1年間に高校を卒業した人は、全国で91万8,850人。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字です。
東京都が93,495人で1位。
ただし人口10万人あたりで見ると、47都道府県の差は1.4倍しかありません。
47都道府県の単純平均
19,550人
高等学校卒業者数(2023年)
最も多い 東京都
93,495人
最も少ない 鳥取県
4,407人
地方でまとめると、関東が四国の6.3倍
高校を卒業する人の数は、18歳人口の分布そのものです。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の32.6パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.9パーセント、中部9県が17.7パーセント、九州・沖縄8県が12.2パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が6.9パーセント、中国5県が6パーセント、北海道が3.8パーセント、四国4県が3パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
九州・沖縄8県が801.8人、中部9県が784.6人、中国5県が776.7人の順に多く、最も少ないのは北海道が676.9人です。
地図で見ると、上位5県のうち3つが関東
| 項目 | 高等学校卒業者数 |
|---|---|
| 北海道 | 34,467人 |
| 青森県 | 9,011人 |
| 岩手県 | 9,020人 |
| 宮城県 | 16,818人 |
| 秋田県 | 6,553人 |
| 山形県 | 8,236人 |
| 福島県 | 13,861人 |
| 茨城県 | 21,932人 |
| 栃木県 | 15,427人 |
| 群馬県 | 14,726人 |
| 埼玉県 | 50,543人 |
| 千葉県 | 43,039人 |
| 東京都 | 93,495人 |
| 神奈川県 | 60,088人 |
| 新潟県 | 15,579人 |
| 富山県 | 8,040人 |
| 石川県 | 8,990人 |
| 福井県 | 6,515人 |
| 山梨県 | 6,988人 |
| 長野県 | 16,085人 |
| 岐阜県 | 15,520人 |
| 静岡県 | 28,128人 |
| 愛知県 | 56,956人 |
| 三重県 | 13,451人 |
| 滋賀県 | 11,326人 |
| 京都府 | 20,757人 |
| 大阪府 | 62,697人 |
| 兵庫県 | 39,100人 |
| 奈良県 | 9,791人 |
| 和歌山県 | 7,074人 |
| 鳥取県 | 4,407人 |
| 島根県 | 5,253人 |
| 岡山県 | 15,022人 |
| 広島県 | 20,902人 |
| 山口県 | 9,331人 |
| 徳島県 | 5,063人 |
| 香川県 | 7,552人 |
| 愛媛県 | 9,379人 |
| 高知県 | 5,244人 |
| 福岡県 | 38,113人 |
| 佐賀県 | 6,843人 |
| 長崎県 | 10,489人 |
| 熊本県 | 13,401人 |
| 大分県 | 8,832人 |
| 宮崎県 | 8,786人 |
| 鹿児島県 | 12,998人 |
| 沖縄県 | 13,022人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県です。
人口の地図とほとんど同じ形になります。
淡いのは鳥取県、徳島県、高知県でした。
47都道府県の平均は19,550.0人、中央値は13,022人です。
東京都の93,495人は平均の4.8倍にあたります。
上位3都府県で23.5パーセント、1位と47位で21.2倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 高等学校卒業者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの高等学校卒業者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 93495 | 関東 | 663.74 |
| 2 | 大阪府 | 62697 | 近畿 | 715.47 |
| 3 | 神奈川県 | 60088 | 関東 | 651.08 |
| 4 | 愛知県 | 56956 | 中部 | 761.75 |
| 5 | 埼玉県 | 50543 | 関東 | 689.44 |
| 6 | 千葉県 | 43039 | 関東 | 687.85 |
| 7 | 兵庫県 | 39100 | 近畿 | 728.12 |
| 8 | 福岡県 | 38113 | 九州 | 746.87 |
| 9 | 北海道 | 34467 | 北海道 | 676.89 |
| 10 | 静岡県 | 28128 | 中部 | 791.22 |
| 11 | 茨城県 | 21932 | 関東 | 776.35 |
| 12 | 広島県 | 20902 | 中国 | 763.40 |
| 13 | 京都府 | 20757 | 近畿 | 818.82 |
| 14 | 宮城県 | 16818 | 東北 | 742.84 |
| 15 | 長野県 | 16085 | 中部 | 802.64 |
| 16 | 新潟県 | 15579 | 中部 | 732.78 |
| 17 | 岐阜県 | 15520 | 中部 | 803.73 |
| 18 | 栃木県 | 15427 | 関東 | 813.23 |
| 19 | 岡山県 | 15022 | 中国 | 813.32 |
| 20 | 群馬県 | 14726 | 関東 | 774.24 |
| 21 | 福島県 | 13861 | 東北 | 784.44 |
| 22 | 三重県 | 13451 | 近畿 | 778.87 |
| 23 | 熊本県 | 13401 | 九州 | 784.14 |
| 24 | 沖縄県 | 13022 | 九州 | 887.06 |
| 25 | 鹿児島県 | 12998 | 九州 | 839.12 |
| 26 | 滋賀県 | 11326 | 近畿 | 804.98 |
| 27 | 長崎県 | 10489 | 九州 | 827.86 |
| 28 | 奈良県 | 9791 | 近畿 | 755.48 |
| 29 | 愛媛県 | 9379 | 四国 | 726.49 |
| 30 | 山口県 | 9331 | 中国 | 718.88 |
| 31 | 岩手県 | 9020 | 東北 | 775.58 |
| 32 | 青森県 | 9011 | 東北 | 761.06 |
| 33 | 石川県 | 8990 | 中部 | 810.64 |
| 34 | 大分県 | 8832 | 九州 | 805.84 |
| 35 | 宮崎県 | 8786 | 九州 | 843.19 |
| 36 | 山形県 | 8236 | 東北 | 802.73 |
| 37 | 富山県 | 8040 | 中部 | 798.41 |
| 38 | 香川県 | 7552 | 四国 | 815.55 |
| 39 | 和歌山県 | 7074 | 近畿 | 793.05 |
| 40 | 山梨県 | 6988 | 中部 | 877.89 |
| 41 | 佐賀県 | 6843 | 九州 | 860.75 |
| 42 | 秋田県 | 6553 | 東北 | 716.96 |
| 43 | 福井県 | 6515 | 中部 | 875.67 |
| 44 | 島根県 | 5253 | 中国 | 808.15 |
| 45 | 高知県 | 5244 | 四国 | 787.39 |
| 46 | 徳島県 | 5063 | 四国 | 728.49 |
| 47 | 鳥取県 | 4407 | 中国 | 820.67 |
高校卒業者が多い5都府県
高校卒業者が多い上位5都府県です。
東京都は93,495人、大阪府は62,697人、神奈川県は60,088人でした。
東京都は2位の大阪府の1.49倍です。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の35.2パーセント。
上位3都府県で23.5パーセント、上位10都道府県で55.1パーセントでした。
1位のシェアは10.2パーセント。
人口の分布に沿った、素直な並びです。
人口あたりの差は1.4倍しかありません
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
高等学校卒業者数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで見ると、47都道府県がほとんど並びます。
1位は沖縄県の887.06人、2位は山梨県877.89人、3位は福井県875.67人。
一方で下位は東京都663.74人、神奈川県651.08人。
1位と47位の差はわずか1.4倍です。
高校を卒業する人の数は、その県に住む18歳の人数でほぼ決まります。
進学率の差はあっても、卒業者の数自体は人口構成を映すことになります。
沖縄県が1位なのは、子どもの割合が高い県だからでしょう。
当サイトの子どもの割合の記事でも沖縄県は上位でした。
逆に東京都と神奈川県が下位なのは、高齢者や単身の若年層が多く、18歳人口の割合が相対的に低いためだと考えられます。
大学入学者の記事では人口あたり8.0倍の差がありました。
住んでいる場所で数えるこの統計と、通う場所で数えるあの統計。
同じ「進学」を扱っても、見える景色がまるで違います。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が801.8人で最も多く、北海道が676.9人で最も少なくなります。
中部9県784.6人と中国5県776.7人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
高校卒業者が少ない5県
高校卒業者が少ない下位5県です。
鳥取県は4,407人、徳島県は5,063人、高知県は5,244人でした。
東京都の93,495人とは21.2倍の差があります。
実数の差は人口の差をほぼそのまま映しています。
人口あたりに直すと、この開きは1.4倍まで縮みます。
47都道府県の中央値は13,022人。
平均は19,550.0人なので、平均が中央値の1.5倍です。
1位と47位で21.2倍。読むときに気をつけたいこと
人口あたりの差は1.4倍
人口10万人あたりでは沖縄県887.06人、神奈川県651.08人で1.4倍。
この一連の記事で扱ってきた統計のなかでも、とりわけ小さな開きです。
高校卒業者の数は18歳人口でほぼ決まります。
日本の高校進学率は非常に高いため、卒業者の数は人口構成をほぼそのまま映すことになります。
沖縄県が人口あたり1位
沖縄県は子どもの割合が高い県として知られます。
18歳の人口が相対的に多ければ、卒業者も多くなります。
2位の山梨県、3位の福井県も同様に、人口構成の違いが表れていると考えられます。
数字は2023年のものです。
10年前とくらべると
全国の高等学校卒業者数は、2013年の1,047,392人から2023年の918,850人へ、この10年でおよそ12%減りました。
東京都は2013年から1位を守っています。
県別では神奈川県の5%減が、いちばん小さい下げ幅でした。
順位の並びがにている記事
高等学校卒業者数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
いちばん近かったのは【ごみ収集の対象人口】全国1億2,507万人、どの県もほぼ全員で、順位相関は1でした。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.76)でした。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た高等学校卒業者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 16818 | 秋田県 6553 |
| 関東 | 東京都 93495 | 群馬県 14726 |
| 中部 | 愛知県 56956 | 福井県 6515 |
| 近畿 | 大阪府 62697 | 和歌山県 7074 |
| 中国 | 広島県 20902 | 鳥取県 4407 |
| 四国 | 愛媛県 9379 | 徳島県 5063 |
| 九州 | 福岡県 38113 | 佐賀県 6843 |
まとめ
高校を卒業した人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で93,495人、最も少ない鳥取県で4,407人でした。
人口10万人あたりの差はわずか1.4倍です。
この高等学校卒業者数の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、住んでいる県ではなく通っていた高校のある県で数えること。
2つ目は、公立と私立の合計であること。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口あたり1位は沖縄県887.06人。
子どもの割合が高い県が上位に並びます。
大学入学者の8.0倍と比べると、差の小ささが際立ちます。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の32.6パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が801.8人で最多でした。
大学入学者の数や高校の先生の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードE4601(高等学校卒業者数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードE4601(高等学校卒業者数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
