下水道が使える地域に住む人は、全国で1億120万人。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年の数字。
東京都が1,374万4,942人で1位。
ほぼ全員に届いていた上水道とは違い、県によってはっきりした差が残ります。
47都道府県の単純平均
2,153,306人
下水道処理区域人口(2021年)
最も多い 東京都
13,744,942人
最も少ない 徳島県
135,583人
地図で見る
| 項目 | 下水道処理区域人口 |
|---|---|
| 北海道 | 4,731,229人 |
| 青森県 | 769,199人 |
| 岩手県 | 749,470人 |
| 宮城県 | 1,887,993人 |
| 秋田県 | 644,344人 |
| 山形県 | 826,049人 |
| 福島県 | 997,616人 |
| 茨城県 | 1,849,441人 |
| 栃木県 | 1,337,677人 |
| 群馬県 | 1,072,382人 |
| 埼玉県 | 6,121,658人 |
| 千葉県 | 4,828,638人 |
| 東京都 | 13,744,942人 |
| 神奈川県 | 8,934,571人 |
| 新潟県 | 1,695,306人 |
| 富山県 | 896,447人 |
| 石川県 | 953,191人 |
| 福井県 | 627,876人 |
| 山梨県 | 553,795人 |
| 長野県 | 1,739,368人 |
| 岐阜県 | 1,546,522人 |
| 静岡県 | 2,379,693人 |
| 愛知県 | 6,060,041人 |
| 三重県 | 1,048,322人 |
| 滋賀県 | 1,300,620人 |
| 京都府 | 2,381,677人 |
| 大阪府 | 8,477,259人 |
| 兵庫県 | 5,131,920人 |
| 奈良県 | 1,095,937人 |
| 和歌山県 | 268,732人 |
| 鳥取県 | 404,489人 |
| 島根県 | 339,418人 |
| 岡山県 | 1,301,623人 |
| 広島県 | 2,130,567人 |
| 山口県 | 909,710人 |
| 徳島県 | 135,583人 |
| 香川県 | 444,014人 |
| 愛媛県 | 755,996人 |
| 高知県 | 283,172人 |
| 福岡県 | 4,265,465人 |
| 佐賀県 | 512,405人 |
| 長崎県 | 837,434人 |
| 熊本県 | 1,219,899人 |
| 大分県 | 598,435人 |
| 宮崎県 | 656,147人 |
| 鹿児島県 | 688,671人 |
| 沖縄県 | 1,070,437人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県です。
淡いのは徳島県、和歌山県、高知県でした。
47都道府県の平均は215万3,306人、中央値は107万437人です。
東京都の1,374万4,942人は平均の6.4倍にあたります。
上位3都府県で30.8パーセント、1位と47位で101.4倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 下水道処理区域人口(人) | 地方 | 人口10万人あたりの下水道処理区域人口 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 13744942 | 関東 | 98108.08 |
| 2 | 神奈川県 | 8934571 | 関東 | 96736.37 |
| 3 | 大阪府 | 8477259 | 近畿 | 96266.85 |
| 4 | 埼玉県 | 6121658 | 関東 | 83401.34 |
| 5 | 愛知県 | 6060041 | 中部 | 80617.81 |
| 6 | 兵庫県 | 5131920 | 近畿 | 94475.70 |
| 7 | 千葉県 | 4828638 | 関東 | 76950.41 |
| 8 | 北海道 | 4731229 | 北海道 | 91283.60 |
| 9 | 福岡県 | 4265465 | 九州 | 83244.83 |
| 10 | 京都府 | 2381677 | 近畿 | 92997.93 |
| 11 | 静岡県 | 2379693 | 中部 | 65956.01 |
| 12 | 広島県 | 2130567 | 中国 | 76639.10 |
| 13 | 宮城県 | 1887993 | 東北 | 82445.11 |
| 14 | 茨城県 | 1849441 | 関東 | 64847.16 |
| 15 | 長野県 | 1739368 | 中部 | 85556.71 |
| 16 | 新潟県 | 1695306 | 中部 | 77873.50 |
| 17 | 岐阜県 | 1546522 | 中部 | 78863.95 |
| 18 | 栃木県 | 1337677 | 関東 | 69634.41 |
| 19 | 岡山県 | 1301623 | 中国 | 69382.89 |
| 20 | 滋賀県 | 1300620 | 近畿 | 92177.18 |
| 21 | 熊本県 | 1219899 | 九州 | 70596.01 |
| 22 | 奈良県 | 1095937 | 近畿 | 83341.22 |
| 23 | 群馬県 | 1072382 | 関東 | 55650.34 |
| 24 | 沖縄県 | 1070437 | 九州 | 72918.05 |
| 25 | 三重県 | 1048322 | 近畿 | 59699.43 |
| 26 | 福島県 | 997616 | 東北 | 55056.07 |
| 27 | 石川県 | 953191 | 中部 | 84728.09 |
| 28 | 山口県 | 909710 | 中国 | 68502.26 |
| 29 | 富山県 | 896447 | 中部 | 87458.24 |
| 30 | 長崎県 | 837434 | 九州 | 64567.00 |
| 31 | 山形県 | 826049 | 東北 | 78298.48 |
| 32 | 青森県 | 769199 | 東北 | 62997.46 |
| 33 | 愛媛県 | 755996 | 四国 | 57229.07 |
| 34 | 岩手県 | 749470 | 東北 | 62664.72 |
| 35 | 鹿児島県 | 688671 | 九州 | 43697.40 |
| 36 | 宮崎県 | 656147 | 九州 | 61842.32 |
| 37 | 秋田県 | 644344 | 東北 | 68184.55 |
| 38 | 福井県 | 627876 | 中部 | 82615.26 |
| 39 | 大分県 | 598435 | 九州 | 53719.48 |
| 40 | 山梨県 | 553795 | 中部 | 68794.41 |
| 41 | 佐賀県 | 512405 | 九州 | 63573.82 |
| 42 | 香川県 | 444014 | 四国 | 47135.24 |
| 43 | 鳥取県 | 404489 | 中国 | 73677.41 |
| 44 | 島根県 | 339418 | 中国 | 51040.30 |
| 45 | 高知県 | 283172 | 四国 | 41399.42 |
| 46 | 和歌山県 | 268732 | 近畿 | 29401.75 |
| 47 | 徳島県 | 135583 | 四国 | 19042.56 |
下水道の処理区域人口が多い5都府県
下水道の処理区域人口が多い上位5都府県です。
東京都は1,374万4,942人、神奈川県は893万4,571人、大阪府は847万7,259人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.54倍です。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の42.8パーセント。
上位3都府県で30.8パーセント、上位10都道府県で63.9パーセントでした。
1位のシェアは13.6パーセント。
上水道の11.7パーセントより高く、下水道のほうが都市に偏っています。
上水道と違い5.2倍の差が残ります
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
下水道の処理区域人口の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直しても、東京都が1位のままです。
1位は東京都の98,108.08人、2位は神奈川県96,736.37人、3位は大阪府96,266.85人。
逆に人口あたりの下位は和歌山県29,401.75人、徳島県19,042.56人。
東京都と徳島県では5.2倍の開きです。
人口10万人あたり98,108人ということは、東京都では住民のほぼ全員が下水道を使えます。
一方の徳島県は19,043人で、およそ5人に1人。
上水道が1.2倍の差だったのに対し、下水道は5.2倍。
水を届けるのと、汚れた水を集めて処理するのとでは、必要な工事の規模がまるで違います。
人口が散らばる地域では、管を引く距離が長くなり費用がかさみます。
下水道のない地域では、浄化槽が使われます。
この統計には表れませんが、生活排水が処理されていないわけではありません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が91,283.6人で最も多く、四国4県が44,240.6人で最も少なくなります。
近畿7府県88,778.9人と関東7都県86,979.9人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
下水道の処理区域人口が少ない5県
下水道の処理区域人口が少ない下位5県です。
徳島県は13万5,583人、和歌山県は26万8,732人、高知県は28万3,172人でした。
東京都とは101.4倍の差があります。
上水道の28.9倍と比べて、はるかに大きな開きです。
下水道の整備には広い範囲の工事が必要で、人口が散らばる地域ほど費用がかさみます。
47都道府県の中央値は107万437人。
平均は215万3,306人なので、平均が中央値の2.0倍です。
地方別に見る
下水道の整備には、地域差が残っています。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の37.4パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が19.5パーセント、中部9県が16.3パーセント、九州・沖縄8県が9.7パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が5.8パーセント、中国5県が5パーセント、北海道が4.7パーセント、四国4県が1.6パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
北海道が91,283.6人、近畿7府県が88,778.9人、関東7都県が86,979.9人の順に多く、最も少ないのは四国4県が44,240.6人です。
このグラフについての豆知識
処理区域人口とは
下水道の処理区域人口は、下水道が整備され使える状態にある地域に住む人の数です。
実際に接続しているかどうかは別の数字になります。
下水道のない地域では浄化槽が使われます。
この統計に表れないからといって、排水が処理されていないわけではありません。
上水道の1.2倍、下水道の5.2倍
人口10万人あたりの差は、上水道が1.2倍、下水道が5.2倍。
同じ水のインフラでも、整備の度合いがまるで違います。
水を届ける管より、汚れた水を集める管のほうが工事の規模が大きくなります。
人口の散らばる地域ほど費用がかさむためです。
数字は2021年のものです。
10年前とくらべると
全国の下水道の処理区域人口は、2011年の94,790,244人から2021年の100,761,366人へ、この10年で6%増えました。
1位は2011年も東京都で、10年たっても変わっていません。
県ごとに見ると、いちばん増えたのは和歌山県で21%増です。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
下水道の処理区域人口の順位で探してみます。
いちばん近かったのは【下水道の水洗化人口】全国9,646万4,113人、1位と47位で130倍で、順位相関は1でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.81)です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た下水道処理区域人口
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1887993 | 秋田県 644344 |
| 関東 | 東京都 13744942 | 群馬県 1072382 |
| 中部 | 愛知県 6060041 | 山梨県 553795 |
| 近畿 | 大阪府 8477259 | 和歌山県 268732 |
| 中国 | 広島県 2130567 | 島根県 339418 |
| 四国 | 愛媛県 755996 | 徳島県 135583 |
| 九州 | 福岡県 4265465 | 佐賀県 512405 |
まとめ
下水道の処理区域人口を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,374万4,942人、最も少ない徳島県で13万5,583人でした。
人口あたりでも5.2倍の差が残ります。
ここまでの下水道の処理区域人口の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、使える状態にある人の数で実際の接続とは別であること。
2つ目は、浄化槽は含まれないこと。
3つ目は2021年の数字であることです。
上水道は人口あたり1.2倍の差でしたが、下水道は5.2倍。
整備にかかる工事の規模の違いが表れています。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の37.4パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が91,283.6人で最多でした。
上水道の給水人口やごみ収集の対象人口を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【世帯に住む人の数】全国1億2,422万人、人口とほぼ同じ数字に
- 【一般世帯の数】全国5,570万世帯、人口あたりの差は1.4倍
- 【下水道の水洗化人口】全国9,646万4,113人、1位と47位で130倍
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードH540302(下水道処理区域人口)の2021年の値。人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードH540302(下水道処理区域人口)の2021年の値。
人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
