【軽自動車の貨物輸送】全国1,994万トン、実数で125.1倍

【軽自動車の貨物輸送】全国1,994万トン、実数で125.1倍

2024年度に営業用の軽自動車が運んだ貨物は、全国で1,993.7万トン。
貨物全体の0.5パーセントほどにあたります。
47都道府県で比べます。

使うのは国土交通省の自動車輸送統計調査、2024年度の数字。

東京都が325.2万トンで1位。
47都道府県の平均は42.4万トン、中央値は14.6万トンです。
1位と47位の間には125.1倍の開き、人口10万人あたりでは15.3倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

42.4万トン

営業用軽自動車の輸送トン数(2024年度)

最も多い 東京都

325.2万トン

最も少ない 鳥取県

2.6万トン

軽貨物の輸送量が多い上位5都府県

上位5都道府県の営業用軽自動車の輸送トン数
上位5都道府県の営業用軽自動車の輸送トン数 自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)(2024年度) 050100150200250300東京都: 325.2万トン325.2万トン大阪府: 189.1万トン189.1万トン神奈川県: 161万トン161万トン千葉県: 153.5万トン153.5万トン愛知県: 143.9万トン143.9万トン東京都大阪府神奈川県千葉県愛知県
上位5都道府県の営業用軽自動車の輸送トン数
項目営業用軽自動車の輸送トン数
東京都325.2万トン
大阪府189.1万トン
神奈川県161万トン
千葉県153.5万トン
愛知県143.9万トン
下位5都道府県の営業用軽自動車の輸送トン数
下位5都道府県の営業用軽自動車の輸送トン数 自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)(2024年度) 0123456鳥取県: 2.6万トン2.6万トン沖縄県: 2.8万トン2.8万トン岐阜県: 5.3万トン5.3万トン宮崎県: 5.4万トン5.4万トン栃木県: 6.3万トン6.3万トン鳥取県沖縄県岐阜県宮崎県栃木県
下位5都道府県の営業用軽自動車の輸送トン数
項目営業用軽自動車の輸送トン数
鳥取県2.6万トン
沖縄県2.8万トン
岐阜県5.3万トン
宮崎県5.4万トン
栃木県6.3万トン

軽貨物の輸送量が多い上位5都府県です。

東京都は325.2万トン、大阪府は189.1万トン、神奈川県は161万トンでした。
東京都は2位の大阪府の1.72倍です。

4位は千葉県で153.5万トン、5位は愛知県で143.9万トン。
上位5で全国の48.8パーセント、上位3で33.9パーセント、上位10で71パーセントでした。

1位だけで16.3パーセントを占めます。
47都道府県の平均は42.4万トンなので、1位は平均の7.7倍。
中央値の14.6万トンと比べると22.3倍にあたります。

6位以下は埼玉県で115.8万トン、北海道で111.9万トン、広島県で73.8万トンと続きました。

2位と3位の差は28.1万トン、3位と4位の差は7.5万トンでした。
上位5より下の42都道府県で、全国の51.2パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると514.3万トン。
これだけで全国の25.8パーセントにあたります。

1位は最も人口の多い都でした。
宅配便の配達が集中する地域です。

人口あたりでは北関東の県が1位です

ここから先は、営業用の軽自動車が運んだ量がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は群馬県の2.91万トン、2位は広島県2.72万トン、3位は千葉県2.46万トン。

4位以下は東京都、北海道と続きます。
逆に人口あたりの下位は岐阜県0.28万トン、沖縄県0.19万トン。
群馬県と沖縄県では15.3倍の開きです。

人口あたりで上位に来るのは北関東の県です。
物流の拠点が集まる地域と重なります。

軽自動車の貨物輸送は、宅配便のラストワンマイルを担う部分が大きい区分です。
通信販売の広がりとともに存在感が増してきました。

当サイトの無店舗小売業を比べた記事とあわせて見ると、通信販売との関わりが見えてきます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が2.2万トンで最も多く、東北6県が1万トンで最も少なくなります。
関東7都県2万トンと中国5県1.8万トンがそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの営業用軽自動車の輸送トン数の上位5都道府県
人口10万人あたりの営業用軽自動車の輸送トン数の上位5都道府県 自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)(2024年度) 0.00.51.01.52.02.5群馬県: 2.92.9広島県: 2.72.7千葉県: 2.52.5東京都: 2.32.3北海道: 2.22.2群馬県広島県千葉県東京都北海道
人口10万人あたりの営業用軽自動車の輸送トン数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの営業用軽自動車の輸送トン数
群馬県2.9
広島県2.7
千葉県2.5
東京都2.3
北海道2.2

軽貨物の輸送量が少ない下位5県

軽貨物の輸送量が少ない下位5県です。

47位の鳥取県は2.6万トン、46位の沖縄県は2.8万トン、45位の岐阜県は5.3万トンでした。
1位の東京都とは125.1倍の差があります。

44位は宮崎県で5.4万トン、43位は栃木県で6.3万トン、42位は和歌山県で6.8万トンと続きます。

125.1倍という開きは、この記事で扱う指標のなかで最も大きなものです。

47都道府県の中央値は14.6万トン。
平均は42.4万トンなので、平均が中央値の2.9倍です。

47位の鳥取県は平均の6.1パーセント、中央値の17.8パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の1.1パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで16.3パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の鳥取県は、1位の東京都の0.8パーセントにあたる水準です。

46位との差は0.2万トン、45位との差は2.7万トンでした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には322.6万トンの開きがあります。

地方別に見る

地方別の平均(営業用軽自動車の輸送トン数)
地方別の平均(営業用軽自動車の輸送トン数) 自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)(2024年度) 020406080100120北海道: 111.9万トン111.9万トン東北: 13.8万トン13.8万トン関東: 123.3万トン123.3万トン中部: 30.7万トン30.7万トン近畿: 45.5万トン45.5万トン中国: 25.4万トン25.4万トン四国: 11.9万トン11.9万トン九州: 20.8万トン20.8万トン北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(営業用軽自動車の輸送トン数)
項目営業用軽自動車の輸送トン数の平均
北海道111.9万トン
東北13.8万トン
関東123.3万トン
中部30.7万トン
近畿45.5万トン
中国25.4万トン
四国11.9万トン
九州20.8万トン

軽貨物の輸送量は、宅配の集まる地方に偏ります。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の43.3パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が16パーセント、中部9県が13.9パーセント、九州・沖縄8県が8.4パーセントと続きました。

少ないほうは中国5県が6.4パーセント、北海道が5.6パーセント、東北6県が4.2パーセント、四国4県が2.4パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
北海道が2.2万トン、関東7都県が2万トン、中国5県が1.8万トンの順に多く、最も少ないのは東北6県が1万トンです。

地図で見る

営業用軽自動車の輸送トン数(2024年度)
営業用軽自動車の輸送トン数(2024年度) 自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)(国土交通省)をもとに作成。単位は万トン。 北海道 111.9万トン青森 10.2万トン岩手 14.6万トン宮城 24.3万トン秋田 7.1万トン山形 9.6万トン福島 17.1万トン茨城 46万トン栃木 6.3万トン群馬 55万トン埼玉 115.8万トン千葉 153.5万トン東京 325.2万トン神奈川 161万トン新潟 25.8万トン富山 10.3万トン石川 13.5万トン福井 8.3万トン山梨 8.7万トン長野 22.4万トン岐阜 5.3万トン静岡 38.3万トン愛知 143.9万トン三重 9.8万トン滋賀 6.9万トン京都 25万トン大阪 189.1万トン兵庫 73.7万トン奈良 7.3万トン和歌山 6.8万トン鳥取 2.6万トン島根 10.9万トン岡山 27.4万トン広島 73.8万トン山口 12.1万トン徳島 9.3万トン香川 11.3万トン愛媛 17.6万トン高知 9.5万トン福岡 68.5万トン佐賀 9.4万トン長崎 21.5万トン熊本 21.2万トン大分 7.9万トン宮崎 5.4万トン鹿児島 29.9万トン沖縄 2.8万トン
営業用軽自動車の輸送トン数(万トン)
営業用軽自動車の輸送トン数(2024年度)
項目営業用軽自動車の輸送トン数
北海道111.9万トン
青森県10.2万トン
岩手県14.6万トン
宮城県24.3万トン
秋田県7.1万トン
山形県9.6万トン
福島県17.1万トン
茨城県46万トン
栃木県6.3万トン
群馬県55万トン
埼玉県115.8万トン
千葉県153.5万トン
東京都325.2万トン
神奈川県161万トン
新潟県25.8万トン
富山県10.3万トン
石川県13.5万トン
福井県8.3万トン
山梨県8.7万トン
長野県22.4万トン
岐阜県5.3万トン
静岡県38.3万トン
愛知県143.9万トン
三重県9.8万トン
滋賀県6.9万トン
京都府25万トン
大阪府189.1万トン
兵庫県73.7万トン
奈良県7.3万トン
和歌山県6.8万トン
鳥取県2.6万トン
島根県10.9万トン
岡山県27.4万トン
広島県73.8万トン
山口県12.1万トン
徳島県9.3万トン
香川県11.3万トン
愛媛県17.6万トン
高知県9.5万トン
福岡県68.5万トン
佐賀県9.4万トン
長崎県21.5万トン
熊本県21.2万トン
大分県7.9万トン
宮崎県5.4万トン
鹿児島県29.9万トン
沖縄県2.8万トン

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、千葉県、愛知県が続きます。
淡いのは鳥取県、沖縄県、岐阜県でした。

47都道府県の平均は42.4万トン、中央値は14.6万トンです。
東京都の325.2万トンは平均の7.7倍にあたります。

上位3で33.9パーセント、1位と47位で125.1倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと群馬県が2.91万トンで最も多く、開きは15.3倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは4位、人口あたり1位の群馬県は実数では11位でした。

順位都道府県営業用軽自動車の輸送トン数(万トン)地方人口10万人あたりの営業用軽自動車の輸送トン数
1東京都325.2関東2.29
2大阪府189.1近畿2.16
3神奈川県161関東1.75
4千葉県153.5関東2.46
5愛知県143.9中部1.93
6埼玉県115.8関東1.58
7北海道111.9北海道2.22
8広島県73.8中国2.72
9兵庫県73.7近畿1.38
10福岡県68.5九州1.35
11群馬県55関東2.91
12茨城県46関東1.64
13静岡県38.3中部1.09
14鹿児島県29.9九州1.95
15岡山県27.4中国1.5
16新潟県25.8中部1.23
17京都府25近畿0.99
18宮城県24.3東北1.08
19長野県22.4中部1.13
20長崎県21.5九州1.72
21熊本県21.2九州1.25
22愛媛県17.6四国1.38
23福島県17.1東北0.98
24岩手県14.6東北1.28
25石川県13.5中部1.23
26山口県12.1中国0.94
27香川県11.3四国1.23
28島根県10.9中国1.7
29富山県10.3中部1.03
30青森県10.2東北0.88
31三重県9.8近畿0.57
32山形県9.6東北0.95
33高知県9.5四国1.45
34佐賀県9.4九州1.19
35徳島県9.3四国1.36
36山梨県8.7中部1.1
37福井県8.3中部1.12
38大分県7.9九州0.73
39奈良県7.3近畿0.57
40秋田県7.1東北0.79
41滋賀県6.9近畿0.49
42和歌山県6.8近畿0.77
43栃木県6.3関東0.33
44宮崎県5.4九州0.52
45岐阜県5.3中部0.28
46沖縄県2.8九州0.19
47鳥取県2.6中国0.49
自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)(2024年度、国土交通省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

貨物全体のなかでは小さな区分

2024年度の営業用軽自動車の輸送量は1,993.7万トン。
貨物全体37万2,479.7万トンのごく一部です。

重さで見れば小さくても、運ぶ件数で見れば宅配便を支える大きな存在です。

運輸支局ごとの集計

自動車輸送統計調査は、標本に選ばれた自動車の運行記録をもとに、運輸支局の単位で集計されています。
北海道だけは7つの支局に分かれているため、この記事では合算して1つの数として扱いました。

数えるのは車が登録されている場所です。
県をまたぐ輸送は、荷物や乗客の行き先ではなく、車の所属する県の数として集計されます。

数字の開き

1位の東京都は325.2万トン、47位の鳥取県は2.6万トン。
両者の間には125.1倍の開きがあります。
上位3で全国の33.9パーセント、上位10で71パーセントを占めます。

中央値は14.6万トン、平均は42.4万トンです。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと15.3倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
営業用の軽自動車が運んだ量の順位で探してみます。

最も似ていたのは【消防の出動回数】年間333万2,070回、人口あたりの差は4.1倍(順位相関0.87)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【世帯が使う部屋数】全国4.63室、1位と47位で1.84倍(相関-0.59)でした。

並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。

地方のなかで見た営業用軽自動車の輸送トン数

地方最も多い(万トン)最も少ない(万トン)
東北宮城県 24.3秋田県 7.1
関東東京都 325.2栃木県 6.3
中部愛知県 143.9岐阜県 5.3
近畿大阪府 189.1和歌山県 6.8
中国広島県 73.8鳥取県 2.6
四国愛媛県 17.6徳島県 9.3
九州福岡県 68.5沖縄県 2.8
自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)(2024年度、国土交通省)をもとに作成

まとめ

営業用軽自動車の輸送トン数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で325.2万トン、最も少ない鳥取県で2.6万トンでした。
1位と47位の間には125.1倍の開きがあります。

上位3で全国の33.9パーセント、上位10で71パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は14.6万トン、平均は42.4万トンでした。
人口10万人あたりに直すと15.3倍の開きになります。

営業用の軽自動車が運んだ量の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、重さで数えているため件数とは違うこと。
3つ目は2024年の数字であることです。

人口10万人あたりでは群馬県が2.91万トンで最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは4位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の43.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が2.2万トンで最多でした。
営業用全体の輸送量や無店舗小売業を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 自動車輸送統計調査(貨物 都道府県別・業態別・車種別輸送トン数)
  • 調査年: 2024年度
  • 公開元: 国土交通省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003443758
  • 備考: 2024年度の営業用軽自動車の輸送トン数を万単位に換算したもの。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 2024年度の営業用軽自動車の輸送トン数を万単位に換算したもの。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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