高校生のうち、むし歯がある生徒はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。
沖縄県が65.2%で1位。
47都道府県の平均は45.75%、中央値は45.9%です。
最も高い65.2%と最も低い33%の差は32.2ポイント、倍率にすると1.98倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
45.7%
高校生のむし歯の被患率(2019年度)
最も多い 沖縄県
65.2%
最も少ない 岐阜県
33%
地図で見る
| 項目 | 高校生のむし歯の被患率 |
|---|---|
| 北海道 | 53.7% |
| 青森県 | 51.9% |
| 岩手県 | 48.4% |
| 宮城県 | 57.8% |
| 秋田県 | 44.2% |
| 山形県 | 37.4% |
| 福島県 | 54.9% |
| 茨城県 | 41.4% |
| 栃木県 | 45.9% |
| 群馬県 | 47.2% |
| 埼玉県 | 38.7% |
| 千葉県 | 39.5% |
| 東京都 | 42.6% |
| 神奈川県 | 42.2% |
| 新潟県 | 33.2% |
| 富山県 | 36.5% |
| 石川県 | 43.6% |
| 福井県 | 61% |
| 山梨県 | 47.6% |
| 長野県 | 40.2% |
| 岐阜県 | 33% |
| 静岡県 | 42.8% |
| 愛知県 | 35.7% |
| 三重県 | 47.8% |
| 滋賀県 | 43.1% |
| 京都府 | 37.6% |
| 大阪府 | 42.1% |
| 兵庫県 | 41.3% |
| 奈良県 | 48.4% |
| 和歌山県 | 49.2% |
| 鳥取県 | 46.6% |
| 島根県 | 52.8% |
| 岡山県 | 39.7% |
| 広島県 | 36% |
| 山口県 | 45.4% |
| 徳島県 | 47.8% |
| 香川県 | 45.6% |
| 愛媛県 | 38% |
| 高知県 | 46.6% |
| 福岡県 | 45.9% |
| 佐賀県 | 46.7% |
| 長崎県 | 47.4% |
| 熊本県 | 48.7% |
| 大分県 | 61.8% |
| 宮崎県 | 51.9% |
| 鹿児島県 | 55.1% |
| 沖縄県 | 65.2% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは沖縄県です。
次いで大分県、福井県、宮城県、鹿児島県が続きます。
淡いのは岐阜県、新潟県、愛知県でした。
47都道府県の平均は45.75%、中央値は45.9%です。
沖縄県の65.2%は平均を19.45ポイント上回ります。
1位と47位の差は32.2ポイント、倍率にすると1.98倍でした。
高校生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると沖縄県が33.9で最も高く、開きは3.11倍になります。
主指標で1位の沖縄県は高校生の未処置のむし歯の被患率では1位、高校生の未処置のむし歯の被患率で1位の沖縄県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 高校生のむし歯の被患率(%) | 地方 | 高校生の未処置のむし歯の被患率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 沖縄県 | 65.2 | 九州 | 33.9 |
| 2 | 大分県 | 61.8 | 九州 | 24.9 |
| 3 | 福井県 | 61 | 中部 | 24.7 |
| 4 | 宮城県 | 57.8 | 東北 | 26 |
| 5 | 鹿児島県 | 55.1 | 九州 | 26.4 |
| 6 | 福島県 | 54.9 | 東北 | 22 |
| 7 | 北海道 | 53.7 | 北海道 | 23.7 |
| 8 | 島根県 | 52.8 | 中国 | 25 |
| 9 | 宮崎県 | 51.9 | 九州 | 24.4 |
| 9 | 青森県 | 51.9 | 東北 | 23.7 |
| 11 | 和歌山県 | 49.2 | 近畿 | 17.3 |
| 12 | 熊本県 | 48.7 | 九州 | 19.7 |
| 13 | 岩手県 | 48.4 | 東北 | 17.7 |
| 13 | 奈良県 | 48.4 | 近畿 | 20.6 |
| 15 | 三重県 | 47.8 | 近畿 | 20.6 |
| 15 | 徳島県 | 47.8 | 四国 | 20 |
| 17 | 山梨県 | 47.6 | 中部 | 19.6 |
| 18 | 長崎県 | 47.4 | 九州 | 16.3 |
| 19 | 群馬県 | 47.2 | 関東 | 15.8 |
| 20 | 佐賀県 | 46.7 | 九州 | 22.9 |
| 21 | 高知県 | 46.6 | 四国 | 21.3 |
| 21 | 鳥取県 | 46.6 | 中国 | 17.8 |
| 23 | 栃木県 | 45.9 | 関東 | 19.4 |
| 23 | 福岡県 | 45.9 | 九州 | 21.7 |
| 25 | 香川県 | 45.6 | 四国 | 13.6 |
| 26 | 山口県 | 45.4 | 中国 | 19.9 |
| 27 | 秋田県 | 44.2 | 東北 | 18.1 |
| 28 | 石川県 | 43.6 | 中部 | 15.7 |
| 29 | 滋賀県 | 43.1 | 近畿 | 17.4 |
| 30 | 静岡県 | 42.8 | 中部 | 15.6 |
| 31 | 東京都 | 42.6 | 関東 | 15 |
| 32 | 神奈川県 | 42.2 | 関東 | 19.1 |
| 33 | 大阪府 | 42.1 | 近畿 | 14.8 |
| 34 | 茨城県 | 41.4 | 関東 | 16.2 |
| 35 | 兵庫県 | 41.3 | 近畿 | 15.1 |
| 36 | 長野県 | 40.2 | 中部 | 15 |
| 37 | 岡山県 | 39.7 | 中国 | 16.6 |
| 38 | 千葉県 | 39.5 | 関東 | 14.8 |
| 39 | 埼玉県 | 38.7 | 関東 | 15.2 |
| 40 | 愛媛県 | 38 | 四国 | 14.7 |
| 41 | 京都府 | 37.6 | 近畿 | 13.5 |
| 42 | 山形県 | 37.4 | 東北 | 14.5 |
| 43 | 富山県 | 36.5 | 中部 | 13.9 |
| 44 | 広島県 | 36 | 中国 | 14.5 |
| 45 | 愛知県 | 35.7 | 中部 | 12.1 |
| 46 | 新潟県 | 33.2 | 中部 | 11.3 |
| 47 | 岐阜県 | 33 | 中部 | 10.9 |
高校生のむし歯が多い上位5県
高校生のむし歯が多い上位5県です。
沖縄県は65.2%、大分県は61.8%、福井県は61%でした。
1位と2位の差は3.4ポイントです。
4位は宮城県で57.8%、5位は鹿児島県で55.1%。
上位5はいずれも47都道府県の平均45.75%を上回りました。
1位の沖縄県は平均を19.45ポイント上回りました。
中央値の45.9%と比べると19.3ポイント高く、平均に対する比では1.43倍にあたります。
6位以下は福島県で54.9%、北海道で53.7%、島根県で52.8%と続きました。
2位と3位の差は0.8ポイント、3位と4位の差は3.2ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は2.3ポイントでした。
1位から5位までの幅は10.1ポイント、1位から8位までの幅は12.4ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
沖縄県は高校生の未処置のむし歯の被患率でも1位に入っています。
全国の値は45.75%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は南の島の県でした。
全国の平均を19ポイント上回ります。
未処置のむし歯の割合と並べて見ます
以下は、高校生のむし歯の割合にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
高校生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は沖縄県の33.9、2位は鹿児島県の26.4、3位は宮城県の26。
4位以下は島根県、大分県と続きます。
逆に下位は新潟県が11.3、岐阜県が10.9。
沖縄県と岐阜県では3.11倍の開きです。
未処置のむし歯の割合と並べても1位は同じ県でした。
上位と下位の顔ぶれは学年をまたいでほとんど変わりません。
高校生の45.8パーセントは中学生の36.5パーセントより高くなっています。
永久歯のむし歯が積み重なるためです。
高等学校では健康診断で指摘されても、自分で歯科に行くかどうかは本人にゆだねられます。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が53.7%で最も高く、中部9県が41.51%で最も低くなります。
九州・沖縄8県52.84%と東北6県49.1%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
高校生のむし歯が少ない下位5県
高校生のむし歯が少ない下位5県です。
47位の岐阜県は33%、46位の新潟県は33.2%、45位の愛知県は35.7%でした。
1位の沖縄県とは32.2ポイントの差があります。
44位は広島県で36%、43位は富山県で36.5%、42位は山形県で37.4%と続きます。
47位は中部の県でした。
全国の平均を13ポイントほど下回ります。
47都道府県の中央値は45.9%、平均は45.75%です。
47位の岐阜県は平均を12.75ポイント下回りました。
47位の岐阜県は1位の沖縄県の50.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.98倍の開きです。
46位との差は0.2ポイント、45位との差は2.7ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも4.4ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均45.75%を下回りました。
47位から43位までの幅は3.5ポイントです。
岐阜県は高校生の未処置のむし歯の被患率では47位です。
全国の値は45.75%なので、47位はこれを12.75ポイント下回っています。
地方別に見る
高校生のむし歯は、南の地方で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が53.7%で最も高くなります。
次いで九州・沖縄8県が52.84%、東北6県が49.1%、四国4県が44.5%と続きました。
低いほうは近畿7府県が44.21%、中国5県が44.1%、関東7都県が42.5%、中部9県が41.51%でした。
最も高い北海道と最も低い中部9県の差は12.19ポイントです。
高校生の未処置のむし歯の被患率で見ると九州・沖縄8県が最も高く、中部9県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
年齢とともに積み重なる
永久歯のむし歯は治療しても記録に残るため、年齢が上がるほど被患率は高くなります。
2019年度は高等学校15〜17歳全体で45.8パーセント、17歳だけでは50.0パーセントでした。
健康診断の結果を集めた統計
学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。
この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査なので、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の沖縄県は65.2%、47位の岐阜県は33%。
差は32.2ポイント、倍率にすると1.98倍です。
中央値は45.9%、平均は45.75%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.15ポイントの差でした。
高校生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると開きは3.11倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
高校生のむし歯の割合の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
いちばん近かったのは【高3のむし歯】全国49.98パーセント、学校で測る最後の年齢で、順位相関は0.98でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【宗教団体の数】全国17万8,530団体、1位と2位の差は1.03倍(相関-0.62)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た高校生のむし歯の被患率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 57.8 | 山形県 37.4 |
| 関東 | 群馬県 47.2 | 埼玉県 38.7 |
| 中部 | 福井県 61 | 岐阜県 33 |
| 近畿 | 和歌山県 49.2 | 京都府 37.6 |
| 中国 | 島根県 52.8 | 広島県 36 |
| 四国 | 徳島県 47.8 | 愛媛県 38 |
| 九州 | 沖縄県 65.2 | 福岡県 45.9 |
まとめ
高校生のむし歯の割合を47都道府県で比べると、最も高い沖縄県で65.2%、最も低い岐阜県で33%でした。
その差は32.2ポイント、倍率にすると1.98倍です。
47都道府県の中央値は45.9%、平均は45.75%でした。
全国の値は45.75%です。
高校生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると開きは3.11倍になり、主指標で1位の沖縄県はその見方では1位に位置します。
高校生のむし歯の割合をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、処置が終わったむし歯も含むこと。
3つ目は2019年の数字であることです。
高校生の未処置のむし歯の被患率では沖縄県が33.9で最も高く、主指標で1位の沖縄県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では北海道が53.7%で最も高く、中部9県が41.51%で最も低くなりました。
中学生のむし歯や高校3年生のむし歯を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【小学生のむし歯】全国47.56パーセント、2人に1人が経験
- 【中学生のむし歯】全国36.49パーセント、小学生より低い
- 【高校生の未処置のむし歯】全国18.57パーセント、中学生より高い
- 【高3のむし歯】全国49.98パーセント、学校で測る最後の年齢
- 【高校生の歯肉の状態】全国4.66パーセント、学年で最も高い水準
出典
- 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
- 調査年: 2019年度
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
- 備考: 高等学校(15〜17歳)でむし歯があった生徒の割合(処置完了者を含む)。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は高校生の未処置のむし歯の被患率
注記: 高等学校(15〜17歳)でむし歯があった生徒の割合(処置完了者を含む)。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は高校生の未処置のむし歯の被患率
