煮物やおでんに欠かせないこんにゃくに、1世帯はいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
山形県が2,910円で1位。
47都道府県の平均は1,652円、中央値は1,603円です。
最も高い2,910円と最も低い1,055円の差は1,855円、倍率にすると2.76倍でした。
47都道府県の単純平均
1,652円
1世帯当たりのこんにゃくへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 山形県
2,910円
最も少ない 沖縄県
1,055円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのこんにゃくへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 1,507円 |
| 青森県 | 2,142円 |
| 岩手県 | 1,939円 |
| 宮城県 | 1,956円 |
| 秋田県 | 1,738円 |
| 山形県 | 2,910円 |
| 福島県 | 1,936円 |
| 茨城県 | 1,633円 |
| 栃木県 | 1,587円 |
| 群馬県 | 1,450円 |
| 埼玉県 | 1,623円 |
| 千葉県 | 1,602円 |
| 東京都 | 1,702円 |
| 神奈川県 | 1,591円 |
| 新潟県 | 1,959円 |
| 富山県 | 1,626円 |
| 石川県 | 1,377円 |
| 福井県 | 1,660円 |
| 山梨県 | 1,436円 |
| 長野県 | 1,739円 |
| 岐阜県 | 1,485円 |
| 静岡県 | 1,677円 |
| 愛知県 | 1,652円 |
| 三重県 | 1,595円 |
| 滋賀県 | 1,513円 |
| 京都府 | 1,698円 |
| 大阪府 | 1,596円 |
| 兵庫県 | 1,725円 |
| 奈良県 | 1,717円 |
| 和歌山県 | 1,302円 |
| 鳥取県 | 1,656円 |
| 島根県 | 1,742円 |
| 岡山県 | 1,476円 |
| 広島県 | 1,594円 |
| 山口県 | 1,561円 |
| 徳島県 | 1,420円 |
| 香川県 | 1,557円 |
| 愛媛県 | 1,616円 |
| 高知県 | 1,937円 |
| 福岡県 | 1,542円 |
| 佐賀県 | 1,573円 |
| 長崎県 | 1,593円 |
| 熊本県 | 1,448円 |
| 大分県 | 1,603円 |
| 宮崎県 | 1,506円 |
| 鹿児島県 | 1,711円 |
| 沖縄県 | 1,055円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは山形県です。
次いで青森県、新潟県、宮城県、岩手県が続きます。
淡いのは沖縄県、和歌山県、石川県でした。
47都道府県の平均は1,652円、中央値は1,603円です。
山形県の2,910円は平均を1,258円上回ります。
1位と47位の差は1,855円、倍率にすると2.76倍でした。
油揚げへの支出で並べ替えると福井県が5,855で最も高く、開きは3.62倍になります。
主指標で1位の山形県は油揚げへの支出では10位、油揚げへの支出で1位の福井県は主指標では17位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのこんにゃくへの支出(円) | 地方 | 油揚げへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 山形県 | 2910 | 東北 | 3439 |
| 2 | 青森県 | 2142 | 東北 | 2542 |
| 3 | 新潟県 | 1959 | 中部 | 3574 |
| 4 | 宮城県 | 1956 | 東北 | 2960 |
| 5 | 岩手県 | 1939 | 東北 | 3261 |
| 6 | 高知県 | 1937 | 四国 | 2478 |
| 7 | 福島県 | 1936 | 東北 | 3019 |
| 8 | 島根県 | 1742 | 中国 | 3166 |
| 9 | 長野県 | 1739 | 中部 | 2827 |
| 10 | 秋田県 | 1738 | 東北 | 2612 |
| 11 | 兵庫県 | 1725 | 近畿 | 3691 |
| 12 | 奈良県 | 1717 | 近畿 | 4164 |
| 13 | 鹿児島県 | 1711 | 九州 | 3035 |
| 14 | 東京都 | 1702 | 関東 | 3079 |
| 15 | 京都府 | 1698 | 近畿 | 4309 |
| 16 | 静岡県 | 1677 | 中部 | 2880 |
| 17 | 福井県 | 1660 | 中部 | 5855 |
| 18 | 鳥取県 | 1656 | 中国 | 3128 |
| 19 | 愛知県 | 1652 | 中部 | 2758 |
| 20 | 茨城県 | 1633 | 関東 | 2887 |
| 21 | 富山県 | 1626 | 中部 | 4139 |
| 22 | 埼玉県 | 1623 | 関東 | 2909 |
| 23 | 愛媛県 | 1616 | 四国 | 2672 |
| 24 | 大分県 | 1603 | 九州 | 2708 |
| 25 | 千葉県 | 1602 | 関東 | 2851 |
| 26 | 大阪府 | 1596 | 近畿 | 3291 |
| 27 | 三重県 | 1595 | 近畿 | 3223 |
| 28 | 広島県 | 1594 | 中国 | 2628 |
| 29 | 長崎県 | 1593 | 九州 | 3120 |
| 30 | 神奈川県 | 1591 | 関東 | 2822 |
| 31 | 栃木県 | 1587 | 関東 | 2460 |
| 32 | 佐賀県 | 1573 | 九州 | 3194 |
| 33 | 山口県 | 1561 | 中国 | 2788 |
| 34 | 香川県 | 1557 | 四国 | 3564 |
| 35 | 福岡県 | 1542 | 九州 | 2507 |
| 36 | 滋賀県 | 1513 | 近畿 | 3541 |
| 37 | 北海道 | 1507 | 北海道 | 2378 |
| 38 | 宮崎県 | 1506 | 九州 | 2756 |
| 39 | 岐阜県 | 1485 | 中部 | 2933 |
| 40 | 岡山県 | 1476 | 中国 | 2986 |
| 41 | 群馬県 | 1450 | 関東 | 2839 |
| 42 | 熊本県 | 1448 | 九州 | 3312 |
| 43 | 山梨県 | 1436 | 中部 | 2501 |
| 44 | 徳島県 | 1420 | 四国 | 2664 |
| 45 | 石川県 | 1377 | 中部 | 4296 |
| 46 | 和歌山県 | 1302 | 近畿 | 2510 |
| 47 | 沖縄県 | 1055 | 九州 | 1619 |
こんにゃくへの支出が多い上位5県
こんにゃくへの支出が多い上位5県です。
山形県は2,910円、青森県は2,142円、新潟県は1,959円でした。
1位と2位の差は768円です。
4位は宮城県で1,956円、5位は岩手県で1,939円。
上位5はいずれも47都道府県の平均1,652円を上回りました。
1位の山形県は平均を1,258円上回りました。
中央値の1,603円と比べると1,307円高く、平均に対する比では1.76倍にあたります。
6位以下は高知県で1,937円、福島県で1,936円、島根県で1,742円と続きました。
2位と3位の差は183円、3位と4位の差は3円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は197円でした。
1位から5位までの幅は971円、1位から8位までの幅は1,168円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
山形県は油揚げへの支出でも10位に入っています。
全国の値は1,652円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は山形県の2,910円。
東北の県が上位に並びます。
油揚げへの支出と並べて見ます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯が1年間にこんにゃくへ使う金額の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
油揚げへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は福井県の5,855、2位は京都府の4,309、3位は石川県の4,296。
4位以下は奈良県、富山県と続きます。
逆に下位は北海道が2,378、沖縄県が1,619。
福井県と沖縄県では3.62倍の開きです。
こんにゃくは東北で支出が多くなります。
芋煮など煮物の文化が根づいた地域です。
こんにゃく芋の生産は群馬県が全国の9割を占めますが、支出では東北が上位という、つくる土地と食べる土地が違う品目です。
当サイトの納豆への支出の記事とあわせて見ると、東北の食卓の姿が見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2,104円で最も高く、九州・沖縄8県が1,504円で最も低くなります。
四国4県1,633円と中部9県1,623円がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
こんにゃくへの支出が少ない下位5県
こんにゃくへの支出が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は1,055円、46位の和歌山県は1,302円、45位の石川県は1,377円でした。
1位の山形県とは1,855円の差があります。
44位は徳島県で1,420円、43位は山梨県で1,436円、42位は熊本県で1,448円と続きます。
最も少ない沖縄県は1,055円。
1位と47位の差は2.8倍です。
47都道府県の中央値は1,603円、平均は1,652円です。
47位の沖縄県は平均を597円下回りました。
47位の沖縄県は1位の山形県の36.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.76倍の開きです。
46位との差は247円、45位との差は322円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも393円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均1,652円を下回りました。
47位から43位までの幅は381円です。
沖縄県は油揚げへの支出では47位です。
全国の値は1,652円なので、47位はこれを597円下回っています。
このグラフについての豆知識
つくる群馬、食べる東北
こんにゃく芋の生産量は群馬県が全国の9割以上を占めます。
しかし支出額の上位は東北の県です。
芋煮やけんちん汁など、煮物にこんにゃくを使う食文化の強さが表れています。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の山形県は2,910円、47位の沖縄県は1,055円。
差は1,855円、倍率にすると2.76倍です。
中央値は1,603円、平均は1,652円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では49円の差でした。
油揚げへの支出で並べ替えると開きは3.62倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのこんにゃくへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 2910 | 秋田県 1738 |
| 関東 | 東京都 1702 | 群馬県 1450 |
| 中部 | 新潟県 1959 | 石川県 1377 |
| 近畿 | 兵庫県 1725 | 和歌山県 1302 |
| 中国 | 島根県 1742 | 岡山県 1476 |
| 四国 | 高知県 1937 | 徳島県 1420 |
| 九州 | 鹿児島県 1711 | 沖縄県 1055 |
まとめ
1世帯が1年間にこんにゃくへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い山形県で2,910円、最も低い沖縄県で1,055円でした。
その差は1,855円、倍率にすると2.76倍です。
47都道府県の中央値は1,603円、平均は1,652円でした。
全国の値は1,652円です。
油揚げへの支出で並べ替えると開きは3.62倍になり、主指標で1位の山形県はその見方では10位に位置します。
1世帯が1年間にこんにゃくへ使う金額をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、しらたきを含む数であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
油揚げへの支出では福井県が5,855で最も高く、主指標で1位の山形県はこの見方では10位でした。
地方ごとの平均では東北6県が2,104円で最も高く、九州・沖縄8県が1,504円で最も低くなりました。
納豆やみそへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の山形県と2位の青森県の差は768円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: こんにゃくへの支出。しらたきを含む。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: こんにゃくへの支出。
しらたきを含む。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
