はり師ときゅう師の数は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2022年の数字です。
全国26万6,423人のうち、東京都が4万5,214人で1位。
上位3都府県で全国の41.2パーセントを占め、都市部への集中がはっきり出ます。
47都道府県の単純平均
5,669人
はり師・きゅう師数(2022年)
最も多い 東京都
45,214人
最も少ない 鳥取県
627人
地図で見る
| 項目 | はり師・きゅう師数 |
|---|---|
| 北海道 | 9,454人 |
| 青森県 | 832人 |
| 岩手県 | 1,251人 |
| 宮城県 | 2,977人 |
| 秋田県 | 988人 |
| 山形県 | 929人 |
| 福島県 | 2,341人 |
| 茨城県 | 3,098人 |
| 栃木県 | 2,456人 |
| 群馬県 | 3,020人 |
| 埼玉県 | 12,922人 |
| 千葉県 | 11,490人 |
| 東京都 | 45,214人 |
| 神奈川県 | 31,144人 |
| 新潟県 | 2,735人 |
| 富山県 | 975人 |
| 石川県 | 1,357人 |
| 福井県 | 790人 |
| 山梨県 | 1,413人 |
| 長野県 | 3,127人 |
| 岐阜県 | 3,449人 |
| 静岡県 | 5,844人 |
| 愛知県 | 12,831人 |
| 三重県 | 2,325人 |
| 滋賀県 | 2,461人 |
| 京都府 | 8,649人 |
| 大阪府 | 33,483人 |
| 兵庫県 | 12,630人 |
| 奈良県 | 3,125人 |
| 和歌山県 | 2,308人 |
| 鳥取県 | 627人 |
| 島根県 | 841人 |
| 岡山県 | 2,761人 |
| 広島県 | 4,598人 |
| 山口県 | 1,491人 |
| 徳島県 | 1,274人 |
| 香川県 | 2,442人 |
| 愛媛県 | 2,482人 |
| 高知県 | 951人 |
| 福岡県 | 7,936人 |
| 佐賀県 | 1,125人 |
| 長崎県 | 1,951人 |
| 熊本県 | 2,574人 |
| 大分県 | 1,931人 |
| 宮崎県 | 2,087人 |
| 鹿児島県 | 3,581人 |
| 沖縄県 | 2,153人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、神奈川県です。
次いで埼玉県、愛知県、兵庫県が続きます。
三大都市圏が濃く、それ以外は淡い地図になります。
淡いのは鳥取県、福井県、青森県、島根県、山形県でした。
47都道府県の平均は5,668.6人、中央値は2,461人です。
東京都の4万5,214人は平均の8.0倍にあたります。
上位3都府県で41.2パーセント、1位と47位で72.1倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | はり師・きゅう師数(人) | 地方 | 人口10万人あたりのはり師・きゅう師数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 45214 | 関東 | 318.9 |
| 2 | 大阪府 | 33483 | 近畿 | 382.36 |
| 3 | 神奈川県 | 31144 | 関東 | 337.6 |
| 4 | 埼玉県 | 12922 | 関東 | 176.24 |
| 5 | 愛知県 | 12831 | 中部 | 172.0 |
| 6 | 兵庫県 | 12630 | 近畿 | 236.65 |
| 7 | 千葉県 | 11490 | 関東 | 183.81 |
| 8 | 北海道 | 9454 | 北海道 | 187.47 |
| 9 | 京都府 | 8649 | 近畿 | 343.21 |
| 10 | 福岡県 | 7936 | 九州 | 155.85 |
| 11 | 静岡県 | 5844 | 中部 | 165.69 |
| 12 | 広島県 | 4598 | 中国 | 169.42 |
| 13 | 鹿児島県 | 3581 | 九州 | 233.75 |
| 14 | 岐阜県 | 3449 | 中部 | 180.01 |
| 15 | 長野県 | 3127 | 中部 | 157.37 |
| 16 | 奈良県 | 3125 | 近畿 | 243.19 |
| 17 | 茨城県 | 3098 | 関東 | 110.41 |
| 18 | 群馬県 | 3020 | 関東 | 159.79 |
| 19 | 宮城県 | 2977 | 東北 | 132.43 |
| 20 | 岡山県 | 2761 | 中国 | 150.79 |
| 21 | 新潟県 | 2735 | 中部 | 130.3 |
| 22 | 熊本県 | 2574 | 九州 | 151.68 |
| 23 | 愛媛県 | 2482 | 四国 | 194.51 |
| 24 | 滋賀県 | 2461 | 近畿 | 175.53 |
| 25 | 栃木県 | 2456 | 関東 | 130.29 |
| 26 | 香川県 | 2442 | 四国 | 266.3 |
| 27 | 福島県 | 2341 | 東北 | 134.31 |
| 28 | 三重県 | 2325 | 近畿 | 135.89 |
| 29 | 和歌山県 | 2308 | 近畿 | 262.27 |
| 30 | 沖縄県 | 2153 | 九州 | 146.86 |
| 31 | 宮崎県 | 2087 | 九州 | 202.03 |
| 32 | 長崎県 | 1951 | 九州 | 155.83 |
| 33 | 大分県 | 1931 | 九州 | 177.97 |
| 34 | 山口県 | 1491 | 中国 | 116.39 |
| 35 | 山梨県 | 1413 | 中部 | 178.63 |
| 36 | 石川県 | 1357 | 中部 | 123.59 |
| 37 | 徳島県 | 1274 | 四国 | 185.99 |
| 38 | 岩手県 | 1251 | 東北 | 109.26 |
| 39 | 佐賀県 | 1125 | 九州 | 142.77 |
| 40 | 秋田県 | 988 | 東北 | 110.14 |
| 41 | 富山県 | 975 | 中部 | 97.79 |
| 42 | 高知県 | 951 | 四国 | 144.97 |
| 43 | 山形県 | 929 | 東北 | 91.89 |
| 44 | 島根県 | 841 | 中国 | 131.0 |
| 45 | 青森県 | 832 | 東北 | 71.42 |
| 46 | 福井県 | 790 | 中部 | 106.9 |
| 47 | 鳥取県 | 627 | 中国 | 118.08 |
はり師・きゅう師が多い5都府県
はり師・きゅう師が多い上位5都府県です。
東京都は4万5,214人、大阪府は3万3,483人、神奈川県は3万1,144人、埼玉県は1万2,922人、愛知県は1万2,831人でした。
東京都は2位の大阪府の1.35倍あります。
6位以下は兵庫県1万2,630人、千葉県1万1,490人、北海道9,454人と続きます。
上位3都府県で全国の41.2パーセント、上位5都府県で50.9パーセント、上位10都道府県で69.7パーセント。
上位5だけで全国の半分を超えます。
人口あたりの1位は大阪府、青森県とは5.4倍の差
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下ははり師・きゅう師数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直しても、都市部が上位に残ります。
1位は大阪府の382.4人、2位は京都府343.2人、3位は神奈川県337.6人、4位は東京都318.9人。
5位は香川県266.3人、6位は和歌山県262.3人と続きます。
逆に人口あたりの下位は青森県71.4人、山形県91.9人、富山県97.8人、福井県106.9人。
大阪府と青森県では5.4倍の開きです。
実数1位の東京都は人口あたりでは4位、実数2位の大阪府が1位に立ちます。
柔道整復師でも大阪府が人口あたり1位でしたから、2つの資格で同じ県が上位に来ることになります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、近畿7府県が254.2人で最も多く、東北6県が108.2人で最も少なくなります。
関東7都県202.4人、四国4県197.9人と続きました。
養成校の多くが都市部にあることや、施術所の開業が都市で成り立ちやすいことが関係していると考えられます。
ただしこの統計から働き方までは分かりません。
実数で見ると順位は変わる
はり師・きゅう師が少ない5県
はり師・きゅう師が少ない下位5県です。
鳥取県は627人、福井県は790人、青森県は832人、島根県は841人、山形県は929人でした。
東京都の4万5,214人とは72.1倍の差があります。
青森県は人口10万人あたりでも71.4人で最下位です。
1位の大阪府382.4人とは5.4倍の差があります。
実数でも人口あたりでも下位という県です。
47都道府県の中央値は2,461人。
平均は5,668.6人なので、平均が中央値の2.3倍です。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。
関東7都県が全国の41.0パーセント、近畿7府県が24.4パーセント、中部9県が12.2パーセント、九州・沖縄8県が8.8パーセントと続きます。
少ないほうは中国5県が3.9パーセント、北海道が3.5パーセント、東北6県が3.5パーセント、四国4県が2.7パーセントでした。
関東7都県と近畿7府県の2地方で65.4パーセントを占めます。
人口10万人あたりの平均で見ても、近畿7府県が254.2人で1位、関東7都県が202.4人で2位、四国4県が197.9人で3位。
東北6県は108.2人で最下位でした。
実数でも人口あたりでも近畿と関東が上位という、はっきりした都市型の指標です。
このグラフについての豆知識
2つの資格を合わせた数
はり師ときゅう師は別々の国家資格ですが、両方を持つ人が多いため、この指標では合わせて数えています。
あん摩マッサージ指圧師は別に集計されます。
柔道整復師も別の資格です。
柔道整復師の3倍以上
全国26万6,423人は、柔道整復師の78,827人の3.4倍。
同じ施術系の資格でも、はり師・きゅう師のほうがずっと多くなります。
どちらも人口10万人あたりで大阪府が1位という点は共通します。
大阪府ははり師・きゅう師382.4人、柔道整復師109.3人でした。
数字は2022年のものです。
10年前とくらべると
全国のはり師・きゅう師数は、2012年の199,999人から2022年の266,423人へ、この10年でおよそ33%増えました。
1位は2012年も東京都で、10年たっても変わっていません。
伸びがいちばん大きかったのは神奈川県で、103%増でした。
順位の並びがにている記事
はり師・きゅう師数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
0.98という高い相関を示したのが【はり・きゅうの施術所】全国9万1,415施設、身近な選択肢でした。
最も食い違ったのは【ホームセンターの数】を人口あたりで比べると約8倍の差、都市部ほど少なくなります(順位相関-0.76)でした。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見たはり師・きゅう師数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 2977 | 青森県 832 |
| 関東 | 東京都 45214 | 栃木県 2456 |
| 中部 | 愛知県 12831 | 福井県 790 |
| 近畿 | 大阪府 33483 | 和歌山県 2308 |
| 中国 | 広島県 4598 | 鳥取県 627 |
| 四国 | 愛媛県 2482 | 高知県 951 |
| 九州 | 福岡県 7936 | 佐賀県 1125 |
まとめ
はり師ときゅう師の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で4万5,214人、最も少ない鳥取県で627人でした。
上位3都府県で全国の41.2パーセントを占めます。
はり師・きゅう師数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、2つの資格を合わせた数であること。
2つ目は、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師は別に集計されること。
3つ目は2022年の数字であることです。
人口10万人あたりでは大阪府382.4人が1位、青森県71.4人が47位で5.4倍の開き。
実数1位の東京都は4位でした。
地方別の人口あたり平均は近畿7府県254.2人が最多、東北6県108.2人が最少。
柔道整復師と同じく、都市型の指標でした。
柔道整復師や医療従事者数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードI6902(はり・きゅう師数)の2022年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードI6902(はり・きゅう師数)の2022年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
