下水道につながってトイレが水洗になっている人は、全国で96,464,113人。
人口のおよそ4分の3にあたります。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年の数字。
東京都が13,716,154人で1位。
1位と47位では130倍もの差がつきました。
47都道府県の平均は2,052,427.9人、中央値は949,451人です。
1位と47位の間には130.6倍の開き、人口10万人あたりでは6.6倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
2,052,428人
下水道水洗化人口(2021年)
最も多い 東京都
13,716,154人
最も少ない 徳島県
105,050人
下水道の水洗化人口が多い5都府県
下水道の水洗化人口が多い上位5都府県です。
東京都は13,716,154人、神奈川県は8,819,795人、大阪府は8,279,519人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.56倍です。
4位は埼玉県で5,882,287人、5位は愛知県で5,652,450人。
上位5で全国の43.9パーセント、上位3で31.9パーセント、上位10で65.3パーセントでした。
1位だけで14.2パーセントを占めます。
47都道府県の平均は2,052,427.9人なので、1位は平均の6.7倍。
中央値の949,451人と比べると14.4倍にあたります。
6位以下は兵庫県で5,038,389人、北海道で4,617,836人、千葉県で4,603,378人と続きました。
2位と3位の差は540,276人、3位と4位の差は2,397,232人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の56.1パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると22,535,949人。
これだけで全国の23.4パーセントにあたります。
下水道は人口が密集した地域から整備されます。
1軒あたりの管の長さが短く済むため、費用に見合うからです。
1位と47位で130倍もの差がつきます
ここから先は、下水道で水洗化された人口がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直しても、1位は変わりません。
1位は東京都の97,902.6人、2位は神奈川県95,493.67人、3位は大阪府94,021.34人。
4位以下は兵庫県、京都府と続きます。
逆に人口あたりの下位は和歌山県22,501.09人、徳島県14,754.21人。
東京都と徳島県では6.6倍の開きです。
人口10万人あたり97,902.6人ということは、住民のおよそ97.9パーセントが下水道につながっている計算です。
家が散らばっている地域では、管を延ばす費用が住民の数に見合いません。
そうした地域では合併処理浄化槽や農業集落排水が使われます。
ですから下水道の普及率が低い県で、水洗トイレが少ないわけではありません。
方式が違うだけです。
この点を取り違えると、暮らしの実感からずれた読み方になります。
実数の130.6倍に対し、人口あたりでは6.6倍。
それでも人口あたりで6倍以上の開きが残ります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が89,095.8人で最も多く、四国4県が39,213.7人で最も少なくなります。
近畿7府県85,713.5人と関東7都県84,717.8人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
下水道の水洗化人口が少ない5県
下水道の水洗化人口が少ない下位5県です。
47位の徳島県は105,050人、46位の和歌山県は205,660人、45位の高知県は238,213人でした。
1位の東京都とは130.6倍の差があります。
44位は島根県で298,514人、43位は鳥取県で373,033人、42位は香川県で398,203人と続きます。
人口の差が26倍ほどであることを思うと、その5倍の開きです。
下水道の普及率そのものに大きな差があります。
47都道府県の中央値は949,451人。
平均は2,052,427.9人なので、平均が中央値の2.2倍です。
47位の徳島県は平均の5.1パーセント、中央値の11.1パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.3パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで14.2パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の徳島県は、1位の東京都の0.77パーセントにあたる水準です。
46位との差は100,610人、45位との差は133,163人でした。
1位の東京都と47位の徳島県の間には13,611,104人の開きがあります。
地方別に見る
下水道は、人口の密集した地方から広がってきました。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の38.3パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が19.7パーセント、中部9県が15.7パーセント、九州・沖縄8県が9.6パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が5.5パーセント、中国5県が5パーセント、北海道が4.8パーセント、四国4県が1.5パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
北海道が89,095.8人、近畿7府県が85,713.5人、関東7都県が84,717.8人の順に多く、最も少ないのは四国4県が39,213.7人です。
地図で見る
| 項目 | 下水道水洗化人口 |
|---|---|
| 北海道 | 4,617,836人 |
| 青森県 | 659,830人 |
| 岩手県 | 674,122人 |
| 宮城県 | 1,805,499人 |
| 秋田県 | 545,596人 |
| 山形県 | 753,616人 |
| 福島県 | 888,468人 |
| 茨城県 | 1,685,843人 |
| 栃木県 | 1,235,059人 |
| 群馬県 | 961,424人 |
| 埼玉県 | 5,882,287人 |
| 千葉県 | 4,603,378人 |
| 東京都 | 13,716,154人 |
| 神奈川県 | 8,819,795人 |
| 新潟県 | 1,514,197人 |
| 富山県 | 840,132人 |
| 石川県 | 887,445人 |
| 福井県 | 579,522人 |
| 山梨県 | 499,003人 |
| 長野県 | 1,643,642人 |
| 岐阜県 | 1,335,188人 |
| 静岡県 | 2,188,315人 |
| 愛知県 | 5,652,450人 |
| 三重県 | 936,203人 |
| 滋賀県 | 1,233,521人 |
| 京都府 | 2,308,307人 |
| 大阪府 | 8,279,519人 |
| 兵庫県 | 5,038,389人 |
| 奈良県 | 1,022,507人 |
| 和歌山県 | 205,660人 |
| 鳥取県 | 373,033人 |
| 島根県 | 298,514人 |
| 岡山県 | 1,188,607人 |
| 広島県 | 2,059,139人 |
| 山口県 | 865,710人 |
| 徳島県 | 105,050人 |
| 香川県 | 398,203人 |
| 愛媛県 | 693,364人 |
| 高知県 | 238,213人 |
| 福岡県 | 4,104,276人 |
| 佐賀県 | 456,646人 |
| 長崎県 | 784,666人 |
| 熊本県 | 1,154,901人 |
| 大分県 | 532,847人 |
| 宮崎県 | 597,181人 |
| 鹿児島県 | 651,405人 |
| 沖縄県 | 949,451人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、埼玉県、愛知県が続きます。
淡いのは徳島県、和歌山県、高知県でした。
47都道府県の平均は2,052,427.9人、中央値は949,451人です。
東京都の13,716,154人は平均の6.7倍にあたります。
上位3で31.9パーセント、1位と47位で130.6倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと東京都が97,902.6人で最も多く、開きは6.6倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 下水道水洗化人口(人) | 地方 | 人口10万人あたりの下水道水洗化人口 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 13716154 | 関東 | 97902.60 |
| 2 | 神奈川県 | 8819795 | 関東 | 95493.67 |
| 3 | 大阪府 | 8279519 | 近畿 | 94021.34 |
| 4 | 埼玉県 | 5882287 | 関東 | 80140.15 |
| 5 | 愛知県 | 5652450 | 中部 | 75195.56 |
| 6 | 兵庫県 | 5038389 | 近畿 | 92753.85 |
| 7 | 北海道 | 4617836 | 北海道 | 89095.81 |
| 8 | 千葉県 | 4603378 | 関東 | 73360.61 |
| 9 | 福岡県 | 4104276 | 九州 | 80099.06 |
| 10 | 京都府 | 2308307 | 近畿 | 90133.03 |
| 11 | 静岡県 | 2188315 | 中部 | 60651.75 |
| 12 | 広島県 | 2059139 | 中国 | 74069.75 |
| 13 | 宮城県 | 1805499 | 東北 | 78842.75 |
| 14 | 茨城県 | 1685843 | 関東 | 59110.90 |
| 15 | 長野県 | 1643642 | 中部 | 80848.11 |
| 16 | 新潟県 | 1514197 | 中部 | 69554.29 |
| 17 | 岐阜県 | 1335188 | 中部 | 68087.10 |
| 18 | 栃木県 | 1235059 | 関東 | 64292.50 |
| 19 | 滋賀県 | 1233521 | 近畿 | 87421.76 |
| 20 | 岡山県 | 1188607 | 中国 | 63358.58 |
| 21 | 熊本県 | 1154901 | 九州 | 66834.55 |
| 22 | 奈良県 | 1022507 | 近畿 | 77757.19 |
| 23 | 群馬県 | 961424 | 関東 | 49892.27 |
| 24 | 沖縄県 | 949451 | 九州 | 64676.50 |
| 25 | 三重県 | 936203 | 近畿 | 53314.52 |
| 26 | 福島県 | 888468 | 東北 | 49032.45 |
| 27 | 石川県 | 887445 | 中部 | 78884.00 |
| 28 | 山口県 | 865710 | 中国 | 65189.01 |
| 29 | 富山県 | 840132 | 中部 | 81964.10 |
| 30 | 長崎県 | 784666 | 九州 | 60498.54 |
| 31 | 山形県 | 753616 | 東北 | 71432.80 |
| 32 | 愛媛県 | 693364 | 四国 | 52487.81 |
| 33 | 岩手県 | 674122 | 東北 | 56364.72 |
| 34 | 青森県 | 659830 | 東北 | 54040.13 |
| 35 | 鹿児島県 | 651405 | 九州 | 41332.80 |
| 36 | 宮崎県 | 597181 | 九州 | 56284.73 |
| 37 | 福井県 | 579522 | 中部 | 76252.89 |
| 38 | 秋田県 | 545596 | 東北 | 57735.03 |
| 39 | 大分県 | 532847 | 九州 | 47831.87 |
| 40 | 山梨県 | 499003 | 中部 | 61987.95 |
| 41 | 佐賀県 | 456646 | 九州 | 56655.83 |
| 42 | 香川県 | 398203 | 四国 | 42272.08 |
| 43 | 鳥取県 | 373033 | 中国 | 67947.72 |
| 44 | 島根県 | 298514 | 中国 | 44889.32 |
| 45 | 高知県 | 238213 | 四国 | 34826.46 |
| 46 | 和歌山県 | 205660 | 近畿 | 22501.09 |
| 47 | 徳島県 | 105050 | 四国 | 14754.21 |
このグラフについての豆知識
水洗化人口とは
下水道の処理区域のなかで、実際に下水道につないでトイレを水洗にしている人の数です。
処理区域に住んでいても接続していなければ含まれません。
当サイトには下水道の処理区域人口を比べた記事もあります。
あわせて見ると、接続の進み具合が分かります。
下水道だけではない
汚水の処理には、下水道のほかに合併処理浄化槽、農業集落排水、コミュニティプラントがあります。
家が散らばる地域では浄化槽のほうが合理的です。
下水道の普及率だけで衛生の水準は測れません。
数字の開き
1位の東京都は13,716,154人、47位の徳島県は105,050人。
両者の間には130.6倍の開きがあります。
上位3で全国の31.9パーセント、上位10で65.3パーセントを占めます。
中央値は949,451人、平均は2,052,427.9人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと6.6倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の下水道で水洗化された人口は、2011年の88,570,967人から2021年の96,065,910人へ、この10年で8%増えました。
東京都は2011年から1位を守っています。
伸びがいちばん大きかったのは三重県で、24%増でした。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
下水道で水洗化された人口の順位で探してみます。
1という高い相関を示したのが【下水道の処理区域人口】全国1億120万人、上水道とは違う広がり方でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.82)です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た下水道水洗化人口
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1805499 | 秋田県 545596 |
| 関東 | 東京都 13716154 | 群馬県 961424 |
| 中部 | 愛知県 5652450 | 山梨県 499003 |
| 近畿 | 大阪府 8279519 | 和歌山県 205660 |
| 中国 | 広島県 2059139 | 島根県 298514 |
| 四国 | 愛媛県 693364 | 徳島県 105050 |
| 九州 | 福岡県 4104276 | 佐賀県 456646 |
まとめ
下水道による水洗化人口を47都道府県で比べると、最も多い東京都で13,716,154人、最も少ない徳島県で105,050人でした。
1位と47位の間には130.6倍の開きがあります。
上位3で全国の31.9パーセント、上位10で65.3パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は949,451人、平均は2,052,427.9人でした。
人口10万人あたりに直すと6.6倍の開きになります。
下水道で水洗化された人口の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、実際に接続している人だけを数えること。
2つ目は、浄化槽による水洗化は含まないこと。
3つ目は2021年の数字であることです。
人口10万人あたりでも東京都が97,902.6人で1位。
住民のおよそ97.9パーセントにあたります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の38.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が89,095.8人で最多でした。
下水道の処理区域人口や上水道の給水人口を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードH5404(下水道水洗化人口)の2021年の値。人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードH5404(下水道水洗化人口)の2021年の値。
人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
