【整形外科を掲げる診療所】全国1万2,298施設、高齢期の通い先

【整形外科を掲げる診療所】全国1万2,298施設、高齢期の通い先

腰やひざの痛みで通う整形外科の診療所は、全国にどれくらいあるのでしょうか。
整形外科を掲げる一般診療所の数を47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の医療施設静態調査、2023年の数字。

東京都が1,554施設で1位。
47都道府県の平均は261.7施設、中央値は169施設です。
1位と47位の間には25.5倍の開き、人口10万人あたりでは2.1倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

262施設

整形外科を掲げる一般診療所数(2023年)

最も多い 東京都

1,554施設

最も少ない 高知県

61施設

地図で見る

整形外科を掲げる一般診療所数(2023年)
整形外科を掲げる一般診療所数(2023年) 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)(厚生労働省)をもとに作成。単位は施設。 北海道 345施設青森 108施設岩手 111施設宮城 199施設秋田 77施設山形 103施設福島 189施設茨城 244施設栃木 183施設群馬 169施設埼玉 557施設千葉 469施設東京 1,554施設神奈川 781施設新潟 160施設富山 90施設石川 106施設福井 74施設山梨 87施設長野 174施設岐阜 213施設静岡 289施設愛知 633施設三重 183施設滋賀 137施設京都 305施設大阪 1,202施設兵庫 614施設奈良 163施設和歌山 114施設鳥取 66施設島根 64施設岡山 175施設広島 307施設山口 138施設徳島 96施設香川 113施設愛媛 136施設高知 61施設福岡 569施設佐賀 78施設長崎 181施設熊本 178施設大分 92施設宮崎 114施設鹿児島 173施設沖縄 124施設
整形外科を掲げる一般診療所数(施設)
整形外科を掲げる一般診療所数(2023年)
項目整形外科を掲げる一般診療所数
北海道345施設
青森県108施設
岩手県111施設
宮城県199施設
秋田県77施設
山形県103施設
福島県189施設
茨城県244施設
栃木県183施設
群馬県169施設
埼玉県557施設
千葉県469施設
東京都1,554施設
神奈川県781施設
新潟県160施設
富山県90施設
石川県106施設
福井県74施設
山梨県87施設
長野県174施設
岐阜県213施設
静岡県289施設
愛知県633施設
三重県183施設
滋賀県137施設
京都府305施設
大阪府1,202施設
兵庫県614施設
奈良県163施設
和歌山県114施設
鳥取県66施設
島根県64施設
岡山県175施設
広島県307施設
山口県138施設
徳島県96施設
香川県113施設
愛媛県136施設
高知県61施設
福岡県569施設
佐賀県78施設
長崎県181施設
熊本県178施設
大分県92施設
宮崎県114施設
鹿児島県173施設
沖縄県124施設

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、愛知県、兵庫県が続きます。
淡いのは高知県、島根県、鳥取県でした。

47都道府県の平均は261.7施設、中央値は169施設です。
東京都の1,554施設は平均の5.9倍にあたります。

上位3で28.8パーセント、1位と47位で25.5倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと長崎県が14.46施設で最も多く、開きは2.1倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは16位、人口あたり1位の長崎県は実数では19位でした。

順位都道府県整形外科を掲げる一般診療所数(施設)地方人口10万人あたりの整形外科を掲げる一般診療所数
1東京都1554関東10.96
2大阪府1202近畿13.73
3神奈川県781関東8.47
4愛知県633中部8.49
5兵庫県614近畿11.5
6福岡県569九州11.17
7埼玉県557関東7.6
8千葉県469関東7.5
9北海道345北海道6.84
10広島県307中国11.31
11京都府305近畿12.1
12静岡県289中部8.19
13茨城県244関東8.7
14岐阜県213中部11.12
15宮城県199東北8.85
16福島県189東北10.84
17三重県183近畿10.7
17栃木県183関東9.71
19長崎県181九州14.46
20熊本県178九州10.49
21岡山県175中国9.56
22長野県174中部8.76
23鹿児島県173九州11.29
24群馬県169関東8.94
25奈良県163近畿12.68
26新潟県160中部7.62
27山口県138中国10.77
28滋賀県137近畿9.77
29愛媛県136四国10.66
30沖縄県124九州8.46
31宮崎県114九州11.04
31和歌山県114近畿12.95
33香川県113四国12.32
34岩手県111東北9.69
35青森県108東北9.27
36石川県106中部9.65
37山形県103東北10.19
38徳島県96四国14.01
39大分県92九州8.48
40富山県90中部9.03
41山梨県87中部11
42佐賀県78九州9.9
43秋田県77東北8.58
44福井県74中部10.01
45鳥取県66中国12.43
46島根県64中国9.97
47高知県61四国9.3
医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)(2023年、厚生労働省)をもとに作成

地方別に見る

地方別の平均(整形外科を掲げる一般診療所数)
地方別の平均(整形外科を掲げる一般診療所数) 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)(2023年) 0100200300400500北海道: 345施設345施設東北: 131施設131施設関東: 565施設565施設中部: 203施設203施設近畿: 388施設388施設中国: 150施設150施設四国: 102施設102施設九州: 189施設189施設北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(整形外科を掲げる一般診療所数)
項目整形外科を掲げる一般診療所数の平均
北海道345施設
東北131施設
関東565施設
中部203施設
近畿388施設
中国150施設
四国102施設
九州189施設

整形外科の診療所は、人口あたりでは西日本で多くなります。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の32.2パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が22.1パーセント、中部9県が14.8パーセント、九州・沖縄8県が12.3パーセントと続きました。

少ないほうは東北6県が6.4パーセント、中国5県が6.1パーセント、四国4県が3.3パーセント、北海道が2.8パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
近畿7府県が12.4施設、四国4県が11.5施設、九州・沖縄8県が10.8施設の順に多く、最も少ないのは北海道が6.8施設です。

整形外科の診療所が多い上位5都府県

上位5都道府県の整形外科を掲げる一般診療所数
上位5都道府県の整形外科を掲げる一般診療所数 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)(2023年) 04008001,200東京都: 1,554施設1,554施設大阪府: 1,202施設1,202施設神奈川県: 781施設781施設愛知県: 633施設633施設兵庫県: 614施設614施設東京都大阪府神奈川県愛知県兵庫県
上位5都道府県の整形外科を掲げる一般診療所数
項目整形外科を掲げる一般診療所数
東京都1,554施設
大阪府1,202施設
神奈川県781施設
愛知県633施設
兵庫県614施設
下位5都道府県の整形外科を掲げる一般診療所数
下位5都道府県の整形外科を掲げる一般診療所数 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)(2023年) 010203040506070高知県: 61施設61施設島根県: 64施設64施設鳥取県: 66施設66施設福井県: 74施設74施設秋田県: 77施設77施設高知県島根県鳥取県福井県秋田県
下位5都道府県の整形外科を掲げる一般診療所数
項目整形外科を掲げる一般診療所数
高知県61施設
島根県64施設
鳥取県66施設
福井県74施設
秋田県77施設

整形外科の診療所が多い上位5都府県です。

東京都は1,554施設、大阪府は1,202施設、神奈川県は781施設でした。
東京都は2位の大阪府の1.29倍です。

4位は愛知県で633施設、5位は兵庫県で614施設。
上位5で全国の38.9パーセント、上位3で28.8パーセント、上位10で57.2パーセントでした。

1位だけで12.6パーセントを占めます。
47都道府県の平均は261.7施設なので、1位は平均の5.9倍。
中央値の169施設と比べると9.2倍にあたります。

6位以下は福岡県で569施設、埼玉県で557施設、千葉県で469施設と続きました。

2位と3位の差は421施設、3位と4位の差は148施設でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の61.1パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると2,756施設。
これだけで全国の22.4パーセントにあたります。

1位だけで全国の12.6パーセントを占めました。
人口の多さに沿った並びです。

人口あたりでは長崎県が1位です

以下は、整形外科を掲げる診療所の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は長崎県の14.46施設、2位は徳島県14.01施設、3位は大阪府13.73施設。

4位以下は和歌山県、奈良県と続きます。
逆に人口あたりの下位は千葉県7.5施設、北海道6.84施設。
長崎県と北海道では2.1倍の開きです。

人口あたりの1位は長崎県で、西日本の県が上位に並びます。
実数1位の東京都は人口あたりでは16位です。

高齢の人ほど整形外科にかかる機会が増えます。
高齢化の進む西日本で人口あたりの施設が厚いのは、需要に応えた形と読めます。

当サイトの診療所の骨密度検査の記事とあわせて見てみてください。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、近畿7府県が12.4施設で最も多く、北海道が6.8施設で最も少なくなります。
四国4県11.5施設と九州・沖縄8県10.8施設がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの整形外科を掲げる一般診療所数の上位5都道府県
人口10万人あたりの整形外科を掲げる一般診療所数の上位5都道府県 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)(2023年) 02468101214長崎県: 14.514.5徳島県: 14.014.0大阪府: 13.713.7和歌山県: 13.013.0奈良県: 12.712.7長崎県徳島県大阪府和歌山県奈良県
人口10万人あたりの整形外科を掲げる一般診療所数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの整形外科を掲げる一般診療所数
長崎県14.5
徳島県14.0
大阪府13.7
和歌山県13.0
奈良県12.7

整形外科の診療所が少ない下位5県

整形外科の診療所が少ない下位5県です。

47位の高知県は61施設、46位の島根県は64施設、45位の鳥取県は66施設でした。
1位の東京都とは25.5倍の差があります。

44位は福井県で74施設、43位は秋田県で77施設、42位は佐賀県で78施設と続きます。

25.5倍という開きです。
人口の差より少し大きい水準です。

47都道府県の中央値は169施設。
平均は261.7施設なので、平均が中央値の1.5倍です。

47位の高知県は平均の23.3パーセント、中央値の36.1パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の2.8パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで12.6パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の高知県は、1位の東京都の3.93パーセントにあたる水準です。

46位との差は3施設、45位との差は5施設でした。
1位の東京都と47位の高知県の間には1,493施設の開きがあります。

このグラフについての豆知識

全国に1万2千施設

整形外科を掲げる一般診療所は全国で1万2,298施設。
内科に次ぐ規模の、身近な診療科のひとつです。

リハビリ室を併設する施設が多く、高齢期の「通い先」として大きな役割を担っています。

診療科目は重複計上

この記事の数字は、その診療科目を「掲げている」施設の数です。
内科と小児科を両方掲げる診療所は、それぞれの科目に1つずつ数えられます(重複計上)。

医療施設静態調査は3年ごとの調査で、これは2023年(令和5年)10月1日時点のものです。

施設の所在地で数えるため、県境をこえて通院する人のぶんは施設のある県に計上されます。

数字の開き

1位の東京都は1,554施設、47位の高知県は61施設。
両者の間には25.5倍の開きがあります。
上位3で全国の28.8パーセント、上位10で57.2パーセントを占めます。

中央値は169施設、平均は261.7施設です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと2.1倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

整形外科を掲げる診療所の数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

0.97という高い相関を示したのが【眼科を掲げる診療所】全国8,222施設、都市部で厚いでした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【図書館の数】が多い県ほど本を読むのか、47都道府県のデータで確かめました(相関-0.75)でした。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た整形外科を掲げる一般診療所数

地方最も多い(施設)最も少ない(施設)
東北宮城県 199秋田県 77
関東東京都 1554群馬県 169
中部愛知県 633福井県 74
近畿大阪府 1202和歌山県 114
中国広島県 307島根県 64
四国愛媛県 136高知県 61
九州福岡県 569佐賀県 78
医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)(2023年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

整形外科を掲げる診療所の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,554施設、最も少ない高知県で61施設でした。
1位と47位の間には25.5倍の開きがあります。

上位3で全国の28.8パーセント、上位10で57.2パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は169施設、平均は261.7施設でした。
人口10万人あたりに直すと2.1倍の開きになります。

ここまでの整形外科を掲げる診療所の数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、科目を掲げる施設の重複計上であること。
2つ目は、施設の所在地で数えた数字であること。
3つ目は2023年の数字であることです。

人口10万人あたりでは長崎県が14.46施設で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは16位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の32.2パーセントで最多、人口10万人あたりでは近畿7府県が12.4施設で最多でした。
診療所の骨密度検査や転倒・転落の死亡数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)
  • 調査年: 2023年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004024888
  • 備考: 診療科目に整形外科を掲げる一般診療所の数(重複計上)。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 診療科目に整形外科を掲げる一般診療所の数(重複計上)。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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