【洗いを担うクリーニング師】全国3万6,834人

【洗いを担うクリーニング師】全国3万6,834人

国家資格を持ってクリーニング所で働くクリーニング師は、全国にどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の衛生行政報告例、2021年度末の数字。

東京都が5,150人で1位。
47都道府県の平均は783.7人、中央値は477人です。
1位と47位の間には31.8倍の開き、人口10万人あたりでは3倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

784人

従事クリーニング師数(2021年度)

最も多い 東京都

5,150人

最も少ない 徳島県

162人

クリーニング師が多い上位5都府県

上位5都道府県の従事クリーニング師数
上位5都道府県の従事クリーニング師数 衛生行政報告例(2021年度) 02,0004,000東京都: 5,150人5,150人大阪府: 2,621人2,621人神奈川県: 2,244人2,244人愛知県: 1,883人1,883人埼玉県: 1,554人1,554人東京都大阪府神奈川県愛知県埼玉県
上位5都道府県の従事クリーニング師数
項目従事クリーニング師数
東京都5,150人
大阪府2,621人
神奈川県2,244人
愛知県1,883人
埼玉県1,554人
下位5都道府県の従事クリーニング師数
下位5都道府県の従事クリーニング師数 衛生行政報告例(2021年度) 050100150200徳島県: 162人162人鳥取県: 195人195人島根県: 198人198人高知県: 213人213人沖縄県: 214人214人徳島県鳥取県島根県高知県沖縄県
下位5都道府県の従事クリーニング師数
項目従事クリーニング師数
徳島県162人
鳥取県195人
島根県198人
高知県213人
沖縄県214人

クリーニング師が多い上位5都府県です。

東京都は5,150人、大阪府は2,621人、神奈川県は2,244人でした。
東京都は2位の大阪府の1.96倍です。

4位は愛知県で1,883人、5位は埼玉県で1,554人。
上位5で全国の36.5パーセント、上位3で27.2パーセント、上位10で54.8パーセントでした。

1位だけで14パーセントを占めます。
47都道府県の平均は783.7人なので、1位は平均の6.6倍。
中央値の477人と比べると10.8倍にあたります。

6位以下は千葉県で1,521人、北海道で1,468人、兵庫県で1,406人と続きました。

2位と3位の差は377人、3位と4位の差は361人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の63.5パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると7,771人。
これだけで全国の21.1パーセントにあたります。

1位だけで全国の14パーセントを占めました。
人口の集中より高い水準です。

人口あたりでは新潟県が1位です

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下はクリーニング師の数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は新潟県の44.45人、2位は青森県43.95人、3位は山梨県41.85人。

4位以下は秋田県、山形県と続きます。
逆に人口あたりの下位は滋賀県20.68人、沖縄県14.6人。
新潟県と沖縄県では3倍の開きです。

人口あたりの1位は新潟県です。
実数1位の東京都は人口あたりでは12位です。

クリーニング所には1施設に1人以上のクリーニング師が必要です(取次所を除く)。
資格者の分布は、洗いの現場がどこにあるかを映します。

当サイトのクリーニング所の数の記事と並べて読んでみてください。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、東北6県が33.7人で最も多く、九州・沖縄8県が26.9人で最も少なくなります。
中部9県32.8人と関東7都県29.6人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの従事クリーニング師数の上位5都道府県
人口10万人あたりの従事クリーニング師数の上位5都道府県 衛生行政報告例(2021年度) 010203040新潟県: 44.544.5青森県: 44.044.0山梨県: 41.941.9秋田県: 40.040.0山形県: 39.639.6新潟県青森県山梨県秋田県山形県
人口10万人あたりの従事クリーニング師数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの従事クリーニング師数
新潟県44.5
青森県44.0
山梨県41.9
秋田県40.0
山形県39.6

クリーニング師が少ない下位5県

クリーニング師が少ない下位5県です。

47位の徳島県は162人、46位の鳥取県は195人、45位の島根県は198人でした。
1位の東京都とは31.8倍の差があります。

44位は高知県で213人、43位は沖縄県で214人、42位は香川県で231人と続きます。

31.8倍という開きです。
人口の差を上回ります。

47都道府県の中央値は477人。
平均は783.7人なので、平均が中央値の1.6倍です。

47位の徳島県は平均の20.7パーセント、中央値の34.0パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の2.7パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで14パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の徳島県は、1位の東京都の3.15パーセントにあたる水準です。

46位との差は33人、45位との差は36人でした。
1位の東京都と47位の徳島県の間には4,988人の開きがあります。

地方別に見る

地方別の平均(従事クリーニング師数)
地方別の平均(従事クリーニング師数) 衛生行政報告例(2021年度) 05001,0001,500北海道: 1,468人1,468人東北: 461人461人関東: 1,841人1,841人中部: 751人751人近畿: 886人886人中国: 395人395人四国: 258人258人九州: 469人469人北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(従事クリーニング師数)
項目従事クリーニング師数の平均
北海道1,468人
東北461人
関東1,841人
中部751人
近畿886人
中国395人
四国258人
九州469人

クリーニング師は、人口あたりでは日本海側で多くなります。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の35パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が18.3パーセント、近畿7府県が16.8パーセント、九州・沖縄8県が10.2パーセントと続きました。

少ないほうは東北6県が7.5パーセント、中国5県が5.4パーセント、北海道が4パーセント、四国4県が2.8パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
東北6県が33.7人、中部9県が32.8人、関東7都県が29.6人の順に多く、最も少ないのは九州・沖縄8県が26.9人です。

地図で見る

従事クリーニング師数(2021年度)
従事クリーニング師数(2021年度) 衛生行政報告例(厚生労働省)をもとに作成。単位は人。 北海道 1,468人青森 512人岩手 395人宮城 511人秋田 359人山形 400人福島 588人茨城 1,083人栃木 633人群馬 700人埼玉 1,554人千葉 1,521人東京 5,150人神奈川 2,244人新潟 933人富山 351人石川 407人福井 289人山梨 331人長野 692人岐阜 608人静岡 1,265人愛知 1,883人三重 470人滋賀 290人京都 881人大阪 2,621人兵庫 1,406人奈良 275人和歌山 259人鳥取 195人島根 198人岡山 477人広島 727人山口 380人徳島 162人香川 231人愛媛 424人高知 213人福岡 1,078人佐賀 234人長崎 451人熊本 637人大分 268人宮崎 334人鹿児島 532人沖縄 214人
従事クリーニング師数(人)
従事クリーニング師数(2021年度)
項目従事クリーニング師数
北海道1,468人
青森県512人
岩手県395人
宮城県511人
秋田県359人
山形県400人
福島県588人
茨城県1,083人
栃木県633人
群馬県700人
埼玉県1,554人
千葉県1,521人
東京都5,150人
神奈川県2,244人
新潟県933人
富山県351人
石川県407人
福井県289人
山梨県331人
長野県692人
岐阜県608人
静岡県1,265人
愛知県1,883人
三重県470人
滋賀県290人
京都府881人
大阪府2,621人
兵庫県1,406人
奈良県275人
和歌山県259人
鳥取県195人
島根県198人
岡山県477人
広島県727人
山口県380人
徳島県162人
香川県231人
愛媛県424人
高知県213人
福岡県1,078人
佐賀県234人
長崎県451人
熊本県637人
大分県268人
宮崎県334人
鹿児島県532人
沖縄県214人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県が続きます。
淡いのは徳島県、鳥取県、島根県でした。

47都道府県の平均は783.7人、中央値は477人です。
東京都の5,150人は平均の6.6倍にあたります。

上位3で27.2パーセント、1位と47位で31.8倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと新潟県が44.45人で最も多く、開きは3倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは12位、人口あたり1位の新潟県は実数では12位でした。

順位都道府県従事クリーニング師数(人)地方人口10万人あたりの従事クリーニング師数
1東京都5150関東36.32
2大阪府2621近畿29.93
3神奈川県2244関東24.33
4愛知県1883中部25.24
5埼玉県1554関東21.19
6千葉県1521関東24.33
7北海道1468北海道29.11
8兵庫県1406近畿26.34
9静岡県1265中部35.87
10茨城県1083関東38.6
11福岡県1078九州21.17
12新潟県933中部44.45
13京都府881近畿34.96
14広島県727中国26.79
15群馬県700関東37.04
16長野県692中部34.83
17熊本県637九州37.54
18栃木県633関東33.58
19岐阜県608中部31.73
20福島県588東北33.73
21鹿児島県532九州34.73
22青森県512東北43.95
23宮城県511東北22.73
24岡山県477中国26.05
25三重県470近畿27.47
26長崎県451九州36.02
27愛媛県424四国33.23
28石川県407中部37.07
29山形県400東北39.56
30岩手県395東北34.5
31山口県380中国29.66
32秋田県359東北40.02
33富山県351中部35.21
34宮崎県334九州32.33
35山梨県331中部41.85
36滋賀県290近畿20.68
37福井県289中部39.11
38奈良県275近畿21.4
39大分県268九州24.7
40和歌山県259近畿29.43
41佐賀県234九州29.7
42香川県231四国25.19
43沖縄県214九州14.6
44高知県213四国32.47
45島根県198中国30.84
46鳥取県195中国36.72
47徳島県162四国23.65
衛生行政報告例(2021年度、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

洗いの現場を支える国家資格

クリーニング師は全国で3万6,834人。
洗濯物の受け渡しだけの取次所が増え、洗う工場は集約が進んでいます。

資格者の数はクリーニング所の数の半分以下で、1人が複数店の洗いを支える構図です。

衛生行政報告例という統計

衛生行政報告例は、保健所などが扱う許認可や届け出を全国分まとめた統計です。
この記事はデータベースに収載されている最新の2021年度末時点の数字を使っています。

許可や届け出のあった施設・資格者の数なので、実際に営業・就業しているかどうかまでは分かりません。

数字の開き

1位の東京都は5,150人、47位の徳島県は162人。
両者の間には31.8倍の開きがあります。
上位3で全国の27.2パーセント、上位10で54.8パーセントを占めます。

中央値は477人、平均は783.7人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと3倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

このクリーニング師の数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。

並びが最も重なったのは【木造住宅の数】全国3,008万戸、人口あたりは雪国が上位に並ぶで、相関は0.97です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.7)です。

並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。

地方のなかで見た従事クリーニング師数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北福島県 588秋田県 359
関東東京都 5150栃木県 633
中部愛知県 1883福井県 289
近畿大阪府 2621和歌山県 259
中国広島県 727鳥取県 195
四国愛媛県 424徳島県 162
九州福岡県 1078沖縄県 214
衛生行政報告例(2021年度、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

クリーニング師の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で5,150人、最も少ない徳島県で162人でした。
1位と47位の間には31.8倍の開きがあります。

上位3で全国の27.2パーセント、上位10で54.8パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は477人、平均は783.7人でした。
人口10万人あたりに直すと3倍の開きになります。

クリーニング師の数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、クリーニング所で働く資格者の数であること。
2つ目は、取次所だけの店には資格者がいないこと。
3つ目は2021年の数字であることです。

人口10万人あたりでは新潟県が44.45人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは12位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の35パーセントで最多、人口10万人あたりでは東北6県が33.7人で最多でした。
クリーニング所の数や運搬・清掃職の月給を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

注記: 2021年度末時点でクリーニング所に従事するクリーニング師の数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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