【1か月のクリーニング代】平均419円、地域差が最も大きい

【1か月のクリーニング代】平均419円、地域差が最も大きい

クリーニングや洋服の仕立て直しに、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

石川県が1,814円で1位。
47都道府県の平均は419円、中央値は385円です。
1位と47位の差は13.54倍、消費支出に占める割合で見ると10.83倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。

47都道府県の単純平均

419円

1か月の被服関連サービスへの支出(2024年)

最も多い 石川県

1,814円

最も少ない 沖縄県

134円

クリーニング代などが多い上位5県

上位5都道府県の1か月の被服関連サービスへの支出
上位5都道府県の1か月の被服関連サービスへの支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 05001,0001,500石川県: 1,814円1,814円福井県: 627円627円千葉県: 583円583円秋田県: 565円565円富山県: 556円556円石川県福井県千葉県秋田県富山県
上位5都道府県の1か月の被服関連サービスへの支出
項目1か月の被服関連サービスへの支出
石川県1,814円
福井県627円
千葉県583円
秋田県565円
富山県556円
下位5都道府県の1か月の被服関連サービスへの支出
下位5都道府県の1か月の被服関連サービスへの支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 050100150200250沖縄県: 134円134円鹿児島県: 214円214円宮崎県: 247円247円三重県: 250円250円青森県: 259円259円沖縄県鹿児島県宮崎県三重県青森県
下位5都道府県の1か月の被服関連サービスへの支出
項目1か月の被服関連サービスへの支出
沖縄県134円
鹿児島県214円
宮崎県247円
三重県250円
青森県259円

クリーニング代などが多い上位5県です。

石川県は1,814円、福井県は627円、千葉県は583円でした。
石川県は2位の福井県の2.89倍です。

4位は秋田県で565円、5位は富山県で556円。
6位以下は大分県、山形県、東京都と続きました。

47都道府県の平均は419円、中央値は385円です。
1位の石川県は平均を1,395円上回り、平均の4.33倍にあたります。

2位と3位の差は44円、3位と4位の差は18円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の石川県は21,768円ほどになります。
上位5県の平均は829円で、47都道府県の平均を410円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は1,258円あります。
中央値と比べると1位は4.71倍でした。

1位は北陸の県でした。
全国の平均を大きく上回ります。

1位の石川県と5位の富山県の差は1,258円、1位と8位の差は1,298円でした。

消費支出に占める割合で見ます

この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯当たりの被服関連サービスへの支出の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は石川県の0.65パーセント、2位は秋田県0.24パーセント、3位は福井県0.24パーセント。

4位以下は大分県、山形県と続きます。
逆に割合の下位は鹿児島県0.1パーセント、沖縄県0.06パーセント。
石川県と沖縄県では10.83倍の開きです。
47都道府県の平均は0.17パーセントでした。

消費支出に占める割合で見ても1位は変わりません。
クリーニングを使う習慣そのものが地域で違うようです。

雪の多い寒い地方では、コートやスーツなど自宅で洗いにくい衣類を着る期間が長くなります。

暖かい地方では厚手の衣類を着る機会が少なく、クリーニングの必要も小さくなると考えられます。

地方別に県の平均を出すと、中部9県が630円で最も高く、九州・沖縄8県が313円で最も低くなります。
関東7都県425円と東北6県417円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0.00.10.20.30.40.50.6石川県: 0.70.7秋田県: 0.20.2福井県: 0.20.2大分県: 0.20.2山形県: 0.20.2石川県秋田県福井県大分県山形県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
石川県0.7
秋田県0.2
福井県0.2
大分県0.2
山形県0.2

クリーニング代などが少ない下位5県

クリーニング代などが少ない下位5県です。

47位の沖縄県は134円、46位の鹿児島県は214円、45位の宮崎県は247円でした。
1位の石川県とは13.54倍の差があります。

44位は三重県で250円、43位は青森県で259円、42位は滋賀県で268円と続きます。

47位は南の島の県でした。
1位との差は13.54倍にのぼります。

47位の沖縄県は平均の32.0パーセント、中央値の34.8パーセントにあたります。
平均との差は285円でした。

1位と47位の差は月あたり1,680円。
1年に直すと20,160円の開きになります。

46位との差は80円、45位との差は113円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は221円。
47都道府県の平均を198円下回り、上位5県との差は608円になります。

47位の沖縄県と43位の青森県の差は125円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。

地図で見る

1か月の被服関連サービスへの支出(2024年)
1か月の被服関連サービスへの支出(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 322円青森 259円岩手 344円宮城 449円秋田 565円山形 542円福島 344円茨城 395円栃木 306円群馬 333円埼玉 399円千葉 583円東京 516円神奈川 445円新潟 511円富山 556円石川 1,814円福井 627円山梨 412円長野 448円岐阜 376円静岡 415円愛知 511円三重 250円滋賀 268円京都 293円大阪 322円兵庫 361円奈良 407円和歌山 439円鳥取 508円島根 430円岡山 353円広島 425円山口 309円徳島 385円香川 306円愛媛 337円高知 331円福岡 410円佐賀 301円長崎 312円熊本 330円大分 555円宮崎 247円鹿児島 214円沖縄 134円
1か月の被服関連サービスへの支出(円)
1か月の被服関連サービスへの支出(2024年)
項目1か月の被服関連サービスへの支出
北海道322円
青森県259円
岩手県344円
宮城県449円
秋田県565円
山形県542円
福島県344円
茨城県395円
栃木県306円
群馬県333円
埼玉県399円
千葉県583円
東京都516円
神奈川県445円
新潟県511円
富山県556円
石川県1,814円
福井県627円
山梨県412円
長野県448円
岐阜県376円
静岡県415円
愛知県511円
三重県250円
滋賀県268円
京都府293円
大阪府322円
兵庫県361円
奈良県407円
和歌山県439円
鳥取県508円
島根県430円
岡山県353円
広島県425円
山口県309円
徳島県385円
香川県306円
愛媛県337円
高知県331円
福岡県410円
佐賀県301円
長崎県312円
熊本県330円
大分県555円
宮崎県247円
鹿児島県214円
沖縄県134円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは石川県です。
次いで福井県、千葉県、秋田県、富山県が続きます。
淡いのは沖縄県、鹿児島県、宮崎県でした。

47都道府県の平均は419円、中央値は385円です。
石川県の1,814円は平均の4.33倍にあたります。

1位と47位で13.54倍の開きがありました。
金額の差は月あたり1,680円です。

消費支出に占める割合で見ると石川県が0.65パーセントで最も高く、開きは10.83倍になります。

金額1位の石川県は割合では1位、割合1位の石川県は金額では1位でした。

順位都道府県1か月の被服関連サービスへの支出(円)地方消費支出に占める割合
1石川県1814中部0.65
2福井県627中部0.24
3千葉県583関東0.21
4秋田県565東北0.24
5富山県556中部0.2
6大分県555九州0.23
7山形県542東北0.21
8東京都516関東0.2
9愛知県511中部0.2
9新潟県511中部0.2
11鳥取県508中国0.18
12宮城県449東北0.18
13長野県448中部0.17
14神奈川県445関東0.17
15和歌山県439近畿0.2
16島根県430中国0.16
17広島県425中国0.17
18静岡県415中部0.16
19山梨県412中部0.16
20福岡県410九州0.18
21奈良県407近畿0.16
22埼玉県399関東0.16
23茨城県395関東0.15
24徳島県385四国0.16
25岐阜県376中部0.15
26兵庫県361近畿0.14
27岡山県353中国0.15
28岩手県344東北0.14
28福島県344東北0.13
30愛媛県337四国0.15
31群馬県333関東0.13
32高知県331四国0.15
33熊本県330九州0.14
34大阪府322近畿0.13
34北海道322北海道0.14
36長崎県312九州0.13
37山口県309中国0.13
38香川県306四国0.13
38栃木県306関東0.12
40佐賀県301九州0.13
41京都府293近畿0.12
42滋賀県268近畿0.1
43青森県259東北0.12
44三重県250近畿0.11
45宮崎県247九州0.12
46鹿児島県214九州0.1
47沖縄県134九州0.06
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

13.54倍という開き

被服関連サービスにはクリーニング代、洋服の仕立て代、修理代などが含まれます。

1位と47位の差は13.54倍。
この記事で扱う家計の項目のなかでも、とりわけ大きな開きです。

家計調査とは対象が違う

当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。

同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。

数字の開き

1位の石川県は1,814円、47位の沖縄県は134円。
両者の間には13.54倍、金額にして月1,680円の開きがあります。

47都道府県の平均は419円、中央値は385円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

消費支出に占める割合で見ると石川県が0.65パーセントで最も高く、平均は0.17パーセント。
開きは10.83倍になります。

地方のなかで見た1か月の被服関連サービスへの支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北秋田県 565青森県 259
関東千葉県 583栃木県 306
中部石川県 1814岐阜県 376
近畿和歌山県 439三重県 250
中国鳥取県 508山口県 309
四国徳島県 385香川県 306
九州大分県 555沖縄県 134
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1か月の被服関連サービスへの支出を47都道府県で比べると、最も高い石川県で1,814円、最も低い沖縄県で134円でした。
1位と47位の差は13.54倍です。

47都道府県の平均は419円、中央値は385円。
1位と47位の金額の差は月あたり1,680円、1年で20,160円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは10.83倍でした。

ここまでの1世帯当たりの被服関連サービスへの支出の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、使う世帯が地域で大きく違うこと。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

消費支出に占める割合では石川県が0.65パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと中部9県が630円で最も高く、消費支出に占める割合では中部9県が0.24パーセントで最も高くなりました。
家事サービスやシャツ類への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010508)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010508)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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