【1か月の文房具代】平均380円、差は2.01倍

【1か月の文房具代】平均380円、差は2.01倍

ノートやペンなどの文房具に、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

香川県が504円で1位。
47都道府県の平均は380円、中央値は374円です。
1位と47位の差は2.01倍、消費支出に占める割合で見ると1.83倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。

47都道府県の単純平均

380円

1か月の文房具への支出(2024年)

最も多い 香川県

504円

最も少ない 青森県

251円

文房具への支出が多い上位5県

上位5都道府県の1か月の文房具への支出
上位5都道府県の1か月の文房具への支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0100200300400500香川県: 504円504円佐賀県: 492円492円福島県: 480円480円京都府: 479円479円茨城県: 470円470円香川県佐賀県福島県京都府茨城県
上位5都道府県の1か月の文房具への支出
項目1か月の文房具への支出
香川県504円
佐賀県492円
福島県480円
京都府479円
茨城県470円
下位5都道府県の1か月の文房具への支出
下位5都道府県の1か月の文房具への支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 050100150200250青森県: 251円251円和歌山県: 283円283円鹿児島県: 285円285円沖縄県: 288円288円三重県: 292円292円青森県和歌山県鹿児島県沖縄県三重県
下位5都道府県の1か月の文房具への支出
項目1か月の文房具への支出
青森県251円
和歌山県283円
鹿児島県285円
沖縄県288円
三重県292円

文房具への支出が多い上位5県です。

香川県は504円、佐賀県は492円、福島県は480円でした。
香川県は2位の佐賀県の1.02倍です。

4位は京都府で479円、5位は茨城県で470円。
6位以下は島根県、千葉県、富山県と続きました。

47都道府県の平均は380円、中央値は374円です。
1位の香川県は平均を124円上回り、平均の1.33倍にあたります。

2位と3位の差は12円、3位と4位の差は1円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の香川県は6,048円ほどになります。
上位5県の平均は485円で、47都道府県の平均を105円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は34円あります。
中央値と比べると1位は1.35倍でした。

1位は四国の県でした。
全国の平均を3割ほど上回ります。

1位の香川県と5位の茨城県の差は34円、1位と8位の差は60円でした。

消費支出に占める割合で見ます

この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯当たりの文房具への支出の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は佐賀県の0.22パーセント、2位は香川県0.21パーセント、3位は京都府0.2パーセント。

4位以下は福島県、島根県と続きます。
逆に割合の下位は青森県0.12パーセント、秋田県0.12パーセント。
佐賀県と秋田県では1.83倍の開きです。
47都道府県の平均は0.15パーセントでした。

消費支出に占める割合で見ると、別の県が上位に来ます。
文房具は誰もが使うもので、地域差の小さい費目です。

子どものいる世帯が多い地域では、学用品として買う機会が増えると考えられます。

当サイトの子どもの割合を比べた記事とあわせて見ると、世帯の形との関係が見えてきます。

地方別に県の平均を出すと、関東7都県が415円で最も高く、北海道が330円で最も低くなります。
中国5県413円と中部9県385円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0.000.050.100.150.20佐賀県: 0.20.2香川県: 0.20.2京都府: 0.20.2福島県: 0.20.2島根県: 0.20.2佐賀県香川県京都府福島県島根県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
佐賀県0.2
香川県0.2
京都府0.2
福島県0.2
島根県0.2

文房具への支出が少ない下位5県

文房具への支出が少ない下位5県です。

47位の青森県は251円、46位の和歌山県は283円、45位の鹿児島県は285円でした。
1位の香川県とは2.01倍の差があります。

44位は沖縄県で288円、43位は三重県で292円、42位は秋田県で295円と続きます。

47位は東北の県でした。
1位との差は2.01倍にとどまります。

47位の青森県は平均の66.1パーセント、中央値の67.1パーセントにあたります。
平均との差は129円でした。

1位と47位の差は月あたり253円。
1年に直すと3,036円の開きになります。

46位との差は32円、45位との差は34円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は280円。
47都道府県の平均を100円下回り、上位5県との差は205円になります。

47位の青森県と43位の三重県の差は41円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。

地方別に見る

地方別の平均(1か月の文房具への支出)
地方別の平均(1か月の文房具への支出) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0100200300400北海道: 330円330円東北: 360円360円関東: 415円415円中部: 385円385円近畿: 367円367円中国: 413円413円四国: 380円380円九州: 356円356円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(1か月の文房具への支出)
項目1か月の文房具への支出の平均
北海道330円
東北360円
関東415円
中部385円
近畿367円
中国413円
四国380円
九州356円

文房具への支出は、全国でおおむねそろっています。

地方別に県の平均を出すと、関東7都県が415円で最も高くなります。
次いで中国5県が413円、中部9県が385円、四国4県が380円と続きました。

低いほうは近畿7府県が367円、東北6県が360円、九州・沖縄8県が356円、北海道が330円でした。

消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
関東7都県が0.16パーセント、中国5県が0.16パーセント、四国4県が0.16パーセントの順に高く、最も低いのは近畿7府県が0.15パーセントです。

地図で見る

1か月の文房具への支出(2024年)
1か月の文房具への支出(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 330円青森 251円岩手 349円宮城 351円秋田 295円山形 431円福島 480円茨城 470円栃木 352円群馬 395円埼玉 419円千葉 447円東京 438円神奈川 385円新潟 389円富山 444円石川 350円福井 354円山梨 358円長野 366円岐阜 439円静岡 364円愛知 404円三重 292円滋賀 381円京都 479円大阪 377円兵庫 381円奈良 374円和歌山 283円鳥取 404円島根 468円岡山 419円広島 431円山口 342円徳島 370円香川 504円愛媛 342円高知 304円福岡 363円佐賀 492円長崎 366円熊本 400円大分 321円宮崎 331円鹿児島 285円沖縄 288円
1か月の文房具への支出(円)
1か月の文房具への支出(2024年)
項目1か月の文房具への支出
北海道330円
青森県251円
岩手県349円
宮城県351円
秋田県295円
山形県431円
福島県480円
茨城県470円
栃木県352円
群馬県395円
埼玉県419円
千葉県447円
東京都438円
神奈川県385円
新潟県389円
富山県444円
石川県350円
福井県354円
山梨県358円
長野県366円
岐阜県439円
静岡県364円
愛知県404円
三重県292円
滋賀県381円
京都府479円
大阪府377円
兵庫県381円
奈良県374円
和歌山県283円
鳥取県404円
島根県468円
岡山県419円
広島県431円
山口県342円
徳島県370円
香川県504円
愛媛県342円
高知県304円
福岡県363円
佐賀県492円
長崎県366円
熊本県400円
大分県321円
宮崎県331円
鹿児島県285円
沖縄県288円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは香川県です。
次いで佐賀県、福島県、京都府、茨城県が続きます。
淡いのは青森県、和歌山県、鹿児島県でした。

47都道府県の平均は380円、中央値は374円です。
香川県の504円は平均の1.33倍にあたります。

1位と47位で2.01倍の開きがありました。
金額の差は月あたり253円です。

消費支出に占める割合で見ると佐賀県が0.22パーセントで最も高く、開きは1.83倍になります。

金額1位の香川県は割合では2位、割合1位の佐賀県は金額では2位でした。

順位都道府県1か月の文房具への支出(円)地方消費支出に占める割合
1香川県504四国0.21
2佐賀県492九州0.22
3福島県480東北0.19
4京都府479近畿0.2
5茨城県470関東0.17
6島根県468中国0.18
7千葉県447関東0.16
8富山県444中部0.16
9岐阜県439中部0.17
10東京都438関東0.17
11広島県431中国0.17
11山形県431東北0.17
13岡山県419中国0.18
13埼玉県419関東0.17
15愛知県404中部0.16
15鳥取県404中国0.14
17熊本県400九州0.17
18群馬県395関東0.15
19新潟県389中部0.15
20神奈川県385関東0.14
21滋賀県381近畿0.14
21兵庫県381近畿0.15
23大阪府377近畿0.15
24奈良県374近畿0.14
25徳島県370四国0.15
26長崎県366九州0.15
26長野県366中部0.14
28静岡県364中部0.14
29福岡県363九州0.16
30山梨県358中部0.14
31福井県354中部0.13
32栃木県352関東0.14
33宮城県351東北0.14
34石川県350中部0.13
35岩手県349東北0.14
36愛媛県342四国0.15
36山口県342中国0.14
38宮崎県331九州0.16
39北海道330北海道0.15
40大分県321九州0.13
41高知県304四国0.14
42秋田県295東北0.12
43三重県292近畿0.13
44沖縄県288九州0.13
45鹿児島県285九州0.13
46和歌山県283近畿0.13
47青森県251東北0.12
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

教養娯楽用品のなかで

教養娯楽用品は、文房具、運動用具類、玩具、切り花、ペット関連などに分かれます。

文房具は事務用品や学用品を指します。
金額は小さいものの、買う頻度は高い区分です。

家計調査とは対象が違う

当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。

同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。

数字の開き

1位の香川県は504円、47位の青森県は251円。
両者の間には2.01倍、金額にして月253円の開きがあります。

47都道府県の平均は380円、中央値は374円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

消費支出に占める割合で見ると佐賀県が0.22パーセントで最も高く、平均は0.15パーセント。
開きは1.83倍になります。

順位の並びがにている記事

1世帯当たりの文房具への支出の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

いちばん近かったのは【1か月のシャツ代】平均1,295円、差は1.92倍で、順位相関は0.63でした。
正反対だったのは【中学生の未処置のむし歯】全国15.6パーセント、差は3.81倍で、相関は-0.6です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た1か月の文房具への支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北福島県 480青森県 251
関東茨城県 470栃木県 352
中部富山県 444石川県 350
近畿京都府 479和歌山県 283
中国島根県 468山口県 342
四国香川県 504高知県 304
九州佐賀県 492鹿児島県 285
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1か月の文房具への支出を47都道府県で比べると、最も高い香川県で504円、最も低い青森県で251円でした。
1位と47位の差は2.01倍です。

47都道府県の平均は380円、中央値は374円。
1位と47位の金額の差は月あたり253円、1年で3,036円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは1.83倍でした。

この1世帯当たりの文房具への支出の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、事務用品と学用品を合わせた額であること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

消費支出に占める割合では佐賀県が0.22パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと関東7都県が415円で最も高く、消費支出に占める割合では関東7都県が0.16パーセントで最も高くなりました。
おもちゃや教養娯楽用品への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109021)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109021)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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