医療施設で働く看護師は、全国に106万8,099人。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2022年の数字。
東京都が102,957人で1位。
人口10万人あたりでは西日本の県が上位に並びます。
47都道府県の単純平均
22,726人
医療施設看護師数(2022年)
最も多い 東京都
102,957人
最も少ない 鳥取県
6,360人
地図で見る
| 項目 | 医療施設看護師数 |
|---|---|
| 北海道 | 56,290人 |
| 青森県 | 10,790人 |
| 岩手県 | 11,215人 |
| 宮城県 | 18,229人 |
| 秋田県 | 9,066人 |
| 山形県 | 9,699人 |
| 福島県 | 14,563人 |
| 茨城県 | 18,962人 |
| 栃木県 | 14,714人 |
| 群馬県 | 16,034人 |
| 埼玉県 | 44,106人 |
| 千葉県 | 41,105人 |
| 東京都 | 102,957人 |
| 神奈川県 | 60,888人 |
| 新潟県 | 18,474人 |
| 富山県 | 10,445人 |
| 石川県 | 12,159人 |
| 福井県 | 7,371人 |
| 山梨県 | 6,904人 |
| 長野県 | 19,086人 |
| 岐阜県 | 14,892人 |
| 静岡県 | 27,798人 |
| 愛知県 | 54,802人 |
| 三重県 | 14,414人 |
| 滋賀県 | 11,681人 |
| 京都府 | 23,421人 |
| 大阪府 | 73,090人 |
| 兵庫県 | 47,590人 |
| 奈良県 | 11,390人 |
| 和歌山県 | 9,143人 |
| 鳥取県 | 6,360人 |
| 島根県 | 7,186人 |
| 岡山県 | 20,121人 |
| 広島県 | 26,971人 |
| 山口県 | 14,990人 |
| 徳島県 | 7,794人 |
| 香川県 | 9,832人 |
| 愛媛県 | 14,051人 |
| 高知県 | 9,214人 |
| 福岡県 | 56,477人 |
| 佐賀県 | 9,529人 |
| 長崎県 | 15,599人 |
| 熊本県 | 20,154人 |
| 大分県 | 12,959人 |
| 宮崎県 | 11,923人 |
| 鹿児島県 | 19,345人 |
| 沖縄県 | 14,316人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、福岡県です。
淡いのは鳥取県、山梨県、島根県でした。
47都道府県の平均は22,725.5人、中央値は14,714人です。
東京都の102,957人は平均の4.5倍にあたります。
上位3都府県で22.2パーセント、1位と47位で16.2倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 医療施設看護師数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの医療施設看護師数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 102957 | 関東 | 733.42 |
| 2 | 大阪府 | 73090 | 近畿 | 832.27 |
| 3 | 神奈川県 | 60888 | 関東 | 659.53 |
| 4 | 福岡県 | 56477 | 九州 | 1103.93 |
| 5 | 北海道 | 56290 | 北海道 | 1095.14 |
| 6 | 愛知県 | 54802 | 中部 | 731.18 |
| 7 | 兵庫県 | 47590 | 近畿 | 880.97 |
| 8 | 埼玉県 | 44106 | 関東 | 601.14 |
| 9 | 千葉県 | 41105 | 関東 | 656.00 |
| 10 | 静岡県 | 27798 | 中部 | 776.05 |
| 11 | 広島県 | 26971 | 中国 | 977.21 |
| 12 | 京都府 | 23421 | 近畿 | 918.47 |
| 13 | 熊本県 | 20154 | 九州 | 1173.11 |
| 14 | 岡山県 | 20121 | 中国 | 1080.61 |
| 15 | 鹿児島県 | 19345 | 九州 | 1237.68 |
| 16 | 長野県 | 19086 | 中部 | 944.85 |
| 17 | 茨城県 | 18962 | 関東 | 667.68 |
| 18 | 新潟県 | 18474 | 中部 | 858.06 |
| 19 | 宮城県 | 18229 | 東北 | 799.52 |
| 20 | 群馬県 | 16034 | 関東 | 838.16 |
| 21 | 長崎県 | 15599 | 九州 | 1215.82 |
| 22 | 山口県 | 14990 | 中国 | 1141.66 |
| 23 | 岐阜県 | 14892 | 中部 | 765.26 |
| 24 | 栃木県 | 14714 | 関東 | 770.77 |
| 25 | 福島県 | 14563 | 東北 | 813.58 |
| 26 | 三重県 | 14414 | 近畿 | 827.44 |
| 27 | 沖縄県 | 14316 | 九州 | 975.20 |
| 28 | 愛媛県 | 14051 | 四国 | 1075.88 |
| 29 | 大分県 | 12959 | 九州 | 1170.64 |
| 30 | 石川県 | 12159 | 中部 | 1087.57 |
| 31 | 宮崎県 | 11923 | 九州 | 1133.37 |
| 32 | 滋賀県 | 11681 | 近畿 | 829.03 |
| 33 | 奈良県 | 11390 | 近畿 | 872.13 |
| 34 | 岩手県 | 11215 | 東北 | 949.62 |
| 35 | 青森県 | 10790 | 東北 | 896.18 |
| 36 | 富山県 | 10445 | 中部 | 1027.04 |
| 37 | 香川県 | 9832 | 四国 | 1052.68 |
| 38 | 山形県 | 9699 | 東北 | 931.70 |
| 39 | 佐賀県 | 9529 | 九州 | 1189.64 |
| 40 | 高知県 | 9214 | 四国 | 1363.02 |
| 41 | 和歌山県 | 9143 | 近畿 | 1012.51 |
| 42 | 秋田県 | 9066 | 東北 | 974.84 |
| 43 | 徳島県 | 7794 | 四国 | 1107.10 |
| 44 | 福井県 | 7371 | 中部 | 978.88 |
| 45 | 島根県 | 7186 | 中国 | 1092.10 |
| 46 | 山梨県 | 6904 | 中部 | 860.85 |
| 47 | 鳥取県 | 6360 | 中国 | 1169.12 |
看護師が多い5都府県
看護師が多い上位5都府県です。
東京都は102,957人、大阪府は73,090人、神奈川県は60,888人でした。
東京都は2位の大阪府の1.41倍です。
4位以下は愛知県、福岡県と続き、上位5都府県で全国の32.7パーセント。
上位3都府県で22.2パーセント、上位10都道府県で52.9パーセントでした。
1位のシェアは9.6パーセント。
医療は全国に必要なので、集中の度合いは弱くなります。
人口あたりの上位は西日本の県です
ここから先は、医療施設の看護師数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、西日本の県が上位を占めます。
1位は高知県の1,363.02人、2位は鹿児島県1,237.68人、3位は長崎県1,215.82人。
逆に人口あたりの下位は千葉県656人、埼玉県601.14人。
高知県と埼玉県では2.3倍の開きです。
実数1位の東京都は人口あたりでは42位。
高知県が1位なのは、当サイトの一般病院や病床数の記事と同じ結果です。
病院が多く病床も多い県では、そこで働く看護師も多くなります。
3つの数字がそろって同じ方向を指しています。
准看護師の記事では熊本県や宮崎県が人口あたり上位で、看護師とは少し顔ぶれが違いました。
資格による違いも、地域によって表れ方が変わります。
埼玉県や千葉県が下位なのは、人口の伸びに医療の整備が追いついていない面があるのかもしれませんが、この統計だけでは分かりません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が1,136.2人で最も多く、関東7都県が686.3人で最も少なくなります。
四国4県1,129.6人と北海道1,095.1人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
看護師が少ない5県
看護師が少ない下位5県です。
鳥取県は6,360人、山梨県は6,904人、島根県は7,186人でした。
東京都とは16.2倍の差があります。
人口の差(26倍ほど)よりずっと小さい開きです。
看護師は全国の医療機関に必要とされます。
47都道府県の中央値は14,714人。
平均は22,725.5人なので、平均が中央値の1.5倍です。
地方別に見る
看護師の分布は、病院の分布と重なります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の28パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.9パーセント、中部9県が16.1パーセント、九州・沖縄8県が15パーセントと続きました。
少ないほうは中国5県が7.1パーセント、東北6県が6.9パーセント、北海道が5.3パーセント、四国4県が3.8パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
九州・沖縄8県が1,136.2人、四国4県が1,129.6人、北海道が1,095.1人の順に多く、最も少ないのは関東7都県が686.3人です。
このグラフについての豆知識
医療施設で働く看護師
この指標は、病院や診療所などの医療施設で働く看護師の数です。
介護施設や訪問看護ステーションで働く人は含まれません。
当サイトには看護師数の10年推移や准看護師の数を扱った記事もあります。
あわせて読むと、看護の担い手の姿が見えてきます。
高知県が人口あたり1位
人口10万人あたりでは高知県が1,363.02人。
一般病院の数、病床数でも高知県が人口あたり1位でした。
病院が多く、病床も多く、看護師も多い。
3つの数字がそろって同じ方向を指しています。
数字は2022年のものです。
10年前とくらべると
全国の医療施設の看護師数は、2012年の873,310人から2022年の1,068,099人へ、この10年でおよそ22%増えました。
東京都は2012年から1位を守っています。
県別では埼玉県の37%増が最大です。
順位の並びがにている記事
医療施設の看護師数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
並びが最も重なったのは【1日に退院する人】全国4万4,156人、入院とほぼ同数で、相関は0.99です。
最も食い違ったのは【世帯が使う部屋数】全国4.63室、1位と47位で1.84倍(順位相関-0.72)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た医療施設看護師数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 18229 | 秋田県 9066 |
| 関東 | 東京都 102957 | 栃木県 14714 |
| 中部 | 愛知県 54802 | 山梨県 6904 |
| 近畿 | 大阪府 73090 | 和歌山県 9143 |
| 中国 | 広島県 26971 | 鳥取県 6360 |
| 四国 | 愛媛県 14051 | 徳島県 7794 |
| 九州 | 福岡県 56477 | 佐賀県 9529 |
まとめ
医療施設で働く看護師の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で102,957人、最も少ない鳥取県で6,360人でした。
人口10万人あたりの1位は高知県の1,363.02人です。
医療施設の看護師数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、医療施設で働く人に限ること。
2つ目は、准看護師は別に集計されること。
3つ目は2022年の数字であることです。
一般病院の数、病床数、看護師の数。
3つとも高知県が人口あたり1位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の28パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が1,136.2人で最多でした。
一般病院の病床数や准看護師の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードI6401(医療施設看護師数)の2022年の値。人口10万人あたりは2022年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードI6401(医療施設看護師数)の2022年の値。
人口10万人あたりは2022年の総人口で割った参考値
