【ペットに使う金額】年間3万円、内訳を見ると県ごとの違いが出ました

【ペットに使う金額】年間3万円、内訳を見ると県ごとの違いが出ました

1世帯が1年間にペットへ使う金額は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。

使うのは総務省統計局の家計調査で、ペットフード、ペット用品、動物病院代、他のペット関連サービスの4品目を足しました。

全国平均は年間30,023円。
上位と下位では5.89倍の差があります。

47都道府県の単純平均

28,659円

ペット関連の年間支出(令和6年(2024年))

最も多い 群馬県

48,774円

最も少ない 沖縄県

8,277円

地図で見るペットへの支出

ペット関連の年間支出(令和6年(2024年))
ペット関連の年間支出(令和6年(2024年)) 家計調査(品目分類、都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 21,046円青森 28,621円岩手 18,786円宮城 26,132円秋田 26,282円山形 31,074円福島 34,083円茨城 25,564円栃木 26,688円群馬 48,774円埼玉 38,424円千葉 30,192円東京 38,918円神奈川 45,323円新潟 28,154円富山 26,480円石川 29,317円福井 17,986円山梨 22,030円長野 41,625円岐阜 27,744円静岡 23,888円愛知 30,300円三重 24,853円滋賀 27,798円京都 18,827円大阪 29,178円兵庫 44,021円奈良 28,365円和歌山 24,883円鳥取 28,349円島根 32,176円岡山 35,897円広島 33,139円山口 36,607円徳島 32,608円香川 22,540円愛媛 24,608円高知 30,455円福岡 27,252円佐賀 25,056円長崎 33,011円熊本 25,619円大分 21,209円宮崎 25,609円鹿児島 19,210円沖縄 8,277円
ペット関連の年間支出(円)
ペット関連の年間支出(令和6年(2024年))
項目ペット関連の年間支出
北海道21,046円
青森県28,621円
岩手県18,786円
宮城県26,132円
秋田県26,282円
山形県31,074円
福島県34,083円
茨城県25,564円
栃木県26,688円
群馬県48,774円
埼玉県38,424円
千葉県30,192円
東京都38,918円
神奈川県45,323円
新潟県28,154円
富山県26,480円
石川県29,317円
福井県17,986円
山梨県22,030円
長野県41,625円
岐阜県27,744円
静岡県23,888円
愛知県30,300円
三重県24,853円
滋賀県27,798円
京都府18,827円
大阪府29,178円
兵庫県44,021円
奈良県28,365円
和歌山県24,883円
鳥取県28,349円
島根県32,176円
岡山県35,897円
広島県33,139円
山口県36,607円
徳島県32,608円
香川県22,540円
愛媛県24,608円
高知県30,455円
福岡県27,252円
佐賀県25,056円
長崎県33,011円
熊本県25,619円
大分県21,209円
宮崎県25,609円
鹿児島県19,210円
沖縄県8,277円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは関東一円と兵庫県、山陽、それに長野県です。
淡いのは九州と北海道、北陸、そして沖縄県でした。

47都道府県の単純平均は28,659円、中央値は27,798円です。
ほぼ同じ値ですが、沖縄県の8,277円だけが下に大きく外れています。

平均を超えたのは19都県。
沖縄県を除いた46都道府県で見ると、上位と下位の差は2.71倍まで縮みます。

順位都道府県ペット関連の年間支出(円)地方ペットフードへの支出動物病院代ペット用品への支出
1群馬県48774関東123741390516172
2神奈川県45323関東11179210885820
3兵庫県44021近畿12846180736099
4長野県41625中部13760837810987
5東京都38918関東9946150267581
6埼玉県38424関東10392161835451
7山口県36607中国12680155446551
8岡山県35897中国1525690506740
9福島県34083東北1628572117129
10広島県33139中国1259188306419
11長崎県33011九州8363174165413
12徳島県32608四国9761127856670
13島根県32176中国10107140546040
14山形県31074東北1148566886954
15高知県30455四国1580763955357
16愛知県30300中部1116881995957
17千葉県30192関東10098105316439
18石川県29317中部1008792685874
19大阪府29178近畿1030167926792
20青森県28621東北6486149823485
21奈良県28365近畿8939376911059
22鳥取県28349中国1300255796781
23新潟県28154中部892678226665
24滋賀県27798近畿1007893194419
25岐阜県27744中部9460102344464
26福岡県27252九州756577736084
27栃木県26688関東1258452233803
28富山県26480中部656465627766
29秋田県26282東北1226358735170
30宮城県26132東北6872113924222
31熊本県25619九州1084551676889
32宮崎県25609九州6844116544304
33茨城県25564関東1105788503906
34佐賀県25056九州973361175175
35和歌山県24883近畿888265256580
36三重県24853近畿1153370804863
37愛媛県24608四国1154051005852
38静岡県23888中部634166888508
39香川県22540四国931070214349
40山梨県22030中部876263364299
41大分県21209九州716872533710
42北海道21046北海道1096538233371
43鹿児島県19210九州677364094021
44京都府18827近畿594342685924
45岩手県18786東北629331483829
46福井県17986中部742637903416
47沖縄県8277九州445910162563
家計調査(品目分類、都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額)(令和6年(2024年)、総務省統計局)をもとに作成

ペットへの支出が多い5都県

上位5都道府県のペット関連の年間支出
上位5都道府県のペット関連の年間支出 家計調査(品目分類、都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額)(令和6年(2024年)) 020,00040,000群馬県: 48,774円48,774円神奈川県: 45,323円45,323円兵庫県: 44,021円44,021円長野県: 41,625円41,625円東京都: 38,918円38,918円群馬県神奈川県兵庫県長野県東京都
上位5都道府県のペット関連の年間支出
項目ペット関連の年間支出
群馬県48,774円
神奈川県45,323円
兵庫県44,021円
長野県41,625円
東京都38,918円
下位5都道府県のペット関連の年間支出
下位5都道府県のペット関連の年間支出 家計調査(品目分類、都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額)(令和6年(2024年)) 05,00010,00015,000沖縄県: 8,277円8,277円福井県: 17,986円17,986円岩手県: 18,786円18,786円京都府: 18,827円18,827円鹿児島県: 19,210円19,210円沖縄県福井県岩手県京都府鹿児島県
下位5都道府県のペット関連の年間支出
項目ペット関連の年間支出
沖縄県8,277円
福井県17,986円
岩手県18,786円
京都府18,827円
鹿児島県19,210円

ペットへの支出が多い上位5都県です。

群馬県は48,774円、神奈川県は45,323円、兵庫県は44,021円、長野県は41,625円、東京都は38,918円でした。
4万円を超えたのは4県で、6位以下は埼玉県38,424円、山口県36,607円、岡山県35,897円と続きます。

1位の群馬県48,774円は全国平均の1.62倍。
月あたりにすると4,000円あまりをペットに使っている計算になります。

上位に並んだのは北関東と首都圏、それに兵庫県や長野県です。
地方別では関東7都県が36,269円で最も多く、中国5県が33,234円で続きました。

最下位が突出して低く、その理由は動物病院代にある

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は1世帯が1年間にペットへ使う金額の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

このランキングでいちばん目を引くのは、最下位の沖縄県8,277円です。
46位の福井県17,986円の半分以下しかありません。

上位と下位の差は5.89倍ですが、沖縄県を除いた46都道府県で見ると2.71倍まで縮みます。
沖縄県だけが別の位置にありました。

内訳を見ると、その理由がはっきりします。
沖縄県のペットフードへの支出は4,459円で、全国平均9,957円の45パーセント。
ここまでは半分弱という水準です。
ところが動物病院代は1,016円で、全国平均9,572円のわずか11パーセントしかありませんでした。
ペットを飼っている世帯の割合も低いのでしょうが、それ以上に動物病院にかかる金額が小さいことが効いています。

動物病院代は、この4品目のなかで県ごとの差が最も大きい項目です。
1位は神奈川県の21,088円、2位が兵庫県18,073円、3位が長崎県17,416円。
全国平均9,572円に対して2倍以上の県がある一方、沖縄県は1,016円でした。

ペットフードは飼っている頭数に比例しますが、動物病院代は「どこまで手をかけるか」で変わります。
ワクチンや健康診断、高齢期の治療にどれだけ費用をかけるかという判断が、そのまま金額に出ていると考えられます。

ほかの指標との相関を見ると、読書の行動者率がプラス0.38、外食への支出がプラス0.35、人口密度がプラス0.33でした。
いずれも都市型の消費と同じ方向を向いています。
1世帯当たり人員とはマイナス0.04で、世帯の大きさとはほとんど関係がありませんでした。

ペットへの支出は、その県に動物がどれだけいるかというより、動物にどれだけお金をかける暮らし方が広がっているかを映しているのかもしれません。

ペットへの支出が少ない5県

ペットへの支出が少ない下位5県です。

沖縄県は8,277円、福井県は17,986円、岩手県は18,786円、京都府は18,827円、鹿児島県は19,210円でした。
群馬県の48,774円とは5.89倍の差があります。

沖縄県の8,277円は、46位の福井県17,986円の46パーセントしかありません。
下位のなかでも大きく離れた位置にありました。

2万円を下回ったのは5県です。
沖縄県を除く4県は、17,986円から19,210円のあいだに固まっています。

地方別では北海道が21,046円で最も低く、九州8県が23,155円で続きました。
ただ九州のなかでも長崎県は動物病院代が17,416円で全国3位。
地方でまとめると、県ごとの違いが見えなくなります。

このグラフについての豆知識

4つの品目を足した数字

この記事のペットへの支出は、ペットフード、ペット・他のペット用品、動物病院代、他のペット関連サービスの4品目を合計したものです。
家計調査に「ペット関連支出」という項目があるわけではありません。

全国平均で見ると、ペットフード9,957円、動物病院代9,572円、ペット用品6,289円、他のペット関連サービス4,205円。
この4つでちょうど30,023円になります。

この記事の表には合計のほか、ペットフード、動物病院代、ペット用品を載せています。
県ごとの内訳を確かめるときに使ってください。

ペットを飼っていない世帯も分母に入る

家計調査は世帯を無作為に選んで調べるので、ペットを飼っていない世帯も含めた平均になります。
飼っている世帯だけの平均ではありません。

そのため、この数字は「飼育世帯の割合」と「飼っている世帯がかける金額」の両方が混ざったものです。
どちらが効いているかは、この統計だけでは分けられません。

数字は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均で、令和6年の1年分です。
ひとり暮らしの世帯は含まれません。

順位の並びがにている記事

1世帯が1年間にペットへ使う金額の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

いちばん近かったのは【包装の仕事の月給】全国21.4万円、製造の最後の工程で、順位相関は0.65でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【小学生の未処置のむし歯】全国23.76パーセント、半分は未処置(相関-0.52)でした。

並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。

地方のなかで見たペット関連の年間支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北福島県 34083岩手県 18786
関東群馬県 48774茨城県 25564
中部長野県 41625福井県 17986
近畿兵庫県 44021京都府 18827
中国山口県 36607鳥取県 28349
四国徳島県 32608香川県 22540
九州長崎県 33011沖縄県 8277
家計調査(品目分類、都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額)(令和6年(2024年)、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

47都道府県のペットへの支出を比べると、最も多い群馬県は48,774円、最も少ない沖縄県は8,277円で、その差は5.89倍でした。
全国平均は30,023円です。

1世帯が1年間にペットへ使う金額の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、4つの品目を足した数字であること。
2つ目は、ペットを飼っていない世帯も分母に入ること。
3つ目は令和6年(2024年)の1年分であることです。

沖縄県だけが突出して低く、46位の福井県の46パーセントです。
動物病院代が1,016円で、全国平均9,572円の11パーセントしかないことが効いています。

沖縄県を除くと、上位と下位の差は5.89倍から2.71倍まで縮みます。
一人暮らし世帯や外食への支出を比べた記事とあわせて読むと、暮らし方との関係が見えてきます。

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出典

  • 統計名: 家計調査(品目分類、都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額)
  • 調査年: 令和6年(2024年)
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&lid=000001463049
  • 備考: 数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の1年間の平均であり、県全体の平均ではない。ペットフード、ペット・他のペット用品、動物病院代、他のペット関連サービスの4品目の合計

注記: 数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の1年間の平均であり、県全体の平均ではない。
ペットフード、ペット・他のペット用品、動物病院代、他のペット関連サービスの4品目の合計

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