市販のかぜ薬を買うのに、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、かぜ薬の購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は2,360円、中央値は2,301円。
最も支出額が多い富山県は3,227円で、最も少ない県の1,690円との差は1,537円です。
金額を比べると、約1.9倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
2,360円
1世帯当たりの感冒薬への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 富山県
3,227円
最も少ない 和歌山県
1,690円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの感冒薬への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 2,559円 |
| 青森県 | 2,515円 |
| 岩手県 | 2,632円 |
| 宮城県 | 2,784円 |
| 秋田県 | 2,137円 |
| 山形県 | 3,162円 |
| 福島県 | 3,134円 |
| 茨城県 | 2,430円 |
| 栃木県 | 2,249円 |
| 群馬県 | 1,896円 |
| 埼玉県 | 2,735円 |
| 千葉県 | 2,531円 |
| 東京都 | 2,468円 |
| 神奈川県 | 2,315円 |
| 新潟県 | 2,846円 |
| 富山県 | 3,227円 |
| 石川県 | 2,528円 |
| 福井県 | 2,001円 |
| 山梨県 | 2,506円 |
| 長野県 | 2,859円 |
| 岐阜県 | 2,190円 |
| 静岡県 | 2,058円 |
| 愛知県 | 2,589円 |
| 三重県 | 1,996円 |
| 滋賀県 | 2,237円 |
| 京都府 | 2,185円 |
| 大阪府 | 2,386円 |
| 兵庫県 | 1,722円 |
| 奈良県 | 2,128円 |
| 和歌山県 | 1,690円 |
| 鳥取県 | 2,097円 |
| 島根県 | 2,701円 |
| 岡山県 | 2,543円 |
| 広島県 | 1,978円 |
| 山口県 | 2,013円 |
| 徳島県 | 2,054円 |
| 香川県 | 2,505円 |
| 愛媛県 | 2,198円 |
| 高知県 | 2,616円 |
| 福岡県 | 2,144円 |
| 佐賀県 | 1,905円 |
| 長崎県 | 1,804円 |
| 熊本県 | 1,895円 |
| 大分県 | 2,166円 |
| 宮崎県 | 2,301円 |
| 鹿児島県 | 2,265円 |
| 沖縄県 | 3,043円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで山形県、福島県、沖縄県、長野県が続きます。
淡いのは和歌山県、兵庫県、長崎県でした。
47都道府県の平均は2,360円、中央値は2,301円です。
富山県の3,227円は平均を867円上回ります。
1位と47位の差は1,537円、倍率にすると1.91倍でした。
眼鏡への支出で並べ替えると東京都が9,945で最も高く、開きは2.37倍になります。
主指標で1位の富山県は眼鏡への支出では16位、眼鏡への支出で1位の東京都は主指標では20位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの感冒薬への支出(円) | 地方 | 眼鏡への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 3227 | 中部 | 6835 |
| 2 | 山形県 | 3162 | 東北 | 5439 |
| 3 | 福島県 | 3134 | 東北 | 8011 |
| 4 | 沖縄県 | 3043 | 九州 | 4204 |
| 5 | 長野県 | 2859 | 中部 | 6903 |
| 6 | 新潟県 | 2846 | 中部 | 5363 |
| 7 | 宮城県 | 2784 | 東北 | 6327 |
| 8 | 埼玉県 | 2735 | 関東 | 9077 |
| 9 | 島根県 | 2701 | 中国 | 6246 |
| 10 | 岩手県 | 2632 | 東北 | 8322 |
| 11 | 高知県 | 2616 | 四国 | 5616 |
| 12 | 愛知県 | 2589 | 中部 | 5010 |
| 13 | 北海道 | 2559 | 北海道 | 8645 |
| 14 | 岡山県 | 2543 | 中国 | 6760 |
| 15 | 千葉県 | 2531 | 関東 | 6255 |
| 16 | 石川県 | 2528 | 中部 | 5104 |
| 17 | 青森県 | 2515 | 東北 | 5258 |
| 18 | 山梨県 | 2506 | 中部 | 4941 |
| 19 | 香川県 | 2505 | 四国 | 6633 |
| 20 | 東京都 | 2468 | 関東 | 9945 |
| 21 | 茨城県 | 2430 | 関東 | 5718 |
| 22 | 大阪府 | 2386 | 近畿 | 6613 |
| 23 | 神奈川県 | 2315 | 関東 | 6990 |
| 24 | 宮崎県 | 2301 | 九州 | 6254 |
| 25 | 鹿児島県 | 2265 | 九州 | 6304 |
| 26 | 栃木県 | 2249 | 関東 | 7878 |
| 27 | 滋賀県 | 2237 | 近畿 | 7586 |
| 28 | 愛媛県 | 2198 | 四国 | 4915 |
| 29 | 岐阜県 | 2190 | 中部 | 6324 |
| 30 | 京都府 | 2185 | 近畿 | 5391 |
| 31 | 大分県 | 2166 | 九州 | 8196 |
| 32 | 福岡県 | 2144 | 九州 | 8127 |
| 33 | 秋田県 | 2137 | 東北 | 5149 |
| 34 | 奈良県 | 2128 | 近畿 | 6089 |
| 35 | 鳥取県 | 2097 | 中国 | 7776 |
| 36 | 静岡県 | 2058 | 中部 | 8051 |
| 37 | 徳島県 | 2054 | 四国 | 7095 |
| 38 | 山口県 | 2013 | 中国 | 6529 |
| 39 | 福井県 | 2001 | 中部 | 6775 |
| 40 | 三重県 | 1996 | 近畿 | 5522 |
| 41 | 広島県 | 1978 | 中国 | 4394 |
| 42 | 佐賀県 | 1905 | 九州 | 5979 |
| 43 | 群馬県 | 1896 | 関東 | 5794 |
| 44 | 熊本県 | 1895 | 九州 | 6248 |
| 45 | 長崎県 | 1804 | 九州 | 5766 |
| 46 | 兵庫県 | 1722 | 近畿 | 5753 |
| 47 | 和歌山県 | 1690 | 近畿 | 7611 |
かぜ薬に使う金額が多い上位5県
かぜ薬に使う金額が多い上位5県です。
富山県は3,227円、山形県は3,162円、福島県は3,134円でした。
1位と2位の差は65円です。
4位は沖縄県で3,043円、5位は長野県で2,859円。
上位5はいずれも47都道府県の平均2,360円を上回りました。
1位の富山県は平均を867円上回りました。
中央値の2,301円と比べると926円高く、平均に対する比では1.37倍にあたります。
6位以下は新潟県で2,846円、宮城県で2,784円、埼玉県で2,735円と続きました。
2位と3位の差は28円、3位と4位の差は91円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は124円でした。
1位から5位までの幅は368円、1位から8位までの幅は492円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
富山県は眼鏡への支出でも16位に入っています。
全国の値は2,360円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は富山県の3,227円。
2位の山形県3,162円とは1.02倍の差で、上位はきん差でした。
眼鏡への支出と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
眼鏡への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の9,945、2位は埼玉県の9,077、3位は北海道の8,645。
4位以下は岩手県、大分県と続きます。
逆に下位は広島県が4,394、沖縄県が4,204。
東京都と沖縄県では2.37倍の開きです。
1位の富山県は薬の産地として知られています。
江戸時代から続く配置薬の商いがあり、家庭に薬を置く習慣が受け継がれてきました。
ただし差は1.9倍と小さく、上位のなかでも1位と2位は1.02倍しか離れていません。
地方別でも東北2,727円から近畿2,049円まで、開きは1.3倍ほどでした。
かぜ薬は必要になれば買うもので、地域による差が出にくい商品だといえます。
寒い地域がやや上位に来ていますが、はっきりした傾向とまではいえません。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2,727円で最も高く、近畿7府県が2,049円で最も低くなります。
北海道2,559円と中部9県2,534円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
かぜ薬に使う金額が少ない下位5県
かぜ薬に使う金額が少ない下位5県です。
47位の和歌山県は1,690円、46位の兵庫県は1,722円、45位の長崎県は1,804円でした。
1位の富山県とは1,537円の差があります。
44位は熊本県で1,895円、43位は群馬県で1,896円、42位は佐賀県で1,905円と続きます。
最も少ない県は1,690円。
上位の県との開きは1.9倍にとどまりました。
47都道府県の中央値は2,301円、平均は2,360円です。
47位の和歌山県は平均を670円下回りました。
47位の和歌山県は1位の富山県の52.4パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.91倍の開きです。
46位との差は32円、45位との差は114円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも215円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均2,360円を下回りました。
47位から43位までの幅は206円です。
和歌山県は眼鏡への支出では中位位です。
全国の値は2,360円なので、47位はこれを670円下回っています。
地方別に見る
かぜ薬への支出は、東北と北海道でやや多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が2,727円で最も高くなります。
次いで北海道が2,559円、中部9県が2,534円、関東7都県が2,375円と続きました。
低いほうは四国4県が2,343円、中国5県が2,266円、九州・沖縄8県が2,190円、近畿7府県が2,049円でした。
最も高い東北6県と最も低い近畿7府県の差は678円です。
眼鏡への支出で見ると北海道が最も高く、四国4県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
置き薬の県
かぜ薬への支出は全国平均で年2,360円。
差は1.9倍と小さめです。
病院で処方される薬は別の項目に入るため、この数字には含まれていません。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の富山県は3,227円、47位の和歌山県は1,690円。
差は1,537円、倍率にすると1.91倍です。
中央値は2,301円、平均は2,360円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では59円の差でした。
眼鏡への支出で並べ替えると開きは2.37倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりの感冒薬への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 3162 | 秋田県 2137 |
| 関東 | 埼玉県 2735 | 群馬県 1896 |
| 中部 | 富山県 3227 | 福井県 2001 |
| 近畿 | 大阪府 2386 | 和歌山県 1690 |
| 中国 | 島根県 2701 | 広島県 1978 |
| 四国 | 高知県 2616 | 徳島県 2054 |
| 九州 | 沖縄県 3043 | 長崎県 1804 |
まとめ
1世帯が1年間にかぜ薬へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い富山県で3,227円、最も低い和歌山県で1,690円でした。
その差は1,537円、倍率にすると1.91倍です。
47都道府県の中央値は2,301円、平均は2,360円でした。
全国の値は2,360円です。
眼鏡への支出で並べ替えると開きは2.37倍になり、主指標で1位の富山県はその見方では16位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、処方薬は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
眼鏡への支出では東京都が9,945で最も高く、主指標で1位の富山県はこの見方では16位でした。
地方ごとの平均では東北6県が2,727円で最も高く、近畿7府県が2,049円で最も低くなりました。
医薬品や眼鏡への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の富山県と2位の山形県の差は65円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 市販のかぜ薬への支出。病院で処方される薬は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 市販のかぜ薬への支出。
病院で処方される薬は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
