生まれたときの体重が2500g未満だった赤ちゃんは、全国で70,151人。
同じ年の出生数のおよそ1割にあたります。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。
東京都が8,187人で1位。
47都道府県の平均は1,492.6人、中央値は910人です。
1位と47位の差は26.2倍、人口10万人あたりに直すと2.7倍でした。
47都道府県の単純平均
1,493人
2500g未満の出生数(2023年)
最も多い 東京都
8,187人
最も少ない 徳島県
313人
2500g未満で生まれた赤ちゃんが多い5都府県
2500g未満で生まれた赤ちゃんが多い上位5都府県です。
東京都は8,187人、神奈川県は5,221人、大阪府は5,059人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.57倍です。
4位は愛知県で4,936人、5位は埼玉県で3,957人。
上位5で全国の39パーセント、上位3で26.3パーセント、上位10で59.2パーセントでした。
1位だけで11.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は1,492.6人なので、1位は平均の5.5倍。
中央値の910人と比べると9.0倍にあたります。
6位以下は福岡県で3,423人、千葉県で3,353人、兵庫県で3,044人と続きました。
2位と3位の差は162人、3位と4位の差は123人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の61パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると13,408人。
これだけで全国の19.1パーセントにあたります。
実数は出生数そのものに比例します。
子どもが多く生まれる都府県ほど、この数も大きくなります。
人口あたりでは沖縄県が最も高くなります
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
2500g未満で生まれた赤ちゃんの数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、沖縄県が最も高くなります。
1位は沖縄県の103.41人、2位は鹿児島県70.11人、3位は福岡県67.08人。
4位以下は愛知県、滋賀県と続きます。
逆に人口あたりの下位は青森県41.22人、秋田県38.51人。
沖縄県と秋田県では2.7倍の開きです。
沖縄県は出生率そのものが全国で最も高い県です。
生まれる子どもが多ければ、この数も自然に増えます。
人口あたりの数字には、その影響が含まれます。
低出生体重で生まれる割合は、母親の年齢や体格、多胎かどうか、喫煙などさまざまな要因が関わるとされています。
県ごとの差の原因を1つに絞ることはできません。
この記事の数字は出生数あたりの割合ではなく、人口あたりの実数です。
割合を見たい場合は、同じ年の出生数と突き合わせる必要があります。
実数の26.2倍に対し、人口あたりでは2.7倍でした。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が67.3人で最も多く、東北6県が47人で最も少なくなります。
中部9県58人と中国5県57.5人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
2500g未満で生まれた赤ちゃんが少ない5県
2500g未満で生まれた赤ちゃんが少ない下位5県です。
47位の徳島県は313人、46位の鳥取県は327人、45位の高知県は346人でした。
1位の東京都とは26.2倍の差があります。
44位は秋田県で352人、43位は島根県で399人、42位は和歌山県で439人と続きます。
出生数の差とほぼ同じ大きさです。
この指標は人口あたりで見ないと意味が読み取れません。
47都道府県の中央値は910人。
平均は1,492.6人なので、平均が中央値の1.6倍です。
47位の徳島県は平均の21.0パーセント、中央値の34.4パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.5パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで11.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の徳島県は、1位の東京都の3.82パーセントにあたる水準です。
46位との差は14人、45位との差は33人でした。
1位の東京都と47位の徳島県の間には7,874人の開きがあります。
地方別に見る
低出生体重児の数は、出生数の分布に沿います。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の34.5パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.5パーセント、中部9県が17.1パーセント、九州・沖縄8県が13.5パーセントと続きました。
少ないほうは中国5県が5.8パーセント、東北6県が5.6パーセント、北海道が3.5パーセント、四国4県が2.5パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
九州・沖縄8県が67.3人、中部9県が58人、中国5県が57.5人の順に多く、最も少ないのは東北6県が47人です。
地図で見る
| 項目 | 2500g未満の出生数 |
|---|---|
| 北海道 | 2,468人 |
| 青森県 | 488人 |
| 岩手県 | 488人 |
| 宮城県 | 1,238人 |
| 秋田県 | 352人 |
| 山形県 | 458人 |
| 福島県 | 883人 |
| 茨城県 | 1,469人 |
| 栃木県 | 1,030人 |
| 群馬県 | 963人 |
| 埼玉県 | 3,957人 |
| 千葉県 | 3,353人 |
| 東京都 | 8,187人 |
| 神奈川県 | 5,221人 |
| 新潟県 | 1,081人 |
| 富山県 | 531人 |
| 石川県 | 625人 |
| 福井県 | 445人 |
| 山梨県 | 478人 |
| 長野県 | 1,021人 |
| 岐阜県 | 1,033人 |
| 静岡県 | 1,875人 |
| 愛知県 | 4,936人 |
| 三重県 | 910人 |
| 滋賀県 | 878人 |
| 京都府 | 1,363人 |
| 大阪府 | 5,059人 |
| 兵庫県 | 3,044人 |
| 奈良県 | 609人 |
| 和歌山県 | 439人 |
| 鳥取県 | 327人 |
| 島根県 | 399人 |
| 岡山県 | 1,025人 |
| 広島県 | 1,650人 |
| 山口県 | 662人 |
| 徳島県 | 313人 |
| 香川県 | 454人 |
| 愛媛県 | 648人 |
| 高知県 | 346人 |
| 福岡県 | 3,423人 |
| 佐賀県 | 494人 |
| 長崎県 | 716人 |
| 熊本県 | 988人 |
| 大分県 | 588人 |
| 宮崎県 | 631人 |
| 鹿児島県 | 1,086人 |
| 沖縄県 | 1,518人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県が続きます。
淡いのは徳島県、鳥取県、高知県でした。
47都道府県の平均は1,492.6人、中央値は910人です。
東京都の8,187人は平均の5.5倍にあたります。
上位3で26.3パーセント、1位と47位で26.2倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと沖縄県が103.41人で最も多く、開きは2.7倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは13位、人口あたり1位の沖縄県は実数では12位でした。
| 順位 | 都道府県 | 2500g未満の出生数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの2500g未満の出生数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 8187 | 関東 | 58.12 |
| 2 | 神奈川県 | 5221 | 関東 | 56.57 |
| 3 | 大阪府 | 5059 | 近畿 | 57.73 |
| 4 | 愛知県 | 4936 | 中部 | 66.02 |
| 5 | 埼玉県 | 3957 | 関東 | 53.98 |
| 6 | 福岡県 | 3423 | 九州 | 67.08 |
| 7 | 千葉県 | 3353 | 関東 | 53.59 |
| 8 | 兵庫県 | 3044 | 近畿 | 56.69 |
| 9 | 北海道 | 2468 | 北海道 | 48.47 |
| 10 | 静岡県 | 1875 | 中部 | 52.74 |
| 11 | 広島県 | 1650 | 中国 | 60.26 |
| 12 | 沖縄県 | 1518 | 九州 | 103.41 |
| 13 | 茨城県 | 1469 | 関東 | 52.00 |
| 14 | 京都府 | 1363 | 近畿 | 53.77 |
| 15 | 宮城県 | 1238 | 東北 | 54.68 |
| 16 | 鹿児島県 | 1086 | 九州 | 70.11 |
| 17 | 新潟県 | 1081 | 中部 | 50.85 |
| 18 | 岐阜県 | 1033 | 中部 | 53.50 |
| 19 | 栃木県 | 1030 | 関東 | 54.30 |
| 20 | 岡山県 | 1025 | 中国 | 55.50 |
| 21 | 長野県 | 1021 | 中部 | 50.95 |
| 22 | 熊本県 | 988 | 九州 | 57.81 |
| 23 | 群馬県 | 963 | 関東 | 50.63 |
| 24 | 三重県 | 910 | 近畿 | 52.69 |
| 25 | 福島県 | 883 | 東北 | 49.97 |
| 26 | 滋賀県 | 878 | 近畿 | 62.40 |
| 27 | 長崎県 | 716 | 九州 | 56.51 |
| 28 | 山口県 | 662 | 中国 | 51.00 |
| 29 | 愛媛県 | 648 | 四国 | 50.19 |
| 30 | 宮崎県 | 631 | 九州 | 60.56 |
| 31 | 石川県 | 625 | 中部 | 56.36 |
| 32 | 奈良県 | 609 | 近畿 | 46.99 |
| 33 | 大分県 | 588 | 九州 | 53.65 |
| 34 | 富山県 | 531 | 中部 | 52.73 |
| 35 | 佐賀県 | 494 | 九州 | 62.14 |
| 36 | 岩手県 | 488 | 東北 | 41.96 |
| 36 | 青森県 | 488 | 東北 | 41.22 |
| 38 | 山梨県 | 478 | 中部 | 60.05 |
| 39 | 山形県 | 458 | 東北 | 44.64 |
| 40 | 香川県 | 454 | 四国 | 49.03 |
| 41 | 福井県 | 445 | 中部 | 59.81 |
| 42 | 和歌山県 | 439 | 近畿 | 49.22 |
| 43 | 島根県 | 399 | 中国 | 61.38 |
| 44 | 秋田県 | 352 | 東北 | 38.51 |
| 45 | 高知県 | 346 | 四国 | 51.95 |
| 46 | 鳥取県 | 327 | 中国 | 60.89 |
| 47 | 徳島県 | 313 | 四国 | 45.04 |
このグラフについての豆知識
低出生体重児とは
生まれたときの体重が2500g未満の赤ちゃんを低出生体重児と呼びます。
1500g未満は極低出生体重児、1000g未満は超低出生体重児です。
日本では出生数のおよそ9〜10パーセントがこれにあたり、先進国のなかでは高い水準が続いています。
人口あたりで見る理由
実数は出生数の多い都府県ほど大きくなります。
地域差を読むには人口あたりに直す必要があります。
ただし人口あたりの数字にも出生率の差が含まれます。
低出生体重の割合そのものを見たい場合は、出生数で割った値を使います。
数字の開き
1位の東京都は8,187人、47位の徳島県は313人で、その差は26.2倍です。
上位3で全国の26.3パーセント、上位10で59.2パーセントを占めます。
中央値は910人、平均は1,492.6人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと開きは2.7倍。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の2500g未満で生まれた赤ちゃんの数は、2013年の98,622人から2023年の70,150人へ、この10年でおよそ29%減りました。
10年前も先頭は東京都です。
顔ぶれは変わりませんでした。
県ごとに見ると、減り方がいちばん小さかったのは富山県で16%減でした。
順位の並びがにている記事
2500g未満で生まれた赤ちゃんの数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
0.99という高い相関を示したのが【妊娠の届出数】全国75万992人、人口あたりでは沖縄県が最多でした。
最も食い違ったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.78)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た2500g未満の出生数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1238 | 秋田県 352 |
| 関東 | 東京都 8187 | 群馬県 963 |
| 中部 | 愛知県 4936 | 福井県 445 |
| 近畿 | 大阪府 5059 | 和歌山県 439 |
| 中国 | 広島県 1650 | 鳥取県 327 |
| 四国 | 愛媛県 648 | 徳島県 313 |
| 九州 | 福岡県 3423 | 佐賀県 494 |
まとめ
2500g未満で生まれた赤ちゃんの数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で8,187人、最も少ない徳島県で313人でした。
1位と47位の差は26.2倍です。
上位3で全国の26.3パーセント、上位10で59.2パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は910人、平均は1,492.6人でした。
人口10万人あたりに直すと、開きは2.7倍まで縮みます。
ここまでの2500g未満で生まれた赤ちゃんの数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、出生数あたりの割合ではないこと。
2つ目は、出生率の差が数字に含まれること。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでは沖縄県が103.41人で最多。
出生率の高さが反映されています。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の34.5パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が67.3人で最多でした。
産婦人科の医師数や妊娠の届出数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードI8401(2500g未満の出生数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードI8401(2500g未満の出生数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値
