健康のために特に何もしていない人はどれくらいいるのでしょうか。
20歳以上について47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。
佐賀県が16.08%で1位。
47都道府県の平均は13.75%、中央値は13.54%です。
最も高い16.08%と最も低い11.31%の差は4.77ポイント、倍率にすると1.42倍でした。
47都道府県の単純平均
13.8%
特に何もしていない人の割合(2019年)
最も多い 佐賀県
16.1%
最も少ない 東京都
11.3%
何もしていない人が多い上位5県
何もしていない人が多い上位5県です。
佐賀県は16.08%、青森県は15.9%、鳥取県は15.56%でした。
1位と2位の差は0.18ポイントです。
4位は和歌山県で15.5%、5位は岩手県で15.45%。
上位5はいずれも47都道府県の平均13.75%を上回りました。
1位の佐賀県は平均を2.33ポイント上回りました。
中央値の13.54%と比べると2.54ポイント高く、平均に対する比では1.17倍にあたります。
6位以下は沖縄県で15.19%、長崎県で14.83%、秋田県で14.82%と続きました。
2位と3位の差は0.34ポイント、3位と4位の差は0.06ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.63ポイントでした。
1位から5位までの幅は0.63ポイント、1位から8位までの幅は1.26ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
佐賀県は適度に運動する人の割合でも41位に入っています。
全国の値は13.75%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は九州の県でした。
全国の平均を2ポイント上回ります。
運動している人の割合と並べて見ます
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は健康のために特に何もしていない人の割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
適度に運動する人の割合で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の39.91、2位は埼玉県の38.17、3位は奈良県の37.61。
4位以下は神奈川県、静岡県と続きます。
逆に下位は岩手県が29.59、青森県が28.81。
東京都と青森県では1.39倍の開きです。
運動している人の割合と並べると、順位がほぼ逆になります。
2つの指標は表と裏の関係にあります。
1.42倍という開きは小さめです。
健康への向き合い方に、地域による極端な差はありません。
「何もしていない」と答えた人が13.8パーセントということは、8割以上の人が何かしら気をつけているということでもあります。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が14.44%で最も高く、関東7都県が12.88%で最も低くなります。
九州・沖縄8県14.13%と中国5県13.99%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
何もしていない人が少ない下位5都府県
何もしていない人が少ない下位5都府県です。
47位の東京都は11.31%、46位の長野県は12.18%、45位の奈良県は12.25%でした。
1位の佐賀県とは4.77ポイントの差があります。
44位は静岡県で12.49%、43位は埼玉県で12.59%、42位は兵庫県で12.68%と続きます。
47位は最も人口の多い都でした。
運動している人の割合では1位だった都です。
47都道府県の中央値は13.54%、平均は13.75%です。
47位の東京都は平均を2.44ポイント下回りました。
47位の東京都は1位の佐賀県の70.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.42倍の開きです。
46位との差は0.87ポイント、45位との差は0.94ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.37ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均13.75%を下回りました。
47位から43位までの幅は1.28ポイントです。
東京都は適度に運動する人の割合では1位です。
全国の値は13.75%なので、47位はこれを2.44ポイント下回っています。
地方別に見る
健康のために何もしていない人は、西日本でやや多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が14.44%で最も高くなります。
次いで九州・沖縄8県が14.13%、中国5県が13.99%、四国4県が13.81%と続きました。
低いほうは中部9県が13.77%、近畿7府県が13.46%、北海道が12.97%、関東7都県が12.88%でした。
最も高い東北6県と最も低い関東7都県の差は1.56ポイントです。
適度に運動する人の割合で見ると関東7都県が最も高く、東北6県が最も低くなりました。
地図で見る
| 項目 | 特に何もしていない人の割合 |
|---|---|
| 北海道 | 13.0% |
| 青森県 | 15.9% |
| 岩手県 | 15.5% |
| 宮城県 | 13.2% |
| 秋田県 | 14.8% |
| 山形県 | 13.4% |
| 福島県 | 13.9% |
| 茨城県 | 13.4% |
| 栃木県 | 13.4% |
| 群馬県 | 13.5% |
| 埼玉県 | 12.6% |
| 千葉県 | 13.2% |
| 東京都 | 11.3% |
| 神奈川県 | 12.8% |
| 新潟県 | 14.5% |
| 富山県 | 14.5% |
| 石川県 | 14.4% |
| 福井県 | 14.3% |
| 山梨県 | 12.9% |
| 長野県 | 12.2% |
| 岐阜県 | 14.2% |
| 静岡県 | 12.5% |
| 愛知県 | 14.5% |
| 三重県 | 13.2% |
| 滋賀県 | 13.9% |
| 京都府 | 13.2% |
| 大阪府 | 13.5% |
| 兵庫県 | 12.7% |
| 奈良県 | 12.3% |
| 和歌山県 | 15.5% |
| 鳥取県 | 15.6% |
| 島根県 | 13.3% |
| 岡山県 | 13.9% |
| 広島県 | 14.0% |
| 山口県 | 13.3% |
| 徳島県 | 14.0% |
| 香川県 | 13.9% |
| 愛媛県 | 13.7% |
| 高知県 | 13.7% |
| 福岡県 | 13.3% |
| 佐賀県 | 16.1% |
| 長崎県 | 14.8% |
| 熊本県 | 13.5% |
| 大分県 | 13.2% |
| 宮崎県 | 13.3% |
| 鹿児島県 | 13.7% |
| 沖縄県 | 15.2% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは佐賀県です。
次いで青森県、鳥取県、和歌山県、岩手県が続きます。
淡いのは東京都、長野県、奈良県でした。
47都道府県の平均は13.75%、中央値は13.54%です。
佐賀県の16.08%は平均を2.33ポイント上回ります。
1位と47位の差は4.77ポイント、倍率にすると1.42倍でした。
適度に運動する人の割合で並べ替えると東京都が39.91で最も高く、開きは1.39倍になります。
主指標で1位の佐賀県は適度に運動する人の割合では41位、適度に運動する人の割合で1位の東京都は主指標では47位でした。
| 順位 | 都道府県 | 特に何もしていない人の割合(%) | 地方 | 適度に運動する人の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 佐賀県 | 16.08 | 九州 | 30.57 |
| 2 | 青森県 | 15.9 | 東北 | 28.81 |
| 3 | 鳥取県 | 15.56 | 中国 | 30.89 |
| 4 | 和歌山県 | 15.5 | 近畿 | 32.08 |
| 5 | 岩手県 | 15.45 | 東北 | 29.59 |
| 6 | 沖縄県 | 15.19 | 九州 | 32.86 |
| 7 | 長崎県 | 14.83 | 九州 | 32.13 |
| 8 | 秋田県 | 14.82 | 東北 | 29.76 |
| 9 | 富山県 | 14.53 | 中部 | 31.57 |
| 10 | 新潟県 | 14.46 | 中部 | 30.33 |
| 11 | 愛知県 | 14.45 | 中部 | 34.46 |
| 12 | 石川県 | 14.43 | 中部 | 32.1 |
| 13 | 福井県 | 14.29 | 中部 | 30.38 |
| 14 | 岐阜県 | 14.17 | 中部 | 31.99 |
| 15 | 広島県 | 14.02 | 中国 | 33.33 |
| 16 | 徳島県 | 14.01 | 四国 | 32.92 |
| 17 | 滋賀県 | 13.93 | 近畿 | 33.74 |
| 18 | 岡山県 | 13.86 | 中国 | 32.83 |
| 18 | 福島県 | 13.86 | 東北 | 30.5 |
| 20 | 香川県 | 13.85 | 四国 | 33.16 |
| 21 | 愛媛県 | 13.69 | 四国 | 35.47 |
| 22 | 高知県 | 13.68 | 四国 | 34.56 |
| 23 | 鹿児島県 | 13.65 | 九州 | 33.57 |
| 24 | 大阪府 | 13.54 | 近畿 | 35.04 |
| 25 | 熊本県 | 13.47 | 九州 | 32.99 |
| 26 | 群馬県 | 13.45 | 関東 | 35.12 |
| 27 | 茨城県 | 13.43 | 関東 | 33.85 |
| 28 | 栃木県 | 13.37 | 関東 | 34.25 |
| 29 | 山形県 | 13.36 | 東北 | 30.88 |
| 30 | 宮崎県 | 13.33 | 九州 | 35.83 |
| 31 | 福岡県 | 13.28 | 九州 | 35.34 |
| 32 | 山口県 | 13.26 | 中国 | 34.62 |
| 33 | 島根県 | 13.25 | 中国 | 31.9 |
| 34 | 宮城県 | 13.23 | 東北 | 33.1 |
| 35 | 千葉県 | 13.2 | 関東 | 36.51 |
| 35 | 大分県 | 13.2 | 九州 | 34.58 |
| 37 | 三重県 | 13.19 | 近畿 | 34 |
| 38 | 京都府 | 13.16 | 近畿 | 35.97 |
| 39 | 北海道 | 12.97 | 北海道 | 34.64 |
| 40 | 山梨県 | 12.89 | 中部 | 34.63 |
| 41 | 神奈川県 | 12.78 | 関東 | 37.49 |
| 42 | 兵庫県 | 12.68 | 近畿 | 36.61 |
| 43 | 埼玉県 | 12.59 | 関東 | 38.17 |
| 44 | 静岡県 | 12.49 | 中部 | 36.87 |
| 45 | 奈良県 | 12.25 | 近畿 | 37.61 |
| 46 | 長野県 | 12.18 | 中部 | 34.42 |
| 47 | 東京都 | 11.31 | 関東 | 39.91 |
このグラフについての豆知識
8割以上が何かしている
2019年の全国で「特に何もしていない」と答えたのは13.8パーセントでした。
裏を返せば8割以上が何かしら実行していることになります。
最も多い答えは「規則正しく朝・昼・夕の食事をとっている」で、次いで「睡眠を十分にとっている」でした。
6年前の調査であること
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
そのうち都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分になります。
この記事の数字は6年前のものです。
標本調査にもとづく推計値でもあるため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
おおまかな地域の傾向として見てください。
数字の散らばり
1位の佐賀県は16.08%、47位の東京都は11.31%。
差は4.77ポイント、倍率にすると1.42倍です。
中央値は13.54%、平均は13.75%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.21ポイントの差でした。
適度に運動する人の割合で並べ替えると開きは1.39倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た特に何もしていない人の割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 15.9 | 宮城県 13.23 |
| 関東 | 群馬県 13.45 | 東京都 11.31 |
| 中部 | 富山県 14.53 | 長野県 12.18 |
| 近畿 | 和歌山県 15.5 | 奈良県 12.25 |
| 中国 | 鳥取県 15.56 | 島根県 13.25 |
| 四国 | 徳島県 14.01 | 高知県 13.68 |
| 九州 | 佐賀県 16.08 | 大分県 13.2 |
まとめ
健康のために特に何もしていない人の割合を47都道府県で比べると、最も高い佐賀県で16.08%、最も低い東京都で11.31%でした。
その差は4.77ポイント、倍率にすると1.42倍です。
47都道府県の中央値は13.54%、平均は13.75%でした。
全国の値は13.75%です。
適度に運動する人の割合で並べ替えると開きは1.39倍になり、主指標で1位の佐賀県はその見方では41位に位置します。
健康のために特に何もしていない人の割合をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、複数回答であること。
3つ目は2019年の数字であることです。
適度に運動する人の割合では東京都が39.91で最も高く、主指標で1位の佐賀県はこの見方では41位でした。
地方ごとの平均では東北6県が14.44%で最も高く、関東7都県が12.88%で最も低くなりました。
適度に運動している人の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の佐賀県と2位の青森県の差は0.18ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員20歳以上・健康のために実行している事柄)
- 調査年: 2019年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003442404
- 備考: 20歳以上の世帯人員のうち「特に何もしていない」と答えた人の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は適度に運動する人の割合
注記: 20歳以上の世帯人員のうち「特に何もしていない」と答えた人の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は適度に運動する人の割合
