【眼科に通う人】全国2.1%、白内障の時代

【眼科に通う人】全国2.1%、白内障の時代

白内障や緑内障など、眼の病気で通院している人はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。

山口県が2.73%で1位。
47都道府県の平均は2.04%、中央値は2.07%です。
最も高い2.73%と最も低い1.54%の差は1.19ポイント、倍率にすると1.77倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

2.0%

眼の病気で通院している人の割合(2022年)

最も多い 山口県

2.7%

最も少ない 沖縄県

1.5%

地図で見る

眼の病気で通院している人の割合(2022年)
眼の病気で通院している人の割合(2022年) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(厚生労働省)をもとに作成。単位は%。 北海道 1.8%青森 2.3%岩手 2.4%宮城 2.3%秋田 2.1%山形 2.1%福島 1.9%茨城 2.1%栃木 1.8%群馬 1.8%埼玉 2.3%千葉 2.5%東京 2.2%神奈川 2.2%新潟 2.1%富山 1.7%石川 1.9%福井 1.6%山梨 1.7%長野 2.0%岐阜 2.3%静岡 2.3%愛知 2.2%三重 2.3%滋賀 2.0%京都 1.7%大阪 2.3%兵庫 2.4%奈良 2.0%和歌山 2.2%鳥取 1.8%島根 2.2%岡山 2.0%広島 2.1%山口 2.7%徳島 2%香川 1.8%愛媛 1.9%高知 2.1%福岡 1.7%佐賀 2.1%長崎 2.1%熊本 2.1%大分 1.9%宮崎 1.8%鹿児島 2.2%沖縄 1.5%
眼の病気で通院している人の割合(%)
眼の病気で通院している人の割合(2022年)
項目眼の病気で通院している人の割合
北海道1.8%
青森県2.3%
岩手県2.4%
宮城県2.3%
秋田県2.1%
山形県2.1%
福島県1.9%
茨城県2.1%
栃木県1.8%
群馬県1.8%
埼玉県2.3%
千葉県2.5%
東京都2.2%
神奈川県2.2%
新潟県2.1%
富山県1.7%
石川県1.9%
福井県1.6%
山梨県1.7%
長野県2.0%
岐阜県2.3%
静岡県2.3%
愛知県2.2%
三重県2.3%
滋賀県2.0%
京都府1.7%
大阪府2.3%
兵庫県2.4%
奈良県2.0%
和歌山県2.2%
鳥取県1.8%
島根県2.2%
岡山県2.0%
広島県2.1%
山口県2.7%
徳島県2%
香川県1.8%
愛媛県1.9%
高知県2.1%
福岡県1.7%
佐賀県2.1%
長崎県2.1%
熊本県2.1%
大分県1.9%
宮崎県1.8%
鹿児島県2.2%
沖縄県1.5%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは山口県です。
次いで千葉県、兵庫県、岩手県、青森県が続きます。
淡いのは沖縄県、福井県、福岡県でした。

47都道府県の平均は2.04%、中央値は2.07%です。
山口県の2.73%は平均を0.69ポイント上回ります。

1位と47位の差は1.19ポイント、倍率にすると1.77倍でした。

歯の病気で通院する人の割合で並べ替えると大阪府が3.06で最も高く、開きは1.81倍になります。

主指標で1位の山口県は歯の病気で通院する人の割合では35位、歯の病気で通院する人の割合で1位の大阪府は主指標では8位でした。

順位都道府県眼の病気で通院している人の割合(%)地方歯の病気で通院する人の割合
1山口県2.73中国2.23
2千葉県2.45関東2.97
3兵庫県2.4近畿2.61
4岩手県2.38東北2.38
5青森県2.31東北1.69
6宮城県2.29東北2.62
7岐阜県2.28中部2.91
7大阪府2.28近畿3.06
9埼玉県2.26関東2.68
9静岡県2.26中部2.61
11三重県2.25近畿2.45
12愛知県2.23中部2.58
12東京都2.23関東2.75
14神奈川県2.21関東2.28
15鹿児島県2.16九州2.37
15島根県2.16中国1.83
15和歌山県2.16近畿2.28
18長崎県2.13九州2.56
19茨城県2.12関東2.35
20熊本県2.1九州2.42
20高知県2.1四国2.26
20新潟県2.1中部2.7
23広島県2.09中国2.29
24山形県2.07東北2.27
24秋田県2.07東北2.07
26佐賀県2.05九州2.6
27岡山県2.02中国2.55
28長野県2.01中部2.83
29徳島県2四国2
30奈良県1.99近畿2.9
31滋賀県1.95近畿2.42
32福島県1.94東北2.3
33愛媛県1.92四国2.34
34大分県1.89九州1.89
35石川県1.87中部1.96
36群馬県1.8関東2.5
36鳥取県1.8中国2.2
38北海道1.79北海道2.19
39栃木県1.78関東3.05
40宮崎県1.77九州1.98
40香川県1.77四国2.12
42富山県1.73中部2.16
43京都府1.71近畿2.46
44山梨県1.66中部2.62
45福岡県1.65九州2.73
46福井県1.62中部2.06
47沖縄県1.54九州2.38
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

地方別に見る

地方別の平均(眼の病気で通院している人の割合)
地方別の平均(眼の病気で通院している人の割合) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 0.00.51.01.52.0北海道: 1.8%1.8%東北: 2.2%2.2%関東: 2.1%2.1%中部: 2.0%2.0%近畿: 2.1%2.1%中国: 2.2%2.2%四国: 2.0%2.0%九州: 1.9%1.9%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(眼の病気で通院している人の割合)
項目眼の病気で通院している人の割合の平均
北海道1.8%
東北2.2%
関東2.1%
中部2.0%
近畿2.1%
中国2.2%
四国2.0%
九州1.9%

眼の病気の通院は、高齢化の進む西日本で多くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2.18%で最も高くなります。
次いで中国5県が2.16%、関東7都県が2.12%、近畿7府県が2.11%と続きました。

低いほうは中部9県が1.97%、四国4県が1.95%、九州・沖縄8県が1.91%、北海道が1.79%でした。

最も高い東北6県と最も低い北海道の差は0.39ポイントです。
歯の病気で通院する人の割合で見ると関東7都県が最も高く、四国4県が最も低くなりました。

眼の通院が多い上位5県

上位5都道府県の眼の病気で通院している人の割合
上位5都道府県の眼の病気で通院している人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 0.00.51.01.52.02.5山口県: 2.7%2.7%千葉県: 2.5%2.5%兵庫県: 2.4%2.4%岩手県: 2.4%2.4%青森県: 2.3%2.3%山口県千葉県兵庫県岩手県青森県
上位5都道府県の眼の病気で通院している人の割合
項目眼の病気で通院している人の割合
山口県2.7%
千葉県2.5%
兵庫県2.4%
岩手県2.4%
青森県2.3%
下位5都道府県の眼の病気で通院している人の割合
下位5都道府県の眼の病気で通院している人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 0.00.51.01.5沖縄県: 1.5%1.5%福井県: 1.6%1.6%福岡県: 1.7%1.7%山梨県: 1.7%1.7%京都府: 1.7%1.7%沖縄県福井県福岡県山梨県京都府
下位5都道府県の眼の病気で通院している人の割合
項目眼の病気で通院している人の割合
沖縄県1.5%
福井県1.6%
福岡県1.7%
山梨県1.7%
京都府1.7%

眼の通院が多い上位5県です。

山口県は2.73%、千葉県は2.45%、兵庫県は2.4%でした。
1位と2位の差は0.28ポイントです。

4位は岩手県で2.38%、5位は青森県で2.31%。
上位5はいずれも47都道府県の平均2.04%を上回りました。

1位の山口県は平均を0.69ポイント上回りました。
中央値の2.07%と比べると0.66ポイント高く、平均に対する比では1.34倍にあたります。

6位以下は宮城県で2.29%、岐阜県で2.28%、大阪府で2.28%と続きました。

2位と3位の差は0.05ポイント、3位と4位の差は0.02ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.03ポイントでした。

1位から5位までの幅は0.42ポイント、1位から8位までの幅は0.45ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

山口県は歯の病気で通院する人の割合でも35位に入っています。
全国の値は2.12%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は山口県の2.73パーセント。
西日本の県が上位に並びます。

高齢化の進む県で高くなります

この分布の背景を、ここから考えてみます。
眼の病気で通院している人の割合の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

歯の病気で通院する人の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は大阪府の3.06、2位は栃木県の3.05、3位は千葉県の2.97。

4位以下は岐阜県、奈良県と続きます。
逆に下位は島根県が1.83、青森県が1.69。
大阪府と青森県では1.81倍の開きです。

眼の通院の中心は白内障・緑内障で、どちらも加齢とともに増えます。
高齢化の進む県ほど高い分布です。

緑内障は自覚のないまま進む病気で、通院の多さは検診で見つける力の表れでもあります。

当サイトの眼科の診療所の記事とあわせて見ると、受け皿と需要の関係が見えてきます。

地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2.18%で最も高く、北海道が1.79%で最も低くなります。
中国5県2.16%と関東7都県2.12%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

歯の病気で通院する人の割合の上位5都道府県
歯の病気で通院する人の割合の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 0.00.51.01.52.02.53.0大阪府: 3.13.1栃木県: 3.13.1千葉県: 3.03.0岐阜県: 2.92.9奈良県: 2.92.9大阪府栃木県千葉県岐阜県奈良県
歯の病気で通院する人の割合の上位5都道府県
項目歯の病気で通院する人の割合
大阪府3.1
栃木県3.1
千葉県3.0
岐阜県2.9
奈良県2.9

眼の通院が少ない下位5県

眼の通院が少ない下位5県です。

47位の沖縄県は1.54%、46位の福井県は1.62%、45位の福岡県は1.65%でした。
1位の山口県とは1.19ポイントの差があります。

44位は山梨県で1.66%、43位は京都府で1.71%、42位は富山県で1.73%と続きます。

最も低い沖縄県は1.54パーセント。
1位と47位の差は1.8倍です。

47都道府県の中央値は2.07%、平均は2.04%です。
47位の沖縄県は平均を0.5ポイント下回りました。

47位の沖縄県は1位の山口県の56.4パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.77倍の開きです。

46位との差は0.08ポイント、45位との差は0.11ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.19ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均2.04%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.17ポイントです。

沖縄県は歯の病気で通院する人の割合では中位位です。
全国の値は2.12%なので、47位はこれを0.58ポイント下回っています。

このグラフについての豆知識

人生100年時代の眼

眼の病気で通院している人は6歳以上の2.12パーセント。
80代では白内障手術が当たり前になりました。

見える状態を保つことは、転倒予防や認知機能の維持にもつながるとされています。

3年に一度の大規模調査

国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。

公表されているのは人数なので、6歳以上の世帯人員の総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の率とは分母の取り方が違うことがあります。

標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の山口県は2.73%、47位の沖縄県は1.54%。
差は1.19ポイント、倍率にすると1.77倍です。

中央値は2.07%、平均は2.04%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.03ポイントの差でした。

歯の病気で通院する人の割合で並べ替えると開きは1.81倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た眼の病気で通院している人の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北岩手県 2.38福島県 1.94
関東千葉県 2.45栃木県 1.78
中部岐阜県 2.28福井県 1.62
近畿兵庫県 2.4京都府 1.71
中国山口県 2.73鳥取県 1.8
四国高知県 2.1香川県 1.77
九州鹿児島県 2.16沖縄県 1.54
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

眼の病気で通院している人の割合を47都道府県で比べると、最も高い山口県で2.73%、最も低い沖縄県で1.54%でした。
その差は1.19ポイント、倍率にすると1.77倍です。

47都道府県の中央値は2.07%、平均は2.04%でした。
全国の値は2.12%です。
歯の病気で通院する人の割合で並べ替えると開きは1.81倍になり、主指標で1位の山口県はその見方では35位に位置します。

眼の病気で通院している人の割合を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、通院している人だけを数えたこと。
3つ目は2022年の数字であることです。

歯の病気で通院する人の割合では大阪府が3.06で最も高く、主指標で1位の山口県はこの見方では35位でした。

地方ごとの平均では東北6県が2.18%で最も高く、北海道が1.79%で最も低くなりました。
眼科の診療所や高齢者の通院率を比べた記事とあわせて読んでみてください。

1位の山口県と2位の千葉県の差は0.28ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

関連記事

出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041078
  • 備考: 6歳以上のうち眼の病気で通院している人(複数回答)の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は歯の病気で通院する人の割合

注記: 6歳以上のうち眼の病気で通院している人(複数回答)の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は歯の病気で通院する人の割合

この記事をシェアする

記事一覧へ戻る

関連記事 Relation Entry