かばんや傘、アクセサリーなどに、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
東京都が3,184円で1位。
47都道府県の平均は1,285円、中央値は1,109円です。
1位と47位の差は6.85倍、消費支出に占める割合で見ると5.82倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。
47都道府県の単純平均
1,285円
1か月の身の回り用品への支出(2024年)
最も多い 東京都
3,184円
最も少ない 青森県
465円
身の回り用品への支出が多い上位5都府県
身の回り用品への支出が多い上位5都府県です。
東京都は3,184円、大阪府は3,124円、千葉県は2,934円でした。
東京都は2位の大阪府の1.02倍です。
4位は三重県で2,244円、5位は山口県で2,122円。
6位以下は山梨県、群馬県、神奈川県と続きました。
47都道府県の平均は1,285円、中央値は1,109円です。
1位の東京都は平均を1,899円上回り、平均の2.48倍にあたります。
2位と3位の差は190円、3位と4位の差は690円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の東京都は38,208円ほどになります。
上位5県の平均は2,722円で、47都道府県の平均を1,437円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は1,062円あります。
中央値と比べると1位は2.87倍でした。
1位は最も人口の多い都でした。
全国の平均を大きく上回ります。
消費支出に占める割合で見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
1世帯当たりの身の回り用品への支出の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は大阪府の1.28パーセント、2位は東京都1.21パーセント、3位は千葉県1.07パーセント。
4位以下は三重県、山口県と続きます。
逆に割合の下位は和歌山県0.26パーセント、青森県0.22パーセント。
大阪府と青森県では5.82倍の開きです。
47都道府県の平均は0.52パーセントでした。
消費支出に占める割合で見ると、別の府県が上位に来ます。
身の回り用品は単価の幅が広い費目です。
百貨店や専門店の多い地域では、単価の高い商品を買う機会が増えると考えられます。
当サイトの諸雑費の物価水準を比べた記事とあわせて見ると、値段の水準との関係が見えてきます。
地方別に県の平均を出すと、関東7都県が1,941円で最も高く、東北6県が878円で最も低くなります。
近畿7府県1,640円と中国5県1,362円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
身の回り用品への支出が少ない下位5県
身の回り用品への支出が少ない下位5県です。
47位の青森県は465円、46位の和歌山県は568円、45位の大分県は726円でした。
1位の東京都とは6.85倍の差があります。
44位は宮崎県で743円、43位は高知県で772円、42位は富山県で805円と続きます。
47位は東北の県でした。
1位との差は6.85倍にのぼります。
47位の青森県は平均の36.2パーセント、中央値の41.9パーセントにあたります。
平均との差は820円でした。
1位と47位の差は月あたり2,719円。
1年に直すと32,628円の開きになります。
46位との差は103円、45位との差は261円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は655円。
47都道府県の平均を630円下回り、上位5県との差は2,067円になります。
47位の青森県と43位の高知県の差は307円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。
地方別に見る
身の回り用品への支出は、大都市圏で多くなります。
地方別に県の平均を出すと、関東7都県が1,941円で最も高くなります。
次いで近畿7府県が1,640円、中国5県が1,362円、中部9県が1,187円と続きました。
低いほうは九州・沖縄8県が970円、四国4県が968円、北海道が933円、東北6県が878円でした。
消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
関東7都県が0.73パーセント、近畿7府県が0.67パーセント、中国5県が0.55パーセントの順に高く、最も低いのは東北6県が0.35パーセントです。
地図で見る
| 項目 | 1か月の身の回り用品への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 933円 |
| 青森県 | 465円 |
| 岩手県 | 821円 |
| 宮城県 | 1,389円 |
| 秋田県 | 912円 |
| 山形県 | 805円 |
| 福島県 | 873円 |
| 茨城県 | 1,581円 |
| 栃木県 | 1,203円 |
| 群馬県 | 1,887円 |
| 埼玉県 | 1,186円 |
| 千葉県 | 2,934円 |
| 東京都 | 3,184円 |
| 神奈川県 | 1,612円 |
| 新潟県 | 1,119円 |
| 富山県 | 805円 |
| 石川県 | 1,027円 |
| 福井県 | 1,164円 |
| 山梨県 | 2,048円 |
| 長野県 | 900円 |
| 岐阜県 | 1,017円 |
| 静岡県 | 1,035円 |
| 愛知県 | 1,572円 |
| 三重県 | 2,244円 |
| 滋賀県 | 1,203円 |
| 京都府 | 1,427円 |
| 大阪府 | 3,124円 |
| 兵庫県 | 1,488円 |
| 奈良県 | 1,426円 |
| 和歌山県 | 568円 |
| 鳥取県 | 856円 |
| 島根県 | 1,319円 |
| 岡山県 | 1,359円 |
| 広島県 | 1,153円 |
| 山口県 | 2,122円 |
| 徳島県 | 1,069円 |
| 香川県 | 1,205円 |
| 愛媛県 | 824円 |
| 高知県 | 772円 |
| 福岡県 | 1,076円 |
| 佐賀県 | 1,084円 |
| 長崎県 | 1,109円 |
| 熊本県 | 1,037円 |
| 大分県 | 726円 |
| 宮崎県 | 743円 |
| 鹿児島県 | 984円 |
| 沖縄県 | 1,004円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、千葉県、三重県、山口県が続きます。
淡いのは青森県、和歌山県、大分県でした。
47都道府県の平均は1,285円、中央値は1,109円です。
東京都の3,184円は平均の2.48倍にあたります。
1位と47位で6.85倍の開きがありました。
金額の差は月あたり2,719円です。
消費支出に占める割合で見ると大阪府が1.28パーセントで最も高く、開きは5.82倍になります。
金額1位の東京都は割合では2位、割合1位の大阪府は金額では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の身の回り用品への支出(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 3184 | 関東 | 1.21 |
| 2 | 大阪府 | 3124 | 近畿 | 1.28 |
| 3 | 千葉県 | 2934 | 関東 | 1.07 |
| 4 | 三重県 | 2244 | 近畿 | 0.97 |
| 5 | 山口県 | 2122 | 中国 | 0.89 |
| 6 | 山梨県 | 2048 | 中部 | 0.79 |
| 7 | 群馬県 | 1887 | 関東 | 0.71 |
| 8 | 神奈川県 | 1612 | 関東 | 0.6 |
| 9 | 茨城県 | 1581 | 関東 | 0.58 |
| 10 | 愛知県 | 1572 | 中部 | 0.62 |
| 11 | 兵庫県 | 1488 | 近畿 | 0.58 |
| 12 | 京都府 | 1427 | 近畿 | 0.59 |
| 13 | 奈良県 | 1426 | 近畿 | 0.55 |
| 14 | 宮城県 | 1389 | 東北 | 0.56 |
| 15 | 岡山県 | 1359 | 中国 | 0.58 |
| 16 | 島根県 | 1319 | 中国 | 0.5 |
| 17 | 香川県 | 1205 | 四国 | 0.51 |
| 18 | 滋賀県 | 1203 | 近畿 | 0.43 |
| 18 | 栃木県 | 1203 | 関東 | 0.47 |
| 20 | 埼玉県 | 1186 | 関東 | 0.47 |
| 21 | 福井県 | 1164 | 中部 | 0.44 |
| 22 | 広島県 | 1153 | 中国 | 0.45 |
| 23 | 新潟県 | 1119 | 中部 | 0.43 |
| 24 | 長崎県 | 1109 | 九州 | 0.47 |
| 25 | 佐賀県 | 1084 | 九州 | 0.48 |
| 26 | 福岡県 | 1076 | 九州 | 0.48 |
| 27 | 徳島県 | 1069 | 四国 | 0.45 |
| 28 | 熊本県 | 1037 | 九州 | 0.44 |
| 29 | 静岡県 | 1035 | 中部 | 0.41 |
| 30 | 石川県 | 1027 | 中部 | 0.37 |
| 31 | 岐阜県 | 1017 | 中部 | 0.4 |
| 32 | 沖縄県 | 1004 | 九州 | 0.47 |
| 33 | 鹿児島県 | 984 | 九州 | 0.44 |
| 34 | 北海道 | 933 | 北海道 | 0.41 |
| 35 | 秋田県 | 912 | 東北 | 0.38 |
| 36 | 長野県 | 900 | 中部 | 0.34 |
| 37 | 福島県 | 873 | 東北 | 0.34 |
| 38 | 鳥取県 | 856 | 中国 | 0.31 |
| 39 | 愛媛県 | 824 | 四国 | 0.37 |
| 40 | 岩手県 | 821 | 東北 | 0.32 |
| 41 | 山形県 | 805 | 東北 | 0.31 |
| 41 | 富山県 | 805 | 中部 | 0.28 |
| 43 | 高知県 | 772 | 四国 | 0.35 |
| 44 | 宮崎県 | 743 | 九州 | 0.35 |
| 45 | 大分県 | 726 | 九州 | 0.3 |
| 46 | 和歌山県 | 568 | 近畿 | 0.26 |
| 47 | 青森県 | 465 | 東北 | 0.22 |
このグラフについての豆知識
身の回り用品に入るもの
身の回り用品にはかばん、傘、アクセサリー、装身具、腕時計などが含まれます。
数百円のものから数十万円のものまで単価の幅が広く、買う人によって金額が大きく変わる区分です。
家計調査とは対象が違う
当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。
数字の開き
1位の東京都は3,184円、47位の青森県は465円。
両者の間には6.85倍、金額にして月2,719円の開きがあります。
47都道府県の平均は1,285円、中央値は1,109円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると大阪府が1.28パーセントで最も高く、平均は0.52パーセント。
開きは5.82倍になります。
順位の並びがにている記事
1世帯当たりの身の回り用品への支出の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
最も似ていたのは【20代後半の月給】平均23.6万円、差はまだ小さい年代(順位相関0.75)です。
最も食い違ったのは【第1次産業で働く人】農林漁業で働く人は全国3.3%、最も高い県と最も低い都で32倍(順位相関-0.67)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た1か月の身の回り用品への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1389 | 青森県 465 |
| 関東 | 東京都 3184 | 埼玉県 1186 |
| 中部 | 山梨県 2048 | 富山県 805 |
| 近畿 | 大阪府 3124 | 和歌山県 568 |
| 中国 | 山口県 2122 | 鳥取県 856 |
| 四国 | 香川県 1205 | 高知県 772 |
| 九州 | 長崎県 1109 | 大分県 726 |
まとめ
1か月の身の回り用品への支出を47都道府県で比べると、最も高い東京都で3,184円、最も低い青森県で465円でした。
1位と47位の差は6.85倍です。
47都道府県の平均は1,285円、中央値は1,109円。
1位と47位の金額の差は月あたり2,719円、1年で32,628円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは5.82倍でした。
1世帯当たりの身の回り用品への支出をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、単価の幅がとても広いこと。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では大阪府が1.28パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと関東7都県が1,941円で最も高く、消費支出に占める割合では関東7都県が0.73パーセントで最も高くなりました。
理美容用品やその他の消費支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【化粧品などに使う金額】1か月の平均は3,906円、1.45倍
- 【理美容サービスに使う金額】1か月の平均は2,754円、2.16倍
- 【その他の消費支出】1か月の平均は3万8,319円
- 【1か月の靴代】平均1,029円、1位と47位で2.27倍
- 【諸雑費の物価水準】差は1.16倍、人件費を映す費目
出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210110013)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210110013)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
