ビジネスホテルに泊まった人は、のべで全国26,937.45万人泊。
宿泊施設のなかで最も利用の多い区分です。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。
東京都が5,315.34万人泊で1位。
上位3都府県で全国の36パーセントを占めました。
47都道府県の平均は573.1万人泊、中央値は310.71万人泊です。
1位と47位の差は75倍、人口10万人あたりに直すと11.3倍でした。
47都道府県の単純平均
573.1万人泊
ビジネスホテルの延べ宿泊者数(2024年)
最も多い 東京都
5,315.3万人泊
最も少ない 鳥取県
70.9万人泊
ビジネスホテルの宿泊者が多い5都府県
ビジネスホテルの宿泊者が多い上位5都府県です。
東京都は5,315.34万人泊、大阪府は2,683.96万人泊、北海道は1,685.99万人泊でした。
東京都は2位の大阪府の1.98倍です。
4位は福岡県で1,542.99万人泊、5位は愛知県で1,298.07万人泊。
上位5で全国の46.5パーセント、上位3で36パーセント、上位10で63.2パーセントでした。
1位だけで19.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は573.1万人泊なので、1位は平均の9.3倍。
中央値の310.71万人泊と比べると17.1倍にあたります。
6位以下は京都府で1,254.72万人泊、神奈川県で994.35万人泊、千葉県で872.13万人泊と続きました。
2位と3位の差は997.97万人泊、3位と4位の差は143万人泊でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の53.5パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると7,999.3万人泊。
これだけで全国の29.7パーセントにあたります。
上位に並ぶのは、出張の行き先になる大都市を抱える都府県です。
旅館の記事とはまったく違う顔ぶれになりました。
人口あたりでは石川県が1位になります
ここからは統計を離れて、ビジネスホテルの延べ宿泊者数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直すと、地方の中核都市を持つ県が上位に来ます。
1位は石川県の60.41万人泊、2位は京都府49.79万人泊、3位は沖縄県45.76万人泊。
4位以下は東京都、北海道と続きます。
逆に人口あたりの下位は奈良県6.56万人泊、埼玉県5.35万人泊。
石川県と埼玉県では11.3倍の開きです。
人口あたりで上位に立つ県には、新幹線や空港でつながる中核都市があります。
県の規模に対して訪れる人が多い、という構図です。
ビジネスホテルは駅前に建ちます。
出張だけでなく、観光の拠点として使う人も増えました。
素泊まりで安く、身軽に動ける宿として選ばれます。
旅館は温泉地に、ビジネスホテルは都市に。
同じ宿泊でも、分布はまったく違う形になります。
実数の75倍に対し、人口あたりでは11.3倍。
人口だけでは説明のつかない差が残ります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が33.4万人泊で最も多く、四国4県が17.3万人泊で最も少なくなります。
九州・沖縄8県25.9万人泊と近畿7府県23.6万人泊がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
ビジネスホテルの宿泊者が少ない5県
ビジネスホテルの宿泊者が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は70.9万人泊、46位の徳島県は83.02万人泊、45位の奈良県は84.27万人泊でした。
1位の東京都とは75倍の差があります。
44位は佐賀県で94.77万人泊、43位は和歌山県で109.8万人泊、42位は高知県で127.65万人泊と続きます。
旅館の75.8倍とほぼ同じ開きです。
宿の種類は違っても、集中の度合いは似ています。
47都道府県の中央値は310.71万人泊。
平均は573.1万人泊なので、平均が中央値の1.8倍です。
47位の鳥取県は平均の12.4パーセント、中央値の22.8パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.6パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで19.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の1.33パーセントにあたる水準です。
46位との差は12.12万人泊、45位との差は13.37万人泊でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には5,244.44万人泊の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | ビジネスホテルの延べ宿泊者数 |
|---|---|
| 北海道 | 1,686.0万人泊 |
| 青森県 | 257.0万人泊 |
| 岩手県 | 236.2万人泊 |
| 宮城県 | 479.3万人泊 |
| 秋田県 | 140.6万人泊 |
| 山形県 | 177.7万人泊 |
| 福島県 | 347.0万人泊 |
| 茨城県 | 403.9万人泊 |
| 栃木県 | 341.3万人泊 |
| 群馬県 | 228.9万人泊 |
| 埼玉県 | 392.4万人泊 |
| 千葉県 | 872.1万人泊 |
| 東京都 | 5,315.3万人泊 |
| 神奈川県 | 994.4万人泊 |
| 新潟県 | 332.5万人泊 |
| 富山県 | 197.0万人泊 |
| 石川県 | 663.3万人泊 |
| 福井県 | 132.8万人泊 |
| 山梨県 | 172.9万人泊 |
| 長野県 | 480.9万人泊 |
| 岐阜県 | 217.1万人泊 |
| 静岡県 | 712.6万人泊 |
| 愛知県 | 1,298.1万人泊 |
| 三重県 | 310.7万人泊 |
| 滋賀県 | 182.7万人泊 |
| 京都府 | 1,254.7万人泊 |
| 大阪府 | 2,684.0万人泊 |
| 兵庫県 | 548.6万人泊 |
| 奈良県 | 84.3万人泊 |
| 和歌山県 | 109.8万人泊 |
| 鳥取県 | 70.9万人泊 |
| 島根県 | 171.3万人泊 |
| 岡山県 | 335.9万人泊 |
| 広島県 | 650.0万人泊 |
| 山口県 | 229.6万人泊 |
| 徳島県 | 83.0万人泊 |
| 香川県 | 196.7万人泊 |
| 愛媛県 | 204.5万人泊 |
| 高知県 | 127.7万人泊 |
| 福岡県 | 1,543.0万人泊 |
| 佐賀県 | 94.8万人泊 |
| 長崎県 | 255.4万人泊 |
| 熊本県 | 314.5万人泊 |
| 大分県 | 217.2万人泊 |
| 宮崎県 | 173.2万人泊 |
| 鹿児島県 | 345.3万人泊 |
| 沖縄県 | 670.9万人泊 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、北海道、福岡県、愛知県が続きます。
淡いのは鳥取県、徳島県、奈良県でした。
47都道府県の平均は573.1万人泊、中央値は310.71万人泊です。
東京都の5,315.34万人泊は平均の9.3倍にあたります。
上位3で36パーセント、1位と47位で75倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと石川県が60.41万人泊で最も多く、開きは11.3倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは4位、人口あたり1位の石川県は実数では11位でした。
| 順位 | 都道府県 | ビジネスホテルの延べ宿泊者数(万人泊) | 地方 | 人口10万人あたりのビジネスホテルの延べ宿泊者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 5315.34 | 関東 | 37.49 |
| 2 | 大阪府 | 2683.96 | 近畿 | 30.65 |
| 3 | 北海道 | 1685.99 | 北海道 | 33.43 |
| 4 | 福岡県 | 1542.99 | 九州 | 30.30 |
| 5 | 愛知県 | 1298.07 | 中部 | 17.40 |
| 6 | 京都府 | 1254.72 | 近畿 | 49.79 |
| 7 | 神奈川県 | 994.35 | 関東 | 10.78 |
| 8 | 千葉県 | 872.13 | 関東 | 13.95 |
| 9 | 静岡県 | 712.55 | 中部 | 20.20 |
| 10 | 沖縄県 | 670.9 | 九州 | 45.76 |
| 11 | 石川県 | 663.34 | 中部 | 60.41 |
| 12 | 広島県 | 650.02 | 中国 | 23.95 |
| 13 | 兵庫県 | 548.59 | 近畿 | 10.28 |
| 14 | 長野県 | 480.88 | 中部 | 24.20 |
| 15 | 宮城県 | 479.32 | 東北 | 21.32 |
| 16 | 茨城県 | 403.89 | 関東 | 14.39 |
| 17 | 埼玉県 | 392.37 | 関東 | 5.35 |
| 18 | 福島県 | 346.97 | 東北 | 19.91 |
| 19 | 鹿児島県 | 345.25 | 九州 | 22.54 |
| 20 | 栃木県 | 341.34 | 関東 | 18.11 |
| 21 | 岡山県 | 335.93 | 中国 | 18.35 |
| 22 | 新潟県 | 332.5 | 中部 | 15.84 |
| 23 | 熊本県 | 314.47 | 九州 | 18.53 |
| 24 | 三重県 | 310.71 | 近畿 | 18.16 |
| 25 | 青森県 | 256.97 | 東北 | 22.06 |
| 26 | 長崎県 | 255.38 | 九州 | 20.40 |
| 27 | 岩手県 | 236.24 | 東北 | 20.63 |
| 28 | 山口県 | 229.59 | 中国 | 17.92 |
| 29 | 群馬県 | 228.91 | 関東 | 12.11 |
| 30 | 大分県 | 217.16 | 九州 | 20.01 |
| 31 | 岐阜県 | 217.11 | 中部 | 11.33 |
| 32 | 愛媛県 | 204.5 | 四国 | 16.03 |
| 33 | 富山県 | 196.95 | 中部 | 19.75 |
| 34 | 香川県 | 196.71 | 四国 | 21.45 |
| 35 | 滋賀県 | 182.7 | 近畿 | 13.03 |
| 36 | 山形県 | 177.72 | 東北 | 17.58 |
| 37 | 宮崎県 | 173.16 | 九州 | 16.76 |
| 38 | 山梨県 | 172.88 | 中部 | 21.86 |
| 39 | 島根県 | 171.26 | 中国 | 26.68 |
| 40 | 秋田県 | 140.55 | 東北 | 15.67 |
| 41 | 福井県 | 132.75 | 中部 | 17.96 |
| 42 | 高知県 | 127.65 | 四国 | 19.46 |
| 43 | 和歌山県 | 109.8 | 近畿 | 12.48 |
| 44 | 佐賀県 | 94.77 | 九州 | 12.03 |
| 45 | 奈良県 | 84.27 | 近畿 | 6.56 |
| 46 | 徳島県 | 83.02 | 四国 | 12.12 |
| 47 | 鳥取県 | 70.9 | 中国 | 13.35 |
このグラフについての豆知識
ビジネスホテルという区分
宿泊旅行統計調査では、客室が主に洋室で、食事の提供が限られる宿をビジネスホテルとして分類します。
リゾートホテルやシティホテルとは別の枠です。
延べ宿泊者数では最も多い区分で、全国の宿泊のかなりの部分を担っています。
単位は万人泊
延べ宿泊者数は、宿泊した人数に泊まった夜数をかけたものです。
もとの統計は人泊単位ですが、読みやすいように万人泊へ換算しています。
全国では26,937.45万人泊。
旅館の6,230万人泊と比べると、4倍を超える規模です。
数字の開き
1位の東京都は5,315.34万人泊、47位の鳥取県は70.9万人泊で、その差は75倍です。
上位3で全国の36パーセント、上位10で63.2パーセントを占めます。
中央値は310.71万人泊、平均は573.1万人泊です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと開きは11.3倍。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国のビジネスホテルの延べ宿泊者数は、2014年の16,383.5万人泊から2024年の26,937.4万人泊へ、この10年でおよそ64%増えました。
東京都は2014年から1位を守っています。
県別では石川県の160%増が最大です。
順位の並びがにている記事
ビジネスホテルの延べ宿泊者数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
いちばん近かったのは【県内の人が泊まった数】年間8,906万人泊、県外の5分の1で、順位相関は0.95でした。
最も食い違ったのは【ひとりが使う部屋数】全国1.93室、差は1.52倍(順位相関-0.71)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見たビジネスホテルの延べ宿泊者数
| 地方 | 最も多い(万人泊) | 最も少ない(万人泊) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 479.32 | 秋田県 140.55 |
| 関東 | 東京都 5315.34 | 群馬県 228.91 |
| 中部 | 愛知県 1298.07 | 福井県 132.75 |
| 近畿 | 大阪府 2683.96 | 奈良県 84.27 |
| 中国 | 広島県 650.02 | 鳥取県 70.9 |
| 四国 | 愛媛県 204.5 | 徳島県 83.02 |
| 九州 | 福岡県 1542.99 | 佐賀県 94.77 |
まとめ
ビジネスホテルの延べ宿泊者数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で5,315.34万人泊、最も少ない鳥取県で70.9万人泊でした。
1位と47位の差は75倍です。
上位3で全国の36パーセント、上位10で63.2パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は310.71万人泊、平均は573.1万人泊でした。
人口10万人あたりに直すと、開きは11.3倍まで縮みます。
ビジネスホテルの延べ宿泊者数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、旅館やリゾートホテルは別に集計されること。
2つ目は、延べ数なので泊まった夜数を掛けた値であること。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは石川県が60.41万人泊で最多。
実数の1位とは順位が入れ替わります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の31.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が33.4万人泊で最多でした。
旅館の宿泊者や宿泊施設の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【リゾートホテルの宿泊】年間7,300万人泊、あるかないかで大差
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードG710105(ビジネスホテルの延べ宿泊者数)の2024年の値を万人泊に換算したもの。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードG710105(ビジネスホテルの延べ宿泊者数)の2024年の値を万人泊に換算したもの。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
