共働きが多い県ほど配偶者収入も多い? 47都道府県データで検証

共働きが多い県ほど配偶者収入も多い? 47都道府県データで検証

共働きの世帯が多い県では、働きに出ている配偶者の収入も多いのでしょうか。
たくさんの人が働いているなら、収入もまとまった額になりそうに思えます。

順番に見ていきます。
はじめに共働きの割合、次に配偶者の収入、そのあとで2つを重ねます。

47都道府県の共働き世帯の割合

夫婦のどちらもが働いている世帯が、全世帯のうちどれくらいあるかの割合です。

共働き世帯の割合(2020年)
共働き世帯の割合(2020年) 総務省統計局の「社会・人口統計体系(社会生活統計指標)」をもとに作成。単位は%。 北海道 20.7パーセント青森 27.0パーセント岩手 28.7パーセント宮城 24.6パーセント秋田 29.4パーセント山形 34.4パーセント福島 27.4パーセント茨城 26.7パーセント栃木 27.4パーセント群馬 28.4パーセント埼玉 24.3パーセント千葉 23.1パーセント東京 17.4パーセント神奈川 21.9パーセント新潟 31.0パーセント富山 32.8パーセント石川 30.0パーセント福井 34.7パーセント山梨 29.3パーセント長野 31.4パーセント岐阜 30.9パーセント静岡 29パーセント愛知 25.8パーセント三重 27.6パーセント滋賀 28.5パーセント京都 20.6パーセント大阪 18.8パーセント兵庫 22.8パーセント奈良 24.1パーセント和歌山 25.8パーセント鳥取 30パーセント島根 31.2パーセント岡山 25.7パーセント広島 25.0パーセント山口 24.1パーセント徳島 25.9パーセント香川 26.5パーセント愛媛 23.8パーセント高知 23.4パーセント福岡 21.6パーセント佐賀 30.9パーセント長崎 26パーセント熊本 27.6パーセント大分 25.4パーセント宮崎 26.5パーセント鹿児島 24.9パーセント沖縄 20.6パーセント
共働き世帯の割合(パーセント)
共働き世帯の割合(2020年)
項目共働き世帯の割合
北海道20.7パーセント
青森県27.0パーセント
岩手県28.7パーセント
宮城県24.6パーセント
秋田県29.4パーセント
山形県34.4パーセント
福島県27.4パーセント
茨城県26.7パーセント
栃木県27.4パーセント
群馬県28.4パーセント
埼玉県24.3パーセント
千葉県23.1パーセント
東京都17.4パーセント
神奈川県21.9パーセント
新潟県31.0パーセント
富山県32.8パーセント
石川県30.0パーセント
福井県34.7パーセント
山梨県29.3パーセント
長野県31.4パーセント
岐阜県30.9パーセント
静岡県29パーセント
愛知県25.8パーセント
三重県27.6パーセント
滋賀県28.5パーセント
京都府20.6パーセント
大阪府18.8パーセント
兵庫県22.8パーセント
奈良県24.1パーセント
和歌山県25.8パーセント
鳥取県30パーセント
島根県31.2パーセント
岡山県25.7パーセント
広島県25.0パーセント
山口県24.1パーセント
徳島県25.9パーセント
香川県26.5パーセント
愛媛県23.8パーセント
高知県23.4パーセント
福岡県21.6パーセント
佐賀県30.9パーセント
長崎県26パーセント
熊本県27.6パーセント
大分県25.4パーセント
宮崎県26.5パーセント
鹿児島県24.9パーセント
沖縄県20.6パーセント

47都道府県の単純平均は26.46%。
いちばん高いのは福井県(34.69%)、いちばん低いのは東京都(17.43%)で、差は17.26ポイントでした。

順位都道府県共働き世帯の割合
1位福井県34.69%
2位山形県34.4%
3位富山県32.83%
4位長野県31.4%
5位島根県31.22%
⋮
43位北海道20.71%
44位沖縄県20.64%
45位京都府20.57%
46位大阪府18.75%
47位東京都17.43%

上位には北陸と東北の県、下位には大都市をかかえる都府県がならびます。
地方のほうが共働きが多い、という形です。

1位は福井県。山形県が2位、富山県が3位と、上位に北陸と東北がならびます。

47都道府県の配偶者の年間収入

世帯主の配偶者が1年間に得た収入です。
働いていない配偶者もふくめた平均になります。

世帯主の配偶者の年間収入(2024年)
世帯主の配偶者の年間収入(2024年) 総務省統計局の「令和6年全国家計構造調査」をもとに作成。単位は万円。 北海道 74万円青森 78.2万円岩手 94万円宮城 87.3万円秋田 88.9万円山形 99万円福島 87万円茨城 102.9万円栃木 110.4万円群馬 112万円埼玉 97.8万円千葉 93.6万円東京 142.8万円神奈川 119.9万円新潟 101.5万円富山 115.4万円石川 110.5万円福井 111.4万円山梨 112.1万円長野 103.9万円岐阜 90.6万円静岡 95.7万円愛知 99.8万円三重 87.5万円滋賀 118.4万円京都 88.7万円大阪 94.2万円兵庫 90.9万円奈良 81.8万円和歌山 76.2万円鳥取 116.6万円島根 109.6万円岡山 91.8万円広島 98.5万円山口 83.7万円徳島 93万円香川 111.2万円愛媛 86.3万円高知 97.1万円福岡 91.4万円佐賀 97.6万円長崎 92.3万円熊本 104万円大分 84万円宮崎 94.4万円鹿児島 88.2万円沖縄 106.2万円
世帯主の配偶者の年間収入(万円)
世帯主の配偶者の年間収入(2024年)
項目世帯主の配偶者の年間収入
北海道74万円
青森県78.2万円
岩手県94万円
宮城県87.3万円
秋田県88.9万円
山形県99万円
福島県87万円
茨城県102.9万円
栃木県110.4万円
群馬県112万円
埼玉県97.8万円
千葉県93.6万円
東京都142.8万円
神奈川県119.9万円
新潟県101.5万円
富山県115.4万円
石川県110.5万円
福井県111.4万円
山梨県112.1万円
長野県103.9万円
岐阜県90.6万円
静岡県95.7万円
愛知県99.8万円
三重県87.5万円
滋賀県118.4万円
京都府88.7万円
大阪府94.2万円
兵庫県90.9万円
奈良県81.8万円
和歌山県76.2万円
鳥取県116.6万円
島根県109.6万円
岡山県91.8万円
広島県98.5万円
山口県83.7万円
徳島県93万円
香川県111.2万円
愛媛県86.3万円
高知県97.1万円
福岡県91.4万円
佐賀県97.6万円
長崎県92.3万円
熊本県104万円
大分県84万円
宮崎県94.4万円
鹿児島県88.2万円
沖縄県106.2万円

47都道府県の単純平均は98.1万円。
いちばん多いのは東京都(142.8万円)、いちばん少ないのは北海道(74.0万円)で、1.93倍の開きがあります。

順位都道府県世帯主の配偶者の年間収入
1位東京都142.8万円
2位神奈川県119.9万円
3位滋賀県118.4万円
4位鳥取県116.6万円
5位富山県115.4万円
⋮
43位山口県83.7万円
44位奈良県81.8万円
45位青森県78.2万円
46位和歌山県76.2万円
47位北海道74.0万円

こちらは大都市が上位に来ました。
共働きの地図とは、色の濃いところが入れかわっています。

2つを突き合わせる

1つの県を1つの点にして、2つの数字で位置を決めます。
横が共働き世帯の割合、縦が配偶者の年間収入です。

共働き世帯の割合と配偶者の年間収入(47都道府県)
共働き世帯の割合と配偶者の年間収入(47都道府県) 社会生活統計指標(2020年)と全国家計構造調査(2024年)をもとに作成。 8090100110120130140182022242628303234X 20.7 / Y 74X 27.0 / Y 78.2X 28.7 / Y 94X 24.6 / Y 87.3X 29.4 / Y 88.9X 34.4 / Y 99X 27.4 / Y 87X 26.7 / Y 102.9X 27.4 / Y 110.4X 28.4 / Y 112X 24.3 / Y 97.8X 23.1 / Y 93.6X 17.4 / Y 142.8X 21.9 / Y 119.9X 31.0 / Y 101.5X 32.8 / Y 115.4X 30.0 / Y 110.5X 34.7 / Y 111.4X 29.3 / Y 112.1X 31.4 / Y 103.9X 30.9 / Y 90.6X 29 / Y 95.7X 25.8 / Y 99.8X 27.6 / Y 87.5X 28.5 / Y 118.4X 20.6 / Y 88.7X 18.8 / Y 94.2X 22.8 / Y 90.9X 24.1 / Y 81.8X 25.8 / Y 76.2X 30 / Y 116.6X 31.2 / Y 109.6X 25.7 / Y 91.8X 25.0 / Y 98.5X 24.1 / Y 83.7X 25.9 / Y 93X 26.5 / Y 111.2X 23.8 / Y 86.3X 23.4 / Y 97.1X 21.6 / Y 91.4X 30.9 / Y 97.6X 26 / Y 92.3X 27.6 / Y 104X 25.4 / Y 84X 26.5 / Y 94.4X 24.9 / Y 88.2X 20.6 / Y 106.2
共働き世帯の割合と配偶者の年間収入(47都道府県)
系列XY
世帯主の配偶者の年間収入20.774
世帯主の配偶者の年間収入27.078.2
世帯主の配偶者の年間収入28.794
世帯主の配偶者の年間収入24.687.3
世帯主の配偶者の年間収入29.488.9
世帯主の配偶者の年間収入34.499
世帯主の配偶者の年間収入27.487
世帯主の配偶者の年間収入26.7102.9
世帯主の配偶者の年間収入27.4110.4
世帯主の配偶者の年間収入28.4112
世帯主の配偶者の年間収入24.397.8
世帯主の配偶者の年間収入23.193.6
世帯主の配偶者の年間収入17.4142.8
世帯主の配偶者の年間収入21.9119.9
世帯主の配偶者の年間収入31.0101.5
世帯主の配偶者の年間収入32.8115.4
世帯主の配偶者の年間収入30.0110.5
世帯主の配偶者の年間収入34.7111.4
世帯主の配偶者の年間収入29.3112.1
世帯主の配偶者の年間収入31.4103.9
世帯主の配偶者の年間収入30.990.6
世帯主の配偶者の年間収入2995.7
世帯主の配偶者の年間収入25.899.8
世帯主の配偶者の年間収入27.687.5
世帯主の配偶者の年間収入28.5118.4
世帯主の配偶者の年間収入20.688.7
世帯主の配偶者の年間収入18.894.2
世帯主の配偶者の年間収入22.890.9
世帯主の配偶者の年間収入24.181.8
世帯主の配偶者の年間収入25.876.2
世帯主の配偶者の年間収入30116.6
世帯主の配偶者の年間収入31.2109.6
世帯主の配偶者の年間収入25.791.8
世帯主の配偶者の年間収入25.098.5
世帯主の配偶者の年間収入24.183.7
世帯主の配偶者の年間収入25.993
世帯主の配偶者の年間収入26.5111.2
世帯主の配偶者の年間収入23.886.3
世帯主の配偶者の年間収入23.497.1
世帯主の配偶者の年間収入21.691.4
世帯主の配偶者の年間収入30.997.6
世帯主の配偶者の年間収入2692.3
世帯主の配偶者の年間収入27.6104
世帯主の配偶者の年間収入25.484
世帯主の配偶者の年間収入26.594.4
世帯主の配偶者の年間収入24.988.2
世帯主の配偶者の年間収入20.6106.2

点が雲のように散っています。
右上がりにも右下がりにもならない。
相関係数は 0.16 で、2つのあいだにはっきりした関係はありませんでした。

説明できる割合

2.6%

共働きの割合で、配偶者の収入のちがいをどこまで説明できるか

両方とも上位10に入る県

4県

/47都道府県

配偶者の年間収入の平均

98.1万円

47都道府県の単純平均

東京都と北海道が、正反対の外れ方をする

この散布図でいちばん目を引くのは、左上と左下に離れた2つの点です。

東京都は、共働き世帯の割合が47位。
全国でいちばん共働きが少ない都です(17.43%)。
それなのに配偶者の年間収入は142.8万円で、こちらは1位でした。

反対に北海道は、共働きの割合が43位(20.71%)で、配偶者の収入も47位(74.0万円)。
両方とも下から数えたほうが早い位置にあります。

同じ「共働きが少ない県」でも、東京都と北海道では配偶者の収入が1.93倍ちがいます。
共働きの多さだけでは、この差は説明できません。

東京都は散布図の左上、北海道は左下。共働きの少なさは同じでも、収入は正反対でした。
都道府県共働き世帯の割合その順位配偶者の年間収入その順位
東京都17.43%47位142.8万円1位
神奈川県21.87%41位119.9万円2位
滋賀県28.53%15位118.4万円3位
鳥取県30.0%9位116.6万円4位
和歌山県25.77%28位76.2万円46位
青森県26.99%21位78.2万円45位
北海道20.71%43位74.0万円47位

北陸と山陰だけが、両方とも高い

共働きの割合と配偶者の収入がどちらも上位10に入るのは4県だけでした。
富山県、石川県、福井県、鳥取県 です。

北陸3県と鳥取県。
日本海側にならぶ地域です。
ここでは共働きが根づいていて、しかも配偶者の収入もまとまった額になっています。

いっぽう、共働きの割合が2位の山形県は収入が19位、8位の岐阜県は34位でした。
共働きが多いことと、配偶者がまとまった収入を得ていることは、別の話なのです。

地方でまとめると、北陸と山陰が両方とも高い

ばらつきが大きいので、地方の単位でならしてみます。
共働きの多い地方で収入も多いのか、まとめて確かめます。

地方県の数共働き世帯の割合配偶者の年間収入
北海道120.7パーセント74万円
東北628.6パーセント89.1万円
関東724.2パーセント111.3万円
中部930.5パーセント104.5万円
近畿724パーセント91.1万円
中国527.2パーセント100万円
四国424.9パーセント96.9万円
九州・沖縄825.4パーセント94.8万円

共働き世帯の割合がいちばん大きいのは中部で30.5パーセント、いちばん小さいのは北海道で20.7パーセント。

配偶者の年間収入のほうは、いちばん大きいのが関東、いちばん小さいのが北海道でした。

地方でまとめると、県ごとに見たときのばらつきがかなりならされます。
2つの関係が弱いことが、ここからも分かります。

47都道府県の一覧

2つの指標がどう組み合わさっているのか、47都道府県ぶん見られるようにします。
共働き世帯の割合の大きい順です。
「線とのずれ」は、共働きの割合から予想される収入と実際の値のちがいで、プラスなら予想より大きいという意味です。

順位都道府県共働き世帯の割合配偶者の年間収入配偶者の年間収入の順位線とのずれ地方
1福井県34.7パーセント111.4万円8位+8.8中部
2山形県34.4パーセント99万円19位-3.5東北
3富山県32.8パーセント115.4万円5位+13.8中部
4長野県31.4パーセント103.9万円15位+3.1中部
5島根県31.2パーセント109.6万円12位+8.9中国
6新潟県31パーセント101.5万円17位+0.9中部
7佐賀県30.9パーセント97.6万円22位-3九州・沖縄
8岐阜県30.9パーセント90.6万円34位-9.9中部
9鳥取県30パーセント116.6万円4位+16.5中国
10石川県30パーセント110.5万円10位+10.4中部
11秋田県29.4パーセント88.9万円35位-10.8東北
12山梨県29.2パーセント112.1万円6位+12.4中部
13静岡県29パーセント95.7万円24位-3.8中部
14岩手県28.7パーセント94万円27位-5.3東北
15滋賀県28.5パーセント118.4万円3位+19.1近畿
16群馬県28.4パーセント112万円7位+12.8関東
17三重県27.6パーセント87.5万円38位-11.3近畿
18熊本県27.6パーセント104万円14位+5.3九州・沖縄
19栃木県27.4パーセント110.4万円11位+11.8関東
20福島県27.4パーセント87万円40位-11.6東北
21青森県27パーセント78.2万円45位-20.2東北
22茨城県26.7パーセント102.9万円16位+4.6関東
23宮崎県26.5パーセント94.4万円25位-3.8九州・沖縄
24香川県26.4パーセント111.2万円9位+13.1四国
25長崎県26パーセント92.3万円30位-5.6九州・沖縄
26徳島県25.9パーセント93万円29位-4.8四国
27愛知県25.8パーセント99.8万円18位+2中部
28和歌山県25.8パーセント76.2万円46位-21.6近畿
29岡山県25.7パーセント91.8万円31位-5.9中国
30大分県25.4パーセント84万円42位-13.6九州・沖縄
31広島県25パーセント98.5万円20位+1.2中国
32鹿児島県24.9パーセント88.2万円37位-9.1九州・沖縄
33宮城県24.6パーセント87.3万円39位-9.8東北
34埼玉県24.3パーセント97.8万円21位+0.9関東
35奈良県24.1パーセント81.8万円44位-15近畿
36山口県24.1パーセント83.7万円43位-13.1中国
37愛媛県23.8パーセント86.3万円41位-10.4四国
38高知県23.4パーセント97.1万円23位+0.6四国
39千葉県23.1パーセント93.6万円28位-2.7関東
40兵庫県22.8パーセント90.9万円33位-5.2近畿
41神奈川県21.9パーセント119.9万円2位+24.3関東
42福岡県21.6パーセント91.4万円32位-4.1九州・沖縄
43北海道20.7パーセント74万円47位-21北海道
44沖縄県20.6パーセント106.2万円13位+11.2九州・沖縄
45京都府20.6パーセント88.7万円36位-6.2近畿
46大阪府18.8パーセント94.2万円26位+0.3近畿
47東京都17.4パーセント142.8万円1位+49.6関東
総務省統計局の資料をもとに当サイトで作成。ずれは共働きの割合から引いた直線との差。

共働きの割合が高い県が、収入でも上に来るとはかぎりません。
相関係数が小さいというのは、この並びのことです。

よくある疑問

共働き世帯とは、どんな世帯ですか

夫婦がともに働いている世帯です。
この統計では、夫婦のいる世帯にしめる割合として公表されています。

働き方(正社員かどうか、時間の長さ)は区別されません。
短い時間の勤めも、同じ「共働き」に数えられます。

「配偶者の年間収入」は誰の収入ですか

世帯主の配偶者の、1年間の収入です。
二人以上の世帯の平均として公表されています。

世帯全体の収入でも、世帯主の収入でもありません。
配偶者ひとりぶんの収入だという点に注意してください。

共働きが多い県ほど収入も多い、と言えますか

言えません。
相関係数は小さく、2つのあいだにはっきりした関係は出ませんでした。

共働きが多くても、一人あたりの収入が高いとはかぎらない、ということです。
働く人の数と、ひとりが得る額は別の話になります。

この数字から、家計の豊かさは分かりますか

分かりません。
配偶者ひとりの収入しか見ていないので、世帯全体の収入は別です。

さらに、物価や住居費は県によってちがいます。
同じ収入でも、暮らしにどれだけ余裕があるかは、この数字だけでは測れません。

この2つは、統計も調査年もちがいます。
出どころのちがう数字を並べるときの注意はデータの出典はなぜ大切?にまとめました。

相関係数が小さいというのが何を意味するのかは、相関関係とは?のほうがくわしく書いています。

この2つの数字で言えないこと

なぜ関係がないのか。
いちばん考えやすいのは、「共働き」の中身が県によってちがうという説明です。
短い時間で働くのか、1日を通して働くのか。
どちらも同じ1世帯として数えられます。

ただし、それをこの2つの数字で確かめることはできません。
共働き世帯の割合は、働いている時間の長さを区別していないからです。
「そう考えると説明がつく」ところまでで、確かめたことにはなりません。

2つの統計は調査も年もちがいます。
同じ人を追いかけた数字ではないことも、あわせて頭に置いてください。

まとめ

  • 共働き世帯の割合は全国平均26.46%、配偶者の年間収入の平均は98.1万円
  • 2つのあいだにはっきりした関係はありませんでした(相関係数 0.16)
  • 東京都は共働き47位で収入1位、北海道は共働き43位で収入47位と、正反対の外れ方をします
  • 両方とも上位10に入るのは富山県、石川県、福井県、鳥取県 の4県だけです

出典

  • 横軸: 共働き世帯の割合
  • 統計名: 社会・人口統計体系(社会生活統計指標)
  • 調査年: 2020年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010206
  • 備考: 社会生活統計指標として公表されている値。47都道府県がそろう最新年を使った
  • 縦軸: 世帯主の配偶者の年間収入
  • 統計名: 令和6年全国家計構造調査
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004056045
  • 備考: 二人以上の世帯・全世帯の平均。公表の単位は千円で、当サイトで10で割って万円にした

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