【入院者のいる世帯】全国2.87%、30世帯に1世帯

【入院者のいる世帯】全国2.87%、30世帯に1世帯

家族の誰かが入院している世帯はどれくらいあるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。

岩手県が4.96%で1位。
47都道府県の平均は3.17%、中央値は3.2%です。
最も高い4.96%と最も低い2.01%の差は2.95ポイント、倍率にすると2.47倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

3.2%

入院者のいる世帯の割合(2022年)

最も多い 岩手県

5.0%

最も少ない 東京都

2.0%

地図で見る

入院者のいる世帯の割合(2022年)
入院者のいる世帯の割合(2022年) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(厚生労働省)をもとに作成。単位は%。 北海道 2.9%青森 2.9%岩手 5.0%宮城 2.3%秋田 3.4%山形 4%福島 3.6%茨城 2.8%栃木 2.7%群馬 2.7%埼玉 2.4%千葉 3.5%東京 2.0%神奈川 2.6%新潟 3.1%富山 3.3%石川 3.2%福井 3.3%山梨 2.8%長野 3.3%岐阜 3.9%静岡 3.3%愛知 2.6%三重 3.7%滋賀 2.6%京都 2.8%大阪 2.3%兵庫 2.6%奈良 2.8%和歌山 3.0%鳥取 3.6%島根 2.9%岡山 3.0%広島 3.6%山口 3.1%徳島 3.3%香川 2.8%愛媛 3.2%高知 3.7%福岡 3.4%佐賀 3.9%長崎 4.0%熊本 3.5%大分 3.7%宮崎 3.2%鹿児島 3.7%沖縄 3.2%
入院者のいる世帯の割合(%)
入院者のいる世帯の割合(2022年)
項目入院者のいる世帯の割合
北海道2.9%
青森県2.9%
岩手県5.0%
宮城県2.3%
秋田県3.4%
山形県4%
福島県3.6%
茨城県2.8%
栃木県2.7%
群馬県2.7%
埼玉県2.4%
千葉県3.5%
東京都2.0%
神奈川県2.6%
新潟県3.1%
富山県3.3%
石川県3.2%
福井県3.3%
山梨県2.8%
長野県3.3%
岐阜県3.9%
静岡県3.3%
愛知県2.6%
三重県3.7%
滋賀県2.6%
京都府2.8%
大阪府2.3%
兵庫県2.6%
奈良県2.8%
和歌山県3.0%
鳥取県3.6%
島根県2.9%
岡山県3.0%
広島県3.6%
山口県3.1%
徳島県3.3%
香川県2.8%
愛媛県3.2%
高知県3.7%
福岡県3.4%
佐賀県3.9%
長崎県4.0%
熊本県3.5%
大分県3.7%
宮崎県3.2%
鹿児島県3.7%
沖縄県3.2%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは岩手県です。
次いで山形県、長崎県、佐賀県、岐阜県が続きます。
淡いのは東京都、宮城県、大阪府でした。

47都道府県の平均は3.17%、中央値は3.2%です。
岩手県の4.96%は平均を1.79ポイント上回ります。

1位と47位の差は2.95ポイント、倍率にすると2.47倍でした。

通院者のいる世帯の割合で並べ替えると山形県が74.5で最も高く、開きは1.41倍になります。

主指標で1位の岩手県は通院者のいる世帯の割合では6位、通院者のいる世帯の割合で1位の山形県は主指標では2位でした。

順位都道府県入院者のいる世帯の割合(%)地方通院者のいる世帯の割合
1岩手県4.96東北70.63
2山形県4東北74.5
3長崎県3.99九州71.01
4佐賀県3.94九州71.21
5岐阜県3.89中部70.51
6鹿児島県3.74九州64.36
6大分県3.74九州67.13
8高知県3.7四国67.59
9三重県3.68近畿68.41
10鳥取県3.62中国66.06
11福島県3.58東北69.19
12広島県3.57中国64.26
13熊本県3.52九州69.92
14千葉県3.46関東65.03
15福岡県3.39九州62.53
16秋田県3.38東北72.99
17富山県3.32中部68.37
18徳島県3.3四国67.33
19静岡県3.28中部66.48
20長野県3.27中部68.97
21福井県3.26中部68.48
22愛媛県3.24四国65.25
23石川県3.23中部63.87
24沖縄県3.2九州59.68
25宮崎県3.18九州66.1
26山口県3.12中国69.29
27新潟県3.07中部70.84
28岡山県3.04中国68.19
29和歌山県3.02近畿68.09
30青森県2.92東北69.98
31北海道2.89北海道64.72
32島根県2.86中国64.64
33茨城県2.84関東67.47
34奈良県2.77近畿68.08
35京都府2.76近畿65
35香川県2.76四国66.08
35山梨県2.76中部59.94
38栃木県2.74関東66.75
39群馬県2.65関東65.74
40滋賀県2.64近畿67.49
41愛知県2.63中部57.61
42神奈川県2.61関東56.34
43兵庫県2.58近畿68.73
44埼玉県2.43関東57.16
45大阪府2.34近畿58.62
46宮城県2.28東北67.56
47東京都2.01関東52.67
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

入院者のいる世帯が多い上位5県

上位5都道府県の入院者のいる世帯の割合
上位5都道府県の入院者のいる世帯の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 01234岩手県: 5.0%5.0%山形県: 4%4%長崎県: 4.0%4.0%佐賀県: 3.9%3.9%岐阜県: 3.9%3.9%岩手県山形県長崎県佐賀県岐阜県
上位5都道府県の入院者のいる世帯の割合
項目入院者のいる世帯の割合
岩手県5.0%
山形県4%
長崎県4.0%
佐賀県3.9%
岐阜県3.9%
下位5都道府県の入院者のいる世帯の割合
下位5都道府県の入院者のいる世帯の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 0.00.51.01.52.02.5東京都: 2.0%2.0%宮城県: 2.3%2.3%大阪府: 2.3%2.3%埼玉県: 2.4%2.4%兵庫県: 2.6%2.6%東京都宮城県大阪府埼玉県兵庫県
下位5都道府県の入院者のいる世帯の割合
項目入院者のいる世帯の割合
東京都2.0%
宮城県2.3%
大阪府2.3%
埼玉県2.4%
兵庫県2.6%

入院者のいる世帯が多い上位5県です。

岩手県は4.96%、山形県は4%、長崎県は3.99%でした。
1位と2位の差は0.96ポイントです。

4位は佐賀県で3.94%、5位は岐阜県で3.89%。
上位5はいずれも47都道府県の平均3.17%を上回りました。

1位の岩手県は平均を1.79ポイント上回りました。
中央値の3.2%と比べると1.76ポイント高く、平均に対する比では1.56倍にあたります。

6位以下は大分県で3.74%、鹿児島県で3.74%、高知県で3.7%と続きました。

2位と3位の差は0.01ポイント、3位と4位の差は0.05ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.19ポイントでした。

1位から5位までの幅は1.07ポイント、1位から8位までの幅は1.26ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

岩手県は通院者のいる世帯の割合でも6位に入っています。
全国の値は2.87%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は岩手県の4.96パーセント。
20世帯に1世帯に入院者がいます。

入院している人の割合と並べて見ます

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は入院者のいる世帯の割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

通院者のいる世帯の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は山形県の74.5、2位は秋田県の72.99、3位は佐賀県の71.21。

4位以下は長崎県、新潟県と続きます。
逆に下位は神奈川県が56.34、東京都が52.67。
山形県と東京都では1.41倍の開きです。

入院している人の割合と同じく、岩手県が1位です。
個人でも世帯でも同じ構図が確かめられます。

入院は家計と時間の両方に効きます。
この割合の高い地域ほど、見舞いと付き添いが暮らしの一部になっています。

当サイトの療養病床の入院患者の記事とあわせて見てみてください。

地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が3.59%で最も高く、関東7都県が2.68%で最も低くなります。
東北6県3.52%と四国4県3.25%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

通院者のいる世帯の割合の上位5都道府県
通院者のいる世帯の割合の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 010203040506070山形県: 74.574.5秋田県: 73.073.0佐賀県: 71.271.2長崎県: 71.071.0新潟県: 70.870.8山形県秋田県佐賀県長崎県新潟県
通院者のいる世帯の割合の上位5都道府県
項目通院者のいる世帯の割合
山形県74.5
秋田県73.0
佐賀県71.2
長崎県71.0
新潟県70.8

入院者のいる世帯が少ない下位5都県

入院者のいる世帯が少ない下位5都県です。

47位の東京都は2.01%、46位の宮城県は2.28%、45位の大阪府は2.34%でした。
1位の岩手県とは2.95ポイントの差があります。

44位は埼玉県で2.43%、43位は兵庫県で2.58%、42位は神奈川県で2.61%と続きます。

最も低い東京都は2.01パーセント。
1位と47位の差は2.5倍です。

47都道府県の中央値は3.2%、平均は3.17%です。
47位の東京都は平均を1.16ポイント下回りました。

47位の東京都は1位の岩手県の40.5パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.47倍の開きです。

46位との差は0.27ポイント、45位との差は0.33ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.6ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均3.17%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.57ポイントです。

東京都は通院者のいる世帯の割合では47位です。
全国の値は2.87%なので、47位はこれを0.86ポイント下回っています。

このグラフについての豆知識

30世帯に1世帯

入院者のいる世帯は全国で2.87パーセント。
およそ30世帯に1世帯です。

通院者のいる世帯の62.6パーセントと比べると、入院はずっとまれな出来事だと分かります。

3年に一度の大規模調査

国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。

公表されているのは人数や世帯数なので、区分の数を総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の「率」とは分母の取り方が違うことがあります。

標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の岩手県は4.96%、47位の東京都は2.01%。
差は2.95ポイント、倍率にすると2.47倍です。

中央値は3.2%、平均は3.17%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.03ポイントの差でした。

通院者のいる世帯の割合で並べ替えると開きは1.41倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

入院者のいる世帯の割合の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

いちばん近かったのは【入院中の人の割合】全国1.35%、100人に1人強で、順位相関は0.9でした。
正反対だったのは【4人世帯の家計支出】全国は月29.5万円、差は1.38倍で、相関は-0.66です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た入院者のいる世帯の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北岩手県 4.96宮城県 2.28
関東千葉県 3.46東京都 2.01
中部岐阜県 3.89愛知県 2.63
近畿三重県 3.68大阪府 2.34
中国鳥取県 3.62島根県 2.86
四国高知県 3.7香川県 2.76
九州長崎県 3.99宮崎県 3.18
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

入院者のいる世帯の割合を47都道府県で比べると、最も高い岩手県で4.96%、最も低い東京都で2.01%でした。
その差は2.95ポイント、倍率にすると2.47倍です。

47都道府県の中央値は3.2%、平均は3.17%でした。
全国の値は2.87%です。
通院者のいる世帯の割合で並べ替えると開きは1.41倍になり、主指標で1位の岩手県はその見方では6位に位置します。

入院者のいる世帯の割合の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、世帯単位で数えた数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。

通院者のいる世帯の割合では山形県が74.5で最も高く、主指標で1位の岩手県はこの見方では6位でした。

地方ごとの平均では九州・沖縄8県が3.59%で最も高く、関東7都県が2.68%で最も低くなりました。
入院している人の割合や通院者のいる世帯を比べた記事とあわせて読んでみてください。

1位の岩手県と2位の山形県の差は0.96ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041061
  • 備考: 世帯のうち、調査時点で入院している人がいる世帯の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は通院者のいる世帯の割合

注記: 世帯のうち、調査時点で入院している人がいる世帯の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は通院者のいる世帯の割合

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