 18 | 神奈川県 | 446 | 関東 | 9110 |
| 19 | 山梨県 | 440 | 中部 | 7040 |
| 20 | 広島県 | 439 | 中国 | 9549 |
| 20 | 三重県 | 439 | 近畿 | 8350 |
| 22 | 兵庫県 | 430 | 近畿 | 9641 |
| 23 | 茨城県 | 428 | 関東 | 9749 |
| 24 | 熊本県 | 421 | 九州 | 7203 |
| 25 | 宮崎県 | 416 | 九州 | 6595 |
| 26 | 山口県 | 414 | 中国 | 8468 |
| 27 | 大分県 | 412 | 九州 | 7125 |
| 28 | 宮城県 | 406 | 東北 | 8591 |
| 28 | 群馬県 | 406 | 関東 | 8137 |
| 30 | 奈良県 | 402 | 近畿 | 9044 |
| 31 | 香川県 | 396 | 四国 | 8081 |
| 32 | 高知県 | 395 | 四国 | 6808 |
| 33 | 愛知県 | 392 | 中部 | 8462 |
| 34 | 秋田県 | 391 | 東北 | 9215 |
| 35 | 長野県 | 390 | 中部 | 9232 |
| 36 | 大阪府 | 381 | 近畿 | 7869 |
| 37 | 徳島県 | 376 | 四国 | 8711 |
| 38 | 福島県 | 371 | 東北 | 8585 |
| 39 | 京都府 | 349 | 近畿 | 10149 |
| 40 | 青森県 | 344 | 東北 | 8297 |
| 41 | 愛媛県 | 341 | 四国 | 7273 |
| 42 | 佐賀県 | 337 | 九州 | 7192 |
| 43 | 福井県 | 331 | 中部 | 7285 |
| 44 | 福岡県 | 322 | 九州 | 8038 |
| 45 | 静岡県 | 305 | 中部 | 6414 |
| 46 | 長崎県 | 302 | 九州 | 8256 |
| 47 | 和歌山県 | 283 | 近畿 | 8214 |
このグラフについての豆知識
カカオからできる飲みもの
ココアへの支出は全国平均で年425円。
この記事で扱う品目のなかでは小さな市場です。
チョコレートと同じカカオ豆から作られますが、脂肪分を取りのぞいた粉が使われます。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の沖縄県は780円、47位の和歌山県は283円。
差は497円、倍率にすると2.76倍です。
中央値は421円、平均は425円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では4円の差でした。
コーヒーへの支出で並べ替えると開きは1.62倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのココア・ココア飲料への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 岩手県 538 | 青森県 344 |
| 関東 | 埼玉県 515 | 群馬県 406 |
| 中部 | 富山県 530 | 静岡県 305 |
| 近畿 | 滋賀県 488 | 和歌山県 283 |
| 中国 | 島根県 499 | 山口県 414 |
| 四国 | 香川県 396 | 愛媛県 341 |
| 九州 | 沖縄県 780 | 長崎県 302 |
まとめ
1世帯が1年間にココアへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い沖縄県で780円、最も低い和歌山県で283円でした。
その差は497円、倍率にすると2.76倍です。
47都道府県の中央値は421円、平均は425円でした。
全国の値は425円です。
コーヒーへの支出で並べ替えると開きは1.62倍になり、主指標で1位の沖縄県はその見方では37位に位置します。
1世帯が1年間にココアへ使う金額をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、コーヒーは別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
コーヒーへの支出では滋賀県が10,396で最も高く、主指標で1位の沖縄県はこの見方では37位でした。
地方ごとの平均では北海道が471円で最も高く、四国4県が377円で最も低くなりました。
コーヒーやチョコレートへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の沖縄県と2位の岩手県の差は242円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: ココア・ココア飲料への支出。コーヒーは別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: ココア・ココア飲料への支出。
コーヒーは別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
