2025年の1年間に、県境をこえて引っ越した外国人住民は全国で367,402人。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告、2025年の数字。
東京都が53,858人で1位。
47都道府県の平均は7,817.1人、中央値は3,025人です。
1位と47位の間には72.5倍の開き、人口10万人あたりでは5.9倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
7,817人
外国人の県外からの転入者数(2025年)
最も多い 東京都
53,858人
最も少ない 鳥取県
743人
外国人の転入が多い上位5都府県
外国人の転入が多い上位5都府県です。
東京都は53,858人、埼玉県は35,548人、神奈川県は31,295人でした。
東京都は2位の埼玉県の1.52倍です。
4位は千葉県で27,767人、5位は大阪府で23,874人。
上位5で全国の46.9パーセント、上位3で32.9パーセント、上位10で65.5パーセントでした。
1位だけで14.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は7,817.1人なので、1位は平均の6.9倍。
中央値の3,025人と比べると17.8倍にあたります。
6位以下は愛知県で22,038人、兵庫県で12,900人、茨城県で12,091人と続きました。
2位と3位の差は4,253人、3位と4位の差は3,528人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の53.1パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると89,406人。
これだけで全国の24.3パーセントにあたります。
1位だけで全国の14.7パーセントを占めました。
人口の多さに沿った並びです。
人口あたりでは群馬県が1位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は2025年に県外から転入した外国人の数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は群馬県の525.71人、2位は埼玉県484.83人、3位は岐阜県445.82人。
4位以下は千葉県、三重県と続きます。
逆に人口あたりの下位は山形県109.4人、秋田県88.74人。
群馬県と秋田県では5.9倍の開きです。
人口あたりの1位は群馬県です。
製造業の集積地に外国人の移動が集まる姿が見えます。
国内の移動だけを数えた数字で、海外から日本への入国は含みません。
日本国内での住み替えの流れです。
当サイトの外国人住民の数の記事とあわせて見ると、定住と移動の両面がつかめます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が409.5人で最も多く、東北6県が127.6人で最も少なくなります。
中部9県290.1人と近畿7府県290人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
外国人の転入が少ない下位5県
外国人の転入が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は743人、46位の秋田県は796人、45位の高知県は972人でした。
1位の東京都とは72.5倍の差があります。
44位は徳島県で1,037人、43位は山形県で1,106人、42位は青森県で1,301人と続きます。
72.5倍という開きです。
働く場所のある地域に集中しています。
47都道府県の中央値は3,025人。
平均は7,817.1人なので、平均が中央値の2.6倍です。
47位の鳥取県は平均の9.5パーセント、中央値の24.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.3パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで14.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の1.38パーセントにあたる水準です。
46位との差は53人、45位との差は229人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には53,115人の開きがあります。
地方別に見る
外国人の県外からの転入は、首都圏と製造業の集積地で多くなります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の48.6パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.3パーセント、中部9県が16.3パーセント、九州・沖縄8県が7.6パーセントと続きました。
少ないほうは中国5県が3.7パーセント、東北6県が2.9パーセント、北海道が2.2パーセント、四国4県が1.6パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
関東7都県が409.5人、中部9県が290.1人、近畿7府県が290人の順に多く、最も少ないのは東北6県が127.6人です。
地図で見る
| 項目 | 外国人の県外からの転入者数 |
|---|---|
| 北海道 | 7,965人 |
| 青森県 | 1,301人 |
| 岩手県 | 1,573人 |
| 宮城県 | 3,025人 |
| 秋田県 | 796人 |
| 山形県 | 1,106人 |
| 福島県 | 2,673人 |
| 茨城県 | 12,091人 |
| 栃木県 | 7,898人 |
| 群馬県 | 9,936人 |
| 埼玉県 | 35,548人 |
| 千葉県 | 27,767人 |
| 東京都 | 53,858人 |
| 神奈川県 | 31,295人 |
| 新潟県 | 2,988人 |
| 富山県 | 2,430人 |
| 石川県 | 2,780人 |
| 福井県 | 1,873人 |
| 山梨県 | 2,587人 |
| 長野県 | 5,252人 |
| 岐阜県 | 8,542人 |
| 静岡県 | 11,301人 |
| 愛知県 | 22,038人 |
| 三重県 | 7,495人 |
| 滋賀県 | 5,593人 |
| 京都府 | 9,245人 |
| 大阪府 | 23,874人 |
| 兵庫県 | 12,900人 |
| 奈良県 | 2,781人 |
| 和歌山県 | 1,591人 |
| 鳥取県 | 743人 |
| 島根県 | 1,700人 |
| 岡山県 | 3,640人 |
| 広島県 | 4,786人 |
| 山口県 | 2,706人 |
| 徳島県 | 1,037人 |
| 香川県 | 2,020人 |
| 愛媛県 | 1,814人 |
| 高知県 | 972人 |
| 福岡県 | 8,975人 |
| 佐賀県 | 1,831人 |
| 長崎県 | 2,140人 |
| 熊本県 | 3,800人 |
| 大分県 | 3,119人 |
| 宮崎県 | 2,066人 |
| 鹿児島県 | 2,830人 |
| 沖縄県 | 3,121人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで埼玉県、神奈川県、千葉県、大阪府が続きます。
淡いのは鳥取県、秋田県、高知県でした。
47都道府県の平均は7,817.1人、中央値は3,025人です。
東京都の53,858人は平均の6.9倍にあたります。
上位3で32.9パーセント、1位と47位で72.5倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと群馬県が525.71人で最も多く、開きは5.9倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは9位、人口あたり1位の群馬県は実数では10位でした。
| 順位 | 都道府県 | 外国人の県外からの転入者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの外国人の県外からの転入者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 53858 | 関東 | 379.87 |
| 2 | 埼玉県 | 35548 | 関東 | 484.83 |
| 3 | 神奈川県 | 31295 | 関東 | 339.24 |
| 4 | 千葉県 | 27767 | 関東 | 444.2 |
| 5 | 大阪府 | 23874 | 近畿 | 272.63 |
| 6 | 愛知県 | 22038 | 中部 | 295.42 |
| 7 | 兵庫県 | 12900 | 近畿 | 241.71 |
| 8 | 茨城県 | 12091 | 関東 | 430.9 |
| 9 | 静岡県 | 11301 | 中部 | 320.41 |
| 10 | 群馬県 | 9936 | 関東 | 525.71 |
| 11 | 京都府 | 9245 | 近畿 | 366.87 |
| 12 | 福岡県 | 8975 | 九州 | 176.26 |
| 13 | 岐阜県 | 8542 | 中部 | 445.82 |
| 14 | 北海道 | 7965 | 北海道 | 157.94 |
| 15 | 栃木県 | 7898 | 関東 | 418.99 |
| 16 | 三重県 | 7495 | 近畿 | 438.05 |
| 17 | 滋賀県 | 5593 | 近畿 | 398.93 |
| 18 | 長野県 | 5252 | 中部 | 264.32 |
| 19 | 広島県 | 4786 | 中国 | 176.34 |
| 20 | 熊本県 | 3800 | 九州 | 223.92 |
| 21 | 岡山県 | 3640 | 中国 | 198.8 |
| 22 | 沖縄県 | 3121 | 九州 | 212.89 |
| 23 | 大分県 | 3119 | 九州 | 287.47 |
| 24 | 宮城県 | 3025 | 東北 | 134.56 |
| 25 | 新潟県 | 2988 | 中部 | 142.35 |
| 26 | 鹿児島県 | 2830 | 九州 | 184.73 |
| 27 | 奈良県 | 2781 | 近畿 | 216.42 |
| 28 | 石川県 | 2780 | 中部 | 253.19 |
| 29 | 山口県 | 2706 | 中国 | 211.24 |
| 30 | 福島県 | 2673 | 東北 | 153.36 |
| 31 | 山梨県 | 2587 | 中部 | 327.05 |
| 32 | 富山県 | 2430 | 中部 | 243.73 |
| 33 | 長崎県 | 2140 | 九州 | 170.93 |
| 34 | 宮崎県 | 2066 | 九州 | 200 |
| 35 | 香川県 | 2020 | 四国 | 220.28 |
| 36 | 福井県 | 1873 | 中部 | 253.45 |
| 37 | 佐賀県 | 1831 | 九州 | 232.36 |
| 38 | 愛媛県 | 1814 | 四国 | 142.16 |
| 39 | 島根県 | 1700 | 中国 | 264.8 |
| 40 | 和歌山県 | 1591 | 近畿 | 180.8 |
| 41 | 岩手県 | 1573 | 東北 | 137.38 |
| 42 | 青森県 | 1301 | 東北 | 111.67 |
| 43 | 山形県 | 1106 | 東北 | 109.4 |
| 44 | 徳島県 | 1037 | 四国 | 151.39 |
| 45 | 高知県 | 972 | 四国 | 148.17 |
| 46 | 秋田県 | 796 | 東北 | 88.74 |
| 47 | 鳥取県 | 743 | 中国 | 139.92 |
このグラフについての豆知識
全体の7分の1が外国人
県境をこえた転入251万5,731人のうち、外国人住民は36万7,402人。
およそ7人に1人にあたります。
外国人住民の総数が人口の3パーセントほどであることを考えると、外国人は日本人よりずっと頻繁に県境をこえて動いています。
住民票の移動で数える統計
住民基本台帳人口移動報告は、住民票の届け出をもとに人の移動を毎月集計した統計です。
この記事は2025年の1年間の合計を使っています。
「県外からの転入」は、移動前の住所地の総数から同じ県内の移動ぶんを引いて当サイトで計算しました。
住民票を移さない引っ越しは数字に表れないことに注意してください。
数字の開き
1位の東京都は53,858人、47位の鳥取県は743人。
両者の間には72.5倍の開きがあります。
上位3で全国の32.9パーセント、上位10で65.5パーセントを占めます。
中央値は3,025人、平均は7,817.1人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと5.9倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
2025年に県外から転入した外国人の数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
最も似ていたのは【在留外国人の数】全国376万人、最多と最少で126倍(順位相関0.98)です。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.83です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た外国人の県外からの転入者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 3025 | 秋田県 796 |
| 関東 | 東京都 53858 | 栃木県 7898 |
| 中部 | 愛知県 22038 | 福井県 1873 |
| 近畿 | 大阪府 23874 | 和歌山県 1591 |
| 中国 | 広島県 4786 | 鳥取県 743 |
| 四国 | 香川県 2020 | 高知県 972 |
| 九州 | 福岡県 8975 | 佐賀県 1831 |
まとめ
2025年に県外から転入した外国人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で53,858人、最も少ない鳥取県で743人でした。
1位と47位の間には72.5倍の開きがあります。
上位3で全国の32.9パーセント、上位10で65.5パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は3,025人、平均は7,817.1人でした。
人口10万人あたりに直すと5.9倍の開きになります。
2025年に県外から転入した外国人の数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、住民票の移動で数えた数字であること。
2つ目は、海外からの入国は含まれないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
人口10万人あたりでは群馬県が525.71人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは9位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の48.6パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が409.5人で最多でした。
外国人住民の数や20代の転入を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 住民基本台帳人口移動報告(2025年)
- 調査年: 2025年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004044330
- 備考: 2025年の1年間に他の都道府県から転入した外国人住民の数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2025年の1年間に他の都道府県から転入した外国人住民の数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
