【食事に気をつける人】全国38.7%、首都圏で高い

【食事に気をつける人】全国38.7%、首都圏で高い

健康のためにバランスのとれた食事を心がけている人はどれくらいいるのでしょうか。
20歳以上の実行状況を47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。

神奈川県が44.32%で1位。
47都道府県の平均は37.43%、中央値は36.99%です。
最も高い44.32%と最も低い32.6%の差は11.72ポイント、倍率にすると1.36倍でした。

47都道府県の単純平均

37.4%

バランスのとれた食事をしている人の割合(2022年)

最も多い 神奈川県

44.3%

最も少ない 青森県

32.6%

食事に気をつける人が多い上位5都県

上位5都道府県のバランスのとれた食事をしている人の割合
上位5都道府県のバランスのとれた食事をしている人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 010203040神奈川県: 44.3%44.3%東京都: 43.9%43.9%京都府: 42.0%42.0%奈良県: 41.7%41.7%長野県: 41.7%41.7%神奈川県東京都京都府奈良県長野県
上位5都道府県のバランスのとれた食事をしている人の割合
項目バランスのとれた食事をしている人の割合
神奈川県44.3%
東京都43.9%
京都府42.0%
奈良県41.7%
長野県41.7%
下位5都道府県のバランスのとれた食事をしている人の割合
下位5都道府県のバランスのとれた食事をしている人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 051015202530青森県: 32.6%32.6%沖縄県: 33.2%33.2%岩手県: 33.8%33.8%長崎県: 33.8%33.8%徳島県: 34.5%34.5%青森県沖縄県岩手県長崎県徳島県
下位5都道府県のバランスのとれた食事をしている人の割合
項目バランスのとれた食事をしている人の割合
青森県32.6%
沖縄県33.2%
岩手県33.8%
長崎県33.8%
徳島県34.5%

食事に気をつける人が多い上位5都県です。

神奈川県は44.32%、東京都は43.94%、京都府は41.95%でした。
1位と2位の差は0.38ポイントです。

4位は奈良県で41.68%、5位は長野県で41.65%。
上位5はいずれも47都道府県の平均37.43%を上回りました。

1位の神奈川県は平均を6.89ポイント上回りました。
中央値の36.99%と比べると7.33ポイント高く、平均に対する比では1.18倍にあたります。

6位以下は兵庫県で41.3%、滋賀県で40.83%、山梨県で40.07%と続きました。

2位と3位の差は1.99ポイント、3位と4位の差は0.27ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1.58ポイントでした。

1位から5位までの幅は2.67ポイント、1位から8位までの幅は4.25ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

神奈川県はストレスをためないようにしている人の割合でも3位に入っています。
全国の値は38.66%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は神奈川県の44.32パーセント。
首都圏の都県が上位に並びます。

健康行動の定番を比べます

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は食事のバランスに気をつけている人の割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

ストレスをためないようにしている人の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は沖縄県の34.51、2位は宮崎県の31.59、3位は神奈川県の31.37。

4位以下は鹿児島県、大分県と続きます。
逆に下位は徳島県が26.17、富山県が24.88。
沖縄県と富山県では1.39倍の開きです。

首都圏で高く東北で低いという分布は、生活習慣病の通院の地図ときれいに裏返しです。

食への意識の差が、長い時間をかけて健康の地域差をつくっていく。
その入り口が見える数字です。

当サイトの糖尿病の通院の記事と並べて読むと、行動と結果の関係を考える材料になります。

地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が40.53%で最も高く、東北6県が35.47%で最も低くなります。
関東7都県38.97%と北海道38.28%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

ストレスをためないようにしている人の割合の上位5都道府県
ストレスをためないようにしている人の割合の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 051015202530沖縄県: 34.534.5宮崎県: 31.631.6神奈川県: 31.431.4鹿児島県: 31.031.0大分県: 30.930.9沖縄県宮崎県神奈川県鹿児島県大分県
ストレスをためないようにしている人の割合の上位5都道府県
項目ストレスをためないようにしている人の割合
沖縄県34.5
宮崎県31.6
神奈川県31.4
鹿児島県31.0
大分県30.9

食事に気をつける人が少ない下位5県

食事に気をつける人が少ない下位5県です。

47位の青森県は32.6%、46位の沖縄県は33.15%、45位の長崎県は33.82%でした。
1位の神奈川県とは11.72ポイントの差があります。

44位は岩手県で33.82%、43位は徳島県で34.49%、42位は熊本県で34.61%と続きます。

最も低い青森県は32.6パーセント。
1位と47位の差は1.4倍です。

47都道府県の中央値は36.99%、平均は37.43%です。
47位の青森県は平均を4.83ポイント下回りました。

47位の青森県は1位の神奈川県の73.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.36倍の開きです。

46位との差は0.55ポイント、45位との差は1.22ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも2.01ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均37.43%を下回りました。
47位から43位までの幅は1.89ポイントです。

青森県はストレスをためないようにしている人の割合では中位位です。
全国の値は38.66%なので、47位はこれを6.06ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(バランスのとれた食事をしている人の割合)
地方別の平均(バランスのとれた食事をしている人の割合) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 010203040北海道: 38.3%38.3%東北: 35.5%35.5%関東: 39.0%39.0%中部: 37.2%37.2%近畿: 40.5%40.5%中国: 37.4%37.4%四国: 36.1%36.1%九州: 35.6%35.6%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(バランスのとれた食事をしている人の割合)
項目バランスのとれた食事をしている人の割合の平均
北海道38.3%
東北35.5%
関東39.0%
中部37.2%
近畿40.5%
中国37.4%
四国36.1%
九州35.6%

食事に気をつける人は、首都圏で多く、東北で少なめです。

地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が40.53%で最も高くなります。
次いで関東7都県が38.97%、北海道が38.28%、中国5県が37.39%と続きました。

低いほうは中部9県が37.24%、四国4県が36.09%、九州・沖縄8県が35.62%、東北6県が35.47%でした。

最も高い近畿7府県と最も低い東北6県の差は5.06ポイントです。
ストレスをためないようにしている人の割合で見ると九州・沖縄8県が最も高く、四国4県が最も低くなりました。

地図で見る

バランスのとれた食事をしている人の割合(2022年)
バランスのとれた食事をしている人の割合(2022年) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(厚生労働省)をもとに作成。単位は%。 北海道 38.3%青森 32.6%岩手 33.8%宮城 37.8%秋田 36.9%山形 35.7%福島 36%茨城 36.1%栃木 35.1%群馬 37.7%埼玉 38.8%千葉 36.8%東京 43.9%神奈川 44.3%新潟 36.6%富山 35%石川 37.7%福井 35.1%山梨 40.1%長野 41.7%岐阜 35.2%静岡 38.4%愛知 35.5%三重 39.3%滋賀 40.8%京都 42.0%大阪 39.5%兵庫 41.3%奈良 41.7%和歌山 39.1%鳥取 36.1%島根 37.6%岡山 37.0%広島 38.4%山口 37.9%徳島 34.5%香川 37.2%愛媛 35.9%高知 36.9%福岡 36.8%佐賀 35.5%長崎 33.8%熊本 34.6%大分 38.2%宮崎 37.1%鹿児島 35.8%沖縄 33.2%
バランスのとれた食事をしている人の割合(%)
バランスのとれた食事をしている人の割合(2022年)
項目バランスのとれた食事をしている人の割合
北海道38.3%
青森県32.6%
岩手県33.8%
宮城県37.8%
秋田県36.9%
山形県35.7%
福島県36%
茨城県36.1%
栃木県35.1%
群馬県37.7%
埼玉県38.8%
千葉県36.8%
東京都43.9%
神奈川県44.3%
新潟県36.6%
富山県35%
石川県37.7%
福井県35.1%
山梨県40.1%
長野県41.7%
岐阜県35.2%
静岡県38.4%
愛知県35.5%
三重県39.3%
滋賀県40.8%
京都府42.0%
大阪府39.5%
兵庫県41.3%
奈良県41.7%
和歌山県39.1%
鳥取県36.1%
島根県37.6%
岡山県37.0%
広島県38.4%
山口県37.9%
徳島県34.5%
香川県37.2%
愛媛県35.9%
高知県36.9%
福岡県36.8%
佐賀県35.5%
長崎県33.8%
熊本県34.6%
大分県38.2%
宮崎県37.1%
鹿児島県35.8%
沖縄県33.2%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは神奈川県です。
次いで東京都、京都府、奈良県、長野県が続きます。
淡いのは青森県、沖縄県、長崎県でした。

47都道府県の平均は37.43%、中央値は36.99%です。
神奈川県の44.32%は平均を6.89ポイント上回ります。

1位と47位の差は11.72ポイント、倍率にすると1.36倍でした。

ストレスをためないようにしている人の割合で並べ替えると沖縄県が34.51で最も高く、開きは1.39倍になります。

主指標で1位の神奈川県はストレスをためないようにしている人の割合では3位、ストレスをためないようにしている人の割合で1位の沖縄県は主指標では46位でした。

順位都道府県バランスのとれた食事をしている人の割合(%)地方ストレスをためないようにしている人の割合
1神奈川県44.32関東31.37
2東京都43.94関東30.75
3京都府41.95近畿28.38
4奈良県41.68近畿27.98
5長野県41.65中部28.89
6兵庫県41.3近畿28.02
7滋賀県40.83近畿29.14
8山梨県40.07中部30.05
9大阪府39.54近畿28.49
10三重県39.34近畿29.12
11和歌山県39.06近畿27.25
12埼玉県38.8関東29.87
13広島県38.41中国29.22
14静岡県38.39中部27.9
15北海道38.28北海道29.21
16大分県38.24九州30.88
17山口県37.87中国29.07
18宮城県37.84東北29.03
19群馬県37.72関東29.25
20石川県37.7中部29.35
21島根県37.55中国28.06
22香川県37.17四国28.07
23宮崎県37.05九州31.59
24岡山県36.99中国27.24
25秋田県36.86東北28.32
26高知県36.85四国28.8
27福岡県36.83九州29.33
28千葉県36.79関東27.67
29新潟県36.62中部28.35
30鳥取県36.11中国26.62
31茨城県36.08関東28.42
32福島県36東北30.21
33愛媛県35.85四国27.25
34鹿児島県35.81九州31.02
35山形県35.7東北27.91
36愛知県35.48中部26.59
37佐賀県35.47九州27.5
38岐阜県35.16中部26.56
39栃木県35.14関東28.53
40福井県35.09中部26.58
41富山県35中部24.88
42熊本県34.61九州29.26
43徳島県34.49四国26.17
44岩手県33.82東北28.42
44長崎県33.82九州28.38
46沖縄県33.15九州34.51
47青森県32.6東北28.51
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

4割ちかくが実行中

バランスのとれた食事を心がける人は20歳以上の38.66パーセント。
健康行動の中でも実行率の高い項目です。

「わかっているけど難しい」の代表でもあり、実行率の地域差は食環境の違いも映しています。

3年に一度の大規模調査

国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。

公表されているのは人数なので、対象となる世帯人員の総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の率とは分母の取り方が違うことがあります。

標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の神奈川県は44.32%、47位の青森県は32.6%。
差は11.72ポイント、倍率にすると1.36倍です。

中央値は36.99%、平均は37.43%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.44ポイントの差でした。

ストレスをためないようにしている人の割合で並べ替えると開きは1.39倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

食事のバランスに気をつけている人の割合の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

いちばん近かったのは【建設・採掘職の月給】平均29.4万円、職人の手間賃で、順位相関は0.68でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【健康のため何もしない人】全国13.75パーセント、8割は何かしている(相関-0.69)でした。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見たバランスのとれた食事をしている人の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北宮城県 37.84青森県 32.6
関東神奈川県 44.32栃木県 35.14
中部長野県 41.65富山県 35
近畿京都府 41.95和歌山県 39.06
中国広島県 38.41鳥取県 36.11
四国香川県 37.17徳島県 34.49
九州大分県 38.24沖縄県 33.15
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

食事のバランスに気をつけている人の割合を47都道府県で比べると、最も高い神奈川県で44.32%、最も低い青森県で32.6%でした。
その差は11.72ポイント、倍率にすると1.36倍です。

47都道府県の中央値は36.99%、平均は37.43%でした。
全国の値は38.66%です。
ストレスをためないようにしている人の割合で並べ替えると開きは1.39倍になり、主指標で1位の神奈川県はその見方では3位に位置します。

食事のバランスに気をつけている人の割合の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、本人の申告にもとづく数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。

ストレスをためないようにしている人の割合では沖縄県が34.51で最も高く、主指標で1位の神奈川県はこの見方では3位でした。

地方ごとの平均では近畿7府県が40.53%で最も高く、東北6県が35.47%で最も低くなりました。
ストレスをためない人や野菜への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041078
  • 備考: 20歳以上のうち、健康のためにバランスのとれた食事をしている人(複数回答)の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標はストレスをためないようにしている人の割合

注記: 20歳以上のうち、健康のためにバランスのとれた食事をしている人(複数回答)の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標はストレスをためないようにしている人の割合

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