悩みやストレスの原因に「自分の病気や介護」を挙げた人はどれくらいいるのでしょうか。
12歳以上について47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。
島根県が12.2%で1位。
47都道府県の平均は10.24%、中央値は10.1%です。
最も高い12.2%と最も低い8.86%の差は3.34ポイント、倍率にすると1.38倍でした。
47都道府県の単純平均
10.2%
自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合(2019年)
最も多い 島根県
12.2%
最も少ない 愛知県
8.9%
地図で見る
| 項目 | 自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合 |
|---|---|
| 北海道 | 11.8% |
| 青森県 | 10.2% |
| 岩手県 | 11.1% |
| 宮城県 | 10.2% |
| 秋田県 | 10.7% |
| 山形県 | 10.3% |
| 福島県 | 9.9% |
| 茨城県 | 9.7% |
| 栃木県 | 9.4% |
| 群馬県 | 9.7% |
| 埼玉県 | 9.3% |
| 千葉県 | 9.4% |
| 東京都 | 10.3% |
| 神奈川県 | 9.3% |
| 新潟県 | 10.8% |
| 富山県 | 10.2% |
| 石川県 | 9.1% |
| 福井県 | 9.5% |
| 山梨県 | 9.3% |
| 長野県 | 10.6% |
| 岐阜県 | 9.8% |
| 静岡県 | 9.7% |
| 愛知県 | 8.9% |
| 三重県 | 9.6% |
| 滋賀県 | 9.7% |
| 京都府 | 10.8% |
| 大阪府 | 10.6% |
| 兵庫県 | 10.4% |
| 奈良県 | 11.1% |
| 和歌山県 | 10.1% |
| 鳥取県 | 12.1% |
| 島根県 | 12.2% |
| 岡山県 | 9.8% |
| 広島県 | 10.6% |
| 山口県 | 10.2% |
| 徳島県 | 11.5% |
| 香川県 | 10.9% |
| 愛媛県 | 11.5% |
| 高知県 | 11.5% |
| 福岡県 | 9.8% |
| 佐賀県 | 9.6% |
| 長崎県 | 11.5% |
| 熊本県 | 10.0% |
| 大分県 | 9.4% |
| 宮崎県 | 9.5% |
| 鹿児島県 | 10.1% |
| 沖縄県 | 10.1% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは島根県です。
次いで鳥取県、北海道、徳島県、愛媛県が続きます。
淡いのは愛知県、石川県、神奈川県でした。
47都道府県の平均は10.24%、中央値は10.1%です。
島根県の12.2%は平均を1.96ポイント上回ります。
1位と47位の差は3.34ポイント、倍率にすると1.38倍でした。
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると鳥取県が8.64で最も高く、開きは1.4倍になります。
主指標で1位の島根県は家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合では5位、家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合で1位の鳥取県は主指標では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合(%) | 地方 | 家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 島根県 | 12.2 | 中国 | 8.08 |
| 2 | 鳥取県 | 12.14 | 中国 | 8.64 |
| 3 | 北海道 | 11.83 | 北海道 | 8.49 |
| 4 | 徳島県 | 11.54 | 四国 | 7.69 |
| 5 | 愛媛県 | 11.52 | 四国 | 7.79 |
| 6 | 長崎県 | 11.5 | 九州 | 7.11 |
| 7 | 高知県 | 11.46 | 四国 | 7.53 |
| 8 | 岩手県 | 11.09 | 東北 | 7.58 |
| 9 | 奈良県 | 11.07 | 近畿 | 8.02 |
| 10 | 香川県 | 10.85 | 四国 | 8.17 |
| 11 | 京都府 | 10.83 | 近畿 | 8.06 |
| 12 | 新潟県 | 10.81 | 中部 | 8.33 |
| 13 | 秋田県 | 10.69 | 東北 | 7.08 |
| 14 | 広島県 | 10.62 | 中国 | 7.72 |
| 15 | 長野県 | 10.57 | 中部 | 7.87 |
| 16 | 大阪府 | 10.55 | 近畿 | 7.33 |
| 17 | 兵庫県 | 10.39 | 近畿 | 7.54 |
| 18 | 山形県 | 10.34 | 東北 | 7.36 |
| 19 | 東京都 | 10.26 | 関東 | 7.92 |
| 20 | 宮城県 | 10.2 | 東北 | 7.99 |
| 21 | 青森県 | 10.19 | 東北 | 6.52 |
| 22 | 富山県 | 10.18 | 中部 | 7.96 |
| 23 | 山口県 | 10.16 | 中国 | 6.69 |
| 24 | 鹿児島県 | 10.1 | 九州 | 6.9 |
| 25 | 沖縄県 | 10.09 | 九州 | 7.35 |
| 25 | 和歌山県 | 10.09 | 近畿 | 7.1 |
| 27 | 熊本県 | 9.95 | 九州 | 7.62 |
| 28 | 福島県 | 9.89 | 東北 | 6.93 |
| 29 | 福岡県 | 9.82 | 九州 | 7.24 |
| 30 | 岡山県 | 9.8 | 中国 | 7.54 |
| 31 | 岐阜県 | 9.76 | 中部 | 7.68 |
| 32 | 静岡県 | 9.74 | 中部 | 7.15 |
| 33 | 茨城県 | 9.72 | 関東 | 7.12 |
| 33 | 滋賀県 | 9.72 | 近畿 | 7.69 |
| 35 | 群馬県 | 9.68 | 関東 | 7.5 |
| 36 | 佐賀県 | 9.59 | 九州 | 7.01 |
| 37 | 三重県 | 9.56 | 近畿 | 6.92 |
| 38 | 宮崎県 | 9.53 | 九州 | 6.9 |
| 39 | 福井県 | 9.47 | 中部 | 6.17 |
| 40 | 栃木県 | 9.41 | 関東 | 6.69 |
| 41 | 千葉県 | 9.39 | 関東 | 7.22 |
| 41 | 大分県 | 9.39 | 九州 | 6.3 |
| 43 | 山梨県 | 9.3 | 中部 | 6.87 |
| 44 | 埼玉県 | 9.28 | 関東 | 6.77 |
| 44 | 神奈川県 | 9.28 | 関東 | 7.39 |
| 46 | 石川県 | 9.06 | 中部 | 6.46 |
| 47 | 愛知県 | 8.86 | 中部 | 6.65 |
自分の健康の悩みが多い上位5県
自分の健康の悩みが多い上位5県です。
島根県は12.2%、鳥取県は12.14%、北海道は11.83%でした。
1位と2位の差は0.06ポイントです。
4位は徳島県で11.54%、5位は愛媛県で11.52%。
上位5はいずれも47都道府県の平均10.24%を上回りました。
1位の島根県は平均を1.96ポイント上回りました。
中央値の10.1%と比べると2.1ポイント高く、平均に対する比では1.19倍にあたります。
6位以下は長崎県で11.5%、高知県で11.46%、岩手県で11.09%と続きました。
2位と3位の差は0.31ポイント、3位と4位の差は0.29ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.43ポイントでした。
1位から5位までの幅は0.68ポイント、1位から8位までの幅は1.11ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
島根県は家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合でも5位に入っています。
全国の値は10.24%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は山陰の県でした。
全国の平均を2ポイント上回ります。
家族の健康の悩みと並べて見ます
ここからは統計を離れて、自分の健康の悩みを抱える人の割合の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると、順位が変わります。
1位は鳥取県の8.64、2位は北海道の8.49、3位は新潟県の8.33。
4位以下は香川県、島根県と続きます。
逆に下位は大分県が6.3、福井県が6.17。
鳥取県と福井県では1.4倍の開きです。
家族の健康の悩みと並べると、1位が入れ替わります。
自分のことと家族のことは別の悩みです。
高齢者の割合が高い地域では、自分の健康を悩みに挙げる人が増えると考えられます。
全国では10.2パーセント。
仕事、お金に次いで3番目に多く挙げられる原因です。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が11.83%で最も高く、関東7都県が9.57%で最も低くなります。
四国4県11.34%と中国5県10.98%がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
自分の健康の悩みが少ない下位5県
自分の健康の悩みが少ない下位5県です。
47位の愛知県は8.86%、46位の石川県は9.06%、45位の神奈川県は9.28%でした。
1位の島根県とは3.34ポイントの差があります。
44位は埼玉県で9.28%、43位は山梨県で9.3%、42位は大分県で9.39%と続きます。
47位は中部の県でした。
全国の平均を1.4ポイントほど下回ります。
47都道府県の中央値は10.1%、平均は10.24%です。
47位の愛知県は平均を1.38ポイント下回りました。
47位の愛知県は1位の島根県の72.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.38倍の開きです。
46位との差は0.2ポイント、45位との差は0.42ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.53ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均10.24%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.44ポイントです。
愛知県は家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合では中位位です。
全国の値は10.24%なので、47位はこれを1.38ポイント下回っています。
このグラフについての豆知識
3番目に多い原因
2019年に悩みやストレスの原因として3番目に多く挙げられたのが「自分の病気や介護」で、12歳以上の10.2パーセントでした。
「家族の病気や介護」は7.4パーセントで、自分のことのほうが多く挙げられています。
複数回答であること
悩みやストレスの原因は、当てはまるものをいくつでも選ぶ形でたずねています。
そのため各項目の割合を足し合わせても、悩みやストレスがある人の割合にはなりません。
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは3年ごとの大規模調査の年だけで、都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分です。
標本調査にもとづく推計値でもあるため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の島根県は12.2%、47位の愛知県は8.86%。
差は3.34ポイント、倍率にすると1.38倍です。
中央値は10.1%、平均は10.24%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.14ポイントの差でした。
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると開きは1.4倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
自分の健康の悩みを抱える人の割合の順位で探してみます。
最も似ていたのは【家族の健康の悩み】全国7.38パーセント、差は1.4倍(順位相関0.7)です。
正反対だったのは【働き手2人以上の給料世帯】全国27.1%、差は1.3倍で、相関は-0.62です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 岩手県 11.09 | 福島県 9.89 |
| 関東 | 東京都 10.26 | 神奈川県 9.28 |
| 中部 | 新潟県 10.81 | 愛知県 8.86 |
| 近畿 | 奈良県 11.07 | 三重県 9.56 |
| 中国 | 島根県 12.2 | 岡山県 9.8 |
| 四国 | 徳島県 11.54 | 香川県 10.85 |
| 九州 | 長崎県 11.5 | 大分県 9.39 |
まとめ
自分の健康の悩みを抱える人の割合を47都道府県で比べると、最も高い島根県で12.2%、最も低い愛知県で8.86%でした。
その差は3.34ポイント、倍率にすると1.38倍です。
47都道府県の中央値は10.1%、平均は10.24%でした。
全国の値は10.24%です。
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると開きは1.4倍になり、主指標で1位の島根県はその見方では5位に位置します。
自分の健康の悩みを抱える人の割合を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、複数回答であること。
3つ目は2019年の数字であることです。
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合では鳥取県が8.64で最も高く、主指標で1位の島根県はこの見方では5位でした。
地方ごとの平均では北海道が11.83%で最も高く、関東7都県が9.57%で最も低くなりました。
家族の健康の悩みや高齢者の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【家族の健康の悩み】全国7.38パーセント、差は1.4倍
- 【悩みやストレスがある人】全国47.22パーセント、およそ半数
- 【高齢者の割合】を47都道府県で比較すると地域差は16.8ポイント
- 【保険給付の件数】国民健康保険で全国4億2,616万件
- 【こころの負担が重い人】全国9.28パーセント、差は1.41倍
出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)
- 調査年: 2019年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003442399
- 備考: 12歳以上のうち悩みやストレスの原因に「自分の病気や介護」を挙げた人の割合(複数回答)。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
注記: 12歳以上のうち悩みやストレスの原因に「自分の病気や介護」を挙げた人の割合(複数回答)。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
